『使い捨てられた補助スキル持ち、迷宮の主になって制服妖怪と学園祭を始める』

葉月奈津・男

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全年齢対応・表現マイルドバージョン

第103話 地上へ向かう生徒たち ~傷つける優しさ~

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 「ねぇ・・・」
 「なに?」
 「どう思う?」
 「なにがよ」
 隊列の最後尾、双子は自分たちにしか聞こえない声で、自分たちにしかわからない会話を始めていた。

 「わかってるでしょ?」
 「考えちゃ、ダメ」
 気がかりを口にする妹。
 意識することすら否定する姉。

 「でも・・・」
 「ダメったら、ダメ!」
 二人はずっと『ソレ』を繰り返していた。
 
『糞球』で固められた状態から助けられてからずっと。
 平常通りに見えているが、それはつまり、二人はおかしくなっていた。
 
 いや・・・それは違う。

 元からおかしかったのだ。
 それは、彼女たちの嗜好が異常だったということではない。
 無関係ではないが、『結果』に過ぎなかった。
 最後の一押しだっただけだ。

 彼女たちはずいぶん前から、精神的ストレスで人格が崩壊寸前だった。
 『何か』にやたら夢中で奔放に見えたのは、刺激に依存していたからだ。
 だからこその、ちょっと価値観の壊れた際どい発言だった。

 そこに、フンコロガシの『糞球』に押し込まれ、転がされ、放置された。
 壊れかけていた精神が、打撃を受けるのに十分なストレスがかかったのだ。

 だから、二人の精神はこの時完全に崩壊していた。
 今、彼女たちを動かしているのは、緊急回避的に生じた別人格だ。

 変わり者として距離を置かれる存在ではなく、普通でいよう。
 そんな思いから生まれた人格だった。
 
 理性的ではあるが、逆に言えば『それだけ』の存在。
 感情や思考というものがほとんど機能していない。
 なにかを考えているような会話をしつつ、全く前に進まないのはそのせいだ。


 探索者たちは、教師の追撃を避けながら通路を進んでいた。
 足音と息遣いだけが響く中、ひとりが転倒し、床に手をついた瞬間——擦りむいた腕から赤が滲んだ。

「・・・っ」

 誰もが立ち止まることをためらう中、最後尾にいた双子が静かに歩み寄る。
 妹は無言でしゃがみこみ、傷口にそっと手を添えた。
 その手は冷たくも温かくもなく、ただ“濡れて”いた。

 姉は微笑む。
 その笑顔は、どこか懐かしくて、どこか遠い。

「大丈夫? 頑張れる?」

 その言葉に、探索者は一瞬だけ安心しかける。
 だが、次の瞬間——

 傷口が、広がった。
 痛みが、増した。

 探索者は目を見開き、息を呑む。

「・・・え?なに・・・これ・・・痛っ・・・!」

 腕を引こうとするが、妹の手は離れない。
 濡れた掌が、まるで“吸い付くように”傷口に触れていた。

「やめて・・・やめて・・・!」
 声が震え、足がもつれ、探索者はその場に崩れ落ちる。

 姉は、微笑んだまま首を傾げる。

「頑張れるって言ったのに・・・崩れちゃったね」

 妹は、無言のまま手を離す。
 その手には、赤く染まった『痛み』が残っていた。

 探索者は、泣きながら腕を抱える。
 痛みは、傷口からではなく、『心の奥』から滲み出していた。

 探索者が崩れ落ちたあとも、双子はその場に立ち尽くしていた。
 妹は、そっと自分の手のひらを見つめる。
 濡れている
 赤く染まっている。
 けれど、それが『なぜ』なのか、わからない。

