19 / 147
1章 女装して屋敷を堕とした(7歳スタート・すでに手遅れっぽいけど)
8話 ベルトランさんはぽんこつじいさん1
しおりを挟む
「……成る程。目立たぬようお一人でダンジョンに潜るため、まずは初級ダンジョンを屈服させる実力を、私めに……と」
「……そういうことだ」
ああ、何回も話を訂正してようやくにたどり着けた、意思疎通。
コミュニケーションって大変だね。
僕は言葉を尽くし、機嫌を損ねないようにおじいちゃんの思考を訂正し――めんどくさい取引先を任せられたようなストレスの末、やりとげたんだ。
僕はがんばった。
人生で――実質的にわずか数時間だけど、その中でも格別にがんばった。
ちょっと表現は独特だけど、ニュアンスが通じただけでも奇跡なんだ。
「ジュリオン様さまのお力を……」
「ああ」
お馴染み過ぎてもはや古典に追いやられ、さっきこっそりやってみたステータスオープンもできなかったし、ステータスとかスキルが数値とか感覚で分かるってこともなかった。
だから、いくらおじいちゃんとはいえ実力者に鍛えてもらう。
それが、力をつけるための最短ルートだ。
「しかし、ダンジョンをお一人――ソロで攻略されるのは……その。いくらセレスティーヌ様譲りのジュリオン様とは言いましても」
む、確かに。
主人公くんでさえチュートリアルは数人パーティーでようやくだからね。
……彼でもそうだったから、たぶんレベルが1でも上がればとたんに楽になるんだろうけども……そうだ。
「――この2年間」
しゃべっているあいだにジュリオン様ブレインがそれっぽい論理を組み立ててくれる。
ああ、素敵なジュリオン様……どうしてどのルートでも途中からぽんこつになっちゃうんだろうなぁ……。
「僕は――意図的に、父上の用意した魔法使いの家庭教師からの授業で、ほとんど魔法を使ってこなかった。2年間プールされている――貯めている魔力を活用すれば、多少の無茶をしようと数十日程度なら魔力は切れないはずだ」
ゲーム通りの仕様なら。
それを確かめる意味でもやらないとね。
「……と、母上からかつて聞いた覚えがある。それで一気にレベリング――強くなれば、たとえソロでも問題はない実力がつくはずだ。だから、父上たちが戻る前にと考えている。存分に頼みたい」
ついででセレスティーヌママンに押し付けるのも忘れずに。
仮に間違ってても「お母さんがウソついた!」って言えば良しにしとこう。
まぁ当時は5歳とかだし、間違えて覚えてても生暖かい目で見られるだけ――
「なんと……そこまで計算され――はっ!?」
くわっと目を見開き、なにかに気がついたらしいおじいちゃん。
……火の始末はちゃんとやってるよね?
やめてよ?
まさかの火災エンドとか防ぎようがないからね?
「そ、そういえば、予定ではちょうど本日あたりが、ご当主様方の遠征地へ到着する時期……!? 仮にこの屋敷に裏切り者が居りましても、ジュリオン様が私との鍛錬でその実力を得るまでの時間は……なんと、数十日……!?」
何言ってるんだこのおじいちゃん。
……なんか盛大に勘違いしてるベルトランさんもといおじいちゃん。
あと裏切り者とか……居るの?
まぁおじいちゃんだからね……毎日土いじりしながら使用人の人たちと話す程度の生活してたんだし、きっとボケてるんだよ……うん、そういうことにしとこ。
ご近所を徘徊してるおじいちゃんの言うことを全部マジメに受け取る必要はないんだ。
それで僕は小さな植木鉢の盆栽なんだ。
ちょっと曲がったところはあるけれどもかわいげのある植物B。
そんな心持ちで接しよう。
これでも僕は現代地球のやる気のない若者として、平均並みの気配りはできるんだ。
「ご近所のおじいちゃんが剪定してきながらいつもの言ってる」って気持ちで居よう。
さて。
ゲームの仕様で「魔力は使わないとプールされる」というのがある。
この世界で魔法の素質があると判明した人は、幼いころから魔法を鍛え続け、大半が魔法使いとして活躍すべく魔力を毎日空っぽにするのが基本。
空っぽにするとつらいけど、毎日少しずつ魔法のスキルを鍛えられるし、なにより空っぽになるたびに超回復的なのが起きて少しずつ魔法の素養が上がる――はず。
微々たるものだけど、それの積み重ねで人口の99%では持ち得ない魔法っていう力をものにできるって話だったはず。
だけど、主人公は違う。
「学園に入るまで魔法に目覚めなかった」「もちろん平民だから」って設定で――どうやって入ったんだろうね、しばらくは「落ちこぼれが」とか陰口叩かれてたし――ゲームが始まってからしばらくは魔法を使いたい放題で、レベルもスキルももりもり上がる。
他のキャラは――メインヒロインたちでも増えないのに、移動での時間経過で少しずつMPが回復するってのが主人公の特権。
まぁ一言で言うと「チュートリアルの都合」での設定なんだけどね。
じゃないと周囲の大半が貴族の子弟――もちろん上記の努力を10年くらいやってきた人ばかりだ――の中、魔法を使ったこともなければダンジョンに潜ったこともない、レベル1っていう初心者にもほどがある状態から数ヶ月で活躍できないしさ。
だから主人公くんは生まれてからの魔力を全て最序盤の訓練に当てられて、だから共通ルートから分岐するくらいまではMPを意識せずに鍛えられる。
こんなんチートだぞチート!
……けども、この設定――プールしてきた魔力っていうのが、果たして主人公っていう「ゲームの中で優遇されるキャラ」だけに適用されるものなのか、それとも他の人にもそうなのかは不明だ。
だけど、可能性はある。
そして――こう言っておけば、毎日限界まで鍛えてもらう言い訳になる。
稽古をつけてもらって魔力がすっからかんになったとしても「ずっと怠けていたからまだ体力が追いついていないんだ」とかなんとか言ってごまかせば良い。
で、普通の貴族子弟、あるいは魔法適性を見出された平民と同じように、毎日魔力を使い切ってのごく普通の訓練を続ける。
ついでで体力も着け、剣術とかも身に付けたら不意の闇討ちにも対応できたりしたい。
そんなもくろみで口にしてみたでまかせだけども。
「……なんと、なんと……!」
「……そういうことだ」
おじいちゃんの反応見る限り、この仕様は他の人――このジュリオン様ボディにも適用されるらしいね。
なんか盛大な勘違いしてるっぽいのは……まぁ有利なバグとかはそのまま黙って使うがごとくにほっとこ。
わざわざそれを運営さんとかに報告して取り消してもらうとか意味のないことはするはずないもんね。
「よくわかんないけど、ジュリオンさまはすごいんですね!」
うん、エミリーちゃんとおんなじ気持ちだよ。
なんかわなわなと手を震わせてるおじいちゃんは、動きが鈍い。
うーむ……これ、他の人――屋敷の門番の人とかに頼った方が話が早かったか……?
人選ミスっちゃったかなぁ……?
「……そういうことだ」
ああ、何回も話を訂正してようやくにたどり着けた、意思疎通。
コミュニケーションって大変だね。
僕は言葉を尽くし、機嫌を損ねないようにおじいちゃんの思考を訂正し――めんどくさい取引先を任せられたようなストレスの末、やりとげたんだ。
僕はがんばった。
人生で――実質的にわずか数時間だけど、その中でも格別にがんばった。
ちょっと表現は独特だけど、ニュアンスが通じただけでも奇跡なんだ。
「ジュリオン様さまのお力を……」
「ああ」
お馴染み過ぎてもはや古典に追いやられ、さっきこっそりやってみたステータスオープンもできなかったし、ステータスとかスキルが数値とか感覚で分かるってこともなかった。
だから、いくらおじいちゃんとはいえ実力者に鍛えてもらう。
それが、力をつけるための最短ルートだ。
「しかし、ダンジョンをお一人――ソロで攻略されるのは……その。いくらセレスティーヌ様譲りのジュリオン様とは言いましても」
む、確かに。
主人公くんでさえチュートリアルは数人パーティーでようやくだからね。
……彼でもそうだったから、たぶんレベルが1でも上がればとたんに楽になるんだろうけども……そうだ。
「――この2年間」
しゃべっているあいだにジュリオン様ブレインがそれっぽい論理を組み立ててくれる。
ああ、素敵なジュリオン様……どうしてどのルートでも途中からぽんこつになっちゃうんだろうなぁ……。
「僕は――意図的に、父上の用意した魔法使いの家庭教師からの授業で、ほとんど魔法を使ってこなかった。2年間プールされている――貯めている魔力を活用すれば、多少の無茶をしようと数十日程度なら魔力は切れないはずだ」
ゲーム通りの仕様なら。
それを確かめる意味でもやらないとね。
「……と、母上からかつて聞いた覚えがある。それで一気にレベリング――強くなれば、たとえソロでも問題はない実力がつくはずだ。だから、父上たちが戻る前にと考えている。存分に頼みたい」
ついででセレスティーヌママンに押し付けるのも忘れずに。
仮に間違ってても「お母さんがウソついた!」って言えば良しにしとこう。
まぁ当時は5歳とかだし、間違えて覚えてても生暖かい目で見られるだけ――
「なんと……そこまで計算され――はっ!?」
くわっと目を見開き、なにかに気がついたらしいおじいちゃん。
……火の始末はちゃんとやってるよね?
