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55 ガンテスさんの依頼
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シルヴィアを加えて五人パーティとなった俺たちは、着々と実績を積み上げていった。
多少の怪我ならすぐに治してもらえるという安心感は、冒険をする上で大きなアドバンテージになった。多少の無茶ができると、
ギルドからの指名依頼も増え、諸々が順調に回っていたある日ーー
「あ、コータローさん、指名依頼が来てますよ」
朝一でギルドに顔を出したら、ルミさんからそう声をかけられた。
「俺に?」
「セリアのガンテスさんって人から」
「おー、ガンテスさん。わかった。受けるよ」
「内容聞かなくていいの」
「ガンテスさんならいいよ」
「すごい信頼ね」
「そりゃそうだ。シルヴィアの懐剣作ってくれた人だからな」
「あの国宝級の懐剣!?」
ルミさんの声が裏返った。
「しかもその懐剣、かなり駄々こねて格安で譲ってもらったんでしょ」
「おーい、漢同士認めあった感動の名場面が、何でそんな話になってんの!?」
泣けてくる。
「とにかく、ガンテスさんの依頼なら、報酬なしでも受けるよ」
「さすがにギルドを通した依頼で無報酬はあり得ませんよ」
苦笑するルミさんから詳細を記した用紙を受け取る。
依頼内容は採掘時の護衛ということだった。セリアの街からそう遠くないダンジョンにレアメタルの鉱床が発見されたのだが、高レベルの魔物が出没するので、採掘中の護衛を頼みたい、と記されていた。
そして、報酬は採掘したレアメタルで作る武器、防具とされていた。完全オーダーメイドで作ってくれるらしい。
「それって、わたしたちもいいのかな?」
目を輝かせてカズサさんが訊く。
「ガンテスさんって言えば、ドワーフの中でも最高峰の職人って言われてるあのガンテスさんでしょ。そんな人が作ってくれた武器なんて、どれだけお金を積んでも買えるものじゃないから、ぜひお願いしたいんだけど……」
「大丈夫じゃないですかね」
そう言うと、他のメンバーも俄然やる気になった。
よくよくガンテスさんに頼んでおこう。期待だけさせておいて、やっぱりダメでしたじゃシャレにならん。
「よし、じゃあさっそくセリアに向かうとしようか」
旅支度を整え、俺たちはセリアに向かった。
多少の怪我ならすぐに治してもらえるという安心感は、冒険をする上で大きなアドバンテージになった。多少の無茶ができると、
ギルドからの指名依頼も増え、諸々が順調に回っていたある日ーー
「あ、コータローさん、指名依頼が来てますよ」
朝一でギルドに顔を出したら、ルミさんからそう声をかけられた。
「俺に?」
「セリアのガンテスさんって人から」
「おー、ガンテスさん。わかった。受けるよ」
「内容聞かなくていいの」
「ガンテスさんならいいよ」
「すごい信頼ね」
「そりゃそうだ。シルヴィアの懐剣作ってくれた人だからな」
「あの国宝級の懐剣!?」
ルミさんの声が裏返った。
「しかもその懐剣、かなり駄々こねて格安で譲ってもらったんでしょ」
「おーい、漢同士認めあった感動の名場面が、何でそんな話になってんの!?」
泣けてくる。
「とにかく、ガンテスさんの依頼なら、報酬なしでも受けるよ」
「さすがにギルドを通した依頼で無報酬はあり得ませんよ」
苦笑するルミさんから詳細を記した用紙を受け取る。
依頼内容は採掘時の護衛ということだった。セリアの街からそう遠くないダンジョンにレアメタルの鉱床が発見されたのだが、高レベルの魔物が出没するので、採掘中の護衛を頼みたい、と記されていた。
そして、報酬は採掘したレアメタルで作る武器、防具とされていた。完全オーダーメイドで作ってくれるらしい。
「それって、わたしたちもいいのかな?」
目を輝かせてカズサさんが訊く。
「ガンテスさんって言えば、ドワーフの中でも最高峰の職人って言われてるあのガンテスさんでしょ。そんな人が作ってくれた武器なんて、どれだけお金を積んでも買えるものじゃないから、ぜひお願いしたいんだけど……」
「大丈夫じゃないですかね」
そう言うと、他のメンバーも俄然やる気になった。
よくよくガンテスさんに頼んでおこう。期待だけさせておいて、やっぱりダメでしたじゃシャレにならん。
「よし、じゃあさっそくセリアに向かうとしようか」
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