 姉もまた、倒れた探索者を見下ろしながら、首を傾げた。

「・・・おかしいね。ちゃんと、やったのに」

 空っぽの人格は双子の『かつてのやさしさ』を模倣したつもりだった。
 だけど、これは『知らない』現象だった。

「撫でたよ」
「声もかけたよ」

「優しくしたよね?」
「したよ」

 二人は顔を見合わせる。
 その目は、どこまでも澄んでいて、どこまでも空っぽだった。

「でも、壊れた」
「うん。壊れた」

 妹は、もう一度、自分の手を見た。
 その手が、何かを『引き出した』ことに、うっすらと気づき始めていた。

 姉は、探索者の震える背中を見つめながら、ぽつりと呟く。

「・・・これが、わたしたちの『やさしさ』?」

 妹は、答えなかった。
 ただ、手のひらを見つめたまま、ゆっくりと立ち上がった。

 その瞬間、通路の空気が、わずかに揺れた。

   ◇

 通路の先で転倒した仲間に気づき、数人の探索者が慌てて戻ってくる。

「大丈夫!?」
「誰か、手当を——」

 だが、そこにはすでに双子がいた。
 妹はしゃがみこみ、傷口に手を添えている。
 姉は微笑みながら、優しく声をかけていた。

 その光景に、探索者たちは一瞬ほっとする。

「・・・よかった、手当してくれてる・・・」

 だが——

「・・・やめて・・・痛い・・・やめて・・・!」

 聞こえてきたのは、仲間の苦しみと、停止を訴える声だった。

 探索者たちは顔を見合わせる。
 何かがおかしい。
 手当のはずなのに、痛みが増している。
 優しさのはずなのに、崩れていく。

「・・・え? なにしてるの・・・?」

 誰かがそう呟いた瞬間、双子がゆっくりと振り返る。

 妹は、自分の濡れた手を見つめたまま。
 姉は、探索者たちの顔を見て、首を傾げる。

「・・・わたしたち、ちゃんと・・・したよ?」

 その声は、優しくて、無垢で、でもどこか遠かった。
 探索者たちは、痛みにうずくまる仲間を囲みながら、双子の手元を見つめていた。
 妹の手はまだ濡れていて、姉の笑顔は変わらない。

「・・・わたしたち、ちゃんと・・・したよね?」

 その言葉に、誰も答えなかった。

 双子は、ゆっくりと立ち上がる。
 そして、そっと手を伸ばす。
 今度は、別の探索者へ。

「ねえ、あなたも・・・痛いの?」

 妹の手が近づく。
 姉の声が、優しく響く。

「頑張れる?」

 探索者は、反射的に一歩、後ずさった。
 その動きは、叫びでも拒絶でもない。
 ただ、静かな『距離』だった。

 双子の足が止まる。

 妹は、自分の手を見つめる。
 姉は、探索者の顔を見つめる。

「・・・なんで、逃げるの?」

 誰も答えない。
 誰も、彼女たちに触れようとしない。

 通路の空気が、またひとつ、冷たく揺れた。

 双子は、静かに立ち尽くす。
 その背中に、初めて“孤独”が宿った。
 探索者たちの静かな拒絶のあと、双子はその場に立ち尽くしていた。

「・・・でも、あの子たち、悪気はないんじゃ・・・」
「やめて、近づかないで!」

 妹は、濡れた手を見つめる。
 姉は、探索者たちの背中を見つめる。

「・・・撫でたら、痛くなった」
「励ましたら、崩れた」

「それって・・・」
「わたしたちが・・・」

 二人は、言葉を探すように、ゆっくりと視線を交わす。
 その瞳に、初めて『考える』光が宿った。

「・・・痛みを、出した」
「崩れさせた」

「でも、それって・・・」
「中にあったもの、だよね?」

 妹が、そっと床に落ちた血のしずくを見つめる。
 姉が、探索者の震える肩を見つめる。

「わたしたちが、引き出したのは・・・」
「隠れてた『なにか』だったんだ」

 その瞬間——

 通路の壁が、きしんだ。
 迷宮の壁が、ゆっくりと剥がれ、下から『木造の校舎の壁』が現れる。

 床に敷かれていたタイルが割れ、下から『教室の床』が顔を出す。 
 天井の蛍光灯がちらつき、かつての『放課後の光』が差し込む。

 探索者たちは、息を呑んだ。
 迷宮が、変わっていく。
 まるで、双子の『気づき』に呼応するように。

 妹は、黒板に浮かび上がった『名前のない文字』を見つめる。
 誰のものでもない文字、だけど『誰か』になるかもしれない文字だ。
 姉は、教室の隅に揺れる『誰かの影』を見つめる。

