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第13話「土に歌う者」
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あのひとの血が乾いた幹に染み込んだ時、わたしは聞きました。
大地の奥深く、永い眠りについていた古の旋律が目を覚ますのを。
それは哀しみでも怒りでもない。ただひたすらに優しく温かい、生命の始まりの歌。
あのひとの魂が世界そのものと共鳴し、奇跡という名の美しい和音を奏でたのです。
それは終わりへと向かう世界に響き渡った、たったひとつの希望の歌でした。
そしてその歌を奏でるために彼がどれほど大きな代償を払ったのかを、わたしはこの身に刻み込むように見届けることしかできませんでした。
カイの身体から生命の光が、奔流となって生命の樹へと流れ込んでいく。
彼の髪はみるみるうちに色素を失い、雪のように白く変わっていく。若々しかった肌には深いしわが刻まれ始めた。彼は自らの時間を、命そのものをこの樹に捧げていたのだ。
「やめて、カイ! あなたが、死んでしまう!」
リーリエは涙ながらに叫んだ。だがカイは穏やかな笑みを浮かべたまま、首を横に振った。
その時、奇跡が起こった。
カイの想いに応えるように連合軍の兵士たちが、そして武器を捨てて立ち尽くしていた王国軍の兵士たちまでもがその場で膝をつき、祈りを捧げ始めたのだ。
彼らの純粋な祈りが小さな光の粒となって、カイの元へと集まっていく。それは種族や敵味方の垣根を越えた、ただ生きたい、生きてほしいという生命の根源的な願いだった。
仲間たちの、そしてかつては敵であった者たちの祈りが、カイの魂を支え奇跡の触媒となった。
ゴゴゴゴゴ……!
大地が激しく震えた。
枯れ果てていた生命の樹の幹から、一条の鮮やかな緑の光が天に向かって放たれる。
そして乾いた樹皮を突き破り、小さな若々しい緑の芽が力強く吹き出した。
その芽は見る見るうちに成長し、枝を伸ばし葉を茂らせていく。数百年、数千年の時を一瞬で駆け抜けるかのように。
やがてその樹は天蓋となって戦場を覆うほどに巨大な、生命力に満ち溢れた大樹へと完全に蘇った。
大樹の葉が、さわさわと風に揺れる。
するとその葉からきらきらと輝く緑色の光の粉が、雪のように舞い降り大地へと降り注いでいった。
光の粉が触れた場所から「灰色の呪い」が、まるで朝霧が晴れるように消え去っていく。
ひび割れた大地は潤いを取り戻し、そこから一斉に草花の芽が吹き出した。
倒れていた兵士たちはゆっくりと身体を起こし、その身体に力が戻ってくるのを感じていた。
平原はほんの数分のうちに、死の灰色から生命の緑へとその姿を変えた。
それは誰もが息をのむ、神々しいまでの光景だった。
鉄血将軍グラハムは、その奇跡を前に膝から崩れ落ちた。
自分たちが信じてきた力、破壊と支配の魔法が世界を滅ぼしかけたこと。そして自分たちが滅ぼそうとしていた名もなき少年が、その身を賭して世界を救ったこと。
その厳然たる事実が、彼の誇りを、信条を根底から覆した。
彼は静かに剣を地面に突き立てると、深く、深く頭を垂れた。
それを見た王国軍の兵士たちも、次々と武器を捨てひざまずいた。
戦いは終わった。
武力によってではなく、たった一つの尊い魂の輝きによって。
すべてが終わった時、カイは大樹の根元に静かに倒れ込んだ。
「カイ!」
リーリエが彼の身体を抱き起こす。
そこにいたのは、もうカイという名の少年ではなかった。
髪は真っ白になり顔には深いしわが刻まれ、その姿はまるで百年の時を生きた老人のようだった。生命力を使い果たした彼の身体は、急速にその時間を終えようとしていた。
「……リーリエ」
カイはか細い声で、彼女の名を呼んだ。
「見て……きれいだ……」
彼の瞳は緑に染まった世界を、満足そうに映していた。
「何を言っているのですか! あなたが、こんな……!」
リーリエの頬を大粒の涙が伝い落ちる。
「これで、よかったんだ。僕の知識は……僕の命は、この世界に緑を、歌を取り戻すためにあったんだ……」
カイは震える手で、リーリエの頬に触れた。
「泣かないで……。僕は消えるわけじゃない。この樹になる。この土になる。ずっと、君の、みんなのそばに、いるよ……」
それが彼の最後の言葉だった。
彼の身体はゆっくりと光の粒子となって、大樹の根元へと吸い込まれていった。まるで土に還るように。
リーリエの腕の中に残されたのは、温かな光の余韻だけだった。
彼女は声を上げ、泣きじゃくった。
ようやく見つけた愛しい存在を、失った悲しみに。
そしてその尊い犠牲の上に、新しい世界が生まれた喜びに。
その後、王国は事実上崩壊した。
グラハム将軍はヴェルデ連合に降伏し、その理念に心からの忠誠を誓った。
ヴェルデ連合は大陸の新しい中心となった。カイは、その身を捧げて世界を救った伝説の「建国王」として永遠にその名を歴史に刻むことになった。
人々は彼を「土に歌う者」と呼び、敬愛した。
国はカイの遺した「共生」の理念のもと種族の壁を越え、人々が支え合う平和で豊かな国へと発展していく。
そして生命の樹は、新しい国の中心となった。
人々はその大樹を「カイの樹」と呼び、祈りを捧げる聖地とした。
大樹の傍らには一人のエルフの女性が、いつも寄り添っていた。
