2,586 / 3,215
轟翡翠 Ⅱ
しおりを挟む
「創世の科学」は壊滅し(トラが全部潰しやがった)、俺は外道会の方を主に追うことになった。
もちろん、俺の他にも大勢の刑事や警察官が探している。
俺は彼らと連携を取りながら動いているのだが、実は俺には上司がいないし部署すらない。
早乙女さんの直属であり、完全に遊撃隊的な立ち位置だ。
「アドヴェロス」という括りの中ではあるのだが、チームは無いのだ。
それは、早乙女さんが俺の捜査能力を高く評価してくれていることがあり、また俺という存在を最大限に生かそうとしてくれているためだ。
実は警察組織は硬直することが多い。
上司の判断もそうだし、同僚とのしがらみもある。
だから外部からの干渉を受けることも多いし、上が判断を誤ればもう修正する力はない。
長い警察の組織の中で、伝説的な刑事たちもいた。
彼らは例外なく反骨精神を持ち、組織の枠に収まらなかった人間たちだ。
多分、そういうことを早乙女さんが考えてくれている。
俺が多少なりとも刑事時代に実績があったのは、和久井署長と言う類稀な人格者がいたことと、その上に更に小島将軍という日本最高の権力者が後ろ盾になってくれていたからだ。
俺はトラのいた街を護るために、懸命に動いた。
その経験が、今、評価に繋がっているのだろう。
北海道から逃げ延びたライカンスロープたちは、外道会の息の掛かった連中が運び込んだらしい。
それはロシアのマフィア「ボルーチ・バロータ」に繋がっている。
トラたちもまだ「ボルーチ・バロータ」の実態は掴んでいなかった。
相当硬く深い組織のようだ。
外道会はまともなヤクザですら出来ないはみ出し者の集団だ。
だから組織として動けるのかとも思っていた。
実際、最初の頃は「外道会」の看板はあっても、バラバラの集団だった。
寄せ集めであり、単に力のある連中がそれぞれ束ねていただけだ。
だから内部の組同士の争いも多かったし、いがみ合っていた。
それが、今では誰も本体を把握出来ない組になっていった。
トラはそれが「ボルーチ・バロータ」の影響下にあるためだと睨んでいる。
俺もそう思う。
どの組からもはみ出ていた連中を、力づくでまとめている奴がいる。
ヤサが割れている場所は、既にトラたちが潰していた。
外道会はトラたちにとって見過ごせない体質になっていたからだ。
「デミウルゴス」を流し、国内の「業」の勢力を支援する組織。
俺は慎重に捜査を進めて行った。
轟と初めて一緒に出掛けた。
新宿の歌舞伎町だ。
歌舞伎町には様々な人間が出入りする。
世界有数の歓楽街でもあり、以前はヤクザが大小林立して一般人から金やらを吸い上げていた。
新暴対法によってヤクザが激減し、今もいるがむしろ新興勢力が台頭し、またヤクザもフロントを出すようになっている。
キャバクラとホストクラブが大流行したせいで、裏社会の人間が一層苛烈に争っている。
だから歌舞伎町は人を吸い寄せる。
ヤクザ、マフィア、愚連隊といった裏社会の人間から、行き場を喪った若い連中も多いし、外国人も集まって来る。
享楽を供給する店が密集し、一般人がそれを求めて様々な場所から来る。
外道会もだ。
ヤクザはみんな酒と女が好きだ。
そして新宿の繁華街が大好きだ。
俺は轟を連れて、夜の歌舞伎町に出掛けた。
「ここは特殊な人間が集まってますね」
轟が俺の隣を歩きながら、周囲を警戒していた。
「刃物を所持した人間が結構います。中にはガンを持っている者も」
「おい、あまり周囲をジロジロ見るな。俺たちは遊びに来ているんだからな」
「分かりました」
「あまり目立つことはするな」
「はい」
俺の言っていることはすぐに呑み込んだ。
どこで誰が俺たちを見ているのか分からない。
俺たちが警察関連と見られれば、捜査がしにくくなる。
顔中にトライバルの刺青を入れた男と額に目の刺青を彫った女が楽しそうに話している。
そういう街なのだ。
身体のでかい外国人が集団でたむろし、キャッチの男たちが愛想よくカモを引っ掛けている。
キラキラのスーツの細身の男たちが、若い娘たちと話している。
狭い道が多いのに、でかいベンツやロールスロイスがクラクションを鳴らしながら走っている。
区役所通りに沿った駐車場で、ローティーンの少女2人がホストらしい男3人に絡まれているのが見えた。
男たちが少女たちを怒鳴っている。