やめてよ?
まさかの火災エンドとか防ぎようがないからね?
「そ、そういえば、予定ではちょうど本日あたりが、ご当主様方の遠征地へ到着する時期……!? 仮にこの屋敷に裏切り者が居りましても、ジュリオン様が私との鍛錬でその実力を得るまでの時間は……なんと、数十日……!?」
何言ってるんだこのおじいちゃん。
……なんか盛大に勘違いしてるベルトランさんもといおじいちゃん。
あと裏切り者とか……居るの?
まぁおじいちゃんだからね……毎日土いじりしながら使用人の人たちと話す程度の生活してたんだし、きっとボケてるんだよ……うん、そういうことにしとこ。
ご近所を徘徊してるおじいちゃんの言うことを全部マジメに受け取る必要はないんだ。
それで僕は小さな植木鉢の盆栽なんだ。
ちょっと曲がったところはあるけれどもかわいげのある植物B。
そんな心持ちで接しよう。
これでも僕は現代地球のやる気のない若者として、平均並みの気配りはできるんだ。
「ご近所のおじいちゃんが剪定してきながらいつもの言ってる」って気持ちで居よう。
さて。
ゲームの仕様で「魔力は使わないとプールされる」というのがある。
この世界で魔法の素質があると判明した人は、幼いころから魔法を鍛え続け、大半が魔法使いとして活躍すべく魔力を毎日空っぽにするのが基本。
空っぽにするとつらいけど、毎日少しずつ魔法のスキルを鍛えられるし、なにより空っぽになるたびに超回復的なのが起きて少しずつ魔法の素養が上がる――はず。
微々たるものだけど、それの積み重ねで人口の99%では持ち得ない魔法っていう力をものにできるって話だったはず。
だけど、主人公は違う。
「学園に入るまで魔法に目覚めなかった」「もちろん平民だから」って設定で――どうやって入ったんだろうね、しばらくは「落ちこぼれが」とか陰口叩かれてたし――ゲームが始まってからしばらくは魔法を使いたい放題で、レベルもスキルももりもり上がる。
他のキャラは――メインヒロインたちでも増えないのに、移動での時間経過で少しずつMPが回復するってのが主人公の特権。
まぁ一言で言うと「チュートリアルの都合」での設定なんだけどね。
じゃないと周囲の大半が貴族の子弟――もちろん上記の努力を10年くらいやってきた人ばかりだ――の中、魔法を使ったこともなければダンジョンに潜ったこともない、レベル1っていう初心者にもほどがある状態から数ヶ月で活躍できないしさ。
だから主人公くんは生まれてからの魔力を全て最序盤の訓練に当てられて、だから共通ルートから分岐するくらいまではMPを意識せずに鍛えられる。
こんなんチートだぞチート!
……けども、この設定――プールしてきた魔力っていうのが、果たして主人公っていう「ゲームの中で優遇されるキャラ」だけに適用されるものなのか、それとも他の人にもそうなのかは不明だ。
だけど、可能性はある。
そして――こう言っておけば、毎日限界まで鍛えてもらう言い訳になる。
稽古をつけてもらって魔力がすっからかんになったとしても「ずっと怠けていたからまだ体力が追いついていないんだ」とかなんとか言ってごまかせば良い。
で、普通の貴族子弟、あるいは魔法適性を見出された平民と同じように、毎日魔力を使い切ってのごく普通の訓練を続ける。
ついでで体力も着け、剣術とかも身に付けたら不意の闇討ちにも対応できたりしたい。
そんなもくろみで口にしてみたでまかせだけども。
「……なんと、なんと……!」
「……そういうことだ」
おじいちゃんの反応見る限り、この仕様は他の人――このジュリオン様ボディにも適用されるらしいね。
なんか盛大な勘違いしてるっぽいのは……まぁ有利なバグとかはそのまま黙って使うがごとくにほっとこ。
わざわざそれを運営さんとかに報告して取り消してもらうとか意味のないことはするはずないもんね。
「よくわかんないけど、ジュリオンさまはすごいんですね!」
うん、エミリーちゃんとおんなじ気持ちだよ。
なんかわなわなと手を震わせてるおじいちゃんは、動きが鈍い。
うーむ……これ、他の人――屋敷の門番の人とかに頼った方が話が早かったか……?
人選ミスっちゃったかなぁ……?
27
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる