2,909 / 3,215
「アドヴェロス」合同演習 Ⅱ
しおりを挟む
マザーシップの広間(?)で桜大隊と「アドヴェロス」が挨拶する。
「早乙女さん、今日は宜しくお願いします」
「こちらこそ! お手数をお掛けしますが、本当に宜しくお願いします!」
早乙女が各メンバーを紹介していく。
「君が磯良君だね。噂は聞いているよ」
「いいえ、俺なんて。桜さん、宜しくお願いします」
「俺たちも石神家本家には行っているんだ。君とはすれ違いになってしまったけどね」
「そうなんですか!」
「虎白さんから君のことはいろいろと聞いている。今日は一緒に演習が出来て嬉しいよ」
「俺の方こそ!」
ルーとハーも桜大隊の面々とは親しい。
雪野さんと成瀬には強化外骨格「朧」を着てもらった。
ロボが珍しい雪野さんの姿に興奮して、何度も頭突きをしている。
自分の匂いを移しているのだ。
20分も話していると、「虎星」へ到着した。
あ、説明してなかったや。
全員を集めた。
「これから降りるのは「虎星」という惑星だ。大気の組成は地球と同じだから心配いらないぞ」
「石神、その「虎星」ってなんなんだ?」
「ああ、説明すると長くなるんでな。俺が「大銀河連合」から譲り受けた惑星なんだ。「テラフォーミング」をしているから、俺たちが行っても問題ない。ああ、凶暴な生物も多いから注意してな。俺の指定した範囲以外にはあまり行かないように」
「惑星! それに生物までいるのか!」
「そうだよ。テラフォーミング」だって言ったろ? 生き物がいなきゃ生きて行けねぇだろう」
「あ、ああ……」
もう通じていると思ったが、早乙女は宇宙に出ているとも思ってなかったようだ。
まあ、そうなるかぁー。
もちろん「テラフォーミング」の意味も分かってないだろう。
こいつは『テラフォーマーズ』も読んでねぇだろうからなぁ。
「じょ、じょーじ」
「?」
どうでもいいが。
でかい降下艇に乗り込んで、地表に降りた。
敢えて「虎星」を周回し、様々な景色を見せる。
「アドヴェロス」のハンターたちも、ソルジャーたちも目を見開いて驚いていた。
時々グランマザーが望遠で地表の詳細を見せる。
幾つか集落があった。
人間と同じ姿の者がおり、また獣の特徴のある人間もいた。
あの耳の長い連中はなんだ?
俺はどこかで見た記憶があるが、自分でも理由が分からない。
俺はあんな連中は知らない。
集落では、農作物をこさえているような場面もあった。
小さな集落で数十人単位だが、明らかに文明が芽生えている。
非常に粗末まものだが住居らしきものまであった。
以前に見た時とは大違いだ。
「おい、知的生命体が育ってんのかよ!」
「はい、以前に申し上げた通りに。石神様の「神素」が「魔素」に変換され、生物に多大な影響を及ぼしております」
なんか聴いた気はする。
「集落があるな?」
「そのようですね。わたくしも今回初めて目にしました。順調に進んでおりますね」
「順調ってなんだよ!」
「オホホホホホ」
笑うとこかよ!
