純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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告白されるのは嬉しいけど、恥ずかしいなぁ

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拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦、お元気ですか?俺は元気です。
6月下旬の暖かさより暑さが目立つようになった今日この頃、俺は、、、、

橋本はしもと先輩!好きです!!付き合って下さい!!!!!!」

1年生の後輩に告白をされました。

「マジか、、、、」




















「それで、返事はどうしたんだよ」

「まぁ断ったとは思うけどさぁ」

玲央れおいとも他人事だと思って」

「それにしても告白してくるとさ流石美少年、モテるな」

「辞めてよね、じゅん

「まぁ、急に告白されるのは結構大変だもんな。分かる」

千尋ちひろもまぁ似たような境遇か」

昨日の放課後、告白して来た子、名前を北野恋きたのれん君。高校1年生。
告白された事を早速みんなに言うのは性格悪いかもしれないが、心に秘めておくのはもったいないと思ってしまって。つい。

「まぁ、断ったよ、ちゃんと」

「それなら良いけど、、それで何だけど千尋君、つかさ君は?」

「そう言えば、おさむ五十鈴いすずの2人は家の用事で休んでいるが、司は仕事もないはずだが」

「ぁー、、今父さん達に修行付けられてるんだよなぁ」

「「「「「「どゆ事???」」」」」」

俺達は千尋の言葉にそう声を揃えて言った。何がどうしてそうなったんだ、と思いながら。

「実は、その俺、妊娠しました」

「「「「「「え!!!」」」」」」

千尋の言葉にみんな唖然としてしまう。純に関しては飲んでたジュース溢しそうになってる始末。

「産婦人科にも行って診て貰った。朔と柊月が行ってる所。3ヶ月、だって」

「マジか、え?3月の時?」

「多分。だからさ2人が通ってる助産院教えてくれない?俺も通いたいから」

「良いけど、、、、まさか司君が修行させられてるのってこの事で?」

「そう言う事」

「まぁ、結婚もしていないのに妊娠させる、何てどういう了見だって思うからな」

三都弥みつや、冷静~」

「うーん、この事もあるからって昨日プロポーズされて籍もそろそろ入れる予定です」

「おめでとう、千尋。何かあったらママ友である俺と柊月に教えて、ぁ、LI○Eグループあとで招待しておく」

「そうそう、僕と朔君は同じ仲間なんだしね」

「おい、ズルいぞ。俺らを除け者にするな~!」

「僕達だって結婚出来るものならしたいんだから~!」

「俺だって同じ気持ちだし~!つか俺らだって味方だから~」

「まぁ妊婦の気持ちは妊婦にしか分からないしな」

「「「三都弥、マジレス辞めて」」」

「「「3人とも冷静になるなよ」」」

なんて会話をするだけで楽しいと思えたしまう俺達は末期だろうか。

「それで告白された事、村瀬むらせ大先生に言ったの?」

「ハッ、言う訳ないでしょ、糸」

「言えよ」

「言ったら絶対にめんどくさくなるのが目に見えてるし」

「まぁでも、俺も後輩や他クラスから告白はされた事があったが柊月には言わなかったな」

「え、、、、僕初知り」

「言ったら悲しむし断っているだろ?」

「そう言うもんじゃねーと思うぞ、俺」

「そう言う純だって意外と告白されてんの、委員長にバレてるぞ」

「、、、、マジ???終わった」

「何で純ってさ、委員長に怖がってるの笑、そこは妹の方だろ」

「いずれ義姉になるから、今のうちに媚びを売ってるんだろ」

「玲央、言い方、悪いよ。まぁでも気持ちは分かるけど笑」

告白された、なんてフユさんにでもバレてみろ、、、、最悪相手を殴り飛ばす。それだけは辞めて欲しい。


























「朔、じゃーな」

「うん、また」

「朔せんぱーい!」

「!、北野君」

「何々~、告白して来た子?」

「うん、今日一緒に帰ってくれませんか?って昨日言われてさ」

「へぇ~、良い子じゃん」

「千尋君、今日僕ん家でゲームしよう」