その様子を見て、大体分かった。
男たちは少女たちをどこかの店に連れ出し、そこで支払えないほどの請求をするのだ。
家出少女たちがよく引っ掛かる。
彼女らは携帯を取り上げられ、どこかへ軟禁され売春なりをさせられる。
男たちが怒鳴っているのは、脅せば簡単に連れ込めると判断したからだ。
家出していることと、バックに誰もついていないことが会話の中で確認されたのだろう。
轟が俺を見た。
「佐野さん、助けますね」
「……」
俺は何も言わなかった。
轟はうなずいて、そのまま男たちに割って入った。
「その子たちを放しなさい」
「なんだ、てめぇは?」
「君たち、早く行きなさい」
「おい、勝手な真似をすんじゃねぇ!」
少女の一人を掴んでいた男の手を轟が捻り上げた。
男は小さな悲鳴を挙げて手を放す。
「さあ、早く行きなさい」
少女たちは礼も言わずに走り去った。
「おい、姉ちゃん、ただで済むと思うなよな?」
二人の男が正面に立ち、もう一人が轟の背後に回った。
あいつら、ホストのくせに慣れてやがる。
これまでも何度も力づくで少女たちを攫ったのだろう。
後ろの男が腰から何かを出した。
30センチほどのしなる太い棒状のもの。
ブラックジャックか。
鉛やパチンコ玉などを革に包んで、外傷を負わせずに相手にダメージを与える武器だ。
二人の男が轟を罵りながら、後ろの男がブラックジャックを振り上げた。
後ろの男が吹っ飛んだ。
轟の後ろ蹴りだ。
轟は後ろにも目があるのだ。
高感度のレーダーやソナーなどで常に全空間を把握している。
同時に前の二人も地面にしゃがんだ。
そっちは何をしたのか分からない。
俺が近付くと轟が頭を下げた。
「すみません」
「いいよ」
「こいつら、どうしましょうか?」
「俺に任せろ」
轟は俺の名前も呼ばないし、警察という単語も使わなかった。
いい判断だ。
俺は電話で千万組の人間を呼んだ。
場所を言うと、すぐに人間を回すと言って来た。
本当に2分でバンに乗った2人の男が来た。
「こいつらですね」
「ああ、素性を聞いておいてくれ」
「分かりました」
手慣れた様子で男たちを連れて行く。
俺と轟はまた歩き出した。
「さっきの方たちは?」
「ああ、千万組の連中だ。この辺を取り仕切っている」
「ああ、なるほど!」
早乙女さんから、新宿でトラブルがあった場合は千万組に連絡するように言われていた。
トラの下の連中で、元は北関東最大のヤクザだったが、今はまっとうな商売をしている。
まあ、グレーな部分もあるが、それは仕方がない。
「あの、佐野さん。さっきは勝手に飛び出してすみませんでした」
「いいさ。お前は俺に一度断っただろう?」
「ええ、でも承諾は」
「俺が止めなかったんだ。あれでいいんだよ」
「そうですか」
俺は轟という「人間」を観たかった。
あの少女たちを放置するのか助けるのか。
助けるのならば、どういう助け方をするのか。
「俺たちは警察官だ」
「はい」
「犯罪は見過ごせない。困った人は助けたい」
「はい」
「俺はよ、捜査のために困っている人間を放置するような奴は嫌いだ」
「え?」
「轟、お前、いい奴だな!」
「佐野さん!」
轟が嬉しそうに俺に微笑み、俺の腕を組んだ。
「おい!」
「いいじゃないですか! 上司と部下の不倫みたいですよ?」
「お前、どこでそんなことを!」
「エヘヘヘヘヘ!」
まあ、轟が嬉しそうなのでそのまま歩いた。
美しい轟を見て、みんなが俺を羨ましそうに見ていた。
「おい、情報屋のいる店はそこだ」
「はい!」
雑居ビルの4階に上がった。
もちろん、俺の他にも大勢の刑事や警察官が探している。
俺は彼らと連携を取りながら動いているのだが、実は俺には上司がいないし部署すらない。
早乙女さんの直属であり、完全に遊撃隊的な立ち位置だ。
「アドヴェロス」という括りの中ではあるのだが、チームは無いのだ。
それは、早乙女さんが俺の捜査能力を高く評価してくれていることがあり、また俺という存在を最大限に生かそうとしてくれているためだ。
実は警察組織は硬直することが多い。
上司の判断もそうだし、同僚とのしがらみもある。
だから外部からの干渉を受けることも多いし、上が判断を誤ればもう修正する力はない。
長い警察の組織の中で、伝説的な刑事たちもいた。
彼らは例外なく反骨精神を持ち、組織の枠に収まらなかった人間たちだ。
多分、そういうことを早乙女さんが考えてくれている。
