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とりあえず、、、、話し合え!話し合いが妥当!!
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夕食の時、俺は早速琴世叔父さんに今日あった事を話す。叔父さんの顔はどんどん悪くいっているのは俺のせいかな。
「え、うわっ、マジ?、、、、ハァ、なんかごめん、朔、ヒロがなんか」
「良いの良いの、まだこの家に匿ってる事とかバレてない訳だし」
「それにしても、この家は本当に色々な事に巻き込まれたり色々な事を巻き起こしますわよね」
「「「俺達は日和/さんに巻き込まれましたけどな/けどね」」」
「あら?」
「でも、今日の尋夢さんを見たら本当に叔父さんは愛されてるんだって思ったよ。言ってみたら?」
「言えない、もし、もしな子供の事言って受け入れたら、アイツの事だから結婚なんて言い出すだろ。まだ番ってもないのにアイツの人生縛れない。アイツにはアイツに合った奴が居るんじゃないかって思ってるんだ」
「叔父さん、、、、」
叔父さんはそうしょんぼりとした顔で言った。
だが、それよりも俺達が驚いた事、それは、、、、
「「「「(まだ番ってなかったの、、、、???)」」」」
と、言う事だった。
俺、てっきり番っていると思ってたんだけど。
「私も、恋人とすれ違ってしまった事がありましたわ、でもちゃんと解決出来ましたの。だから、琴世さんも頑張ってくださいまし」
「そうだな、頑張るか。それに、良晴にも電話殺到してるし」
「ちゃんと出なよ」
「冬人兄様、やっぱり朔君の家って個性豊かだよね、俺達もだけど」
「そうだな、夏人、、、、朔羅が居るおかげで、退屈じゃないな」
「俺もそうだから、安心しな、フユさん」
話し合い不足の琴世叔父さんと尋夢さんの2人、まるで昔の俺とフユさんの様、、、、、、、、とりあえず、琴世叔父さんの気持ちの整理をつかせないとだよなぁ。
俺は頭の中で大混乱劇場を開催してしまう勢いで悩む。
「そう言えば、明日は小川さんと野村さんの2人が来るんだっけ?」
「あぁ、原稿の確認と受け取り、漫画と仕事の打ち合わせだ」
「小説家も大変なんだな。流石、村瀬大先生、だな」
「叔父さんだって今は大変じゃん。夏人さん、俺噂で聞いたんですけど、楓斗さんとうとう仕事のしすぎで熱出したって本当??」
「本当本当、、、、楓斗兄様って、仕事馬鹿なのは良いんだけど、三日三晩何も食べず寝ず小説書いてたらそりゃあ倒れるよな、って思うよね」
「、、、、楓斗お兄様って本当に馬鹿なのですわね」
「それなら冬さんも仕事熱心さで倒れた事何回もあるし、同じだよ」
「、、、、仕事は良いものだろ。1回なんて序の口だ、5回目から一流だろう」
「ヤベ、俺もあるわ、何も食べず寝ず倒れた事」
「フユさん、後で説教ね、琴世叔父さんは今度良晴叔父さんに連絡するから」
「「そんな殺生な」」
「体を大切にした方がよろしくてよ?」
「医者として完全に日和の言葉に同感」
そんな会話をしてからご飯を食べ終わり、自室で勉強をしていると、スマホにL○NEの通知が来た。
「何々?ぁ、まー君だ」
実は3人以外に唯一琴世叔父さんが妊娠している事を俺経由で伝えて知っているまー君からの連絡だった。
〈こちら正久、義父さんが琴世義叔父さんが居なくなった事で大混乱。おじいちゃん達にも伝えられそう〉
との事。
「、、、、良晴叔父さん、今回は完全に被害者だもんな」
〈なんとか落ち着かせておいて、、、、琴世おじさんの気持ちが整理出来るまでは当分時間が居るか、何かアクションがないと無理っぽいから〉
俺はそうまー君に返信する。数分後に、了解と帰って来て、スマホを置いて俺はそのまま勉強を進めるのであった。
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「、、、、村瀬先生、此処なんですけど、これだと読み手の視点になってる様に読み取れてしまうので、変更お願いします」
「あぁ、分かった、修正しておこう。野村、此処の描写なんだが引からの注目、の方が読者視点からも読みやすくなると思う」
「了解ッス!村瀬先生!、小川っち、この後デートしない?」
「真紘今仕事中」
「殆ど終わってるんだから良いじゃないッスか!」
次の日、俺と琴世叔父さんは仕事をしている3人をみながらお茶をしている。お茶を飲みながら琴世叔父さんのエコー写真を嗜む。
「作家って本当に凄いな、、、、そして朔、自分がモデルになっている漫画を良く見れるな」
「ハハッ、慣れてって怖いよね、叔父さん。因みにこの漫画5割エロだから。見ない方が良いよ」
「見る見ないよりもまず朔よりも前に雅之が被害に遭っていたんだよなって言うのを思い出して、、、、凄いなって感情になってる」
「俺も最初は超複雑だったから分かる、マジ分かる」
「、此処数年俺村瀬先生の小説を読んでも感動しなくなったけど普通に良い話なのになんでなんだろ」
