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第144話 イズナが元凶
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「ところでモナカ。この季節に大型台風が来るって、こちらでは良くあることなのか?」
「11月に台風が来ることはたまにありますが、大被害をもたらすようなのは大変に珍しいです。私の記憶にはありませんね」
いままで来なかった台風が来た。それでミノ国で洪水が起こったと。以前、ミノウが言っていたことと、ちょっと話が食い違う。
台風は、上陸する前に勢力を弱めるとか、洪水にならないようにあらかじめため池などの水を抜いておくとか、そんな処置をしていたそうだが……ミノウがこっちに来ていたからできなかったのか?
あ、だけどあいつは5年もほったらかしにしてたんだよな。それでも部下がその代理をやっていて問題はなかったとも言っていた。
やつらは今回どうしてたんだろう? それとも、5年間はただ運がよかっただけなのか。今回はいままでとは違うレベルの豪雨だったのか。経験したことのない規模の洪水だったのか。うむ、分からんことだらけだ。
「分からんからイテコマシしようず」
「「「おーー!!」」」
お前らも以前と全然違うな、おい。
そんな頃。ミノ国タケウチ工房では。
「この、アホたれがヨ、ぼけかすぼかすかぼこ」
「すべてはお前のせいでぺちぱちぼこノだ」
「少しは反省してんのかばかばかばかぼん」
「お前のせいでこっちはえらい迷惑をぺちぱちぼこノだ」
「ふ、ふたりともそんなにイズナを責めないで! 叩くのなら私をっ痛痛痛っ」
「まったくノだぼかすかぽかぽか」
「我らがどれだけ苦労したとぺちぱちぱちぽち」
「ちょ、ちょっと待って。確かに叩いてとは言ったけど痛い!」
「やかましいわ、ぼけなすぼかぽけ」
「せっかく楽しく遊んでいたのにぺちぽちぽちぱぉ」
「痛い痛い、だから私はほんと違」
「言い訳無用ヨ。ばかぽかばかべき」
「我の苦労を思い知るノだぺちぱちぽちぱき」
「お前ら図にのってんじゃねぇぇぇ!!!!」
「ぺち……あれ? ウエモンがどうしてそこにいるのヨ?」
「ばこ……あれ? なんか固くなったなとは思ったノだ」
「固くなったな、じゃないっての! 私を叩いてどうするのよ!!」
「いや、お主は自分から入ってきたのではないかヨ」
「うぅぅぅ。アチラ様ぁぁぁぁわぁぁぁぁぁぁ。ミノウとオウミが私を叩いたぁぁぁ」
「「アチラが様で、我らは呼び捨て?!」」
魔王の威厳もなにもあったものじゃありませんな。
「こら! ウエモン! 魔王様たちになんて失礼な言い方を!」
「だって、私を叩くんだもんぐずっ」
「それはウエモンが我らの間に入ってきたからなノだ」
「だって、イズナを叩くんだもんぐすっ」
今回の災害の半分はイズナが原因であった。
「すまなかったゾヨ。ここにはとてもいい感じの沢があるものだから、つい野生の血が騒いで」
「イズナはイタチであろうが。カワウソじゃないのだから、ダムなんか造るでないヨ」
「いや、カワウソも同じイタチ科だ。わりと近い親戚というか、やってみたら楽しかったというか」
「楽しかった、でするではないノだ!! もうちょっとで大災害になるとこだったノだぞ」
「ああ、オウミやカンキチの助けがなかったら死人が出ていたヨ。そうなったらイズナはこの地から追放しないといけなくなるところだヨ」
「す、すまんかったゾヨ。いくらでも叩いてくれ。ウエモンを」
「なんで私を!?」
「眷属の責任は主人の責任なのだゾヨ?」
「そうか、じゃあ、ぽかぽかぽか」
「痛い痛い痛い。私がなんで叩かれ痛い痛いって」
「ぺちぺちぺちぺちなんだこらおらおら」
「薬代はお前に請求するからなばしびしし」
「そ、それはなんかおかしい痛い痛い」
「このこのこのこのぱかぽこ」
「やんのかやんのかぺちぱちぺち」
「お前らいい加減にしやがれぇぇぇ!!!!」
「あ、ウエモンが切れた」
「切れたノだ」
「切れたゾヨ」
「イズナは他人ごとじゃないだろヨ」
イズナはちょこれいと作りが壁に当たって進まなくなったので、気晴らしに山にでかけた。そこで、いい感じの沢を見つけた。じっとそれを見ているうちに、なんとなく枝や木の葉を集めてダムを造ってしまったのだ。
ダムができるとそこに水棲昆虫や魚などが集まってきて、それを見ているのが楽しかったのだ。
そのこと自体にたいした問題はなかった。むしろ、そこは魚釣りに絶好の場所ともなっていた。コウセイさんがうなぎを獲ったのもそのうちのひとつである。
ただ、あまりに楽しかったので次々と作ってしまった。作り過ぎたのである。この土地の地下水の許容量を越えるほどに。
「いったいいくつダムを造ったノだ?」
「850ぐらいは造ったような……」
「俺の領地でなにしてくれとんじゃぁぁばちびしばし」
「ちょ、痛い痛い。だからなんで私」
「あんな面倒くさいことを良くやれたもノだなぽかぽかぽか」
「いや、眷属の意味がなんか違う、てか逆よ」
「おかげで山ががたがたになったではないかヨぺちぱち」
「100ぐらいは直してやったが残りはお主がやるノだばこばこ」
「じゃあ、俺もばしばしばし」
「もう止めなさい!!!!」
「「「「ぴたっ ノだゾヨ」」」」
ミヨシの一声で、すべての魔王がその動きを止めた。女傑である。
「もう終わったことだから、責めるのはそのぐらいにしておきましょう。イズナ様も反省しましたよね?」
「はい。それはもう、めっちゃしたゾヨ」
「じゃあ事後処理をしましょう。もう雨は上がったから、イズナ様はそのダムを元通りにしてくること。それまで帰ってきちゃダメです」
「えぇぇぇ? それはちょっとゾヨ」
「なにか、文句でも?」
「あ、いや、なんでもないゾヨ。行ってくる……」
「イズナ、私も一緒にいぐぇぇぇぇぇ」
「ウエモンはダメ。イズナ様の責任だからイズナ様にやってもらいましょう」
「なんか、ちょっと可哀想に思えてきたヨ」
「ああ、我らも手伝うノだ。ミヨシ、我らなら良いであろう?」
「ええと、水属性のオウミ様にお手伝いいただければイズナ様も助かると思います。でも全部のダムを撤去する必要はありません。水がたくさん溜まっているダムだけを取り除けば、あとは自然に崩壊してゆくでしょう」
「我はどうするのだヨ?」
「ミノウ様は、この領地の見回りというお仕事がありますよね? 災害復旧のためにどこになにが必要か、直接ご覧になったほうがいいかと思うのですが」
「そ、それは、もちろん、忘れてなどいないのだヨ。そうしようと思っていたヨ」
(忘れてたノだ)
(忘れてたな)
「あと、カンキチ様。ホッカイ国が豊かでないことは承知しておりますが、現在食料と衣料が不足しています。些少でもかまいませんので」
「分かった、最後まで言うな。俺もユウやここの人たちにはとても世話になったのだ。できるかぎりのことはさせてもらう。衣料ならエルフの里で作っている保温性の高いコートなどがある。持ってこよう」
「ありがたいお言葉をありがとうございます。必ずお返ししますので」
「それには及ばんよ。お互い様だ。そういえば以前ミヨシが作ってくれた料理で、誰んだ? とかいうものがあっただろ?」
「ポレンタですよね、それ。はい、あれは市場で即売会をやっていたんです。トウモロコシ粉を売ろうというイベントみたいでした。お口に合いましたか」
「ああうまかった。あれはホッカイ国で大いに役に立つ料理になるだろう。そのトウモロコシ粉なら大量にある。ついでに持ってこよう」
「わぁぁ、それは助かります。ぜひ、お願いします」
「じゃあすぐに行ってくる。他になにか用はないか。ユウへの伝言があったら聞くが」
「いえ、いまは大丈夫です」
(ミヨシの仕切りが堂に入っているノだ)
(うむ。我もそう思った。誰かが入れ知恵したような気がするヨ)
(事後処理について、あらかじめユウに相談しておいて良かった。これで最大の山場はなんとか乗り切れそうだわ)
ミヨシは、イズナに紹介してもらってエチ大学の研究員に渡りをつけ、そこからモナカ経由でユウに連絡をとったのだ。
ユウは魔王たちの使い道を教え、さらに研究所の予算を使う権限までもミヨシに与えたのであった。
「11月に台風が来ることはたまにありますが、大被害をもたらすようなのは大変に珍しいです。私の記憶にはありませんね」
いままで来なかった台風が来た。それでミノ国で洪水が起こったと。以前、ミノウが言っていたことと、ちょっと話が食い違う。
台風は、上陸する前に勢力を弱めるとか、洪水にならないようにあらかじめため池などの水を抜いておくとか、そんな処置をしていたそうだが……ミノウがこっちに来ていたからできなかったのか?
あ、だけどあいつは5年もほったらかしにしてたんだよな。それでも部下がその代理をやっていて問題はなかったとも言っていた。
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「「「おーー!!」」」
お前らも以前と全然違うな、おい。
そんな頃。ミノ国タケウチ工房では。
「この、アホたれがヨ、ぼけかすぼかすかぼこ」
「すべてはお前のせいでぺちぱちぼこノだ」
「少しは反省してんのかばかばかばかぼん」
「お前のせいでこっちはえらい迷惑をぺちぱちぼこノだ」
「ふ、ふたりともそんなにイズナを責めないで! 叩くのなら私をっ痛痛痛っ」
「まったくノだぼかすかぽかぽか」
「我らがどれだけ苦労したとぺちぱちぱちぽち」
「ちょ、ちょっと待って。確かに叩いてとは言ったけど痛い!」
「やかましいわ、ぼけなすぼかぽけ」
「せっかく楽しく遊んでいたのにぺちぽちぽちぱぉ」
「痛い痛い、だから私はほんと違」
「言い訳無用ヨ。ばかぽかばかべき」
「我の苦労を思い知るノだぺちぱちぽちぱき」
「お前ら図にのってんじゃねぇぇぇ!!!!」
「ぺち……あれ? ウエモンがどうしてそこにいるのヨ?」
「ばこ……あれ? なんか固くなったなとは思ったノだ」
「固くなったな、じゃないっての! 私を叩いてどうするのよ!!」
「いや、お主は自分から入ってきたのではないかヨ」
「うぅぅぅ。アチラ様ぁぁぁぁわぁぁぁぁぁぁ。ミノウとオウミが私を叩いたぁぁぁ」
「「アチラが様で、我らは呼び捨て?!」」
魔王の威厳もなにもあったものじゃありませんな。
「こら! ウエモン! 魔王様たちになんて失礼な言い方を!」
「だって、私を叩くんだもんぐずっ」
「それはウエモンが我らの間に入ってきたからなノだ」
「だって、イズナを叩くんだもんぐすっ」
今回の災害の半分はイズナが原因であった。
「すまなかったゾヨ。ここにはとてもいい感じの沢があるものだから、つい野生の血が騒いで」
「イズナはイタチであろうが。カワウソじゃないのだから、ダムなんか造るでないヨ」
「いや、カワウソも同じイタチ科だ。わりと近い親戚というか、やってみたら楽しかったというか」
「楽しかった、でするではないノだ!! もうちょっとで大災害になるとこだったノだぞ」
「ああ、オウミやカンキチの助けがなかったら死人が出ていたヨ。そうなったらイズナはこの地から追放しないといけなくなるところだヨ」
「す、すまんかったゾヨ。いくらでも叩いてくれ。ウエモンを」
「なんで私を!?」
「眷属の責任は主人の責任なのだゾヨ?」
「そうか、じゃあ、ぽかぽかぽか」
「痛い痛い痛い。私がなんで叩かれ痛い痛いって」
「ぺちぺちぺちぺちなんだこらおらおら」
「薬代はお前に請求するからなばしびしし」
「そ、それはなんかおかしい痛い痛い」
「このこのこのこのぱかぽこ」
「やんのかやんのかぺちぱちぺち」
「お前らいい加減にしやがれぇぇぇ!!!!」
「あ、ウエモンが切れた」
「切れたノだ」
「切れたゾヨ」
「イズナは他人ごとじゃないだろヨ」
イズナはちょこれいと作りが壁に当たって進まなくなったので、気晴らしに山にでかけた。そこで、いい感じの沢を見つけた。じっとそれを見ているうちに、なんとなく枝や木の葉を集めてダムを造ってしまったのだ。
ダムができるとそこに水棲昆虫や魚などが集まってきて、それを見ているのが楽しかったのだ。
そのこと自体にたいした問題はなかった。むしろ、そこは魚釣りに絶好の場所ともなっていた。コウセイさんがうなぎを獲ったのもそのうちのひとつである。