俺が多少なりとも刑事時代に実績があったのは、和久井署長と言う類稀な人格者がいたことと、その上に更に小島将軍という日本最高の権力者が後ろ盾になってくれていたからだ。
俺はトラのいた街を護るために、懸命に動いた。
その経験が、今、評価に繋がっているのだろう。
北海道から逃げ延びたライカンスロープたちは、外道会の息の掛かった連中が運び込んだらしい。
それはロシアのマフィア「ボルーチ・バロータ」に繋がっている。
トラたちもまだ「ボルーチ・バロータ」の実態は掴んでいなかった。
相当硬く深い組織のようだ。
外道会はまともなヤクザですら出来ないはみ出し者の集団だ。
だから組織として動けるのかとも思っていた。
実際、最初の頃は「外道会」の看板はあっても、バラバラの集団だった。
寄せ集めであり、単に力のある連中がそれぞれ束ねていただけだ。
だから内部の組同士の争いも多かったし、いがみ合っていた。
それが、今では誰も本体を把握出来ない組になっていった。
トラはそれが「ボルーチ・バロータ」の影響下にあるためだと睨んでいる。
俺もそう思う。
どの組からもはみ出ていた連中を、力づくでまとめている奴がいる。
ヤサが割れている場所は、既にトラたちが潰していた。
外道会はトラたちにとって見過ごせない体質になっていたからだ。
「デミウルゴス」を流し、国内の「業」の勢力を支援する組織。
俺は慎重に捜査を進めて行った。
轟と初めて一緒に出掛けた。
新宿の歌舞伎町だ。
歌舞伎町には様々な人間が出入りする。
世界有数の歓楽街でもあり、以前はヤクザが大小林立して一般人から金やらを吸い上げていた。
新暴対法によってヤクザが激減し、今もいるがむしろ新興勢力が台頭し、またヤクザもフロントを出すようになっている。
キャバクラとホストクラブが大流行したせいで、裏社会の人間が一層苛烈に争っている。
だから歌舞伎町は人を吸い寄せる。
ヤクザ、マフィア、愚連隊といった裏社会の人間から、行き場を喪った若い連中も多いし、外国人も集まって来る。
享楽を供給する店が密集し、一般人がそれを求めて様々な場所から来る。
外道会もだ。
ヤクザはみんな酒と女が好きだ。
そして新宿の繁華街が大好きだ。
俺は轟を連れて、夜の歌舞伎町に出掛けた。
「ここは特殊な人間が集まってますね」
轟が俺の隣を歩きながら、周囲を警戒していた。
「刃物を所持した人間が結構います。中にはガンを持っている者も」
「おい、あまり周囲をジロジロ見るな。俺たちは遊びに来ているんだからな」
「分かりました」
「あまり目立つことはするな」
「はい」
俺の言っていることはすぐに呑み込んだ。
どこで誰が俺たちを見ているのか分からない。
俺たちが警察関連と見られれば、捜査がしにくくなる。
顔中にトライバルの刺青を入れた男と額に目の刺青を彫った女が楽しそうに話している。
そういう街なのだ。
身体のでかい外国人が集団でたむろし、キャッチの男たちが愛想よくカモを引っ掛けている。
キラキラのスーツの細身の男たちが、若い娘たちと話している。
狭い道が多いのに、でかいベンツやロールスロイスがクラクションを鳴らしながら走っている。
区役所通りに沿った駐車場で、ローティーンの少女2人がホストらしい男3人に絡まれているのが見えた。
男たちが少女たちを怒鳴っている。
その様子を見て、大体分かった。
男たちは少女たちをどこかの店に連れ出し、そこで支払えないほどの請求をするのだ。
家出少女たちがよく引っ掛かる。
彼女らは携帯を取り上げられ、どこかへ軟禁され売春なりをさせられる。
男たちが怒鳴っているのは、脅せば簡単に連れ込めると判断したからだ。
家出していることと、バックに誰もついていないことが会話の中で確認されたのだろう。
轟が俺を見た。
「佐野さん、助けますね」
「……」
俺は何も言わなかった。
轟はうなずいて、そのまま男たちに割って入った。
「その子たちを放しなさい」
「なんだ、てめぇは?」
「君たち、早く行きなさい」
「おい、勝手な真似をすんじゃねぇ!」
少女の一人を掴んでいた男の手を轟が捻り上げた。
男は小さな悲鳴を挙げて手を放す。
「さあ、早く行きなさい」
少女たちは礼も言わずに走り去った。
「おい、姉ちゃん、ただで済むと思うなよな?」
二人の男が正面に立ち、もう一人が轟の背後に回った。
