純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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あの日見たこの景色は絶対に忘れないだろう

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「どうぞ、粗茶ですが」

「ありがとう、朔羅さくら君。でも、わざわざ中までお邪魔して悪いね、」

「いえいえ、中入った事ないって言ってましたから、、ぁ、クッキーありますけど食べますか?」

「食べたいな、楽しみ」

かき氷を食べ終わってお義母さんを連れて家に帰ってお茶を淹れて差し出して、クッキーの入れたお皿をテーブルに置く。

「、、、、今日は急に来ちゃってごめんね、朔羅君。緊張させちゃって」

「!!、いえ全然、寧ろこうやって2人っきりでお話しとか嬉しいです。、、日記と息子さん達の会話だけで知ってたので」

「あんな日記全部見られてると思ったら恥ずかしいなぁ笑」

「そんなどれも素敵でしたし、フユ、冬人ふゆとさんを育てた人だから、尊敬しかないです」

「、、、、やっぱり、君が、朔羅君が冬人の結婚相手で、番で良かった」

「、、、、ぇ」

俺は言われた言葉に思わず体を硬直させる。少しビックリしたが、結構嬉しかった。

「だって君だから冬人が救われて、それで幸せになった。それに君は衣羽羅いばらさんと優朔ゆうさくさんの子供、僕にとっては尊敬する人の子供が僕の義理の息子になった、何て僕も嬉しいんだ」

「!、ぉ、俺も、です。お義母さんは勿論お義父さんが両親の知り合い、友人って知った時嬉しくて、両親を知っている同年代、って分かっただけであぁ、両親を深く知っている人が俺の義理の両親になってくれるなんて恵まれてるな、って思ったんです」

「恵まれてる、か。いや、それは多分、朔羅君が導いた運命だと思うよ」

「ぇ?」

「僕なんて、恋何て全然分かんなかったし、でも春人はるとさん、運命の番に会った時、悔しいぐらい心惹かれた。嫌いになんてならないぐらい素敵見えた」
「恋って、80億人の内の1人と巡り合って、限りなく少ない確率で両思いになれる。朔羅君は、冬人と会ってその運命を手繰り寄せたんだよ」

「そうなんですかね、、俺、冬人さんと会っても「この人だけは絶対に好きになんてならない!」、なんて思ってましたし、当初は」

「それが恋の面白い所だよ。好きになっちゃいけない人なのに好きの想いが増えていって、どんどんその人を考える時間が増えていく。恋って呪いみたいな物なんだよ、一度恋に落ちると、その恋が解けるまでその人を好きで居続けてしまう。そしていつしか俺が愛に変わる」

「!、、、、恋が、愛に変わる」

お義母さんの言葉に俺はしっくりと心がストンと収まる感覚になった。そうだ、俺がフユさんを好きだって自覚した時も、否定したくても出来ないぐらい、フユさんが好きだって思ってしまった。それで居て、フユさんのそばに居たいって感情が強くなって、いつかしフユさんが愛おしくなった。

「でも、良かった。冬人の事をちゃんと愛してくれていて」

「、、愛してますよ。まぁちょっと口悪くなったりしますけど」

「普通だって、僕もたまに春人さんに対して口悪くなっちゃうし笑」

「ぁ、そうなんですか。、なんか想像出来ちゃう(日記でも口悪かったしなぁ)」

「、、、、ねぇ、1つ聞いても良いかな?」

「なんでしょうか?」

「、、、、、、、、秋人あきと楓斗ふうと夏人なつと、そして氷織ひおりの事を恋愛感情として好き?嘘偽りなく言って」

「!、、、、それは、、、、
































多分、いや、、好きだと思います。恋愛感情として」

俺はそう嘘偽りなく、お義母さんの質問の意図を汲み取って答えた。

「そう、、理由聞いても良い?」

「大前提として、冬人さんが1番好きで大切だって事はこれからの人生で変わりません。あの4人を好き、って改めて理解出来たのはここ最近です。俺が冬人さんと番になったり結婚してからの4人は良い意味で遠慮をしてくれて居ました」
「俺と付き合いたい、番いたいって言う気持ちよりも何よりも俺の幸せを願ってくれている人達なんです。その恋が叶う可能性が少ないのに、4人は頻繁に連絡して来て、、だけど恋敵である冬人さんの妨害なんてしなくて、、、、それでいて俺の選ぶ道を尊重してくれる」
「俺がⅤ型になってるって分かった時も、喜んだけど、それよりも俺の気持ちを優先してくれた。俺に死んで欲しくないと願って来たんです。あぁ、その人達は俺がどんなにlikeの方で好きでも俺をLOVEとして好きで居続けるんだ、そう分かりました」

「、、、、」

「だから、俺分かったんです。あぁ、この人達の為に、冬人さんの為に死なないな。いや死にたくないな、って、、、、。でも、俺には冬人さんがいる、なんて何回も思いましたよ。好きだって認めたら、楽なんだろうけど、でもなぁ、って思ってしまう」

「、、、、好きに理由なんて要らない。好きと言える環境があるのに言わないのは傲慢だ。好きは無限大の可能性を秘めている、好きに我慢なんて必要ないんだよ、、、、これは僕からのメッセージだよ」

「!!!!!!、、、、、、、、、、、、あぁ、そっか、そうなのか」

俺はお義母さんの言葉に納得を言った。そうだよね、4人が好きでも俺はフユさんが1番大好きで、それか変わる事のない事実。なら、4人が好きだって言っても良いじゃん。
なんでこんな簡単な事すぐ忘れちゃうのかなぁ、俺は笑

「それに、朔羅君が息子達の嫁になってくれるなんてこちらとしても万々歳だからね」

「、、、、ぇ?、な、なんでですか?」

「息子達あんな性格なんだよ、上手く扱える人は愚か、恋に落とす相手なんて中々見たら訳がない。それに、あの子達は一度好きになったら中々手放さないよ、だから、お願いね」

「!、、、、はい、頑張ります」

「良かった。、、、最近秋人に対して沢山のお見合い写真持って来てて、それを一々断るの疲れて来てね、僕」

「お疲れ様です!!(確かに、、夏人さんは常識人だけど少し天然だし、他2人も、、、、うん、氷織は多分、、、、うん、ヤバい)」

「ぁ、そうだ。今日はコレ渡したかったんだよね、、、、はい、どうぞ」

「?、」

お義母さんがそう言いながらテーブルに置いたのは小さな箱だった。俺は手に持って開けると、そこには、桜の形のしたピアスが2つあった。

「コレね、衣羽羅いばらさんが作った物なんだよ」

「、、、、え、ママが?」

「うん、朔羅君が大きくなったら名前に沿ったアクセサリーをあげようって考えてたんだ。それがこの1つ、僕が預かってたんだよ、やっと渡せた」
「衣羽羅さん言ってた「あの子が大きくなって、俺がもし生きてなくてもコレが俺の生きた証の1つになってくれる。あの子の御守りになって欲しいな」、、、、って」

「!、、、、ポロポロッ ポロポロッ(泣)」

俺はお義母さんの言葉に、泣いてしまった。いや、ママの想いを13年越しに聞けた、と言うべきか。あぁ、やっぱりママはこう言う人だったな、俺達子供の事を第一に考えてくれる優しくて素敵な人。俺はそんな人の息子に生まれて来れて本当に幸せ者だと実感した。

