127 / 336
第127話 このきなんの木
しおりを挟む
「ということで、資金の算段はついたぞ」
「いまごろになって?!」
「あれだけ自信たっぷりに俺にまかせろと言っておいてヨ」
「トヨタ家がバックについているとはいったい?」
「エラそうに言ってたのに、許可をもらわないといけない立場だったノか?」
「ということで、資金の算段はついたぞ?」
なんか俺の評価がだだ下がりなんだが、いったいどうしたことだろう。
「所長。トヨタ家だって打ち出の小槌はないのですから、いくらでもでてくるお金なんてありませんよ」
秘書にまで意見された俺は、海より深く反省し(ふてくされ)て夢の中に逃避行するのであった、ぐぅー。
そして雪に閉じ込められて何日目かの夜が明ける。
「ふぁぁあ。おあよ」
「…………」
返事がない。おっぱい揉んだろか、むに。
「あぁん」
「所長!!」
おおっと。ミミックの宝箱まで開けてしまったようだ。痛い痛い痛い。起き抜けに痛い。なんでモナカはそんな凶暴になったんだ!
「ミヨシさんに厳命されてるんです!」
「なにを?」
「所長のセクハラ行為を許すなと」
うぅむ。この世界はもっと自由奔放なものだと思っていたのに。やっぱりこいつも帰すべきだったなぁ。
「そんなことより所長」
「お、おう」
「「することがありません!!」」
そうなのだ。タケウチと連絡は取れるので、最初の数日は打ち合わせやら食糧確保の算段やらでそれなりにすることがあったのだが、それが終わると途端にすることがなくなったのだ。
「ゲーセンとかあればいいのになぁ」
「なんですか、それ?」
「卓球もなしか」
「あれはピンポン球が必要なのだヨ」
この世界にプラスチックというものがない。灯油もない。ビニールもない。あるわけねぇ。おらが村(世界)には石油がねぇ。
「思えば俺のいた世界で遊ぶっていうと、必ずどこかにプラスチックがあったんだな」
「あれは便利なものなのだヨ」
俺の世界を見たことのあるミノウが同意してくれた。
「でも、ここにだって子供はいるだろ? 冬の間、子供たちはなにをして過ごすんだ?」
「コマとか回して遊びますね」
「コマかぁ。モナカはやったことあるのか?」
「そりゃあ回したことぐらいはありますよ。しかし、それが長くやれるほど楽しいかって言われると……」
ですよね。ましてや大人だからなぁ。12才だけど。
「あ、エルフにはこんなコマがありますよ」
と言ってユウコが取り出したのは、1個のコマだった。
「ふむ、見たところ少し軸が長いだけで普通のコマのようだが」
「これはエルフの里だけに生える、このきなんの木、という魔木から作ったコマなのです。ちょっと回してみますね。くるりんぱっ」
そのネーミングセンスだけは、なんとかならんものか。
「慣れるしかないのだヨ」
「あ、回ってる」
「うん、ちょっと傾きの振れが大きいけど回ってるな」
……
で、それがどうしたと?
「分かりませんか?」
「分かるか!! 普通のコマじゃないか」
「あれ、所長。ちょっとおかしいですよ」
「おかしいか? 特別変わったところはないと思う……あれ?」
「おかしいでしょ?」
「そうか。いつまで回るんだ、このコマは?」
「永遠に、というわけにはいきませんが、上手に回せば30分以上回ってますよこれ」
「ほぉぉ。30分はすごいな。これがエルフの遊びなのか。どうしてこんなことが起こるんだ?」
「このきなんの木には、歳差機能とかなんとかがあって」
「なんだって?」
「つまり、コマの回転とは別に、コマの回転を助けるための回転を内部構造が行うとかなんとか」
とかなんとかが多いな。ジャイロスコープの説明のようだが、俺もそこはよく分からん。ということは、これは中身の見えない地球ゴマのようなものか?
