純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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こう言う時に頼りにはなるけど過保護が過ぎる

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「フユさん、今日来たよ。3人で写ってるやつ」

「燃やすか」

「物騒物騒。燃やさなくても良いから、マジで」

「この距離感で撮影をするなんて言語道断だ。これで朔羅さくら羅人あみひとに何かあったら許さない」

「過保護過ぎ!」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦、お元気ですか?俺は、少し元気です。

フユさんにストーカーの件を話して以来、フユさんの過保護度が更にアップしてしまった。
来る手紙の確認から、等々俺が持つ物にGPSを付けるまで、今まではスマホとリュックにだけだったのに。

「だが、本当に兄さん達には言わなくても良いのか?」

「言わない。フユさんって言う協力者?が居るんだもん。それにまだ実害がないんだから」

「実害がある前に行動した方が良いと思うが、家も特定されている。朔羅は芸能人、それを考えれば十分だと思うが」

「良いの!、、、、それに俺のせいで誰かが心配するの嫌なんだよ」

「、、、、ハァ、朔羅がそう言うんだったら、一旦は分かった。だがヤバい時は必ず俺に言う事。分かったな?」

「うん、分かった」

そう約束をする。
今回に関しては、否定とか入れません。入れる立場に居ません。
そう思っていると、羅人の泣き声が聞こえて来た。

「ありゃ、オムツかな?それとも機嫌が悪いかなぁ」

「俺が見てくる。朔羅はゆっくりしなさい」

「はーい、お願いねー」

フユさんに言われて俺は自分の部屋に入る。
そして椅子に座り、机の引き出しを開けある物を取り出し、中身を見る。

「やっぱり、この写真は学校だよなぁ、、、、」

フユさんに見せた写真から抜き取った写真も取り出して眉間に皺を寄せる。
ずっと不思議に思ってた、学校での写真をどうやって撮っているのか、って。
ストーカーは生徒か教師、だとはずっと考えていたけど、、、、

「これ、河本こうもと先生でしか撮れないアングルだよね???」

そう俺は呟く。
階段で喋っている時の写真とか、体育での授業終わりの時の写真とか、明らかに河本先生でしか撮れないアングルの写真が多い気がする。

「疑いたくもないし、でも、、、、なんで」

写真を撮られている中には河本先生の方を見ている写真もある。
だけど、先生がカメラを持っている所は一度も見た事がない。
俺は不思議に思いながら椅子の背もたれに体重をかける。

「なんで、って考えても答えは出ないし、とりあえずは、、、、、、、、ダメだ、難しい事考えられるほど頭は良くねー」

なんで先生目線のアングルで撮られているかは分からないが、先生が犯人、ストーカーだとは到底思えない。
これは信じているからもあるけど、先生がそんな事する理由があるとは思えないからだ。

「ぁ~、もう考えてウダウダするのは辞め。明日ハロウィンがあるし、今日は考えるの辞め!」

俺はそう立ち上がって良い、夜ご飯を作る為に部屋を出て、1階に降りるのであった。
















































「朔~、どう?お化けコス」

「僕は~、ゾンビコス~」

玲央れおいとのそう言う振り切っている所嫌いじゃない」

アイドルとは思えないぐらい本気な仮装に思わず俺は言ってしまう。
今日は、ハロウィンで街中をブラブラ歩きたい、とは思ってはいるが難しいと思いイベントに参加する。

「他のみんなもうやってるらしいし、早く俺らも行こう」

「はいはい」

「朔のコス、可愛い。なんだっけ、天使?」

「そう、昔のやつのリメイクみたいな物。事務所の衣装さんが目を輝かせながら引き受けてくれた」

「「ぁ、あの人ね」」

「理解してくれて助かる」

そんな会話をしながら、街を歩く。こんな格好をしているとメイクのおかげか、気づかれる事はない。

「つか、朔髪伸びたくね??もう腰までいきそうじゃん」

「そうなんだよ、玲央。切る時間がない」

「え~、でもありそうに見えるけど」

「これでも一児の母なんだよ、俺は」

「まぁ髪長いと余計に女っぽく見えると、思う」

「確かに、朔体型も女子っぽいしね」

「辞めろ。こちとら産後頑張って体重元に戻したんだよ」

揶揄われながらも楽しいな、と思う。
それと多分2人は気づいてないだろうけど、視線を感じるんだよなぁ。
俺にだけ向けてるこの視線、勘違いだと良いけど、明らかに俺だって分かってる感じがする。

「ぁ、そういや知ってる?」

「ん?何?」

清正きよまささん、今度【Knights of crown】にゲスト登場するらしいぜ」

「「マジ?」」

「マジ、ひじりから俺聞いたし」

「うら、羨ましい、、、、!!僕達のライブには1回しか出てくれなかったのに、クソッ、ナイクラめぇ」

「糸の奴、限界オタク過ぎるだろ」

「まぁあれを本人の前に出さないだけ、良いんじゃい?見られたら引かれる」

「だな、アレは特級呪物だ」

「だねだね。触れるの厳禁」

「2人とも、揶揄いが今日も今日とて酷いね」

と、そんな会話をしながら俺達は他のみんなと合流して街を歩く。
ずっと俺に視線を向ける奴(多分ストーカー)意外にも気づいてなくて可愛いな、と思いながら見ている人達の視線に晒されながら。

五十鈴いすずが執事服着るとは思わなかった」

「俺だって恥ずかしくて着たくないのに、おさむが」

「可愛い者には執事服って言うじゃん?俺だってメイド服着てるんだ、我慢だ」

「本当に修のそう言う所嫌いじゃない」

「俺は恥ずかしくて死ぬ」

本当に、なんだろうな~、この2人を見ると普通反対な気もするが、この2人だからなぁ、と納得してしまう自分がいる。
恥ずかしがる五十鈴とそれを可愛いと言う修と言う構図は完成されている。

つかさ千尋ちひろの2人は騎士と姫、ですか」

「マネージャーに勧められて。似合うからって」

「俺もマネージャーから、ゆったりめになるし、似合うからって」

「まぁ本当に似合ってるから何も言えない。2人とも顔面偏差値高いから」

「「納得しないでよ、朔」」

本当に似合ってるんだよなぁ。てっきり司はふざける方向かと思ったらこれだったし、妊娠中の千尋は可愛らしい姿に。
うーん、普段の2人からは考えられない姿だな、と思う。
そして問題作は、

「それで、じゅんよ」

「何?」

「なーんで、子泣き爺な訳?」

クオリティの高い子泣き爺で俺は少し引く。
まさかこれにするとは思わないし。

「、、、、マネージャーから似合うからって」

「「「「「「「絶対に違うでしょ」」」」」」」

「俺知ってるよ、マネージャーから止められてるの」

「もしバレたらヤバいってマネージャー焦ってたぞ」

「ウグッ、」

「メンバーからの攻撃に耐えられない、純笑」

「まぁアイドルがあんな格好するのは考えられないし」

「俺達【空色パレット】でもやった事ないからな」

「引く、マジ引く。俺だったら考えられない」

「でも今現在お化けとゾンビのコスしてる僕達も同等なんだよ、玲央」

「言わないで!糸!」

糸の言葉に耳を塞ぎしゃがみ込む玲央。
見たくねーよ、お化けがしゃがんでるのを。
まぁ、この場に居る全員が芸能人な事もある為全マネージャー陣から事前に、2時間の参加だけは認める。
それ以外は許さないと、宣言されている身なので意外と慎重に行動をしています。
まぁ、子泣き爺ゾンビが居る時点で無理なんだけども。

「(そして、相変わらずのストーカーからの視線、、、、ね)」

「朔~、次こっち行こうぜ」

「ぁ、うん、分かった」

「はわっ、今五十鈴に似合いそうなのがあった」

「着ないからね。絶対に、修着ないからね」

「五十鈴の今のセリフ、フラグに聞こえるの俺だけ?」

「俺も聞こえたから安心しろ、司」

「ねぇ、糸、めっちゃ人からの視線ある。モテてるのかな?」

「引かれてるんだよ、純。気づきな、今の僕達は笑われる存在なんだって事を」

相変わらず口が悪いな、糸。
そしてそのコスを選んだのは糸だよな、と思いながら歩くのであったとさ。チャンチャン、、、、終わらないけどね。













































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