「あれだよ、良いものだけを見過ぎで、目と感性が肥えちゃったんだよ。俺も村瀬先生の顔見てると美意識感覚偏るから」
「あぁ、そう言うことか」
「どう言うことだ?????」
なんて会話をしていたらインターホンが鳴った。
「誰だろ」
「さぁ」
俺は心なしか嫌な予感がしながら応答すると、、、、
「はーい」
「ぁ、おチビ?俺だぞ~」
「、、、、、、、、野瀬さん?何の用ですか」
「何の用って普通に冬人に会いに来たの、あげて~」
「本当にすみません、、博樹がどうしても」
「良いですよ、小鳥遊さん、開けますね」
「流石おチビ」
突然の野瀬&小鳥遊の2人が訪問。それがまさか琴世叔父さんが居る時とかなんちゅう運命、いや偶然。
鍵を開けていると、声が着替えていたのか叔父さんが少し驚いた顔をしていた。
「え、博樹来るの???それに小鳥遊さんも???」
「そうみたいだね、、、、フユさーん、野瀬さんと小鳥遊さん来るよ~」
「何故開けたー!」
「開けない方がうるさいでしょうが!!」
「社長暇なのかな」
「それに付き合わされてる小鳥遊さん可哀想ッスね」
数分後、玄関の扉を勢い良く開ける野瀬さんと申し訳なさそうな顔をしている小鳥遊さんが入って来た。
「お邪魔しまーす、、って、琴世!?」
「こと、、橋本社長、いらっしゃったんですか」
「小鳥遊先輩、今は琴世で良いですよ」
「なんで、琴世が居るんだ?、まさか俺と同じr」
「博樹と決して同じ理由で此処に居る訳じゃねーよ」
「ウグッ、、、、」
琴世叔父さんの毒舌を喰らった野瀬さん。まぁこの人突然の訪問が多いもんなぁ。
「野瀬さん、なんでいきなり訪問して来たんですか」
「暇&会いたくなって!あと、ベビー用品買った!」
「、、、、俺も一応止めたんですけどね。博樹がどうしてもって、」
「小鳥遊先輩、お疲れ様です」
「小鳥遊さん大変だな、あれ、、、、真紘、早く仕事終わったらファミレス行こっか」
「!、小川っち好き~」
「お茶淹れて来ますね」
「ありがとうございます」
俺はお茶を淹れながら、幼馴染親友同級生の2人が居るのはちょっとエモい?と思う。
此処に、秋人さんと咲夜兄さんの2人が入るって思うと、凄いなって思えるし、、、、そのウチの4分の3が身内、家族って考えると、、、、笑える。
「そう言えば、冬人この前の原稿見た。お前にしては、繊細な表現だったな」
「そうですかね、まぁ1児の父になるから、、、、ですかね」
「、、、、(フユさん、照れてるな)」
「、、、、、、、、良いなぁ~、蒼太~、俺も赤ちゃん欲しい!咲夜も居るのに~」
「はいはい、、今度の商談上手く行ったらな」
「琴世、俺アイツと付き合ってるんだよな??そうだよな?」
「よしよし、お前はもう少し落ち着きを持て」
「小鳥遊さん大変ッスね~」
「じゃあ、真紘ももう少し落ち着こうね」
「え、、、、」
「野瀬さん、小鳥遊さん、お茶淹れましたよ」
「ありがとうございます、朔羅さん」
「ありがとう~、おチビ~」
急須を置いて、2人に声をかける。
「ん?、何これエコー写真?おチビの??」
「え、いや、それ琴世叔父さんの」
「え?琴世の?」
「ぇ?ぁ、ヤベッ」
俺は無意識下で野瀬さんに言ってしまった。油断してしまったァァァァァ!!
「え、は?、このエコー写真が琴世の?、それってどう言う事?、」
「ぁ、その、えーっと」
「朔、良いから、俺が説明する。その、、、、俺妊娠したんだよ、妊娠3ヶ月」
「!」
「だから、先日琴世の弟さんから連絡が来ていたのですか」
「ちょッ、ちょっと待って、それって相手って、、、、」
「ヒロ、、、、尋夢だ」
「それ、アイツ知ってるのか?」
「いや、言ってない」
「なんで!!?!?」
「だって、、、、」
それから、琴世叔父さんは何故言わない、何故此処に居るかの説明をする。
それを聞いている野瀬さんと小鳥遊さんの表情がなんと言うか全く違うと言うか、、、、うん、察せる。
「アイツッ!、ちょっと俺ぶん殴ってくる」
「待て待て待て待て、行くな」
「だけど!」
「ちゃんと話し合いたいから、頼む」
「博樹、、、、俺達が一々何かする事ではない」
「、、、、、、、、蒼太、、、、分かったよ」
「小川っち、今俺達空気だよね~」
「そうだな、真紘。で、終わった??」
「終わったー」
「俺が、俺が口を滑られてしまったあまりに、、、、!」
「朔羅、気にする事はない。いつかはバレる事なんだから」
「じゃあ、俺帰る、蒼太行くぞ」
「分かったよ、では失礼します、騒がしくしたしまいすみません、それと琴世今度お祝いの品を届けます」
「ぁ、はい、ありがとうございます、小鳥遊先輩」
そして2人が帰り、夕方になれば小川さんと野村さんの2人も帰り、夕食時に俺は琴世叔父さんに謝る。
「ごめん、口を滑られせて言っちゃって」
「良いの良いの、、それに後から知ったら博樹拗ねるだろうし、好都合だから」
「でも、冬人兄様、俺野瀬さんがそのまま何もしないってのは思えないんだけど」
「同感ですわ。彼の方、何回か会った事ありますけど、行動力の鬼と言いますか、一度決めたらやり遂げそうな雰囲気ありますし」