「昔、エルフの里で行き倒れになっていた人間を助けたら、そのようなことを教えてくれたらしいです。私が子供の頃の話ですが」
「そういえば、エルフって長命なんだよな。ユウコはいくつだ?」
「えっと、多分80才ぐらいです」
「多分?」
「ええ、もう何年も数えていませんからね。私たちにとって年齢なんてそんなに気にするものじゃありません。だいたい分かればいいのです」」
「それじゃ正確な自分の年は分からないのか」
「生まれた年のことは記録にありますから、そこから調べることは可能です。それでも何百年も経つと記録も当てにならなくて。長命種の心意気です」
「それ、心意気っていう言葉の意味が違がくね?」
「むしろ宿命といったほうが近いような、それで、エルフの子はいつもこのコマで遊ぶの?」
「そうよ。これをたくさん回して、ただぼーっと見ているのが、冬のエルフっ子の心意気よ」
「いや、それも心意気とはちょっと違う」
「私はエルフっ子って言葉にツッコみたいですが。でも、ただぼーっと見ているのはつまらないですよねぇ。倒れてくれればまた回せるのに」
高機能が仇となったわけである。
「しくしくしく」
「そんなことぐらいで泣くなよ! そうだ、これを使った遊びをしてみよう」
「え? どんな遊びですか?」
「このコマ、もっとないか?」
「えっと、手持ちは4つだけです。このきなんの木があればいくらでも作れますが」
「その木じゃないとダメなのか?」
「ええ、エルフがこのきなんの木をコマの形に加工することで、コマに精霊を宿らせるのです。それがエルフの」
「心意気はもういいから」
「固有スキルです」
フェイントかけやがった!?
しかし、精霊が宿ってジャイロスコープをするのか? また分からん世界観がでてきたな。
「考えたら負けなのだヨ」
「俺は考えるのが仕事なのだがな」
「じゃあ、そのコマを俺にもひとつ貸してくれ。モナカは底の浅いお皿を探してきてくれ。サイズは両手のひらぐらいあればいい」
モナカが食堂から小皿を持ってきて、ゲームの開始である。
「これをいったいどうするの?」
「とりあえず、競技者は俺とユウコでやろう。ユウコのコマは白で、俺のコマは少し茶色がかかっているから区別はつくな。コマを持ったまま皿に中に置いて、せーので回す。いくぞ、せーのくるりんぱっ」
すると皿の上で2個のコマが回る。
回りながら重力によって中央部に寄って行く。当然そこで衝突する。そしたらはじきあって相手を皿の外に……。
「はじきませんね?」
「くっついて回ってんじゃねぇよ!!」
最初だけは少しだけはじきあったが、すぐにくっついて回るだけになってしまった。これでは勝負にならない。
「なんでケンカしないんだよ!!」
「エルフは暴力は嫌いです!」
いや、そういうことではないのだが。
「コマがつるつるだからだな。これ、縁にギザギザをつけて……ダメですよね」
「そんなことしたら絶交ですからね」
「それほどのこと!?」
涙ぐんで言いやがった。
俺はベーゴマもどきをやりたかったのだ。盤の上でベーゴマをケンカさせて、はじき出したほうが勝ちというやつだ。
あれは糸で巻いてかなり速い速度で回転させるのだが、これだけよく回るコマなら手でも充分ケンカになると思ったのだ。しかしふたつのコマはぶつかっても軽くはじくだけで、皿の外に押し出すようなケンカにはならなかった。
だから縁にギザギザをつけてよくケンカさせようと思ったのだが。
「ほんとに絶交しますからね」
分かったから。涙混じりで言うな!
しかしこれではゲームにはならない。勝ち負けが決まらないゲームほど面白くないものはない。将棋や囲碁だって勝ち負けがあるからこそ面白いのだ。
「将棋や囲碁を作れば良いのではないかヨ?」
「俺、あれ嫌い」
「嫌いなのかヨ?!」
「うん、だってあれ頭を使うじゃん?」
「お主の頭のできがよく分からんヨ」
同じ理由でオセロも倉庫番も嫌いだ。脳トレ? ふざけんじゃねぇよ。
「なにを勝手に怒っているのだ。じゃあ、どうするのだヨ?」
うぅむ。問題はそれだ。皿をもっと小さくするか。それじゃ手が邪魔になって回しにくいだけか。もっとたくさんのコマを入れたらどうだ? 真ん中で仲良く回っている姿しか浮かばんな。いっそ平らな板にしちゃうか。それじゃ、それぞれが勝手に回っているだけになりそうだ。
「ユウさん、どうしたんですか?」
「ユウコは初めて見るのね。所長はああなるとなにを言っても聞こえないのよ。しばらく放っておきましょう。あ、そのコマ、私にも回させて」
「うん、一緒にエルフの醍醐味を味わいましょう」
「さっきは心意気とか言ってなかった?」
「どっちでもいいのよ、せぇのくるりんぱっ」
適当を絵に描いたようなエルフだ。
「モナカ、もっと平らな皿はないか?
「大皿ならありますが、それでも角度はそんなに変わりないですね」
「うぅむ。どうしたものか。回しながら考えよう。くるりんぱ」
あれ? 回らずにすぐコケたぞ?
「ユウさん、呪文の最後の『っ』が抜けてます。それじゃ魔法が発動しません」
呪文だったのか、これ!?
