もう二度と乙女ゲームはしない

こうやさい

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病みの方向間違ってないかな?

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 以前プレイしていた攻略キャラ総ヤンデレが売りの大人向け乙女ゲームがある。
 友人がやってて面白いからと誕プレにくれて、攻略見たりイベントとかに行ったりするほどではなかったが、付き合いと思ってそこそこやりこんでいた。……あたしの方が進んでたりしたけど。ゲームならフラグ見抜くの得意。
 彼はそのゲームの攻略対象の一人である隠しキャラに見える。ヒロインが学園の選択教科で美術を選択し、条件を満たしたときにだけ出会える美術教師だ。
 隠しなのは教科選択によっては同じ学校なのになぜかゲーム内ですれ違う機会もないからではなく、恐らく登場当時既に既婚だったのが引っかかったのだろう。

 婚約者がいるのを破棄させるのは普通にアリなのに不倫だと隠しになるってどの辺りで線引きしてるのだろう? 一応大人向けだし、肉体関係的な問題じゃないわよね? ルートによってはそういう関係だったのに別の人とのエンディング迎えたりするし。
 法的? 婚約にも法というか政略というか暗黙か何かあると思うんだけど。倫理? ヤンデレばっかなのにそれ求める? やっぱ婚約破棄ならなんとなくジャンルのノリで誤魔化せるとかそういう? それとも婚約なら子供の頃に保護者に決められたものが多く自分の意思じゃないから? そのまま結婚した後に不倫した場合の扱いはどうなるのよそれ。
 気持ちの伴わない近親相姦が隠しなのは納得だけど……てか、あれに関しては病んでたのヒロインだよなぁ。

 けど、ルートを進んでいるうちにいわゆる支援者の娘に気に入られて援助を盾にされて断り切れなくて結婚した的な噂を聞くのよね、この人も。親が決めた訳じゃないけど、逆らえない人に言われたという意味では変わらないわけで。いい大人なんだから拒絶出来た可能性は高くなるかもしれないけど。
 既婚と知ってもそれでも好感度を上げ続けると、トゥルーエンドでは「君は僕の美の女神だ」とベタに口説かれて、自宅とは別にあるアトリエで愛人として暮らす……かとおもいきゃ、美の女神を自分の手では汚せないとかって抱かないんだよこの男。そのくせ媚薬盛ってヒロインが独りで悶えて触ってと涙すら流しながら懇願する姿を「淫らな君も美しい」とかつぶやきながらスケッチするという……確かに病んでるけど病みの方向間違ってないかな? ヤンデレ的にも乙女ゲーム的にもみたいなキャラだ。
 ちなみに場合によっては通過点となるルートとして愛人になる事もある、こちらの場合は抱いてくれる。くれるけど、愛撫というより彫像の輪郭をなぞって確かめているようなさわり方で、偶に絵筆でなぞったりとかとかもする。それで妊娠した途端体の線が崩れるから下ろせと言われ、冷たい水をかけられたり、妙な薬を飲まされかけたり、直接的にわかりやすく体に傷が付かない方法を取られてはいるものの、いつかは子供どころか自分も殺されるんじゃないかと思っていたところに、剥製作りの準備をしていることを知ってしまい、逃げ出してそれが成功するかしないかという、いやだから方向性みたいな事になる。ある意味では素晴らしく病んでるけどさぁ。好きな人は好きかもしれない。
 だから抱かれてればいいってものでもないわけで。
 ちなみにバッドエンドは彼は支援者の娘と別れてヒロインと一応結婚。生活に苦労はするけど、多分これが一番まとも。……うん、まともだけど病まないからゲームのテーマ的にはあれなんだよそれでも。そこまで細かくやらなかったし、その後いつまで上手くいったかも分からないけど。
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