ただ、あまりに楽しかったので次々と作ってしまった。作り過ぎたのである。この土地の地下水の許容量を越えるほどに。
「いったいいくつダムを造ったノだ?」
「850ぐらいは造ったような……」
「俺の領地でなにしてくれとんじゃぁぁばちびしばし」
「ちょ、痛い痛い。だからなんで私」
「あんな面倒くさいことを良くやれたもノだなぽかぽかぽか」
「いや、眷属の意味がなんか違う、てか逆よ」
「おかげで山ががたがたになったではないかヨぺちぱち」
「100ぐらいは直してやったが残りはお主がやるノだばこばこ」
「じゃあ、俺もばしばしばし」
「もう止めなさい!!!!」
「「「「ぴたっ ノだゾヨ」」」」
ミヨシの一声で、すべての魔王がその動きを止めた。女傑である。
「もう終わったことだから、責めるのはそのぐらいにしておきましょう。イズナ様も反省しましたよね?」
「はい。それはもう、めっちゃしたゾヨ」
「じゃあ事後処理をしましょう。もう雨は上がったから、イズナ様はそのダムを元通りにしてくること。それまで帰ってきちゃダメです」
「えぇぇぇ? それはちょっとゾヨ」
「なにか、文句でも?」
「あ、いや、なんでもないゾヨ。行ってくる……」
「イズナ、私も一緒にいぐぇぇぇぇぇ」
「ウエモンはダメ。イズナ様の責任だからイズナ様にやってもらいましょう」
「なんか、ちょっと可哀想に思えてきたヨ」
「ああ、我らも手伝うノだ。ミヨシ、我らなら良いであろう?」
「ええと、水属性のオウミ様にお手伝いいただければイズナ様も助かると思います。でも全部のダムを撤去する必要はありません。水がたくさん溜まっているダムだけを取り除けば、あとは自然に崩壊してゆくでしょう」
「我はどうするのだヨ?」
「ミノウ様は、この領地の見回りというお仕事がありますよね? 災害復旧のためにどこになにが必要か、直接ご覧になったほうがいいかと思うのですが」
「そ、それは、もちろん、忘れてなどいないのだヨ。そうしようと思っていたヨ」
(忘れてたノだ)
(忘れてたな)
「あと、カンキチ様。ホッカイ国が豊かでないことは承知しておりますが、現在食料と衣料が不足しています。些少でもかまいませんので」
「分かった、最後まで言うな。俺もユウやここの人たちにはとても世話になったのだ。できるかぎりのことはさせてもらう。衣料ならエルフの里で作っている保温性の高いコートなどがある。持ってこよう」
「ありがたいお言葉をありがとうございます。必ずお返ししますので」
「それには及ばんよ。お互い様だ。そういえば以前ミヨシが作ってくれた料理で、誰んだ? とかいうものがあっただろ?」
「ポレンタですよね、それ。はい、あれは市場で即売会をやっていたんです。トウモロコシ粉を売ろうというイベントみたいでした。お口に合いましたか」
「ああうまかった。あれはホッカイ国で大いに役に立つ料理になるだろう。そのトウモロコシ粉なら大量にある。ついでに持ってこよう」
「わぁぁ、それは助かります。ぜひ、お願いします」
「じゃあすぐに行ってくる。他になにか用はないか。ユウへの伝言があったら聞くが」
「いえ、いまは大丈夫です」
(ミヨシの仕切りが堂に入っているノだ)
(うむ。我もそう思った。誰かが入れ知恵したような気がするヨ)
(事後処理について、あらかじめユウに相談しておいて良かった。これで最大の山場はなんとか乗り切れそうだわ)
ミヨシは、イズナに紹介してもらってエチ大学の研究員に渡りをつけ、そこからモナカ経由でユウに連絡をとったのだ。
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