「、、、、あの人を止められるのは小鳥遊さんと橋本社長の2人だけだろうな」
「まぁ、また何かしようとするならその前に俺が説教しますよ」
「琴世さん頼もしいですわね、本当に」
「もし暴走した時は咲夜とか秋人居たら安心するけど」
「あぁ、、、、秋人兄様強そう、そう言うのに」
「確かに、咲夜兄さん野瀬さんには圧強そうだもんな」
「末っ子が長男を褒めている図は面白いな」
「分かりますわ、冬人お兄様」
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「じゃ、俺仕事行って来まーす」
「行ってらっしゃい、今日は成太だっけか?」
「ううん、望君。成太君は病院の検診」
「行ってらっしゃいですわ、朔羅」
「気をつけるんだぞ」
「分かってる」
次の日、俺はいつも通り仕事に行く支度をし終わり玄関に向かおうとしていた矢先、、、、
プルルルルッ プルルルルッ
「電話だ?、、、、誰だ、ってまー君だ」
うるさく鳴り響くスマホを手に取って電話に出たその瞬間、
『朔!!ヤバい!!!!!!』
キーン
「ぅ、うるさい」
部屋全体に響くまー君の声に思わず耳を塞いでしまう。まー君の声は他の3人にも聞こえていたらしい。俺はそのままスピーカーに切り替える。
「まー君、急に電話ってどうしたのさ」
『それがさっき急に冬人さんの本出版してる所の社長さん、野瀬さんだっけ?その人が乗り込んで来たんだよ』
「「「「え!!?!?」」」」
『それで急に尋夢さんの事殴り飛ばして今事務所騒然って感じ、今全力で義父さんが止めてる。だけど野瀬さん、琴世義叔父さんの妊娠言ってるだけど』
「は、アイツ、そっち居るのかよ、つか乗り込んだのかよ」
「彼の方、行動力凄いですわよね、本当」
「、、、、そうだな、日和」
『ぁ、朔、俺だ、咲夜。どう言う事だよ、琴世が妊娠とか、つかそっちに琴世居るのかよ』
「兄さん!?なんで兄さんもそこに居るのさ」
『俺は良晴から昨日呼び出されて来たらこうなってた訳、と言うかどう言う事だよ』
「、、叔父さん、どうする?」
「ハァ、腹括るか。咲夜、すぐそっち向かう、小鳥遊先輩呼び出せ」
『え、小鳥遊先輩俺から、え~』
「良いから、秋人も呼び出して良いし」
『、、、、分かった。それとちゃんと全部話せよ』
「あぁ、」
「俺も望君の運転でそっち向かうから、まー君頑張」
『朔、結構楽しんでるね???』
「、、、、、、、、バレた?」
『朔ったら、じゃ、また後で』
ピッ
電話を切りみんなと目を合わせる。たった数分の電話だったけど色々大きな展開が起こった気がする。
「琴世さん本当に行くんですの?行けば、質問攻めにされますわよ?」
「行かないとダメだと思う。それに、、、、あの馬鹿が作った機会壊すのはダメだろ」
「ヤダ、琴世叔父さんイケメン、、、、!」
「、、、、俺よりか?、いや朔羅が俺に惚れているんだ、何を不安になる事があるんだ、俺」
「フユさん大きな独り言言わないでよ。まぁ惚れてるのは正解だから、何も言わんが」
「朔羅、、、、帰ったらキスしよう」
「此処で宣言するなよ」
「あぁ言うイチャつきを恥ずかしげもなくやってる朔は凄いな」
「あれはまだまだ序盤ですわよ。朔羅の限界値ではないですもの」
「そっかぁ、、、、」
そんな会話をしてから俺と琴世叔父さんは急いで望君の車に乗り込んだ。
「望君、事務所にlet's go!」
「待ってなんで社長も一緒に!?と言うか社長朔の家に居たんですか?!」
「説明は後、今ちょっと事務所で対処しないとしないといけない事が発生したから」
「分かりました、2人共シートベルトを装着して下さいね」
「はーい」
「本当、、、、朔は問題を抱え込んで運ぶ天才かなんなのかな」
「そこで天才って表現するあたり、望君って感じするよ」
「それ褒めてる??」
「殆どは」
「、、、、それなら良いか」
「良いんだ笑」
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「咲夜兄さん!まー君!」
「朔、それに琴世」
「お待たせ、博樹とヒロは?」
「博樹は今小鳥遊先輩と秋人の2人が対応中。お前の彼氏は社長室で良晴が対応、と言うか殴られた所の治療中」
「了解、、、、ちょっとヒロの所行ってくる」
「OK、、、、じゃ、朔、正久ぜーんぶ言ってくれるよな???」
「「は、はい、咲夜兄さん/咲夜君」」
兄さんの圧に俺とまー君はそれしか言えなかった。
多分心の中で同じ事を思っていただろう。
「「(怖いよ!)」」
と。
その後俺とまー君は知っている事を全て話した。と言うか話さないといけない雰囲気を出されてしまったので話した。
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ガチャッ
「!、兄さん」
「!!、コトさん!!」
社長室に入ると、殴られた部分に絆創膏を貼り終わったであろう良晴と頭で頬を抑えているヒロの姿があった。