あいつら、ホストのくせに慣れてやがる。
これまでも何度も力づくで少女たちを攫ったのだろう。
後ろの男が腰から何かを出した。
30センチほどのしなる太い棒状のもの。
ブラックジャックか。
鉛やパチンコ玉などを革に包んで、外傷を負わせずに相手にダメージを与える武器だ。
二人の男が轟を罵りながら、後ろの男がブラックジャックを振り上げた。
後ろの男が吹っ飛んだ。
轟の後ろ蹴りだ。
轟は後ろにも目があるのだ。
高感度のレーダーやソナーなどで常に全空間を把握している。
同時に前の二人も地面にしゃがんだ。
そっちは何をしたのか分からない。
俺が近付くと轟が頭を下げた。
「すみません」
「いいよ」
「こいつら、どうしましょうか?」
「俺に任せろ」
轟は俺の名前も呼ばないし、警察という単語も使わなかった。
いい判断だ。
俺は電話で千万組の人間を呼んだ。
場所を言うと、すぐに人間を回すと言って来た。
本当に2分でバンに乗った2人の男が来た。
「こいつらですね」
「ああ、素性を聞いておいてくれ」
「分かりました」
手慣れた様子で男たちを連れて行く。
俺と轟はまた歩き出した。
「さっきの方たちは?」
「ああ、千万組の連中だ。この辺を取り仕切っている」
「ああ、なるほど!」
早乙女さんから、新宿でトラブルがあった場合は千万組に連絡するように言われていた。
トラの下の連中で、元は北関東最大のヤクザだったが、今はまっとうな商売をしている。
まあ、グレーな部分もあるが、それは仕方がない。
「あの、佐野さん。さっきは勝手に飛び出してすみませんでした」
「いいさ。お前は俺に一度断っただろう?」
「ええ、でも承諾は」
「俺が止めなかったんだ。あれでいいんだよ」
「そうですか」
俺は轟という「人間」を観たかった。
あの少女たちを放置するのか助けるのか。
助けるのならば、どういう助け方をするのか。
「俺たちは警察官だ」
「はい」
「犯罪は見過ごせない。困った人は助けたい」
「はい」
「俺はよ、捜査のために困っている人間を放置するような奴は嫌いだ」
「え?」
「轟、お前、いい奴だな!」
「佐野さん!」
轟が嬉しそうに俺に微笑み、俺の腕を組んだ。
「おい!」
「いいじゃないですか! 上司と部下の不倫みたいですよ?」
「お前、どこでそんなことを!」
「エヘヘヘヘヘ!」
まあ、轟が嬉しそうなのでそのまま歩いた。
美しい轟を見て、みんなが俺を羨ましそうに見ていた。
「おい、情報屋のいる店はそこだ」
「はい!」
雑居ビルの4階に上がった。
1
あなたにおすすめの小説
付喪神狩
やまだごんた
キャラ文芸
古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。
容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。
自分に取り憑いた大口真神を引き連れ、同居中の相方・棚橋亨と繰り広げる現代異能バトル
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
Lucia(ルシア)変容者たち
おまつり
恋愛
人は、ときに自分の中に「もう一人の自分」を抱えて生きている。
それがもし、感情の揺らぎや、誰かとの触れ合いによって、男女の姿を入れ替える存在だったとしたら――。
カフェ『リベラ』を営むリアと、雑誌編集者の蓮。
二人は、特定の感情を抱くと性別が変わる「性別変容者」だった。
誰にも明かせない秘密を抱えながら生きてきた彼らは、互いの存在に出会い、初めて“同類”として心を通わせていく。
愛が深まるほど、境界は曖昧になる。
身体と心の輪郭は揺らぎ、「自分とは何者なのか」という問いが、静かに迫ってくる。
一方、過去に囚われ、自分自身を強く否定し続けてきたウェディングプランナー・景子と、まっすぐすぎるほど不器用な看護学生・ユウ。
彼らもまた、変容者として「変わること」と「失うこと」の狭間で、避けられない選択を迫られていく。
これは、誰の記憶にも残らないかもしれない“もう一人の自分”と共に生きながら、
それでも確かに残る愛を探し続けた人々の、静かなヒューマンドラマ。
※毎日20時に1章ずつ更新していく予定です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる