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新年早々なんか疲れるのは、どこの誰のせいだろうか、、、、
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「フユさん、着付け出来るんだな。意外」
「母が出来ていたらしくて、俺も習ったんだ。これぐらいなら兄弟達も出来るぞ」
「フユさんの意外な特技知っちゃったよ。新年に」
1月1日、目を覚ましたら既に9時過ぎていて急いでトイレと朝ご飯を済ませてから、着替えている現在10時過ぎ。
因みに着物はこの日の為にフユさんが呉服屋から買って来たので、フユさんが着付けをしてくれています。
「朔羅も着付け出来るんだな」
「一応ね。上手い方ではないけど、おじいちゃん家で着る機会があるから」
「そうなのか、俺は基本スーツだから、着物はあんまり着ないからな」
「でも、着物も似合ってんぞ。落ち着いた雰囲気とメガネが」
「そうか。朔羅が言うんだったら、良かったよ」
「そうかよ。つーか、アンタの事だから、女性用の着物着させると、思ってたわ」
「、、、、大丈夫。そっちも買ってある。着たかったらいつでも言ってくれ」
「何が大丈夫なのか一言一句言ってみろや。馬鹿野郎」
俺はフユさんの言葉につい、ツッコんでしまったがしょうがないと思う。
つうか、フユさんって結構服のセンスは良いんだよな。この着物とか、普通にオシャレだし、フユさんも落ち着いた色合いに合ったメガネだし、なんか負けた気分になった、、、、
と心の中で怨念を漂わせていると、チャイムが鳴った。俺とフユさんは顔を見合わせる。
「宅配って訳じゃないよな。誰だろ」
「俺が出る。朔羅は片付けをしておけ、」
「りょうかーい」
フユさんが部屋を出て俺は片付けをして5分程度が経ち、1階に降りるとフユさんのそばに見覚えのある3つ人影が視界に入った。
俺はそれを見て少し歩くスピードが落ちる。何故なら、
「ぁ!、朔ちゃん、明けましておめでとう!今年もどうぞよろしく!!と言うか着物超可愛いね!cute!ぁ、冬人兄さんも勿論ね!」
「朔君、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくね。着物似合っているよ、兄様が着付けしたのかな」
「朔、明けまして御目出度う。今年もどうぞよろしくお願いする。着物、朔の雰囲気に合っていて素敵だ」
「明けましておめでとうございます。楓斗さん、夏人さん、秋人さん」
新年早々、村瀬家ブラザーズ集合しちゃった。
フユさんの顔が心底嫌そうなのは俺だけが分かるのかこの3名にも伝わっているのかで話は変わってくるが、
そう思っているとフユさんが口を開いた。
「帰れ」
「「「ヤァダ♡/嫌です/無理だ」」」
「チッ、、、、」
「フユさん、舌打ちはダメだって。それで、御三方は新年のご挨拶ですか?」
「それもあるけど、俺達の目的はぁ~」
楓斗さんがそう言った瞬間、懐から太い封筒を取り出し始めた。俺はそれを見てギョッとしてしまう。
「こ、これって、なんでしょうか?」
「「「お年玉」」」
「な、なんか分厚くないですか?」
「「「「これぐらい普通/だろ?/でしょ?/だよね?」」」」
「アンタらの価値観とこっちが価値観は違うんですよ!幾ら入ってんですか!」
「「「150万」」」
「貰えねーよ!!」
俺は3人の言葉に力強くツッコむ。3人合わせて450万をイチ高校1年生にお年玉としてあげるか!普通!!