「良いけど、それ実質三都弥ん家じゃんか、柊月」

「ちゃんとおもてなしはさせるぞ?」

「そう言ってけどな、俺とお前は今から仕事だ」

「純、引っ張るな」

「玲央~、今日何のロケだっけ?」

「目的地までバスで向かってその着いた所のご飯を食べよう、の企画」

「僕、死ぬかも」

そんな事を言いながら他のみんなはそれぞれの用事に向かった。
俺は教室の出入り口でソワソワしながら待っている北野君に近づく。

「ごめんね、待たせて」

「い、いえ!お忙しいのにすみません!」

「今はあんまり忙しくないよ、そろそろ産休だから」

「そ、そうなんですね!」

緊張しているのが伝わって来て、俺は笑みが溢れてしまう。隣で歩いているのに動きがぎこちないのが面白い。

「ぁ、体調は大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ、心配ありがとう」

「普通に当たり前です!好きな人なんですもん」

「、、、、そっか笑」
「、、、、、、、、ねぇ、北野君は」

「恋で良いです!」

「恋君はさ、、Ωなのにいや、Ωのはずなのに俺の事いつから好きだったの??」

俺はそう恋君に言った。
そう、恋君は俺と同じΩだけどチョーカーは付けてない。

「!、、、、、、、、俺が住んでた村って所謂、α至上主義でΩを蔑ろにする感じの村だったんです。そんな時、中学に上がる前にこっちに引っ越して来た時に、、、、朔先輩達が出てた冠番組を見て、Ωなのにこんなにも明るくて元気で前向きなのを知ってカッコいい、って思ったんです」
「恋って自覚したのは、、、、2年前だと思います。とある雑誌で、「Ωだからとかαだとか関係ないし、好きになるのはその人自身。αだから偉いなんて全くないし、、、、それにカッコいいのは誰にだって持ってるものじゃん?」そう言ってたのを見て、あぁこの人は性別関係なくその人自身を見て、自分自身をΩとか関係なく確立しているんだ。そう分かった時、好きになりました」

顔を赤くしながら、ボソボソと言う恋君。そんな事を言った様な、言ってなかった様な笑
まぁでも、それで好きになって貰えるのは結構嬉しいかも。
と言うかまだそんな村あるのかよ。古臭い。

「だから、先輩に熱愛が出て結婚もしてるって知った時は絶望になりました。でも、、、、気付いたんですよ、今時複数交際は常識にもある、って思って。去年、先輩の高校がSNSで分かって受験して、高校に上がって先輩の姿を生で見た時、、、、この恋は止められなくて、だから告白したんです。まぁ、俺なんて興味ないし、そもそも俺はΩだし」

「Ωだから断った訳じゃないよ。それにΩ同士とかα同士も普通だって思うし、俺は」

「そう、言って貰えると本当に嬉しいです」

「そもそもまだ良く分からないけど、、恋君の事を知りたいしね」

「!、そうですね!俺も先輩のこともっと知りたいです!」

うーん、やっぱり良い子だなぁ、この子。こんな子に俺に好意を向けて貰えるのは結構嬉しいけど、答えられないのはちょっと申し訳ないと思ってしまう。

「先輩は、番さん達を好きになった、理由ってなんなんですか?」

「え?好きになった理由ねぇ、、、、うーん、、、俺の事を好きだって伝えて来たり、俺の事を大切に想ってくれていて、、優しくてカッコいい所、ぁ、あとうん、ちゃんと俺の為に怒ってくれて泣いてくれている所、かな」

「、、、、そうですか。俺も、そんな人に出会えると良いな。って、俺には先輩が居るのに、、、、!!」

「いつか会えるよ、絶対。会えない訳がない、、、、恋って突然生まれるものだから」

「確かに、そうですね!」

「良い子~、何で俺の事好きになったのか分かんないぐらい良い子~」

「先輩の優しくてカッコいい所が好きです!」

「ほんと、絶対に良い人捕まえるんだよ?居なかったら紹介するから」

「先輩って絶対に自分は紹介しないですよね、こう言うのは」

そんな会話をしながら俺と恋君は帰路につく。こう言う子って意外と慣れないけど良い子で優しい子だって事は伝わるんだよねー笑。



























































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