「いまごろになって?!」
「あれだけ自信たっぷりに俺にまかせろと言っておいてヨ」
「トヨタ家がバックについているとはいったい?」
「エラそうに言ってたのに、許可をもらわないといけない立場だったノか?」
「ということで、資金の算段はついたぞ?」
なんか俺の評価がだだ下がりなんだが、いったいどうしたことだろう。
「所長。トヨタ家だって打ち出の小槌はないのですから、いくらでもでてくるお金なんてありませんよ」
秘書にまで意見された俺は、海より深く反省し(ふてくされ)て夢の中に逃避行するのであった、ぐぅー。
そして雪に閉じ込められて何日目かの夜が明ける。
「ふぁぁあ。おあよ」
「…………」
返事がない。おっぱい揉んだろか、むに。
「あぁん」
「所長!!」
おおっと。ミミックの宝箱まで開けてしまったようだ。痛い痛い痛い。起き抜けに痛い。なんでモナカはそんな凶暴になったんだ!
「ミヨシさんに厳命されてるんです!」
「なにを?」
「所長のセクハラ行為を許すなと」
うぅむ。この世界はもっと自由奔放なものだと思っていたのに。やっぱりこいつも帰すべきだったなぁ。
「そんなことより所長」
「お、おう」
「「することがありません!!」」
そうなのだ。タケウチと連絡は取れるので、最初の数日は打ち合わせやら食糧確保の算段やらでそれなりにすることがあったのだが、それが終わると途端にすることがなくなったのだ。
「ゲーセンとかあればいいのになぁ」
「なんですか、それ?」
「卓球もなしか」
「あれはピンポン球が必要なのだヨ」
この世界にプラスチックというものがない。灯油もない。ビニールもない。あるわけねぇ。おらが村(世界)には石油がねぇ。
「思えば俺のいた世界で遊ぶっていうと、必ずどこかにプラスチックがあったんだな」
「あれは便利なものなのだヨ」
俺の世界を見たことのあるミノウが同意してくれた。
「でも、ここにだって子供はいるだろ? 冬の間、子供たちはなにをして過ごすんだ?」
「コマとか回して遊びますね」
「コマかぁ。モナカはやったことあるのか?」
「そりゃあ回したことぐらいはありますよ。しかし、それが長くやれるほど楽しいかって言われると……」
ですよね。ましてや大人だからなぁ。12才だけど。
「あ、エルフにはこんなコマがありますよ」
と言ってユウコが取り出したのは、1個のコマだった。
「ふむ、見たところ少し軸が長いだけで普通のコマのようだが」
「これはエルフの里だけに生える、このきなんの木、という魔木から作ったコマなのです。ちょっと回してみますね。くるりんぱっ」
そのネーミングセンスだけは、なんとかならんものか。
「慣れるしかないのだヨ」
「あ、回ってる」
「うん、ちょっと傾きの振れが大きいけど回ってるな」
……
で、それがどうしたと?
「分かりませんか?」
「分かるか!! 普通のコマじゃないか」
「あれ、所長。ちょっとおかしいですよ」
「おかしいか? 特別変わったところはないと思う……あれ?」
「おかしいでしょ?」
「そうか。いつまで回るんだ、このコマは?」
「永遠に、というわけにはいきませんが、上手に回せば30分以上回ってますよこれ」
「ほぉぉ。30分はすごいな。これがエルフの遊びなのか。どうしてこんなことが起こるんだ?」
「このきなんの木には、歳差機能とかなんとかがあって」
「なんだって?」
「つまり、コマの回転とは別に、コマの回転を助けるための回転を内部構造が行うとかなんとか」
とかなんとかが多いな。ジャイロスコープの説明のようだが、俺もそこはよく分からん。ということは、これは中身の見えない地球ゴマのようなものか?
「昔、エルフの里で行き倒れになっていた人間を助けたら、そのようなことを教えてくれたらしいです。私が子供の頃の話ですが」
「そういえば、エルフって長命なんだよな。ユウコはいくつだ?」
「えっと、多分80才ぐらいです」
「多分?」
「ええ、もう何年も数えていませんからね。私たちにとって年齢なんてそんなに気にするものじゃありません。だいたい分かればいいのです」」
「それじゃ正確な自分の年は分からないのか」
「生まれた年のことは記録にありますから、そこから調べることは可能です。それでも何百年も経つと記録も当てにならなくて。長命種の心意気です」
「それ、心意気っていう言葉の意味が違がくね?」
「むしろ宿命といったほうが近いような、それで、エルフの子はいつもこのコマで遊ぶの?」
「そうよ。これをたくさん回して、ただぼーっと見ているのが、冬のエルフっ子の心意気よ」
「いや、それも心意気とはちょっと違う」
「私はエルフっ子って言葉にツッコみたいですが。でも、ただぼーっと見ているのはつまらないですよねぇ。倒れてくれればまた回せるのに」
高機能が仇となったわけである。
「しくしくしく」
「そんなことぐらいで泣くなよ! そうだ、これを使った遊びをしてみよう」
「え? どんな遊びですか?」
「このコマ、もっとないか?」
「えっと、手持ちは4つだけです。このきなんの木があればいくらでも作れますが」
「その木じゃないとダメなのか?」
「ええ、エルフがこのきなんの木をコマの形に加工することで、コマに精霊を宿らせるのです。それがエルフの」
「心意気はもういいから」
「固有スキルです」
フェイントかけやがった!?