俺は冷や汗と何でこうなったっと言う疑問で顔色が悪くなる。
「そもそも何で150万何ですか!」
「朔ちゃん15歳でしょ、だがら150万。それにこれぐらい安いと思うけどなぁ、、、ね?」
「お祖父様達から毎年500万貰うけど、やっぱり違うのかな」
「まぁ、俺達の家がイレギュラー過ぎるのもあるだろうな。500万なんて多いとは思うが」
「だからって150万が安いって訳じゃねーですからね、秋人さん」
「150万は高いのか、、、、」
「やっぱり、アンタもあっち側かよ。フユさん、、、とりあえず、俺貰えませんから、」
俺はキッパリとハッキリと言って断る。他にもお年玉貰うってのにこんな大金を一度に貰えるかっての!ちゃんと貯金しろよな!、、、、いや、貯金しなくても金はあるのか、コイツら。
「、、、、お願い、朔ちゃん。去年俺朔ちゃんに大きく迷惑かけたし沢山の恩義があるんだ。だから、そのお礼の1つと思って、受け取って」
「俺も同じだよ、朔君。去年朔君に色々して貰って救われたし、意識が変わって少しだけ自分自身が変わったと思う。だから、これを受け取って下さい」
「2人と同じだ、朔。どんなに拒否をしようとも俺達は受け取って欲しい。朔は俺らにとっては恩人であり、大事な人なんだ。意地でも受け取って貰う」
「だ、だかr 「朔羅、受け取っても良いんじゃないか」、、フユさん、?」
フユさんの言葉にビックリする俺。それに楓斗さん達3人。意外な発言過ぎて少し体が固まってしまう。
俺はフユさんの顔を見上げる。
「コイツらにいくら言っても食い下がる訳がないし、貰える物は貰っておけ」
「、、、、フユさんがそこまで言うんだったら、、貰います」
「「「是非に」」」
俺は3人からお年玉の入った封筒を受け取ると、その重さに体が少しよろける。新年早々お年玉で転けたくはない、、、、!
すると、楓斗さんがまた懐から封筒を取り出した。嫌な予感する。
「ぁ、それと、これは父さんから、この前のパーティーと俺達へのお礼としてお年玉」
「また分厚い!」
「父さんの事だから、200万ぐらい包んでそうだな」
「あぁ、兄さん、父さんだったらやりかねないな」
「父様、、恩義とか礼儀はちゃんとしてるから、」
「、、、、もうヤダ。この親子共、礼儀方法がぶっ壊れてる」
俺はあまりの似た者親子過ぎて両手で顔を覆って嘆く。
何だろう、内面とかあんまり似てない楓斗さんや夏人さんでもこう言う考えだから、やっぱり兄弟、親子なんだなって思う反面、あの家で育ったからなのかと言う疑問が浮かぶ。
「まぁ、とりあえず、貰っておきます。使うかは考えますけど」
「ありがと~。でも、俺はラッキーだなぁ」
「何でですか?」
「だってぇ、新年早々超可愛い朔ちゃんと超カッコいい冬人兄さん達を崇めたんだもん♡、今日1番の幸せ者は俺だね!絶対!♡」
「「「「、、、、、、、、」」」」
楓斗さんの言葉に俺達は言葉を失って固まる。何だろう、この人の俺達への愛情と言うか、気持ちはちょっと怖い。
俺はチラッとフユさん達の方を見ると、何故か目を逸らす3人。おい、お前達の兄弟だろ?あぁなった一環お前達にもあるんだからな!!