俺が部屋に入った瞬間2人共驚いた顔をしながら俺の方に視線を向けていた。
「今まで何処居たのさ、と言うか妊娠ってどう言う事!?」
「ちゃんと連絡しなかったのはごめん、良晴、後で全部説明する。だから今はヒロと話させてくれないか?」
「、、、、分かった。兄さんがそこまで言うんだったら」
「ありがとう」
「ちゃんと話し合えよ。2人の問題なんだから、、、、じゃ」
「あぁ」
良晴はそう言って部屋から出て行った。この間一言も発しないヒロ。珍しい、、、、ヒロの対面するようにソファに座る。
「顔、大丈夫か?」
「、、、、大丈夫。ちょっと痛いけど」
「ごめんな、まさか博樹があんな強行手段取るとは思わなくて」
「ううん、、、、、、、、、、、、コトさん」
「何?」
「博樹兄さんが言ってた、、、、妊娠って本当?」
「あぁ、、、、本当だよ」
「!、」
俺は鞄から妊娠検査薬とエコー写真、そして母子手帳の3つを取り出し、ヒロの前に置く。それを見て目を大きく開ける。
「妊娠3ヶ月だって」
「なんで、、、、なんで俺に一言も言わなかったのさ、俺父親だろ?それとも違う奴?」
「違う、この子は正真正銘お前の子だ」
「じゃあなんで!!?」
「、、、、お前、あの時あぁ言っただろ?」
「あの時?」
「俺が家を出る前の日、お前にもし子供が出来たらって聞いただろ?そしたらお前、、、、
『ぇ、、ちょっとビックリしちゃうかも、、、、少し嫌かな』
って言っただろ?だから」
「!、あれは、、、、その」
急に言葉が辿々しくなった。やっぱり、子供が出来るのは嫌だったの、、、、かな。
少し悲しくて顔を俯かせてしまう。すると俺の両手を包み込むように両手で手を取るヒロ。
「確かに、あの時俺は嫌って言った。でも、子供が出来る事が嫌って言った訳じゃない。言葉が足りなかったし、ちゃんと言わなかった俺が悪い。だから聞いて、コトさん」
「?、」
「俺が嫌な理由は、、、、少しでもコトさんと2人っきりで過ごせる時間を増やしたかったから。子供が出来たらコトさんそっちに意識向けるでしょ?そうなったら多分俺嫉妬する、、、、自分の子供なのにそんなの嫌だ、それにそんな自分が自分自身で嫌だから、、、、、、、、そのコトさんとの間に子供が出来たって、コトさんが妊娠したって博樹兄さんから聞いた時正直とっても嬉しかった」
「!、ヒロ、、、、」
「だから、言わせて、、、、コトさん、おめでとう、そしてありがとう、俺をお父さんにしてくれて」
「、ヒロ良いの?俺34歳で歳も離れてるし、ヒロにはもっと良い人いるぞ?」
「俺からしたらコトさん以外に良い人なんて見当たらない、、、、コトさんだから良いの、コトさん以外と幸せになんてなるつもりはない」
ヒロの優しいその言葉に俺は思わず涙をこぼす。すると急に跪くヒロ、俺はもしかしてと思って少しソワソワする。
「だからね、、、、本当はもっと良いレストランとかにしようと思ってたけど、、、、、、、、コトさんとお腹の子を全力で守ります、俺と人生を共に歩んでください、俺と家族になって下さい」
「、、、、、、、、はい、お願いします」
結婚指輪の入った箱を開けながらそう言うヒロに俺は涙を堪えながらそう返事をする。
すかさず俺の左手の薬指に指輪をはめるヒロ。
「ありがとう、コトさん」
「ヒロ、、、、いつ俺の指のサイズ測ったの???」
「、、、、、、、、寝てる時に」
「用意周到だな」
「あったり前でしょう!」
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夕食の時、俺は全てのことを報告するのであった。
「って事で、無事プロポーズも成功して、琴世叔父さんは家へと帰って行きましたとさ」
「展開の収束が早いですわね」
「と言うか野瀬さんどうなったの??」
「小鳥遊さんと秋人さん、咲夜兄さん、琴世叔父さんの4人にコッテリ叱られて干からびてたよ」
「そもそも何故野瀬さんは会社に乗り込んだりして殴ったんだ?」
「んー、なんかなんか1発やれば琴世叔父さんが動き出すかな、って思ってたらしい」
「「「案外ちゃんと考えてるけど、馬鹿だ/ですわ」」」
「なんでそれピッタリ合うのさ笑」
「でも、ちゃんと解決して良かったよ。朔君も一安心でしょ」
「まぁね、、、、ただ、もっと大きな問題の前触れ、とも思える」
「朔羅が言うと洒落になりませんわよ、本当に」
「朔羅は問題に巻き込まれるのが好きなのか??」
「んな訳ないだろ、、、、」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
無事琴世叔父さんの結婚も決まり、おじいちゃんおばあちゃんも孫が増えたけど、まぁ色々手順は踏み飛ばしてるけども。
「でも、本当に良かった~」
「そうだな、、朔羅嬉しそうだな」
「当たり前でしょう、琴世叔父さんが幸せなんだから」
「俺も朔羅の笑顔を見ると幸せになるな、、、、」
「フユさん、、、、、、、、ねぇ、、キス、しねーの?」
「!、」
「家出る前言っただろ、、、、結局帰ってもしなかったし」
「意外と覚えているんだな」
「/////しねーなら良い、寝る」フイッ
「しないとは言ってないだろ、、、、こっち向いて、朔羅」
「、、、、」クルッ
「、うん、偉い、、、、」チュッ
「え、うわっ、マジ?、、、、ハァ、なんかごめん、朔、ヒロがなんか」
「良いの良いの、まだこの家に匿ってる事とかバレてない訳だし」
「それにしても、この家は本当に色々な事に巻き込まれたり色々な事を巻き起こしますわよね」
「「「俺達は日和/さんに巻き込まれましたけどな/けどね」」」
「あら?」
「でも、今日の尋夢さんを見たら本当に叔父さんは愛されてるんだって思ったよ。言ってみたら?」
「言えない、もし、もしな子供の事言って受け入れたら、アイツの事だから結婚なんて言い出すだろ。まだ番ってもないのにアイツの人生縛れない。アイツにはアイツに合った奴が居るんじゃないかって思ってるんだ」
「叔父さん、、、、」
叔父さんはそうしょんぼりとした顔で言った。
だが、それよりも俺達が驚いた事、それは、、、、
「「「「(まだ番ってなかったの、、、、???)」」」」
と、言う事だった。
俺、てっきり番っていると思ってたんだけど。
「私も、恋人とすれ違ってしまった事がありましたわ、でもちゃんと解決出来ましたの。だから、琴世さんも頑張ってくださいまし」
「そうだな、頑張るか。それに、良晴にも電話殺到してるし」
「ちゃんと出なよ」
「冬人兄様、やっぱり朔君の家って個性豊かだよね、俺達もだけど」
「そうだな、夏人、、、、朔羅が居るおかげで、退屈じゃないな」
「俺もそうだから、安心しな、フユさん」
話し合い不足の琴世叔父さんと尋夢さんの2人、まるで昔の俺とフユさんの様、、、、、、、、とりあえず、琴世叔父さんの気持ちの整理をつかせないとだよなぁ。
俺は頭の中で大混乱劇場を開催してしまう勢いで悩む。
「そう言えば、明日は小川さんと野村さんの2人が来るんだっけ?」
「あぁ、原稿の確認と受け取り、漫画と仕事の打ち合わせだ」
「小説家も大変なんだな。流石、村瀬大先生、だな」
「叔父さんだって今は大変じゃん。夏人さん、俺噂で聞いたんですけど、楓斗さんとうとう仕事のしすぎで熱出したって本当??」
「本当本当、、、、楓斗兄様って、仕事馬鹿なのは良いんだけど、三日三晩何も食べず寝ず小説書いてたらそりゃあ倒れるよな、って思うよね」
「、、、、楓斗お兄様って本当に馬鹿なのですわね」
「それなら冬さんも仕事熱心さで倒れた事何回もあるし、同じだよ」
「、、、、仕事は良いものだろ。1回なんて序の口だ、5回目から一流だろう」
「ヤベ、俺もあるわ、何も食べず寝ず倒れた事」
「フユさん、後で説教ね、琴世叔父さんは今度良晴叔父さんに連絡するから」
「「そんな殺生な」」
「体を大切にした方がよろしくてよ?」
「医者として完全に日和の言葉に同感」
そんな会話をしてからご飯を食べ終わり、自室で勉強をしていると、スマホにL○NEの通知が来た。
「何々?ぁ、まー君だ」
実は3人以外に唯一琴世叔父さんが妊娠している事を俺経由で伝えて知っているまー君からの連絡だった。
〈こちら正久、義父さんが琴世義叔父さんが居なくなった事で大混乱。おじいちゃん達にも伝えられそう〉
との事。
「、、、、良晴叔父さん、今回は完全に被害者だもんな」
〈なんとか落ち着かせておいて、、、、琴世おじさんの気持ちが整理出来るまでは当分時間が居るか、何かアクションがないと無理っぽいから〉
俺はそうまー君に返信する。数分後に、了解と帰って来て、スマホを置いて俺はそのまま勉強を進めるのであった。
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「、、、、村瀬先生、此処なんですけど、これだと読み手の視点になってる様に読み取れてしまうので、変更お願いします」
「あぁ、分かった、修正しておこう。野村、此処の描写なんだが引からの注目、の方が読者視点からも読みやすくなると思う」
「了解ッス!村瀬先生!、小川っち、この後デートしない?」
「真紘今仕事中」
「殆ど終わってるんだから良いじゃないッスか!」
次の日、俺と琴世叔父さんは仕事をしている3人をみながらお茶をしている。お茶を飲みながら琴世叔父さんのエコー写真を嗜む。
「作家って本当に凄いな、、、、そして朔、自分がモデルになっている漫画を良く見れるな」
「ハハッ、慣れてって怖いよね、叔父さん。因みにこの漫画5割エロだから。見ない方が良いよ」
「見る見ないよりもまず朔よりも前に雅之が被害に遭っていたんだよなって言うのを思い出して、、、、凄いなって感情になってる」
「俺も最初は超複雑だったから分かる、マジ分かる」
「、此処数年俺村瀬先生の小説を読んでも感動しなくなったけど普通に良い話なのになんでなんだろ」
「あれだよ、良いものだけを見過ぎで、目と感性が肥えちゃったんだよ。俺も村瀬先生の顔見てると美意識感覚偏るから」
「あぁ、そう言うことか」
「どう言うことだ?????」
なんて会話をしていたらインターホンが鳴った。
「誰だろ」
「さぁ」
俺は心なしか嫌な予感がしながら応答すると、、、、
「はーい」
「ぁ、おチビ?俺だぞ~」
「、、、、、、、、野瀬さん?何の用ですか」
「何の用って普通に冬人に会いに来たの、あげて~」
「本当にすみません、、博樹がどうしても」
「良いですよ、小鳥遊さん、開けますね」
「流石おチビ」
突然の野瀬&小鳥遊の2人が訪問。それがまさか琴世叔父さんが居る時とかなんちゅう運命、いや偶然。
鍵を開けていると、声が着替えていたのか叔父さんが少し驚いた顔をしていた。
「え、博樹来るの???それに小鳥遊さんも???」
「そうみたいだね、、、、フユさーん、野瀬さんと小鳥遊さん来るよ~」
「何故開けたー!」
「開けない方がうるさいでしょうが!!」
「社長暇なのかな」
「それに付き合わされてる小鳥遊さん可哀想ッスね」
数分後、玄関の扉を勢い良く開ける野瀬さんと申し訳なさそうな顔をしている小鳥遊さんが入って来た。
「お邪魔しまーす、、って、琴世!?」
「こと、、橋本社長、いらっしゃったんですか」
「小鳥遊先輩、今は琴世で良いですよ」
「なんで、琴世が居るんだ?、まさか俺と同じr」
「博樹と決して同じ理由で此処に居る訳じゃねーよ」
「ウグッ、、、、」
琴世叔父さんの毒舌を喰らった野瀬さん。まぁこの人突然の訪問が多いもんなぁ。
「野瀬さん、なんでいきなり訪問して来たんですか」
「暇&会いたくなって!あと、ベビー用品買った!」
「、、、、俺も一応止めたんですけどね。博樹がどうしてもって、」
「小鳥遊先輩、お疲れ様です」
「小鳥遊さん大変だな、あれ、、、、真紘、早く仕事終わったらファミレス行こっか」
「!、小川っち好き~」
「お茶淹れて来ますね」
「ありがとうございます」
俺はお茶を淹れながら、幼馴染親友同級生の2人が居るのはちょっとエモい?と思う。
此処に、秋人さんと咲夜兄さんの2人が入るって思うと、凄いなって思えるし、、、、そのウチの4分の3が身内、家族って考えると、、、、笑える。
「そう言えば、冬人この前の原稿見た。お前にしては、繊細な表現だったな」
「そうですかね、まぁ1児の父になるから、、、、ですかね」
「、、、、(フユさん、照れてるな)」
「、、、、、、、、良いなぁ~、蒼太~、俺も赤ちゃん欲しい!咲夜も居るのに~」
「はいはい、、今度の商談上手く行ったらな」
「琴世、俺アイツと付き合ってるんだよな??そうだよな?」
「よしよし、お前はもう少し落ち着きを持て」
「小鳥遊さん大変ッスね~」
「じゃあ、真紘ももう少し落ち着こうね」
「え、、、、」
「野瀬さん、小鳥遊さん、お茶淹れましたよ」
「ありがとうございます、朔羅さん」
「ありがとう~、おチビ~」
急須を置いて、2人に声をかける。
「ん?、何これエコー写真?おチビの??」
「え、いや、それ琴世叔父さんの」
「え?琴世の?」
「ぇ?ぁ、ヤベッ」
俺は無意識下で野瀬さんに言ってしまった。油断してしまったァァァァァ!!
「え、は?、このエコー写真が琴世の?、それってどう言う事?、」
「ぁ、その、えーっと」
「朔、良いから、俺が説明する。その、、、、俺妊娠したんだよ、妊娠3ヶ月」
「!」
「だから、先日琴世の弟さんから連絡が来ていたのですか」
「ちょッ、ちょっと待って、それって相手って、、、、」
「ヒロ、、、、尋夢だ」
「それ、アイツ知ってるのか?」
「いや、言ってない」
「なんで!!?!?」
「だって、、、、」
それから、琴世叔父さんは何故言わない、何故此処に居るかの説明をする。
それを聞いている野瀬さんと小鳥遊さんの表情がなんと言うか全く違うと言うか、、、、うん、察せる。
「アイツッ!、ちょっと俺ぶん殴ってくる」
「待て待て待て待て、行くな」
「だけど!」
「ちゃんと話し合いたいから、頼む」
「博樹、、、、俺達が一々何かする事ではない」
「、、、、、、、、蒼太、、、、分かったよ」
「小川っち、今俺達空気だよね~」
「そうだな、真紘。で、終わった??」
「終わったー」
「俺が、俺が口を滑られてしまったあまりに、、、、!」
「朔羅、気にする事はない。いつかはバレる事なんだから」
「じゃあ、俺帰る、蒼太行くぞ」
「分かったよ、では失礼します、騒がしくしたしまいすみません、それと琴世今度お祝いの品を届けます」
「ぁ、はい、ありがとうございます、小鳥遊先輩」
そして2人が帰り、夕方になれば小川さんと野村さんの2人も帰り、夕食時に俺は琴世叔父さんに謝る。
「ごめん、口を滑られせて言っちゃって」
「良いの良いの、、それに後から知ったら博樹拗ねるだろうし、好都合だから」
「でも、冬人兄様、俺野瀬さんがそのまま何もしないってのは思えないんだけど」
「同感ですわ。彼の方、何回か会った事ありますけど、行動力の鬼と言いますか、一度決めたらやり遂げそうな雰囲気ありますし」
「、、、、あの人を止められるのは小鳥遊さんと橋本社長の2人だけだろうな」
「まぁ、また何かしようとするならその前に俺が説教しますよ」
「琴世さん頼もしいですわね、本当に」