「こうなるとよ、俺たちの訓練は場所を選ばないとなぁ」
「さようでございますね。でも誰もいない地域は幾らでもございますから」
「そうなのかよ」
まあ、任せるしかねぇ。
折角(?)育った文明の芽を摘みたくはねぇ。
今後どういう発展をするのかは分からんが、邪魔はしたくない。
降下艇は岩の多い荒れ地に着陸した。
確かに周囲に人間の気配は無い。
全員が地表に降り、準備を始めた。
「早乙女さん、ここはすげぇですね」
早霧が感嘆していた。
いきなり地球以外の惑星に来たのだ。
月着陸でさえも普通の人間には驚異的な体験だが、ここは外宇宙の惑星だ。
人類であり得ないことだが、残念ながら前人未到ではない。
俺も聖も、俺の子どもたちも石神家の連中も来ている。
ソルジャーたちには事前にちゃんと話してはいるが、やはり戸惑っていた。
だが、実を言うとそれほどの実感はない。
たかだか20分程の移動なのが主な原因だ。
秒読みも煩雑な機械操作も強烈な加速Gもなく、楽しく談笑している間にここまで来てしまった・
戸惑いの多くは、まさか自分たちが距離すら想像できない場所に来ていることの認識だ。
まあ、それでもやることは決まっている。
「それじゃあ始めっぞ!」
『はい!』
ルーが訓練全体の総指揮を執る。
ハーは演習中に危険なことが無いかを監視する。
早乙女と雪野さん、成瀬は俺と一緒に見ている。
みんな装備の準備などを始めた。
そしてデュールゲリエたちが簡単に周囲の地形を確認に飛んで行った。
「石神、あのさ」
「あんだよ!」
「俺には雪野さんとかみたいに、強化外骨格はないのか?」
「お前はモハメドがいんだろ!」
「あ、ああ、そうか」
「ふん!」
なんか着たかったらしい。
雪野さんと成瀬は「朧」のスムーズな動作を楽しんでいる。
ハーに動き方を教わってもう空も飛んでる。
早乙女がうらやましそうに見ていた。
まずは互いの戦力を知ることだ。
ソルジャーたちは「花岡」の第3階梯の「ブリューナク」や「トールハンマー」を出させる。
出力は抑えているが、大勢でのことなので周囲は凄まじいことになっている。
次いでハンターたちの戦力だ。
そちらは最大出力で出させる。
やはり磯良と愛鈴が別格だった。
溜めはあるが、磯良の奥義はすさまじい。
マントラを唱える時間さえ確保できれば、《地獄の悪魔》に対抗出来るようになるだろう。
愛鈴は全身のメタモルフォーゼで技を放った。
こちらも若干の集中の溜めの時間が必要だが、磯良と同じく、《地獄の悪魔》を撃破出来るようになるかもしれない。
羽入は石神家の剣技を見せた。
剣技に才能があると虎白さんにも言われている。
「連山」で3キロ先まで斬り刻んでいく。
羽入には磯良と同じく真言を使った奥義があるのだが、自分の身体を破壊するので今日は使わせない。
あの技であれば、やはり《地獄の悪魔》を殺せると感じた。
紅と共に鍛錬に励んで来た男だ。
その紅は「バハムート装備」で前面を激しく破壊していく。
面制圧の凄まじさを全員が感じた。
早霧は巨大な岩を破壊する技で、葛葉もそれなりの威力だ。
だが、二人は強い妖魔を相手にはまだ厳しい。
ライカンスロープであれば難なく撃破出来るだろう。
もう《デモノイド》にも遅れは摂らないことが分かった。
桐谷と麻生は逆に妖魔特化の技だった。
こちらはデュールゲリエの解析で威力がある程度は分かる。
まあ、まだ中級妖魔がせいぜいだろう。
だが早霧、葛葉、桐谷、麻生の四人もまだ成長するだろう。