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「人多い。やっぱり、初詣だからかな」
「そうだな。朔羅、ちゃんとバレない様にするんだぞ」
「フユさん、こー言う場では案外バレないし、変装し過ぎると目立つからダメなんだよ」
「そう言うものなのか」
楓斗さん達が帰って、俺とフユさんも初詣に訪れた。既に人は大賑わいで、ちょっと苦しいと感じるし、普通に寒い。
マフラーを付けながら、俺とフユさんは参拝をする。
「フユさん何円にする?」
「1万1500円だな。良いご縁てな」
「それなら115円で良いご縁の方が良いわ。それにあげ過ぎはダメだし」
「朔羅がそう言うんだったらそうする」
「是非そうしてくれ」
このお坊ちゃんめ、と思いながら俺たちの順番が来た。お賽銭を入れて、二拝二拍手一礼をして、
「(今年一年無事過ごせます様に、それと、フユさんが病気なく元気に過ごせます様に、、、、、、フユさんと幸せな日々が続きます様に)」
「(朔羅が幸せであります様に、朔羅が笑顔の日々を過ごせます様に、、、朔羅と番ます様に、、、、どんな方法でも、良いから)」
その場から離れて、御神籤のある場まで歩く。
「フユさん何願ったの?」
「秘密だ。朔羅は?」
「、、ならこっちも秘密~、、、ぁ!御神籤あった!引こう!」
「あぁ、そうだな」
下駄を響かせながら歩く。結構この音は好き。
御神籤を引いて結果を見る。
「俺が凶、フユさんが末吉って、なんか良い結果じゃないな」
「、、、、朔羅が凶な訳ないだろう、もう一度引こう」
「いや、何回も引くもんじゃないし、、、、!」
俺はそう言いながら御神籤の内容を見る。
願望:叶わない 待人:訪れない 学問:気を付けよ
健康:不安定 旅立ち:待たれよ
酷いな。で、恋愛は、、、、恋愛:壊れる
、、、、、、、、いやいやいやいやいやいやいやいやいや
ないよな?ある訳ないよ!フユさんだせ!?俺の事嫌いになる訳ないって、、、、!うん!ないない!
ないよな?
「朔羅、甘酒配ってるぞ、、、、!」
「はいはい、貰って来るからここで待ってろよ」
「分かった」
俺は甘酒を2人分貰って、フユさんの所に戻ろうとしたら、女性達の話し声が耳に入った。
「ねぇ、あのメガネ高身長イケメン過ぎない?」
「分かる!イケメン過ぎるしαオーラヤバい!」
「私達みたいなβは一生お近づきには慣れない人種だよ~」
「あー言うイケメンは美女なαか超可愛いΩしかダメだよね~」
「「付き合える子が羨ましい~」」
「、、、、(そうだろう、そうだろう!)」
女性達のフユさんの感想に俺は心の中でそう言う。
フユさんはイケメンだし!それで付き合ってる俺は顔面最強だし!合ってる!合ってる!
俺は超上機嫌になりながら、フユさんの元に戻る。
「はい、フユさん甘酒」
「有難う。何だか機嫌が良いな」
「ぇ~、そうかなぁ~。気のせいじゃね~」
「そうか?」
それから、俺達は歩き回って、帰ろうとしたら後ろから声をかけられた。
「冬人君、それに朔君、?」
振り返るとそこには、
「「?、、、、!」」
「マスターさん、それに!」
「久しぶりだな。朔と冬人、、明けまして御目出度う」
「清正さん!明けましておめでとうございます!」
「お久しぶりです。お2人共、、明けまして御目出度う御座います」
「明けましておめでとう」
喫茶店のマスターさんと大先輩豊宮清正さんが居た。2人共着物を着ていてオーラが凄くてフユさんとは違う意味で眩しかった(ラブラブオーラ)
「2人も初詣か?」
「はい、お2人も着物似合ってますね。清正さんに関しては流石大河俳優」
「朔も似合ってるぞ」
「新年早々2人に会えたなんてラッキーだね。ぁ、そうだ、清さん。アレ渡さそう」
「あぁ、そうだな。2人共、これ」
「「?、、、、これって」」
清正さんの懐から出たのは、ポチ袋だった。フユさんと目を合わせてパチクリとなる。
「お年玉だよ。2人共使って」
「良いんですか。朔羅は兎も角、俺もう30ですよ」
「冬人、俺達からしたらお前も十分子供だ。安心しろ」
「そうそう、昔から知ってるんだし、30歳とか関係ないよ」