「もし暴走した時は咲夜とか秋人居たら安心するけど」
「あぁ、、、、秋人兄様強そう、そう言うのに」
「確かに、咲夜兄さん野瀬さんには圧強そうだもんな」
「末っ子が長男を褒めている図は面白いな」
「分かりますわ、冬人お兄様」
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「じゃ、俺仕事行って来まーす」
「行ってらっしゃい、今日は成太だっけか?」
「ううん、望君。成太君は病院の検診」
「行ってらっしゃいですわ、朔羅」
「気をつけるんだぞ」
「分かってる」
次の日、俺はいつも通り仕事に行く支度をし終わり玄関に向かおうとしていた矢先、、、、
プルルルルッ プルルルルッ
「電話だ?、、、、誰だ、ってまー君だ」
うるさく鳴り響くスマホを手に取って電話に出たその瞬間、
『朔!!ヤバい!!!!!!』
キーン
「ぅ、うるさい」
部屋全体に響くまー君の声に思わず耳を塞いでしまう。まー君の声は他の3人にも聞こえていたらしい。俺はそのままスピーカーに切り替える。
「まー君、急に電話ってどうしたのさ」
『それがさっき急に冬人さんの本出版してる所の社長さん、野瀬さんだっけ?その人が乗り込んで来たんだよ』
「「「「え!!?!?」」」」
『それで急に尋夢さんの事殴り飛ばして今事務所騒然って感じ、今全力で義父さんが止めてる。だけど野瀬さん、琴世義叔父さんの妊娠言ってるだけど』
「は、アイツ、そっち居るのかよ、つか乗り込んだのかよ」
「彼の方、行動力凄いですわよね、本当」
「、、、、そうだな、日和」
『ぁ、朔、俺だ、咲夜。どう言う事だよ、琴世が妊娠とか、つかそっちに琴世居るのかよ』
「兄さん!?なんで兄さんもそこに居るのさ」
『俺は良晴から昨日呼び出されて来たらこうなってた訳、と言うかどう言う事だよ』
「、、叔父さん、どうする?」
「ハァ、腹括るか。咲夜、すぐそっち向かう、小鳥遊先輩呼び出せ」
『え、小鳥遊先輩俺から、え~』
「良いから、秋人も呼び出して良いし」
『、、、、分かった。それとちゃんと全部話せよ』
「あぁ、」
「俺も望君の運転でそっち向かうから、まー君頑張」
『朔、結構楽しんでるね???』
「、、、、、、、、バレた?」
『朔ったら、じゃ、また後で』
ピッ
電話を切りみんなと目を合わせる。たった数分の電話だったけど色々大きな展開が起こった気がする。
「琴世さん本当に行くんですの?行けば、質問攻めにされますわよ?」
「行かないとダメだと思う。それに、、、、あの馬鹿が作った機会壊すのはダメだろ」
「ヤダ、琴世叔父さんイケメン、、、、!」
「、、、、俺よりか?、いや朔羅が俺に惚れているんだ、何を不安になる事があるんだ、俺」
「フユさん大きな独り言言わないでよ。まぁ惚れてるのは正解だから、何も言わんが」
「朔羅、、、、帰ったらキスしよう」
「此処で宣言するなよ」
「あぁ言うイチャつきを恥ずかしげもなくやってる朔は凄いな」
「あれはまだまだ序盤ですわよ。朔羅の限界値ではないですもの」
「そっかぁ、、、、」
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「説明は後、今ちょっと事務所で対処しないとしないといけない事が発生したから」
「分かりました、2人共シートベルトを装着して下さいね」
「はーい」
「本当、、、、朔は問題を抱え込んで運ぶ天才かなんなのかな」
「そこで天才って表現するあたり、望君って感じするよ」
「それ褒めてる??」
「殆どは」
「、、、、それなら良いか」
「良いんだ笑」
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「咲夜兄さん!まー君!」
「朔、それに琴世」
「お待たせ、博樹とヒロは?」
「博樹は今小鳥遊先輩と秋人の2人が対応中。お前の彼氏は社長室で良晴が対応、と言うか殴られた所の治療中」
「了解、、、、ちょっとヒロの所行ってくる」
「OK、、、、じゃ、朔、正久ぜーんぶ言ってくれるよな???」
「「は、はい、咲夜兄さん/咲夜君」」
兄さんの圧に俺とまー君はそれしか言えなかった。
多分心の中で同じ事を思っていただろう。
「「(怖いよ!)」」
と。
その後俺とまー君は知っている事を全て話した。と言うか話さないといけない雰囲気を出されてしまったので話した。
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ガチャッ
「!、兄さん」
「!!、コトさん!!」
社長室に入ると、殴られた部分に絆創膏を貼り終わったであろう良晴と頭で頬を抑えているヒロの姿があった。
俺が部屋に入った瞬間2人共驚いた顔をしながら俺の方に視線を向けていた。
「今まで何処居たのさ、と言うか妊娠ってどう言う事!?」
「ちゃんと連絡しなかったのはごめん、良晴、後で全部説明する。だから今はヒロと話させてくれないか?」
「、、、、分かった。兄さんがそこまで言うんだったら」
「ありがとう」