そう思いながら顔を上げた瞬間、

「母さん何朔羅を泣かしているんだ」

「、、、、!、フユさん!?」

フユさんが背後に立って居て思わずビックリしながら声を上げる。俺の頭に手を置いて撫でながらお義母さんの方に視線を向けるフユさん。

「帰って来て見知らぬ靴があると思ったら母さんが居て、なんで朔羅が泣いている」 ナデナデ

「まぁ間接的には僕が泣かした様なものだけど、冬人母親に対して冷たいよ~」

「俺の1番大切な人は、朔羅だ。それを傷付けるのはいくら母さんでも許さない」

「/////////」

「惚気見せつけられちゃった。まぁ、良いや話したい事は話せたし、僕は帰るね。朔羅君、いつでも我が家に来て良いからね」

「は、はい!お義母さん」

お義母さんはそう言って玄関に向かって帰って行った。そして俺は今、フユさんに超視線を向けられている。

「で、なんで泣いていたんだ」

「いや、その~、ママとの昔の会話を聞いて嬉しくなっちゃって!」

「嘘じゃないな?」

「嘘じゃないっての!少しは信じろよ!、、、、つかさ、フユさん明日家に居るよな」

「あぁ、明日は家に居るが、それがどうした?」

「ちょーっと、やりたい事があってさ」

俺はそう言ってフユさんにコーヒーを淹れる。明日が待ち遠しい。





















「コレは、かき氷機か?」

「YES!前にこの家の物置掃除してたら見つけてさ、一切使われてなかったから、使ってみようと思って」

「ぁー、昔食べたいなと思って買ってて使わずにしまってたな」

「だと思った。氷は昨日のうちに仕込んでおいたし、かき氷シロップだったりアイスはさっき買って来たし、、今から食べよう!フユさん!」

「、、、、あぁ、そうだな」

それから全自動かき氷機に氷をセットしてお皿を置いて電源を入れたら氷が削られてお皿に落ちていく。綺麗だなぁ、と思って居たらお昼寝から起きたみたらし達が鳴き始めた。

「ミャーミャー(綺麗、雪?、ってやつみたい!)」

「ミーミー(氷って言うんだよニャ、アレって確か)」

「ニャーニャー(私の方が綺麗ニャのですわ、でも美しいわ)」

「お腹空いたのかなぁ、、、、オヤツの時間だし、オヤツあげるか」

「そうするか、良かったな、みたらし、しらたま、アンコ、オヤツだぞ」

「ミャー!(オヤツ!オヤツだって、兄貴!姉ちゃん!)」

「ミー(少しは落ち着きを持つんだニャ、みたらし)」

「ニャー(コレだから末っ子わ。お兄様は少し教育なさって欲しいですわニャ)」

「ミャー/ミー(1番自由猫に言われたくないニャ)」

「ニャ?(あら?)」

子猫達にオヤツをあげてから、2皿分の氷も削れた。

「フユさん何味にする?俺はやっぱり定番イチゴだけど」

「俺はそうだな、、、、ブルーハワイだな、食べてみたい」

「りょうかーい、アイスは乗せr 「2つお願いする」、、食い気味だな、おい、まぁ良いけど」

氷にシロップをかけてアイスを乗せればかき氷の完成。隣り合わせで座って食べ始める。まずはフユさんの反応を見たいから意識を向ける。

「パクッ、、、、美味い、ふわふわとした氷が口の中で溶けてブルーハワイが口いっぱいに広がる。それでいて少し溶けたバニラアイスの濃厚さが相まって美味しい」

「良かった、、、パクッ ん~、やっぱりイチゴは正義。後で、練乳かけようかな」

「練乳、、、、俺がかけてm 「させねーよ??」、、そこをなんとか」

「諦めろよ、普通は」

美味しそうにかき氷を食べているフユさんを見て、聞いた方が良いのかな、という思いに駆られて食べるスピードを落とす俺。

「、、、、なぁ、フユさん」

「ん?なんだ、朔羅」

「その、フユさんは、俺が秋人さん達と番になるのは嫌?」

俺がそう言うとスプーンをお皿に置いたフユさん。

「、、、、前は嫌だった。でも今は良いと思ってる」

「ぇ、」

「朔羅が前に言ってくれただろ、俺以外に1番なんて居ない、と変わる事なんてないと。その時とても安心した。だから、分かったんだよ、朔羅が兄さん達を好きになっても俺に対する愛情は兄さん達より遥か上だって事にだ」
「それなら恋愛としての好きって言う同じ土俵に上がっても、俺は朔羅に1番愛されていると言うランクになる。他の4人は2位、、そう気付いた時に俺はあの4人だったら良い、と思えた」

「フユさん、、、、」

「ただ、付き合って番ったらアイツらが今まで以上にお前に突っかかるし俺との時間が減るのが嫌だと思ってしまう俺がいる」

「ぁ、そこはブレてない。、、、、安心しろ、俺が今もコレからも1番大切なのはフユさんなのは変わる事ない事実だろ。それにあの人達一応は常識あるから」

「、、、、楓斗はお前にも俺にもいきなりキスをしたんだぞ」

「あの人は例外だから、、それにアンタにだって言われたくはないからな、俺」

「、、、、朔羅もしアイツらと付き合ってもアイツらの家に入り浸るとか辞めてくれよな」

「明らかに話逸らしたよな。それに、普通に入り浸るとかないから、その内の2人はお義母さん達居るし、その内の1人現在居候中だし、、、、!」

「確かに」

なんて会話をしたが俺の気持ちはスッと霧が晴れる様な形になった。フユさんの気持ちを再確認出来たし、、4人に好きって自覚も出来た。次は4人の気持ちを聞くだけだ、、、、!、まぁ変わっている訳はないと思うが、、、、うん。

そう思いながら俺達はかき氷を食べ進めるのであった。

「ご馳走様でした~、」

「美味しかったな、朔羅」

「そうだね~、、、、って、フユさんの舌、青色だ」

「本当か?、、だがそう言う朔羅こそ舌が真っ赤じゃないか」

「俺はイチゴ食べたからねぇ、、、、ブルーハワイ食べたら紫になるのかなぁ、、ねぇ、フユs」チュッ

「、舌を絡めたら、紫になるかもな」チュッ

「んッ、、、(ヌルッ」

唇をこじ開けて舌を入れて俺の舌と絡め合わせるフユさん。それが気持ち良くて頭がふわふわなりそうになる。数分経った頃にキスが終わり、俺は腰が抜けてボーッとなっているのも束の間、俺を抱き上げるフユさん。

「ふぇ?、フユ、さん、?何、して」

「何って、今の状態の朔羅を見て楽しまない選択肢があると思っているのか?」

「普通は、あると思う、んですけど、?!」

力が抜けているせいで上手く対抗出来ずにそのまま、寝室に連れて行かれる俺。

「ミャーミャー!(パパ、ママどこ行くの!?俺も連れてって!)」

「ミーミー(こら、みたらしパパの邪魔しちゃダメニャんよ)」

「ニャーニャー(パパったら本当に大胆ね、、、でもそこが素敵ニャ)」

「「ミャア/ミィ(姉ちゃん/アンコは何言ってるんニャ)」」

「ニャン(あら、、変かしら)」





























「んッ、、、あ゛ぅッ、、、はぅッ」

「腰、引くな。朔羅、、今日は立って、やるか?」

「やッ、ヤダッ、、、、ふぁッ、、、ぁあッ」

「奥、当たって、気も良いな、、、、」チュッ

「ぁッ、、、んッ、、、、んぅッ」

「トロけた顔、、、、可愛いな」

「ひゃっ、、、ひぅッ、、、、ぅあッ」

「ふっ、、沢山、出たな、、朔羅」

















「お前、前世鬼だろ、絶対。じゃなかった悪魔だ」

「だったらお前は天使だな。天使を愛でる悪魔、良いな」

「オメーの解釈はどうなってんだよ、マジで」

「ん?、お前が天使級に可愛いって話だろ?」

「ちげーよ??」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦。俺は結構爛れていると思う、5人の男を好きになってしまった。でも、コレが運命なら受け入れたいと思えるほど、素敵な恋だと思えた。

「もう、俺ママとパパに顔向け出来ねーよ」

「ハハッ、なら俺は雅之に顔負け出来ないな、こんなに抱きまくってるんだから」

「だったらお前はもう少し自重しろよ!!」

「朔羅を抱かない人生なんて、全く面白味がないじゃないか」

「真顔で言うなよ、、変態」

こんな生活に慣れてしまった俺は異常なのでしょうか。でも、この人が幸せだと思えるとそれがとてつもなく嬉しく思えてしまうのだ。































































































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