「だってよ、フユさん。気持ちはちゃんと受け取っとけよ」
「、、、、はぁ、分かったよ。朔羅が言うんだったら、、有り難く貰います」
俺とフユさんはお2人からお年玉を受け取る。少しドギマギしているフユさんを見るのは結構面白いし、年長者から子供扱いされている姿は俺は結構好きだ。
「じゃあ、2人共今日会えて良かったよ。良いお年を」
「今年もお前達の活躍楽しみにしている。良いお年を、」
「はい!、良いお年を!」
「良いお年を、、お2人共」
そう言ってから、俺達は家路に帰って、荷物を置く。着物の上着を脱いで、俺は冷蔵庫から飲み物を取り出して、フユさんにも手渡す。
「今日だけで大量のお金が行き交いしたと思うと体調悪くなりそう」
「そうか?これぐらい俺の子供の頃だったら普通だったが」
「俺とフユさんの常識は同じじゃないって良い加減に気付けよな」
俺は溜息をはいてから、飲み物を飲む。それらからお昼ご飯の準備をする。
「お節昨日のうちに準備しておいて良かったわ。煮る系とかダメだったし、、フユさん、うどん作るけど食べる?」
「食べる、二玉食べる」
「意外と食い意地も凄いよな。フユさんって、、まぁ、作るから座ってて、、、、仕事はしない様にね」
「分かった。楽しみにしている、新年最初の朔羅の料理だからな」
「御立てても何も出てこねーからな、」
そう言いながらもフユさんのうどんには卵と鶏肉の甘辛焼きを、多く入れる俺は甘いと言われると思うが、しょうがないだろう。新年なんだし、、、、これぐらい、許せ、、、、!!
俺は心の中でそう思いながら、うどんの入った器をテーブルに置く。
・
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夜ご飯を食べて、歯磨きもしてお風呂入ろうと着物を脱いでいる途中で、ソファに押し倒されてしまって嫌な予感がして来る。
「待て待てッ、今日もする気かよ!」
「当たり前だろ?、着物を着ている朔羅を見たら我慢は出来ん」
「ッ~~~、馬鹿かよ!」
「馬鹿で結構。さ、ヤろうな」
フユさんはそう言って、俺の肩に手を置く。ヤル気満々だ。逃げれねー、新年この男止められる人間は居ない!!
「んッ、、、ふぁッ、、、ぁッ」
「朔羅、可愛いよ。ぜーんぶ」
「ひぁッ、、ぁッ、、、はぅッ」
「ココやっぱり、弱いんだなッ、」
「あぅッ、、、んッ、、、ひぅッ」
「もっと、もーっと気持ち、良くなれ」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。明けましておめでとう。
新年早々この男やその兄弟に振り回されましたがそれが心地よいと感じてしまう俺はおかしいのでしょうか。いや、おかしくはないんだろう。
この一年も何事も無く平然とはいきませんが、フユさんと楽しく幸せな一年を過ごせます様に、、、、
「馬鹿フユ、元旦なんだからゆっくり過ごそうぜ」
「何でだ?結構ゆっくりしていると思うが」
「何処をどう見て思ってんのか分かんねーけどな。俺は疲れたっての!!」
「?、気持ち良かっただろ?、朔羅。喘いでたし」
「それとこれとは、と言うか気持ちいとか気も良くないとかの問題じゃ無くて!腰の問題だっつーの!」
「あとでマッサージしてやろうか?」
「結構だ、、、、!」
「母が出来ていたらしくて、俺も習ったんだ。これぐらいなら兄弟達も出来るぞ」
「フユさんの意外な特技知っちゃったよ。新年に」
1月1日、目を覚ましたら既に9時過ぎていて急いでトイレと朝ご飯を済ませてから、着替えている現在10時過ぎ。
因みに着物はこの日の為にフユさんが呉服屋から買って来たので、フユさんが着付けをしてくれています。
「朔羅も着付け出来るんだな」
「一応ね。上手い方ではないけど、おじいちゃん家で着る機会があるから」
「そうなのか、俺は基本スーツだから、着物はあんまり着ないからな」
「でも、着物も似合ってんぞ。落ち着いた雰囲気とメガネが」
「そうか。朔羅が言うんだったら、良かったよ」
「そうかよ。つーか、アンタの事だから、女性用の着物着させると、思ってたわ」
「、、、、大丈夫。そっちも買ってある。着たかったらいつでも言ってくれ」
「何が大丈夫なのか一言一句言ってみろや。馬鹿野郎」
俺はフユさんの言葉につい、ツッコんでしまったがしょうがないと思う。
つうか、フユさんって結構服のセンスは良いんだよな。この着物とか、普通にオシャレだし、フユさんも落ち着いた色合いに合ったメガネだし、なんか負けた気分になった、、、、
と心の中で怨念を漂わせていると、チャイムが鳴った。俺とフユさんは顔を見合わせる。
「宅配って訳じゃないよな。誰だろ」
「俺が出る。朔羅は片付けをしておけ、」
「りょうかーい」
フユさんが部屋を出て俺は片付けをして5分程度が経ち、1階に降りるとフユさんのそばに見覚えのある3つ人影が視界に入った。
俺はそれを見て少し歩くスピードが落ちる。何故なら、
「ぁ!、朔ちゃん、明けましておめでとう!今年もどうぞよろしく!!と言うか着物超可愛いね!cute!ぁ、冬人兄さんも勿論ね!」
「朔君、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくね。着物似合っているよ、兄様が着付けしたのかな」
「朔、明けまして御目出度う。今年もどうぞよろしくお願いする。着物、朔の雰囲気に合っていて素敵だ」
「明けましておめでとうございます。楓斗さん、夏人さん、秋人さん」
新年早々、村瀬家ブラザーズ集合しちゃった。
フユさんの顔が心底嫌そうなのは俺だけが分かるのかこの3名にも伝わっているのかで話は変わってくるが、
そう思っているとフユさんが口を開いた。
「帰れ」
「「「ヤァダ♡/嫌です/無理だ」」」
「チッ、、、、」
「フユさん、舌打ちはダメだって。それで、御三方は新年のご挨拶ですか?」
「それもあるけど、俺達の目的はぁ~」
楓斗さんがそう言った瞬間、懐から太い封筒を取り出し始めた。俺はそれを見てギョッとしてしまう。
「こ、これって、なんでしょうか?」
「「「お年玉」」」
「な、なんか分厚くないですか?」
「「「「これぐらい普通/だろ?/でしょ?/だよね?」」」」
「アンタらの価値観とこっちが価値観は違うんですよ!幾ら入ってんですか!」
「「「150万」」」
「貰えねーよ!!」
俺は3人の言葉に力強くツッコむ。3人合わせて450万をイチ高校1年生にお年玉としてあげるか!普通!!
俺は冷や汗と何でこうなったっと言う疑問で顔色が悪くなる。
「そもそも何で150万何ですか!」
「朔ちゃん15歳でしょ、だがら150万。それにこれぐらい安いと思うけどなぁ、、、ね?」
「お祖父様達から毎年500万貰うけど、やっぱり違うのかな」
「まぁ、俺達の家がイレギュラー過ぎるのもあるだろうな。500万なんて多いとは思うが」
「だからって150万が安いって訳じゃねーですからね、秋人さん」
「150万は高いのか、、、、」
「やっぱり、アンタもあっち側かよ。フユさん、、、とりあえず、俺貰えませんから、」
俺はキッパリとハッキリと言って断る。他にもお年玉貰うってのにこんな大金を一度に貰えるかっての!ちゃんと貯金しろよな!、、、、いや、貯金しなくても金はあるのか、コイツら。
「、、、、お願い、朔ちゃん。去年俺朔ちゃんに大きく迷惑かけたし沢山の恩義があるんだ。だから、そのお礼の1つと思って、受け取って」
「俺も同じだよ、朔君。去年朔君に色々して貰って救われたし、意識が変わって少しだけ自分自身が変わったと思う。だから、これを受け取って下さい」
「2人と同じだ、朔。どんなに拒否をしようとも俺達は受け取って欲しい。朔は俺らにとっては恩人であり、大事な人なんだ。意地でも受け取って貰う」
「だ、だかr 「朔羅、受け取っても良いんじゃないか」、、フユさん、?」
フユさんの言葉にビックリする俺。それに楓斗さん達3人。意外な発言過ぎて少し体が固まってしまう。
俺はフユさんの顔を見上げる。
「コイツらにいくら言っても食い下がる訳がないし、貰える物は貰っておけ」
「、、、、フユさんがそこまで言うんだったら、、貰います」
「「「是非に」」」
俺は3人からお年玉の入った封筒を受け取ると、その重さに体が少しよろける。新年早々お年玉で転けたくはない、、、、!
すると、楓斗さんがまた懐から封筒を取り出した。嫌な予感する。
「ぁ、それと、これは父さんから、この前のパーティーと俺達へのお礼としてお年玉」
「また分厚い!」
「父さんの事だから、200万ぐらい包んでそうだな」
「あぁ、兄さん、父さんだったらやりかねないな」
「父様、、恩義とか礼儀はちゃんとしてるから、」
「、、、、もうヤダ。この親子共、礼儀方法がぶっ壊れてる」
俺はあまりの似た者親子過ぎて両手で顔を覆って嘆く。
何だろう、内面とかあんまり似てない楓斗さんや夏人さんでもこう言う考えだから、やっぱり兄弟、親子なんだなって思う反面、あの家で育ったからなのかと言う疑問が浮かぶ。
「まぁ、とりあえず、貰っておきます。使うかは考えますけど」
「ありがと~。でも、俺はラッキーだなぁ」
「何でですか?」
「だってぇ、新年早々超可愛い朔ちゃんと超カッコいい冬人兄さん達を崇めたんだもん♡、今日1番の幸せ者は俺だね!絶対!♡」
「「「「、、、、、、、、」」」」
楓斗さんの言葉に俺達は言葉を失って固まる。何だろう、この人の俺達への愛情と言うか、気持ちはちょっと怖い。
俺はチラッとフユさん達の方を見ると、何故か目を逸らす3人。おい、お前達の兄弟だろ?あぁなった一環お前達にもあるんだからな!!
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「人多い。やっぱり、初詣だからかな」
「そうだな。朔羅、ちゃんとバレない様にするんだぞ」
「フユさん、こー言う場では案外バレないし、変装し過ぎると目立つからダメなんだよ」
「そう言うものなのか」
楓斗さん達が帰って、俺とフユさんも初詣に訪れた。既に人は大賑わいで、ちょっと苦しいと感じるし、普通に寒い。
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「フユさん何円にする?」
「1万1500円だな。良いご縁てな」
「それなら115円で良いご縁の方が良いわ。それにあげ過ぎはダメだし」
「朔羅がそう言うんだったらそうする」
「是非そうしてくれ」
このお坊ちゃんめ、と思いながら俺たちの順番が来た。お賽銭を入れて、二拝二拍手一礼をして、
「(今年一年無事過ごせます様に、それと、フユさんが病気なく元気に過ごせます様に、、、、、、フユさんと幸せな日々が続きます様に)」
「(朔羅が幸せであります様に、朔羅が笑顔の日々を過ごせます様に、、、朔羅と番ます様に、、、、どんな方法でも、良いから)」
その場から離れて、御神籤のある場まで歩く。
「フユさん何願ったの?」
「秘密だ。朔羅は?」
「、、ならこっちも秘密~、、、ぁ!御神籤あった!引こう!」
「あぁ、そうだな」
下駄を響かせながら歩く。結構この音は好き。
御神籤を引いて結果を見る。
「俺が凶、フユさんが末吉って、なんか良い結果じゃないな」
「、、、、朔羅が凶な訳ないだろう、もう一度引こう」
「いや、何回も引くもんじゃないし、、、、!」
俺はそう言いながら御神籤の内容を見る。
願望:叶わない 待人:訪れない 学問:気を付けよ
健康:不安定 旅立ち:待たれよ
酷いな。で、恋愛は、、、、恋愛:壊れる
、、、、、、、、いやいやいやいやいやいやいやいやいや
ないよな?ある訳ないよ!フユさんだせ!?俺の事嫌いになる訳ないって、、、、!うん!ないない!
ないよな?
「朔羅、甘酒配ってるぞ、、、、!」
「はいはい、貰って来るからここで待ってろよ」
「分かった」
俺は甘酒を2人分貰って、フユさんの所に戻ろうとしたら、女性達の話し声が耳に入った。
「ねぇ、あのメガネ高身長イケメン過ぎない?」
「分かる!イケメン過ぎるしαオーラヤバい!」
「私達みたいなβは一生お近づきには慣れない人種だよ~」
「あー言うイケメンは美女なαか超可愛いΩしかダメだよね~」
「「付き合える子が羨ましい~」」
「、、、、(そうだろう、そうだろう!)」
女性達のフユさんの感想に俺は心の中でそう言う。
フユさんはイケメンだし!それで付き合ってる俺は顔面最強だし!合ってる!合ってる!
俺は超上機嫌になりながら、フユさんの元に戻る。
「はい、フユさん甘酒」
「有難う。何だか機嫌が良いな」
「ぇ~、そうかなぁ~。気のせいじゃね~」
「そうか?」
それから、俺達は歩き回って、帰ろうとしたら後ろから声をかけられた。
「冬人君、それに朔君、?」
振り返るとそこには、
「「?、、、、!」」
「マスターさん、それに!」
「久しぶりだな。朔と冬人、、明けまして御目出度う」
「清正さん!明けましておめでとうございます!」
「お久しぶりです。お2人共、、明けまして御目出度う御座います」
「明けましておめでとう」
喫茶店のマスターさんと大先輩豊宮清正さんが居た。2人共着物を着ていてオーラが凄くてフユさんとは違う意味で眩しかった(ラブラブオーラ)
「2人も初詣か?」
「はい、お2人も着物似合ってますね。清正さんに関しては流石大河俳優」
「朔も似合ってるぞ」
「新年早々2人に会えたなんてラッキーだね。ぁ、そうだ、清さん。アレ渡さそう」
「あぁ、そうだな。2人共、これ」
「「?、、、、これって」」
清正さんの懐から出たのは、ポチ袋だった。フユさんと目を合わせてパチクリとなる。
「お年玉だよ。2人共使って」
「良いんですか。朔羅は兎も角、俺もう30ですよ」
「冬人、俺達からしたらお前も十分子供だ。安心しろ」
「そうそう、昔から知ってるんだし、30歳とか関係ないよ」
「だってよ、フユさん。気持ちはちゃんと受け取っとけよ」
「、、、、はぁ、分かったよ。朔羅が言うんだったら、、有り難く貰います」
俺とフユさんはお2人からお年玉を受け取る。少しドギマギしているフユさんを見るのは結構面白いし、年長者から子供扱いされている姿は俺は結構好きだ。
「じゃあ、2人共今日会えて良かったよ。良いお年を」
「今年もお前達の活躍楽しみにしている。良いお年を、」
「はい!、良いお年を!」
「良いお年を、、お2人共」
そう言ってから、俺達は家路に帰って、荷物を置く。着物の上着を脱いで、俺は冷蔵庫から飲み物を取り出して、フユさんにも手渡す。
「今日だけで大量のお金が行き交いしたと思うと体調悪くなりそう」
「そうか?これぐらい俺の子供の頃だったら普通だったが」
「俺とフユさんの常識は同じじゃないって良い加減に気付けよな」
俺は溜息をはいてから、飲み物を飲む。それらからお昼ご飯の準備をする。
「お節昨日のうちに準備しておいて良かったわ。煮る系とかダメだったし、、フユさん、うどん作るけど食べる?」
「食べる、二玉食べる」
「意外と食い意地も凄いよな。フユさんって、、まぁ、作るから座ってて、、、、仕事はしない様にね」
「分かった。楽しみにしている、新年最初の朔羅の料理だからな」
「御立てても何も出てこねーからな、」
そう言いながらもフユさんのうどんには卵と鶏肉の甘辛焼きを、多く入れる俺は甘いと言われると思うが、しょうがないだろう。新年なんだし、、、、これぐらい、許せ、、、、!!
俺は心の中でそう思いながら、うどんの入った器をテーブルに置く。
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夜ご飯を食べて、歯磨きもしてお風呂入ろうと着物を脱いでいる途中で、ソファに押し倒されてしまって嫌な予感がして来る。
「待て待てッ、今日もする気かよ!」
「当たり前だろ?、着物を着ている朔羅を見たら我慢は出来ん」
「ッ~~~、馬鹿かよ!」
「馬鹿で結構。さ、ヤろうな」
フユさんはそう言って、俺の肩に手を置く。ヤル気満々だ。逃げれねー、新年この男止められる人間は居ない!!
「んッ、、、ふぁッ、、、ぁッ」
「朔羅、可愛いよ。ぜーんぶ」
「ひぁッ、、ぁッ、、、はぅッ」
「ココやっぱり、弱いんだなッ、」
「あぅッ、、、んッ、、、ひぅッ」
「もっと、もーっと気持ち、良くなれ」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。明けましておめでとう。
新年早々この男やその兄弟に振り回されましたがそれが心地よいと感じてしまう俺はおかしいのでしょうか。いや、おかしくはないんだろう。
この一年も何事も無く平然とはいきませんが、フユさんと楽しく幸せな一年を過ごせます様に、、、、
「馬鹿フユ、元旦なんだからゆっくり過ごそうぜ」
「何でだ?結構ゆっくりしていると思うが」
「何処をどう見て思ってんのか分かんねーけどな。俺は疲れたっての!!」
「?、気持ち良かっただろ?、朔羅。喘いでたし」
「それとこれとは、と言うか気持ちいとか気も良くないとかの問題じゃ無くて!腰の問題だっつーの!」
「あとでマッサージしてやろうか?」
「結構だ、、、、!」
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しかし、蜜希の番が訳ありだと知った凛は、怒り、震え――同時に、自分がアルファである事を現実は無情にも突き付けて来る。
「凛さん。遊びは終わりです。帰りますよ」
強引に蜜希と引き剥がされる凛。
その凛の姿と、彼の想いを聞いていた蜜希の心は揺れ――。
オメガバースの世界で生きる、運命の二人の逃避行。
※お気に入り10突破、ありがとうございます!すごく励みになります…!!
たしかなこと
大波小波
BL
白洲 沙穂(しらす さほ)は、カフェでアルバイトをする平凡なオメガだ。
ある日カフェに現れたアルファ男性・源 真輝(みなもと まさき)が体調不良を訴えた。
彼を介抱し見送った沙穂だったが、再び現れた真輝が大富豪だと知る。
そんな彼が言うことには。
「すでに私たちは、恋人同士なのだから」
僕なんかすぐに飽きるよね、と考えていた沙穂だったが、やがて二人は深い愛情で結ばれてゆく……。
恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています
水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」
王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。
一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……?
勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
奇跡に祝福を
善奈美
BL
家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。
※不定期更新になります。
副会長の青春は、恋とポンコツで出来ている。
さんから
BL
この高校の生徒会副会長を務める僕・東山 優真は、普段の仕事ぶりから次期生徒会長の最有力候補と言われている。……んだけど、実際は詰めの甘さやうっかりミスを根性論でカバーしてきたポンコツだ。
こんなに頑張れているのは、密かに思いを寄せている安西生徒会長のため。
ある日、なんの奇跡か会長に告白され晴れて恋人同士となった僕は、大好きな人に幻滅されないためにポンコツを隠し通すと決めたけど……!?(内容は他サイト版と同じですが、こちらの方がちょっと読みやすいはずです)
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