「・・・わたしたちが、触れたから」
「この場所が、目を覚ましたんだ」

 双子は、ゆっくりと歩き出す。
 その足音に合わせて、校舎の空気が変わっていく。

 それは、『優しさ』のかたちをした、静かな覚醒だった。
 妹は、濡れた手を見つめていた。

 その手が、誰かの痛みを引き出したこと。
 その痛みが、涙になって流れたこと。

「・・・わたし、なにかを・・・出しちゃった」

 姉は、崩れた探索者の姿を見つめながら、そっと言った。

「でも、それって・・・もともと、あったものだよね」

「うん。わたしが入れたんじゃない」
「わたしが、壊したんじゃない」

 彼女たちの声は、誰にも届かない。
 けれど、迷宮は聞いていた。

 ——その瞬間、通路の壁にひびが走る。
 古びた掲示板が現れ、そこに貼られた『保健室だより』が風もないのに揺れた。

   ◇

『妖怪発生の兆候が検出されました』
 システムからの警告。

 慌てて開いたウィンドウの向こうで、カルマは目を細める。

「・・・死んでも、ケガもしていないのに・・・終わりなのか?」

 彼は、それ以上は何も言わない。
 ただ、指先で空間をなぞる。
 双子の進む先に、静かに『次の演出』を配置する。

     ◇

「撫でると、痛くなる」
「励ますと、崩れる」

「でも、それって・・・」
「・・・生まれ変わる前の、合図?」

 二人の足元に、古い床板が軋む音。
 そこに、かつての教室の記憶が滲み出す。
 黒板の隅に、誰かが書いた『ありがとう』の文字が浮かび上がる。

 それは、今はまだ形になっていない『誰か』の感謝だった。

 ◇カルマの解説(ウィンドウ越し)◇

 カルマは、ウィンドウ越しに双子の動きを見守っていた。
 その瞳は冷静で、どこか懐かしげだった。

「『かいなで』は、痛みを引き出す。それは、内側に溜まったものを外に出す浄化だ」
『かいなで』。無防備な『人間』に手を差し伸べる、そんな妖怪。

「・・・トイレか」
 妖怪名を思い浮かべてみる。

『厠』、『雪隠』、『ご不浄』、『憚り』、『閑所』『東司』・・・。

「音的には『憚り』、かな? うん。『憚り』を姓としよう」

『幅借かいな』。
 妹のことだった。

「『がんばり入道』は、励ますことで崩す。それは、固定された価値観を壊して、再構築するための破壊だ」
『がんばり入道』は、不要な時に励ましをくれる妖怪。
 それによって『崩れるものがある』ことは考慮しない。

『幅借いきむ』。
 姉のことだ。

「どちらも、『再誕』の前に必要な儀式。生理的な排出と、精神的な再定義。・・・まるで、出産と排泄のように」
 どちらも『トイレ』の妖怪。

 カルマは、静かに笑った。

「優しさのかたちをした、破壊者。でもそれは、迷宮にとって必要な『始まり』なんだ」
 カルマは、そっと呟く。

「君たちの足跡が、道になる。オレはただ、それを『迷宮』にしてあげるだけだよ」

 双子は、誰にも理解されなかった『優しさ』のかたちを抱えて、通路を進む。
 その背中に、迷宮が静かに従っていた。

 探索者たちは声もかけられず、その背中をただ見送った。


「優しさは、いつも正しいとは限らない」
「励ましは、時に呪いになる」

 彼女たちは、誰かのために『良かれと思って』言葉をかけた。
 でも、それが誰かを壊すこともある。

 だから今、彼女たちは問いかける。

「あなたは、どんな言葉で誰の心を撫でますか?」

    ◇システムの反応◇

【迷宮観測ログ:感情反応を検知】
 (自然発生する『妖怪』の出現現象に関する観察記録)

 対象:双子個体(幅借いきむ/幅借かいな)
 観測結果:模倣された優しさ → 他者の崩壊 → 自己認識の芽生え

 評価:再誕条件、感情共鳴、演出適合率ともに基準値を超過

 ・・・記録開始。

   ◇残された探索者たち◇

 誰かが、小さく呟いた。
「・・・『優しさ』ってなんだろう?」


 退避と追跡行の脱落者=生徒8  教師14

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