純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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最高の誕生日、、、、ありがとう、朔羅。やっぱりお前だけだな

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最近、朔羅さくらの様子が可笑しい。俺に距
離があるとか、接し方が可笑しいとかではないんだ。

「朔羅、キスしたいんだが」

「!、ブフッ  ゲホゲホッ ケホケホッ  そ、そー言うのいきなり言うなよ!馬鹿なのかよ!/////////」

「可愛いな、やっぱり」

いつも通り照れ屋なのは変わらず、、

「朔羅、気持ち良いか?」

「ぁッ、、、んッ、、、気持ちぃ」 ビクビクッ

「もっとだな」

夜は素直だ。では何が可笑しいか、それは、、、、


ガチャッ

「朔羅 、、、、?」

「やっぱり、このシチュエーションで言った方が効果的かな?、、うーん、初めてだから分かんねーよ」

「?、、、」

「でも、フユさんの事だから、勘付かれる前にやらないとだよね?言わなきゃ伝わらない可能性あるし!」

「?(俺?)、、朔羅?」

「ビャッ、、、、!ふ、フユさん!?いつの間に!?」

「さっき声をかけたんだが反応なくてな」

「そ、そっか!ぁ、さっきの独り言忘れて!フユさんに関係ない事だから!夜ご飯作るね!」

朔羅はそう言って何かを箱に押し入れて、俺を部屋から出して自室の鍵を閉め、1階に降りて行った。

この行動と焦った表情からしてやっぱり怪しいし可笑しい。
俺への隠し事、そして俺に対して何かを言おうとしていると言う事は分かる。だがその内容がまだ分からない。

「と言う事で、お前ら3人に聞こうと思ってな。早く言う内容と隠してる事言え」

「「「頼んでる人の態度じゃない」」」

「お前らにはこれぐらいの態度で十分だろ?」

「何で私この人の担当になったんだろ、分かんなくなって来た」

「僕もですよ。先輩、、ホントこの性格に巻き込まれている朔君可哀想に」

「俺は漫画のネタにならで感謝はしてますけど、俺も結構忙しいんスからね」

朔羅が学校に行っている間に、俺の担当編集である三村みむら小川こがわ、そして作画担当の野村のむらを招集した。初めて電話を使って呼んだかもしれないな。

「それで、朔君の様子が可笑しいって事、スけど、俺の予想は、、、、別れを切り出すんじゃないんスかね」

「私も同意見で、隠し事+言おうとしている事がある、なんて十中八九別れ切り出す以外ないね」

「お2人はもっと視野を広げた方が良いんじゃないですか?、、、、と言う僕も同意見なんですが」

「、、、、やっぱりそうか」

「「「!!?!?」」」

俺が言うと何故か驚愕する3人。何故だ?ただ同意しただけで、、、、??

「何故驚く」

「いや、だって村瀬むらせ先生が今まで私達の意見なんて聞き入れる事も同意する様な事なかったから」

「熱ですか?それとも寝不足?ぁ、熱中症?!??!」

「ここまでヤバくなるとは結構メンタルきてるんスかね。村瀬先生が普通の人に、、、、」

「お前ら馬鹿にしているのか?貶しているのか?」

「「「驚いているんです」」」

俺は少しイラつきながらも、朔羅に出会ってから変化したと言う自覚はある為あまり此処らへんには意見はしない。
朔羅が俺に対してどう思っているのか、ちゃんと聞く機会はあまりないからな。

「別れ、か、、、、俺何かしただろうか」

「まぁ、殆どの場合性格が無理になったとか、、嫉妬したりこんな漫画書いたりするのとか」

「あとは好きな人が出来たとか、?ほら、朔君のメンバーには2人もアルファ居るし、他にも他グループでも居るっぽいし」

「俺的に言えば、嫌な事され続けてもう限界とか?ほら、自分を題材にされた漫画とか、エロい事される事とか言われる事とか?」

「結構ストレートに言うんだな、お前らは」

だが、結構当たっているのも正直な話だ。俺がしたい事を朔羅にしていて朔羅が嫌と言ってもやり、漫画も描き続けている。それが嫌になったのは当たり前だろう。だから、、、、別れを切り出す、、、、か。

何で俺は気づかなかったんだろうな。

























「、、、、これは、」

「ぁ、フユさん、お帰りなさい」

「?、ただいま

数日後、出版社に用事が終わって帰ってくると、部屋が綺麗に飾られていて、テーブルには色々な料理が置かれていた。

「えへへ、頑張ったんだから、ぁ、早く席座って、」

「ぁ、あぁ、分かった」

「飲み物持ってくるから、」

朔羅はそう言って冷蔵庫から飲み物を取りに行った。
俺はこの時、理解した。あぁ、今日か、別れを告げられるのは、、、、そうか。豪華な料理に装飾、最後は綺麗にしたい、のか。

俺はそう心の中で思いながら席に着く。

「美味しく作ったから、」

「あぁ、楽しみだ」

それから料理を食べ進めて俺は心の中が暗くなって来たが、それを表情には出さなかった。出すのはお門違いだからな。俺より辛い気持ちなのは朔羅なんだから。

料理を食べ終わると、朔羅の表情が真剣な表情になった。

「あの、フユさん、俺言いたい事、みたいなのがあってさ、」

「、、、、あぁ、何でも言ってくれ」

やっぱり、悲しいな。いざ、別れを告げられるのは、あぁまた失恋をするのだろうか、、、、俺は、いや、自分から言った方が良いのだろうか、、、、
























フユさんの誕生日が分かってから、俺は俺らしい誕生日をお祝いしようと決意した。俺がされて嬉しい事と、俺がフユさんにしたい事を混ぜ合わせた感じにしようと思う。

あの人の事だから誕生日会とはヤバい感じだと思うし!!

「まずは、」

プルルルルッ プルルルルッ

「へい!咲夜さきや兄さん!」

『?何だ、朔』

「ちょっとお願いしたい物があってさ!」

『お願いしたい物??』

「そう!我が家の秘伝をね!」

『、、、、ぁ、アレか』

兄さんに電話をしてから、俺は次に花屋さんに向かった。

「いらっしゃいませ~」

「あの、すみません、この花とこの花、あとこの花とこの花ってありますか?」

「、、、、えぇっと、ぁ、ありますよ」

「なら、それを花束で下さい」

「分かりました。少々お待ち下さい」

店員さんにお願いして作って貰った花束をある物に変える為に家に帰宅した作業を進め、それと同時進行で、

「これと、これは外せない。あとは絶対にこれ!、、、、喜んでくれるかな」

空いている時間と言う時間を全て使いギリギリまで悩み続けた誕プレ選び。だけど楽しかったから全てよし!

そしていざ来た誕生日当日。フユさんは出版社に用事がある為家に居ないから、準備がやりやすかった!大人の雰囲気を残しつつ、部屋を飾り付けするのは大変だったけど、やりがいはあった。料理は前日から仕込みをして、フユさんが好きなのと、俺が好きな、、、、

『我が家秘伝料理ノート、!』

『朔が頼むとは何事かと思っけど、誕生日お祝いな、』

『うん!我が家の誕生日の料理食べさせたくて!』

『そうかよ、楽しめよ』

『うん!』

ママとパパが残した我が家の料理ノートの中に書き記してある誕生日の料理は本当に美味しいから、食べさせたいんだ。フユさんに、、、、

「料理よし、ケーキよし、飾り付けよし、あとはフユさんのみ!」

つか、なんかフユさんの為に此処まで張り切ってるのがフユさんに筒抜けになったら絶対に揶揄われる!!フユさんの為にって言う訳じゃなーからな!俺の俺自身の為にやってるだけだからな!!

って!俺は誰に弁明してんだよ!!

何て思って来たらフユさんが帰宅した。フユさんの様子が何処か可笑しいと思ったがスルーして、料理を食べ進める。美味しいと言ってくれて嬉しくなった。

食べ終わって、俺はいざ、お誕生日おめでとうと言おうと決意する。会ってすぐに言わなかったのは、なんか小っ恥ずかしいくて、、、、

「あの、フユさん、俺言いたい事、みたいなのがあってさ、」

「、、、、あぁ、何でも言ってくれ」

そう言ったフユさんの顔は何処か悲しげだった。何で?自分の誕生日なのに、こんな顔を、、、、?
俺はそんな疑問が頭の中で浮かび上がる。

「ぁ、えっとね、その、、、、おt 「驚かないから、、俺と別れたいんだろ?」、、、、は?、はい?」

フユさんの言葉に俺は固まる。ぇ?ワカレタインダロ?別れたいんだろ???はい??
はい!!?!?

「ちょッ、何がどうなってそう言う思考回路になってんの!?」

「何がって、俺に隠し事してて、俺に言いたい事があってそれで豪華な料理と装飾、完全に別れる時の事だろうが」

「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ、今日はフユさんの誕生日だろうが!!」

「、、、、、、、、え?」

「今日9月12日はフユさんの産まれた日なんだろ?!」

「ぇ、、、、ぁ、そう言えば、そうだったな」

「何忘れてんだよ!」

フユさんの言葉に驚いて、フユさんのツッコミながら言うと何故かフユさん驚いて、まさかの自分の誕生日忘れてて俺はもっと驚く。

もうヤダ、この人なんで自分の事になるとこんなに疎いの!?変な勘違いされるし!!!

「いや、いつも雅之まさゆきが教えてくれるから頭の中で飛んでいて、、、、そうか、俺の誕生日ぁったか」

「そうだよ。だから俺フユさんの誕生日祝って、、、、だからその、30歳のお誕生日おめでとう、フユさん。今日はまずそれが言いたくて」

「!、、、、あぁ、ありがとう」

「つか、何で俺が別れるなんて勘違いなんだよ。普通もっと他の事考えるだろ」

「俺がお前を傷つけているからだ。お前が嫌がる事をして来たし、お前の気持ちを無視して酷い事だってして来た」

「はぁ?俺をいつ傷つけたって」

「お前と再同居をしてからすぐにお前を無理矢理抱いた、お前が散々嫌がった漫画も描き続けた。お前が嫉妬するのも可笑しいと言うがし続けた」

「!、(確かにそんな事あったけど、、、、、フユさんはそれを悩み続けた?俺が別れを切り出すと思って?、、俺、全然分かってなかったかも、フユさんはそんな事気にしない人だって心の中で決め付けてた。でもこの人は、村瀬冬人むらせふゆとは俺以上に繊細なんだ)」
「、、、、何だよそれ、、馬鹿じゃねーの、」

「あぁ、でも心配なんだ。俺が1番嫌なのは俺から離れる事。俺から離れるない様にするなら俺は何でもする。でも、お前を束縛したい、閉じ込めたいと思う自分が居る」

「あぁ、もう!、、、、俺、フユさんの事好き、、、大好きだよ」

「!、」

「つうか、そんな事かよ!悲しそうな顔をしてたから、もっとヤバい事言われるかと思ったじゃねーか」
「それに、アンタが本気で俺が嫌がる事とか傷付ける事しないの俺分かってるし、それに言われて嫌だった事あったけ?って考えたし、それに本気で嫌だったら、アンタと、フユさんと一緒に居る訳ないし、付き合ってないつーの、あと、抱かれてもないし」

「、、、、そうか、」

フユさんはそう言って、俺を力強く抱きしめた。何も言わずに、ただただ抱きしめた。久しぶりに抱きしめられたその感触は暖かくて、優しくてそれでいて落ち着く。

それから何分、何十分経ったか分からないが抱きしめられた。


「はい、誕生日プレゼント」

「、、、、わざわざ買ったのか?」

「一応ね!俺が渡したいだけだから!」

ケーキを食べながら、俺はフユさんに誕生日プレゼントの入った紙袋を渡す。

「これは、ドライフラワー?」

「そう、フユさんの誕生花と、他3種類の花。昔ドラマの現場でドライフラワーの作り方教わったから」

フユさんの誕生日9月12日の誕生花はアイ、花言葉は「美しい装い」、「あなた次第」だ。そして他の花は、3本の赤い薔薇、5本の白い薔薇、そしてアネモネを入れてみました。
昔、清正きよまささんと共演した時に教えて貰った。清正さんに貰った本のおかげもあったから、良かった。

「他は、、ブレスレット?」

「うん、ちょっと太めのだけど、前にフユさんネックレスくれたでしょ?だから、俺からのお揃いのアクセ贈りたいなって思って、」

「そうか、、」

そう言ったフユさんはすぐに付け始めた。ブレスレットは本当に詳しい人に聞いて良いのかを買った。喜んで貰えて良かった。だけど、1番は1番ヤバいのは最後なんだよな。

「最後ば、、、、、「したい事しても良い券」?」

「、、、、フユさん、前に言ってただろ?漫画に書いている思いは実際にしたいのって、だからその、それ出せばフユさんがしたいのヤってやるって言うか、、無期限&使用回数無限だからな」

「、そうか、ありがとう」

「!、そうかよ」

フユさんは途端に笑顔になったと、思ったらそれをスッとそれを出したと思ったら次の瞬間、、

「なら、俺を攻めてみてくれ、」

「は?、」

「何でも俺のしたい事をしてくれるんだろ?」

「!、、、、あぁ、やってやろうじゃねーか、まずはちょっと風呂入ってくるから、待ってろ」

笑顔で言い放ったフユさんに俺は何故か受け入れちゃって風呂入りからの、ソファで座ったフユさんの前に立ちはだかる。

「スゥ、、、、」トンッ

「!、、、、」

「俺がするから、フユさん何もすんなよ」

「あぁ、、、、」

俺はそう言って、フユさんにキスをする。震えるし恥ずかしいし、爆発しそうだけど、、、、!つか、漫画に朔夜が攻めるのあったかよ!?

「んッ、、、、ん」

俺はキスを続けながら、フユさんの服の下に手を入れて、胸を触ったり腰を触ったりする。

「んッ、、、、(どうだ!流石のフユさんでもこれは耐えられん!!)」

「ふッ、、、、」

「!、(くっ、聞いてない!何でだ!?)」




























「、、、、あれ?」

気付いたら俺は抱かれていたし、ベットに居た。何でだ??確かあのまま、フユさんのズボン脱がして触ればイけるか!なんて思ったら、、抱き上げられて、、、、あれ?

「朔羅、もう寝ろ、、俺はまだ仕事するから」 ナデナデ

「、、、、おう」

俺はそのまま眠った。つうか、!俺が攻めるとか無理だろ!あの人それ分かっててやりやがったな!!


拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。誕生日は無事に終わりましたが、腰も終わりました。
でも、フユさんの誕生日祝えて良かったのは事実です。
























朔羅が寝たのを確認して、俺は寝室を出る。

まさか、朔羅に誕生日を祝われるとは思わず、俺は心が嬉しくなった。自分の本心を伝えたら朔羅の本心を知れて良かったかも知れなかったな。

「誕生日をお祝い、、、、か」










『!、今日は僕のお誕生日!、、、母様も父様もお祝いしてくれかな』

『坊ちゃん、旦那様はお仕事、奥方様は体調を崩しております』

『、、、、そっか。そうだよね、』

『あら、、あの男のガキが何で』

『!、』

『本当、何でアンタが産まれたんだろ』

『ぇ、、、、』

『奥様、お辞めください』


碌に誕生日を祝われた記憶はない。父親は会社が忙しく、プレゼントだけが届いた、母親は体調を崩して海外に居た。兄は俺に関心があるのかないのか分からなかった。弟とから誕生日おめでとうと言われた事はあったしプレゼントも貰った事があったが、兄の母親に気に入られているからか接触が少なかった。
使用人が祝ってくれるのが普通だった。


「嬉しい物だな、、、、好きな人に祝われるのは、、、、笑」

30歳の誕生日、最高のプレゼントは朔羅と言う存在かも知れないな。

「愛しているよ、、朔羅」













































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