しかし、精霊が宿ってジャイロスコープをするのか? また分からん世界観がでてきたな。
「考えたら負けなのだヨ」
「俺は考えるのが仕事なのだがな」
「じゃあ、そのコマを俺にもひとつ貸してくれ。モナカは底の浅いお皿を探してきてくれ。サイズは両手のひらぐらいあればいい」
モナカが食堂から小皿を持ってきて、ゲームの開始である。
「これをいったいどうするの?」
「とりあえず、競技者は俺とユウコでやろう。ユウコのコマは白で、俺のコマは少し茶色がかかっているから区別はつくな。コマを持ったまま皿に中に置いて、せーので回す。いくぞ、せーのくるりんぱっ」
すると皿の上で2個のコマが回る。
回りながら重力によって中央部に寄って行く。当然そこで衝突する。そしたらはじきあって相手を皿の外に……。
「はじきませんね?」
「くっついて回ってんじゃねぇよ!!」
最初だけは少しだけはじきあったが、すぐにくっついて回るだけになってしまった。これでは勝負にならない。
「なんでケンカしないんだよ!!」
「エルフは暴力は嫌いです!」
いや、そういうことではないのだが。
「コマがつるつるだからだな。これ、縁にギザギザをつけて……ダメですよね」
「そんなことしたら絶交ですからね」
「それほどのこと!?」
涙ぐんで言いやがった。
俺はベーゴマもどきをやりたかったのだ。盤の上でベーゴマをケンカさせて、はじき出したほうが勝ちというやつだ。
あれは糸で巻いてかなり速い速度で回転させるのだが、これだけよく回るコマなら手でも充分ケンカになると思ったのだ。しかしふたつのコマはぶつかっても軽くはじくだけで、皿の外に押し出すようなケンカにはならなかった。
だから縁にギザギザをつけてよくケンカさせようと思ったのだが。
「ほんとに絶交しますからね」
分かったから。涙混じりで言うな!
しかしこれではゲームにはならない。勝ち負けが決まらないゲームほど面白くないものはない。将棋や囲碁だって勝ち負けがあるからこそ面白いのだ。
「将棋や囲碁を作れば良いのではないかヨ?」
「俺、あれ嫌い」
「嫌いなのかヨ?!」
「うん、だってあれ頭を使うじゃん?」
「お主の頭のできがよく分からんヨ」
同じ理由でオセロも倉庫番も嫌いだ。脳トレ? ふざけんじゃねぇよ。
「なにを勝手に怒っているのだ。じゃあ、どうするのだヨ?」
うぅむ。問題はそれだ。皿をもっと小さくするか。それじゃ手が邪魔になって回しにくいだけか。もっとたくさんのコマを入れたらどうだ? 真ん中で仲良く回っている姿しか浮かばんな。いっそ平らな板にしちゃうか。それじゃ、それぞれが勝手に回っているだけになりそうだ。
「ユウさん、どうしたんですか?」
「ユウコは初めて見るのね。所長はああなるとなにを言っても聞こえないのよ。しばらく放っておきましょう。あ、そのコマ、私にも回させて」
「うん、一緒にエルフの醍醐味を味わいましょう」
「さっきは心意気とか言ってなかった?」
「どっちでもいいのよ、せぇのくるりんぱっ」
適当を絵に描いたようなエルフだ。
「モナカ、もっと平らな皿はないか?
「大皿ならありますが、それでも角度はそんなに変わりないですね」
「うぅむ。どうしたものか。回しながら考えよう。くるりんぱ」
あれ? 回らずにすぐコケたぞ?
「ユウさん、呪文の最後の『っ』が抜けてます。それじゃ魔法が発動しません」
呪文だったのか、これ!?
1
あなたにおすすめの小説
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
一流冒険者トウマの道草旅譚
黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。
しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。
そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる