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第3話「土と共に、信頼を育む」
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種を撒いてから数日後、奇跡は起きた。
黒々とした土の表面を突き破って、か細くも力強い緑の芽がいくつも顔を出したのだ。
「リセラ様! 芽が……芽が出ております!」
早朝、畑の様子を見に来たエルヴィンが、子供のようにはしゃいだ声で私を呼びに来た。駆けつけた私も、ユリアも、その光景に言葉を失った。ひび割れた大地に、確かに生命が芽吹いている。それは、この荒れ果てた土地で何年もの間、誰も見ることのなかった希望の光だった。
「……すごい。本当に芽が出たんですね」
ユリアが感動に声を震わせる。エルヴィンはそっと膝をつき、まるで我が子を愛でるかのように、優しい手つきで双葉に触れた。彼の目には、うっすらと涙が浮かんでいるように見えた。
しかし、本当の戦いはこれからだ。芽生えた命を、いかにして育て上げるか。私は前世の知識を総動員して、この小さな命たちを守り抜くことを誓った。
まずは水の確保。この土地にはまともな水源が少ない。私たちは館の井戸から桶で水を汲み、毎日せっせと畑まで運んだ。重労働だったが、緑の葉が日に日に力強さを増していくのを見ると、疲れなど吹き飛んでしまう。
次に、肥料だ。化学肥料など望むべくもないこの世界で、私が頼りにしたのは有機肥料だった。館から出る生ゴミや枯れ葉、家畜の糞などを集めて、畑の隅に穴を掘って積み重ねる。いわゆる「堆肥作り」だ。
「リセラ様、このようなものを集めて、一体何を……?」
ユリアは鼻をつまみながら、不思議そうに首を傾げた。
「これはね、魔法の土よ。時間をかければ、栄養満点の土に生まれ変わるの。作物が元気に育つためのごちそうになるの」
私は堆肥作りの理論を、エルヴィンとユリアに丁寧に説明した。最初は半信半疑だった二人も、私の熱心な説明と、実際に緑の芽が育っていく様子を見て、次第に理解を示してくれるようになった。エルヴィンは村の数少ない家畜持ちの家を回り、糞尿を分けてもらえるよう交渉してくれた。
そんな私たちの様子を、村人たちは相変わらず遠巻きに眺めていた。だが、その視線に含まれる嘲笑の色は、少しずつ薄れてきているように感じられた。代わりに増えてきたのは、純粋な好奇心だ。
ある日の午後、私が一人で畑の雑草を抜いていると、一人の老婆がおずおずと話しかけてきた。
「あの……お嬢様。本当に、そんな草っ葉が育つのかねぇ」
「ええ、おばあさん。見ていてください。この子たちは、この土地を救ってくれる大事な草ですから」
私はにっこりと微笑んで答えた。老婆はしばらくの間、黙って私の作業を見ていたが、やがてぽつりと言った。
「わしらも昔は、色々試したんだよ。でも、何を植えてもダメだった。この土地は呪われているんだと、みんな諦めちまったんだよ」
その言葉には、長年この土地で生きてきた者の、深い絶望が込められていた。
「呪いなんかじゃありません。ただ、土が疲れて、お腹を空かせているだけなんです。だから、今はこうしてごちそうをあげているんですよ」
そう言って、私は堆肥の山を指さした。老婆は怪訝な顔をしたが、何も言わずに去って行った。
しかし、その日を境に、少しずつ変化が訪れた。一人、また一人と、村人が畑の様子を見に訪れるようになったのだ。彼らは何も言わないが、日に日に緑を濃くしていくライ麦とクローバーの畑から、目を離すことができないようだった。
そして、三ヶ月が過ぎた頃。試験畑は、見渡す限りの緑の絨毯で覆われていた。風が吹くたびに、青々とした葉がさわさわと音を立てて揺れる。それは、このグレンドール村で誰もが見たことのない、生命力に満ち溢れた光景だった。
「リセラ様、やりましたな……! 本当に、こんな景色が見られる日が来るとは……」
エルヴィンの声は、感無量といった様子で震えていた。
いよいよ、次の段階に進む時が来た。私は村人たちを集め、この緑の絨毯を、収穫せずに土にスキ込むと宣言した。
「なっ、なんだって!? せっかく育った草を、刈り取っちまうのか!」
案の定、村人たちから驚きと反対の声が上がった。無理もない。彼らにとって、作物は食料そのものなのだから。
「これは、未来への投資です!」
私は声を張り上げた。
「このライ麦とクローバーを土に混ぜ込むことで、土そのものが栄養になります。来年、ここに植える作物は、きっと今年の何倍も大きく、美味しく育つはずです! どうか、私を信じてください!」
私の必死の訴えに、村人たちはざわめいた。誰もが、目の前の緑と私の言葉の間で揺れ動いている。
その時、沈黙を破ったのは、あの老婆だった。
「……やってみようじゃないか。このお嬢様の言う通りに」
老婆が静かに言うと、周りの者たちも、こくりとうなずいた。
「そうだ。ここまでやったんだ。最後まで付き合ってみるさ」
「わしらも、手伝うぜ」
その言葉を聞いた瞬間、私の目から熱いものが込み上げてきた。三ヶ月。たった三ヶ月だが、私はこの土地で、確かに信頼という名の種を蒔き、育てることができたのだ。
その日から、村を挙げての土壌改良が始まった。男たちはクワを持ち、私やエルヴィンの指示に従って、緑肥を土にスキ込んでいく。女たちは堆肥作りを手伝い、子供たちは畑の石拾いに精を出した。
諦めに沈んでいた村に、活気が戻ってきた。人々の顔には笑みが浮かび、そこには確かな希望の光が灯っていた。