「ちゃんと話し合えよ。2人の問題なんだから、、、、じゃ」
「あぁ」
良晴はそう言って部屋から出て行った。この間一言も発しないヒロ。珍しい、、、、ヒロの対面するようにソファに座る。
「顔、大丈夫か?」
「、、、、大丈夫。ちょっと痛いけど」
「ごめんな、まさか博樹があんな強行手段取るとは思わなくて」
「ううん、、、、、、、、、、、、コトさん」
「何?」
「博樹兄さんが言ってた、、、、妊娠って本当?」
「あぁ、、、、本当だよ」
「!、」
俺は鞄から妊娠検査薬とエコー写真、そして母子手帳の3つを取り出し、ヒロの前に置く。それを見て目を大きく開ける。
「妊娠3ヶ月だって」
「なんで、、、、なんで俺に一言も言わなかったのさ、俺父親だろ?それとも違う奴?」
「違う、この子は正真正銘お前の子だ」
「じゃあなんで!!?」
「、、、、お前、あの時あぁ言っただろ?」
「あの時?」
「俺が家を出る前の日、お前にもし子供が出来たらって聞いただろ?そしたらお前、、、、
『ぇ、、ちょっとビックリしちゃうかも、、、、少し嫌かな』
って言っただろ?だから」
「!、あれは、、、、その」
急に言葉が辿々しくなった。やっぱり、子供が出来るのは嫌だったの、、、、かな。
少し悲しくて顔を俯かせてしまう。すると俺の両手を包み込むように両手で手を取るヒロ。
「確かに、あの時俺は嫌って言った。でも、子供が出来る事が嫌って言った訳じゃない。言葉が足りなかったし、ちゃんと言わなかった俺が悪い。だから聞いて、コトさん」
「?、」
「俺が嫌な理由は、、、、少しでもコトさんと2人っきりで過ごせる時間を増やしたかったから。子供が出来たらコトさんそっちに意識向けるでしょ?そうなったら多分俺嫉妬する、、、、自分の子供なのにそんなの嫌だ、それにそんな自分が自分自身で嫌だから、、、、、、、、そのコトさんとの間に子供が出来たって、コトさんが妊娠したって博樹兄さんから聞いた時正直とっても嬉しかった」
「!、ヒロ、、、、」
「だから、言わせて、、、、コトさん、おめでとう、そしてありがとう、俺をお父さんにしてくれて」
「、ヒロ良いの?俺34歳で歳も離れてるし、ヒロにはもっと良い人いるぞ?」
「俺からしたらコトさん以外に良い人なんて見当たらない、、、、コトさんだから良いの、コトさん以外と幸せになんてなるつもりはない」
ヒロの優しいその言葉に俺は思わず涙をこぼす。すると急に跪くヒロ、俺はもしかしてと思って少しソワソワする。
「だからね、、、、本当はもっと良いレストランとかにしようと思ってたけど、、、、、、、、コトさんとお腹の子を全力で守ります、俺と人生を共に歩んでください、俺と家族になって下さい」
「、、、、、、、、はい、お願いします」
結婚指輪の入った箱を開けながらそう言うヒロに俺は涙を堪えながらそう返事をする。
すかさず俺の左手の薬指に指輪をはめるヒロ。
「ありがとう、コトさん」
「ヒロ、、、、いつ俺の指のサイズ測ったの???」
「、、、、、、、、寝てる時に」
「用意周到だな」
「あったり前でしょう!」
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夕食の時、俺は全てのことを報告するのであった。
「って事で、無事プロポーズも成功して、琴世叔父さんは家へと帰って行きましたとさ」
「展開の収束が早いですわね」
「と言うか野瀬さんどうなったの??」
「小鳥遊さんと秋人さん、咲夜兄さん、琴世叔父さんの4人にコッテリ叱られて干からびてたよ」
「そもそも何故野瀬さんは会社に乗り込んだりして殴ったんだ?」
「んー、なんかなんか1発やれば琴世叔父さんが動き出すかな、って思ってたらしい」
「「「案外ちゃんと考えてるけど、馬鹿だ/ですわ」」」
「なんでそれピッタリ合うのさ笑」
「でも、ちゃんと解決して良かったよ。朔君も一安心でしょ」
「まぁね、、、、ただ、もっと大きな問題の前触れ、とも思える」
「朔羅が言うと洒落になりませんわよ、本当に」
「朔羅は問題に巻き込まれるのが好きなのか??」
「んな訳ないだろ、、、、」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
無事琴世叔父さんの結婚も決まり、おじいちゃんおばあちゃんも孫が増えたけど、まぁ色々手順は踏み飛ばしてるけども。
「でも、本当に良かった~」
「そうだな、、朔羅嬉しそうだな」
「当たり前でしょう、琴世叔父さんが幸せなんだから」
「俺も朔羅の笑顔を見ると幸せになるな、、、、」
「フユさん、、、、、、、、ねぇ、、キス、しねーの?」
「!、」
「家出る前言っただろ、、、、結局帰ってもしなかったし」
「意外と覚えているんだな」
「/////しねーなら良い、寝る」フイッ
「しないとは言ってないだろ、、、、こっち向いて、朔羅」
「、、、、」クルッ
「、うん、偉い、、、、」チュッ
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