彼女は樹に語りかけ歌を歌い、そして訪れる人々に建国王の物語を語り継いだ。
彼女だけが知っていた。
風が大樹の葉を揺らす時、さわさわと聞こえるその音は彼女の名を呼ぶ、愛しい彼の声なのだということを。
大地の奥深く、永い眠りについていた古の旋律が目を覚ますのを。
それは哀しみでも怒りでもない。ただひたすらに優しく温かい、生命の始まりの歌。
あのひとの魂が世界そのものと共鳴し、奇跡という名の美しい和音を奏でたのです。
それは終わりへと向かう世界に響き渡った、たったひとつの希望の歌でした。
そしてその歌を奏でるために彼がどれほど大きな代償を払ったのかを、わたしはこの身に刻み込むように見届けることしかできませんでした。
カイの身体から生命の光が、奔流となって生命の樹へと流れ込んでいく。
彼の髪はみるみるうちに色素を失い、雪のように白く変わっていく。若々しかった肌には深いしわが刻まれ始めた。彼は自らの時間を、命そのものをこの樹に捧げていたのだ。
「やめて、カイ! あなたが、死んでしまう!」
リーリエは涙ながらに叫んだ。だがカイは穏やかな笑みを浮かべたまま、首を横に振った。
その時、奇跡が起こった。
カイの想いに応えるように連合軍の兵士たちが、そして武器を捨てて立ち尽くしていた王国軍の兵士たちまでもがその場で膝をつき、祈りを捧げ始めたのだ。
彼らの純粋な祈りが小さな光の粒となって、カイの元へと集まっていく。それは種族や敵味方の垣根を越えた、ただ生きたい、生きてほしいという生命の根源的な願いだった。
仲間たちの、そしてかつては敵であった者たちの祈りが、カイの魂を支え奇跡の触媒となった。
ゴゴゴゴゴ……!
大地が激しく震えた。
枯れ果てていた生命の樹の幹から、一条の鮮やかな緑の光が天に向かって放たれる。
そして乾いた樹皮を突き破り、小さな若々しい緑の芽が力強く吹き出した。
その芽は見る見るうちに成長し、枝を伸ばし葉を茂らせていく。数百年、数千年の時を一瞬で駆け抜けるかのように。
やがてその樹は天蓋となって戦場を覆うほどに巨大な、生命力に満ち溢れた大樹へと完全に蘇った。
大樹の葉が、さわさわと風に揺れる。
するとその葉からきらきらと輝く緑色の光の粉が、雪のように舞い降り大地へと降り注いでいった。
光の粉が触れた場所から「灰色の呪い」が、まるで朝霧が晴れるように消え去っていく。
ひび割れた大地は潤いを取り戻し、そこから一斉に草花の芽が吹き出した。
倒れていた兵士たちはゆっくりと身体を起こし、その身体に力が戻ってくるのを感じていた。
平原はほんの数分のうちに、死の灰色から生命の緑へとその姿を変えた。
それは誰もが息をのむ、神々しいまでの光景だった。
鉄血将軍グラハムは、その奇跡を前に膝から崩れ落ちた。
自分たちが信じてきた力、破壊と支配の魔法が世界を滅ぼしかけたこと。そして自分たちが滅ぼそうとしていた名もなき少年が、その身を賭して世界を救ったこと。
その厳然たる事実が、彼の誇りを、信条を根底から覆した。
彼は静かに剣を地面に突き立てると、深く、深く頭を垂れた。
それを見た王国軍の兵士たちも、次々と武器を捨てひざまずいた。
戦いは終わった。
武力によってではなく、たった一つの尊い魂の輝きによって。
すべてが終わった時、カイは大樹の根元に静かに倒れ込んだ。
「カイ!」
リーリエが彼の身体を抱き起こす。
そこにいたのは、もうカイという名の少年ではなかった。
髪は真っ白になり顔には深いしわが刻まれ、その姿はまるで百年の時を生きた老人のようだった。生命力を使い果たした彼の身体は、急速にその時間を終えようとしていた。
「……リーリエ」
カイはか細い声で、彼女の名を呼んだ。
「見て……きれいだ……」
彼の瞳は緑に染まった世界を、満足そうに映していた。
「何を言っているのですか! あなたが、こんな……!」
リーリエの頬を大粒の涙が伝い落ちる。
「これで、よかったんだ。僕の知識は……僕の命は、この世界に緑を、歌を取り戻すためにあったんだ……」
カイは震える手で、リーリエの頬に触れた。
「泣かないで……。僕は消えるわけじゃない。この樹になる。この土になる。ずっと、君の、みんなのそばに、いるよ……」
それが彼の最後の言葉だった。
彼の身体はゆっくりと光の粒子となって、大樹の根元へと吸い込まれていった。まるで土に還るように。
リーリエの腕の中に残されたのは、温かな光の余韻だけだった。
彼女は声を上げ、泣きじゃくった。
ようやく見つけた愛しい存在を、失った悲しみに。
そしてその尊い犠牲の上に、新しい世界が生まれた喜びに。
その後、王国は事実上崩壊した。
グラハム将軍はヴェルデ連合に降伏し、その理念に心からの忠誠を誓った。
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人々は彼を「土に歌う者」と呼び、敬愛した。
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そして生命の樹は、新しい国の中心となった。
人々はその大樹を「カイの樹」と呼び、祈りを捧げる聖地とした。
大樹の傍らには一人のエルフの女性が、いつも寄り添っていた。
彼女は樹に語りかけ歌を歌い、そして訪れる人々に建国王の物語を語り継いだ。
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