私は汗を拭いながら、土と、そして村人たちと共に働く喜びに、心の底から満たされていた。王宮での華やかだが空虚な日々は、もう遠い過去の記憶となっていた。
黒々とした土の表面を突き破って、か細くも力強い緑の芽がいくつも顔を出したのだ。
「リセラ様! 芽が……芽が出ております!」
早朝、畑の様子を見に来たエルヴィンが、子供のようにはしゃいだ声で私を呼びに来た。駆けつけた私も、ユリアも、その光景に言葉を失った。ひび割れた大地に、確かに生命が芽吹いている。それは、この荒れ果てた土地で何年もの間、誰も見ることのなかった希望の光だった。
「……すごい。本当に芽が出たんですね」
ユリアが感動に声を震わせる。エルヴィンはそっと膝をつき、まるで我が子を愛でるかのように、優しい手つきで双葉に触れた。彼の目には、うっすらと涙が浮かんでいるように見えた。
しかし、本当の戦いはこれからだ。芽生えた命を、いかにして育て上げるか。私は前世の知識を総動員して、この小さな命たちを守り抜くことを誓った。
まずは水の確保。この土地にはまともな水源が少ない。私たちは館の井戸から桶で水を汲み、毎日せっせと畑まで運んだ。重労働だったが、緑の葉が日に日に力強さを増していくのを見ると、疲れなど吹き飛んでしまう。
次に、肥料だ。化学肥料など望むべくもないこの世界で、私が頼りにしたのは有機肥料だった。館から出る生ゴミや枯れ葉、家畜の糞などを集めて、畑の隅に穴を掘って積み重ねる。いわゆる「堆肥作り」だ。
「リセラ様、このようなものを集めて、一体何を……?」
ユリアは鼻をつまみながら、不思議そうに首を傾げた。
「これはね、魔法の土よ。時間をかければ、栄養満点の土に生まれ変わるの。作物が元気に育つためのごちそうになるの」
私は堆肥作りの理論を、エルヴィンとユリアに丁寧に説明した。最初は半信半疑だった二人も、私の熱心な説明と、実際に緑の芽が育っていく様子を見て、次第に理解を示してくれるようになった。エルヴィンは村の数少ない家畜持ちの家を回り、糞尿を分けてもらえるよう交渉してくれた。
そんな私たちの様子を、村人たちは相変わらず遠巻きに眺めていた。だが、その視線に含まれる嘲笑の色は、少しずつ薄れてきているように感じられた。代わりに増えてきたのは、純粋な好奇心だ。
ある日の午後、私が一人で畑の雑草を抜いていると、一人の老婆がおずおずと話しかけてきた。
「あの……お嬢様。本当に、そんな草っ葉が育つのかねぇ」
「ええ、おばあさん。見ていてください。この子たちは、この土地を救ってくれる大事な草ですから」
私はにっこりと微笑んで答えた。老婆はしばらくの間、黙って私の作業を見ていたが、やがてぽつりと言った。
「わしらも昔は、色々試したんだよ。でも、何を植えてもダメだった。この土地は呪われているんだと、みんな諦めちまったんだよ」
その言葉には、長年この土地で生きてきた者の、深い絶望が込められていた。
「呪いなんかじゃありません。ただ、土が疲れて、お腹を空かせているだけなんです。だから、今はこうしてごちそうをあげているんですよ」
そう言って、私は堆肥の山を指さした。老婆は怪訝な顔をしたが、何も言わずに去って行った。
しかし、その日を境に、少しずつ変化が訪れた。一人、また一人と、村人が畑の様子を見に訪れるようになったのだ。彼らは何も言わないが、日に日に緑を濃くしていくライ麦とクローバーの畑から、目を離すことができないようだった。
そして、三ヶ月が過ぎた頃。試験畑は、見渡す限りの緑の絨毯で覆われていた。風が吹くたびに、青々とした葉がさわさわと音を立てて揺れる。それは、このグレンドール村で誰もが見たことのない、生命力に満ち溢れた光景だった。
「リセラ様、やりましたな……! 本当に、こんな景色が見られる日が来るとは……」
エルヴィンの声は、感無量といった様子で震えていた。
いよいよ、次の段階に進む時が来た。私は村人たちを集め、この緑の絨毯を、収穫せずに土にスキ込むと宣言した。
「なっ、なんだって!? せっかく育った草を、刈り取っちまうのか!」
案の定、村人たちから驚きと反対の声が上がった。無理もない。彼らにとって、作物は食料そのものなのだから。
「これは、未来への投資です!」
私は声を張り上げた。
「このライ麦とクローバーを土に混ぜ込むことで、土そのものが栄養になります。来年、ここに植える作物は、きっと今年の何倍も大きく、美味しく育つはずです! どうか、私を信じてください!」
私の必死の訴えに、村人たちはざわめいた。誰もが、目の前の緑と私の言葉の間で揺れ動いている。
その時、沈黙を破ったのは、あの老婆だった。
「……やってみようじゃないか。このお嬢様の言う通りに」
老婆が静かに言うと、周りの者たちも、こくりとうなずいた。
「そうだ。ここまでやったんだ。最後まで付き合ってみるさ」
「わしらも、手伝うぜ」
その言葉を聞いた瞬間、私の目から熱いものが込み上げてきた。三ヶ月。たった三ヶ月だが、私はこの土地で、確かに信頼という名の種を蒔き、育てることができたのだ。
その日から、村を挙げての土壌改良が始まった。男たちはクワを持ち、私やエルヴィンの指示に従って、緑肥を土にスキ込んでいく。女たちは堆肥作りを手伝い、子供たちは畑の石拾いに精を出した。
諦めに沈んでいた村に、活気が戻ってきた。人々の顔には笑みが浮かび、そこには確かな希望の光が灯っていた。
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