石神家本家に送ることに決めた。
鏑木には「魔法陣」をルーが指導している。
出力は小さめのものを教え、とんでもない威力に本人も驚いていた。
もっと出力の大きな「魔法陣」を教えれば、《地獄の悪魔》にも対抗できるようになるだろう。
獅子丸はメタモルフォーゼして、手足の攻撃で岩を砕いて行く。
まあ、知ってる。
以前に比べて格段に動きがいいのは、ゴールドに刺されたからだ。
ライカンスロープ相手であれば、負けることはないだろう。
妖魔にどこまで通用するのかは分からん。
ロボがトコトコと獅子丸に近寄った。
「ロボさん、危ないですよ」
獅子丸が屈んでロボを抱き上げようとした。
「早乙女さん、今日は宜しくお願いします」
「こちらこそ! お手数をお掛けしますが、本当に宜しくお願いします!」
早乙女が各メンバーを紹介していく。
「君が磯良君だね。噂は聞いているよ」
「いいえ、俺なんて。桜さん、宜しくお願いします」
「俺たちも石神家本家には行っているんだ。君とはすれ違いになってしまったけどね」
「そうなんですか!」
「虎白さんから君のことはいろいろと聞いている。今日は一緒に演習が出来て嬉しいよ」
「俺の方こそ!」
ルーとハーも桜大隊の面々とは親しい。
雪野さんと成瀬には強化外骨格「朧」を着てもらった。
ロボが珍しい雪野さんの姿に興奮して、何度も頭突きをしている。
自分の匂いを移しているのだ。
20分も話していると、「虎星」へ到着した。
あ、説明してなかったや。
全員を集めた。
「これから降りるのは「虎星」という惑星だ。大気の組成は地球と同じだから心配いらないぞ」
「石神、その「虎星」ってなんなんだ?」
「ああ、説明すると長くなるんでな。俺が「大銀河連合」から譲り受けた惑星なんだ。「テラフォーミング」をしているから、俺たちが行っても問題ない。ああ、凶暴な生物も多いから注意してな。俺の指定した範囲以外にはあまり行かないように」
「惑星! それに生物までいるのか!」
「そうだよ。テラフォーミング」だって言ったろ? 生き物がいなきゃ生きて行けねぇだろう」
「あ、ああ……」
もう通じていると思ったが、早乙女は宇宙に出ているとも思ってなかったようだ。
まあ、そうなるかぁー。
もちろん「テラフォーミング」の意味も分かってないだろう。
こいつは『テラフォーマーズ』も読んでねぇだろうからなぁ。
「じょ、じょーじ」
「?」
どうでもいいが。
でかい降下艇に乗り込んで、地表に降りた。
敢えて「虎星」を周回し、様々な景色を見せる。
「アドヴェロス」のハンターたちも、ソルジャーたちも目を見開いて驚いていた。
時々グランマザーが望遠で地表の詳細を見せる。
幾つか集落があった。
人間と同じ姿の者がおり、また獣の特徴のある人間もいた。
あの耳の長い連中はなんだ?
俺はどこかで見た記憶があるが、自分でも理由が分からない。
俺はあんな連中は知らない。
集落では、農作物をこさえているような場面もあった。
小さな集落で数十人単位だが、明らかに文明が芽生えている。
非常に粗末まものだが住居らしきものまであった。
以前に見た時とは大違いだ。
「おい、知的生命体が育ってんのかよ!」
「はい、以前に申し上げた通りに。石神様の「神素」が「魔素」に変換され、生物に多大な影響を及ぼしております」
なんか聴いた気はする。
「集落があるな?」
「そのようですね。わたくしも今回初めて目にしました。順調に進んでおりますね」
「順調ってなんだよ!」
「オホホホホホ」
笑うとこかよ!
「こうなるとよ、俺たちの訓練は場所を選ばないとなぁ」
「さようでございますね。でも誰もいない地域は幾らでもございますから」
「そうなのかよ」
まあ、任せるしかねぇ。
折角(?)育った文明の芽を摘みたくはねぇ。
今後どういう発展をするのかは分からんが、邪魔はしたくない。
降下艇は岩の多い荒れ地に着陸した。
確かに周囲に人間の気配は無い。
全員が地表に降り、準備を始めた。
「早乙女さん、ここはすげぇですね」
早霧が感嘆していた。
いきなり地球以外の惑星に来たのだ。
月着陸でさえも普通の人間には驚異的な体験だが、ここは外宇宙の惑星だ。
人類であり得ないことだが、残念ながら前人未到ではない。
俺も聖も、俺の子どもたちも石神家の連中も来ている。
ソルジャーたちには事前にちゃんと話してはいるが、やはり戸惑っていた。
だが、実を言うとそれほどの実感はない。
たかだか20分程の移動なのが主な原因だ。
秒読みも煩雑な機械操作も強烈な加速Gもなく、楽しく談笑している間にここまで来てしまった・
戸惑いの多くは、まさか自分たちが距離すら想像できない場所に来ていることの認識だ。
まあ、それでもやることは決まっている。
「それじゃあ始めっぞ!」
『はい!』
ルーが訓練全体の総指揮を執る。
ハーは演習中に危険なことが無いかを監視する。
早乙女と雪野さん、成瀬は俺と一緒に見ている。
みんな装備の準備などを始めた。
そしてデュールゲリエたちが簡単に周囲の地形を確認に飛んで行った。
「石神、あのさ」
「あんだよ!」
「俺には雪野さんとかみたいに、強化外骨格はないのか?」
「お前はモハメドがいんだろ!」
「あ、ああ、そうか」
「ふん!」
なんか着たかったらしい。
雪野さんと成瀬は「朧」のスムーズな動作を楽しんでいる。
ハーに動き方を教わってもう空も飛んでる。
早乙女がうらやましそうに見ていた。
まずは互いの戦力を知ることだ。
ソルジャーたちは「花岡」の第3階梯の「ブリューナク」や「トールハンマー」を出させる。
出力は抑えているが、大勢でのことなので周囲は凄まじいことになっている。
次いでハンターたちの戦力だ。
そちらは最大出力で出させる。
やはり磯良と愛鈴が別格だった。
溜めはあるが、磯良の奥義はすさまじい。
マントラを唱える時間さえ確保できれば、《地獄の悪魔》に対抗出来るようになるだろう。
愛鈴は全身のメタモルフォーゼで技を放った。
こちらも若干の集中の溜めの時間が必要だが、磯良と同じく、《地獄の悪魔》を撃破出来るようになるかもしれない。
羽入は石神家の剣技を見せた。
剣技に才能があると虎白さんにも言われている。
「連山」で3キロ先まで斬り刻んでいく。
羽入には磯良と同じく真言を使った奥義があるのだが、自分の身体を破壊するので今日は使わせない。
あの技であれば、やはり《地獄の悪魔》を殺せると感じた。
紅と共に鍛錬に励んで来た男だ。
その紅は「バハムート装備」で前面を激しく破壊していく。
面制圧の凄まじさを全員が感じた。
早霧は巨大な岩を破壊する技で、葛葉もそれなりの威力だ。
だが、二人は強い妖魔を相手にはまだ厳しい。
ライカンスロープであれば難なく撃破出来るだろう。
もう《デモノイド》にも遅れは摂らないことが分かった。
桐谷と麻生は逆に妖魔特化の技だった。
こちらはデュールゲリエの解析で威力がある程度は分かる。
まあ、まだ中級妖魔がせいぜいだろう。
だが早霧、葛葉、桐谷、麻生の四人もまだ成長するだろう。
石神家本家に送ることに決めた。
鏑木には「魔法陣」をルーが指導している。
出力は小さめのものを教え、とんでもない威力に本人も驚いていた。
もっと出力の大きな「魔法陣」を教えれば、《地獄の悪魔》にも対抗できるようになるだろう。
獅子丸はメタモルフォーゼして、手足の攻撃で岩を砕いて行く。
まあ、知ってる。
以前に比べて格段に動きがいいのは、ゴールドに刺されたからだ。
ライカンスロープ相手であれば、負けることはないだろう。
妖魔にどこまで通用するのかは分からん。
ロボがトコトコと獅子丸に近寄った。
「ロボさん、危ないですよ」
獅子丸が屈んでロボを抱き上げようとした。
1
あなたにおすすめの小説
付喪神狩
やまだごんた
キャラ文芸
古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。
容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。
自分に取り憑いた大口真神を引き連れ、同居中の相方・棚橋亨と繰り広げる現代異能バトル
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる