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第一部
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※『ーー教会にてーー』の続きより※
先発隊として聖女を入れた一行が出発した後。
後発隊に選ばれた面々は聖女と聖獣の邂逅を目にした事で躍起になっていた。
ある者は、可憐で美しい聖女様だったと謳う。
ある者は、聖獣様が神々しく見えて祈りを捧げてしまったという。
ある者は、半信半疑だった御伽の存在を自身の目で確かめた事で改心を決心する。
ある者は、先発隊に選ばれなかった事で友人へ妬みを抱く。
ある者は、先発隊の無事を祈る。
後発隊の護衛に着任した聖騎士や神官は咎めることもなく、彼らを温かく見守っていた。
護衛の聖騎士は知人より告げられていた以上の感動を抱きながら、後発隊の手伝いを粛々と取り組む。
中には不穏な想いを抱いていた者もいたが、神官は聖獣の恐ろしさを知っているだけ哀れに感じていた。
それぞれが各々の想いを巡らせて、作業を予定通りに進めていく。
後発隊は活気付いていた参加メンバーと教会側の支援もあって、予定通り出発と相なったのは先発隊が出発してから数週間後の事であった。
ーー後発隊ーー
街までの道中で何度も休憩を挟みながら、後発隊は先発隊へ追い付こうと進行していた。
時折、休憩の合間に先発隊の枢機卿から情報共有が行われた。
その報告によって、街での物資調達が困難である事を周知されると後発隊の面々は顔色を悪くした。
主に後発隊の過半数を占める徒歩組であった。
長時間歩くことが困難なため、疲れが出た者は荷馬車の後ろで休むことが許されていた。
当初の予定では街の宿屋で寝食を挟み、目的地へ向かう筈だった。
それが立ち寄り不可と聞かされ、野宿が決行された。
万一のこともあり、野宿で設営できる技量を持つ聖騎士が従軍していたお陰で、一部の負担は減らされた。
街道を外れれば野獣のみならず、魔獣も出没するため交代制での見張りを行いつつ、進行を続けていく。
さらに街を迂回しなければならないため、通常の道とは違う獣道も多用された。
そこに出発当日のような活気はなく、ゾンビのような徒歩組と、馬の負担を減らすために歩く護衛の一風変わった一行と変わっていた。
先発隊の情報をもとに、街へは最低限の物資調達を除いた街の立ち入りを禁じて、ひたすら歩き続ける。
荷馬車に積み込まれていた物資の約半数は、後発隊の食糧と馬の食糧である。
彼らの進行はまだ始まったばかりである。
--------------------
※お知らせ※
次回更新日程:2025年3月5日 17:00・予定
先発隊として聖女を入れた一行が出発した後。
後発隊に選ばれた面々は聖女と聖獣の邂逅を目にした事で躍起になっていた。
ある者は、可憐で美しい聖女様だったと謳う。
ある者は、聖獣様が神々しく見えて祈りを捧げてしまったという。
ある者は、半信半疑だった御伽の存在を自身の目で確かめた事で改心を決心する。
ある者は、先発隊に選ばれなかった事で友人へ妬みを抱く。
ある者は、先発隊の無事を祈る。
後発隊の護衛に着任した聖騎士や神官は咎めることもなく、彼らを温かく見守っていた。
護衛の聖騎士は知人より告げられていた以上の感動を抱きながら、後発隊の手伝いを粛々と取り組む。
中には不穏な想いを抱いていた者もいたが、神官は聖獣の恐ろしさを知っているだけ哀れに感じていた。
それぞれが各々の想いを巡らせて、作業を予定通りに進めていく。
後発隊は活気付いていた参加メンバーと教会側の支援もあって、予定通り出発と相なったのは先発隊が出発してから数週間後の事であった。
ーー後発隊ーー
街までの道中で何度も休憩を挟みながら、後発隊は先発隊へ追い付こうと進行していた。
時折、休憩の合間に先発隊の枢機卿から情報共有が行われた。
その報告によって、街での物資調達が困難である事を周知されると後発隊の面々は顔色を悪くした。
主に後発隊の過半数を占める徒歩組であった。
長時間歩くことが困難なため、疲れが出た者は荷馬車の後ろで休むことが許されていた。
当初の予定では街の宿屋で寝食を挟み、目的地へ向かう筈だった。
それが立ち寄り不可と聞かされ、野宿が決行された。
万一のこともあり、野宿で設営できる技量を持つ聖騎士が従軍していたお陰で、一部の負担は減らされた。
街道を外れれば野獣のみならず、魔獣も出没するため交代制での見張りを行いつつ、進行を続けていく。
さらに街を迂回しなければならないため、通常の道とは違う獣道も多用された。
そこに出発当日のような活気はなく、ゾンビのような徒歩組と、馬の負担を減らすために歩く護衛の一風変わった一行と変わっていた。
先発隊の情報をもとに、街へは最低限の物資調達を除いた街の立ち入りを禁じて、ひたすら歩き続ける。
荷馬車に積み込まれていた物資の約半数は、後発隊の食糧と馬の食糧である。
彼らの進行はまだ始まったばかりである。
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次回更新日程:2025年3月5日 17:00・予定
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