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2章 女装してギルドを堕とした
29話 モブ子たちが泣いている
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お、スライム。
ここはエミリーちゃんにやってたお仕置き魔法の1つ、雷魔法を。
――じゅっ。
………………………………。
……うん。
跡形もなくなったけども、リアルでスライムとか危険だから……。
「ユリア様! スライムは酸性の液体を――ア、ハイ、魔力が持つのでしたら遠距離でスナイプが1番ですわね……」
◇
お、ラビット。
今度はエミリーちゃんにやってた感覚を思い出して、可能な限りに弱めての――炎魔法を。
――じゅっ。
………………………………。
……思ったよりも、ぐろくない。
なんだかこんがりとしてるけども、忌避感とかはないみたいだ。
うん、まぁ、ウサギの見た目なモンスターだしな。
「ユリア様! ラビット系はすばしっこいのと、あとお肉が大変においしいので上手に――炎系の魔法でこんがりですの……ア、ハイ、解体はおまかせですの」
◇
「ユリア様? ゴブリンはわたくしたち女性の――敵を、氷魔法で串刺しに……!」
「さすがの敵意ですわ……!」
「さすがユリア様ですわ……!」
「淑女の鏡……これこそ真の令嬢ですわ……!」
◇
「……ユリア様? その……ことごとくの罠を事前探知あそばされて? ア、ハイ、ご実家で指南を……良いですわねぇ、高名な方に師事されて……」
「……あの……ユリア様って、もうとっくに中級者……ぶっちゃけわたくしたち、必要……」
「しっ! ご実家の家訓なら従うほかありませんの……それも、高位の方ほどに……そういうことにしませんと……」
◇
「初……?ダンジョンクリア、おめでとうございますですわ! ダンジョンの中身は定期的に変わるので……あ、はい? ダンジョンの全階層での討伐されたモンスターたちの経験値の合計? ……ちょっとよく存じませんけれど、とにかく宝箱ですわ宝箱!」
「あら、素敵な髪飾り……アクセサリー系の装備品ですわね」
「いえ、わたくしたちではなくユリア様が装備なされるべきですわよ?」
「ま゛っ!」
「み゜」
「……し、失礼……どうやらそれは、魅力を大幅に上げるという買い物や評判に直結するアイテムですの……ユリア様、お付けになるのはお買い物などに限定されるのを、強く……ごふっ」
◇
「……は、はい……そ、そちらの3名とは別で、これだけの魔石を……」
「あとはこちら……がっ! ……ふぅ、ドロップアイテムですわ……」
「わたくし、持ち帰る荷物を泣く泣く選別する経験なんて初めてですわ……」
「ユリア様の分だけで、3人半分のボリュームなのですわ……」
「……すみません、運んでもらった分と捨てさせてしまった分は出しますから……」
どっさり。
なんかこう……思ったより今回の初心者ダンジョンはドロップ運が良かったらしい。
というか、ゲームだとどのモンスターを倒してもお金が、確率でアイテムとか素材を落としたから、最初は普通だと思っていたんだけども。
「……普通は、数体倒して1体から、単体で換金可能な金額の魔石なのですわ……」
「ユリア様? 詮索はいたしませんけれど……運に関係するスキルをお持ちで……? ああ、そうですわよね……でないと……」
「わたくしたちが……わたくしたちが、始めてから今日までにドロップできた量を……量を……」
ああ。
この子たちの言う確率がこの世界の平均なのか、それともやっぱりモブ子たちだからLUK値どおりに幸薄なのか。
うーん……ゲームでは「必ず主人公がパーティーリーダーだった」から、他のヒロインとか男キャラたちだけの場合なんて分からないし。
でも、ヒロインの何人かはドロップ運向上(の代わりにドジっ子スキルみたいにデメリットあり)スキル持ちだから周回では入れてたし……もしかしてジュリオン様も、そういう系統だったのか……?
……いやいや、ジュリオンサマとの共闘ルートなんて戦闘数限られてるし、それもやっぱ「主人公がリーダー」だったから……。
ううむ。
「……換金所へ回しましたけど……おおよそこのくらいになると……」
「……わ、わたくしたちの……これまでに稼いだ金額のぉ……」
「ああやはり生まれ……全ては生まれ……」
「……夕食は、僕がおごります……その、先輩冒険者のみなさんへの、お礼という形で……」
「……誇りでお腹は膨れませんからお願いしますわぁ……」
「お姿もお美しく、心までお美しく……うぅ……」
「きっと10年後には知らぬ者は居ない、まるでかのお姫様のように……」
なんか有り金を一瞬で溶かし尽くしたような顔をしている3人の7歳児たち。
うん……ちょっと悪いことしちゃった。
ごめんね、それもこれもジュリオン様があらゆる意味でユニークすぎるからなんだ……。
ふーむ……けど、これが今回限りの――初報酬的なものなのか、たまたま運が上振れしただけなのか、それとも今後ずっとなのかは要検証だ。
そうだ、ゲームでもチュートリアル期間は報酬が倍増してたし優遇されていた。
ここがどこまでそれに近い世界なのかは不明だけど、近いシステムが存在する可能性がある。
だって、モンスター倒すと魔石とかアイテムとか普通にドロップするんだぞ?
なんかこう……この世界を覆っている魔法的なのでそういうシステム、世界法則的なのが存在する可能性は大いにある。
だって「魔法」が存在するんだから。
「うぅ……おいしいですわ、おいしいですわ……」
「うま……うま……ですわ……」
「おかわりを!? ……こ、こほん……今さら取り繕う誇りなんてダンクにシュートですわ! 店員様! こちらをもうひと皿!」
けども僕は――幸薄なのに懸命に生きている子たちに酷いものを見せつけてしまった。
精神年齢成人男性女装貴族令息偽貴族令嬢な僕が、子供にひどいことをしてしまった。
その贖罪として――この子たちが渋るから大衆食堂、つまりはあれだ、チェーンのファミレスと飲み屋を足して2で割らない感じのお店に来たわけだけど。
……お金はなくても礼儀作法だけは叩き込まれた7歳児たちが、懸命にごはんをほおばっている。
目を輝かせて――泣いているのは見なかったことにしよう――必死で、僕がわざと食べきれない量のお皿をテーブルいっぱいに頼んだのを、静かに、でも必死に。
「ああ……食べきれないほどのお食事……」
「夢にまで見た貴族の暮らしですわぁ……」
「夢でもなんでも良いのですわ……お腹が鳴らないで眠れる夜があるのなら……」
――この世界は、かなり厳しい世界だ。
身寄りのない子供から、貴族でも「自分の食いぶちは自分で稼げ」って放り出されるような子供まで。
それもこれも、魔王――魔物に、人類圏が押されているから。
この状況をいくらかでも打開するには、10年後から13年後、主人公くんがいずれかのルート、いずれかのヒロインを選ぶのを待つしかない。
だから僕は、せめて。
「……あー。僕、この町に知り合いがいないので、明日からも夕飯は一緒にお願いできますか?」
「……! 大歓――こほん、ありがたい申し出ですけれども……」
「わたくしたち、普段は食堂へも……」
「ですのでお気持ちだけ……」
――子供が、こんな気遣いをする必要がないように。
せめて、僕の手の届く範囲だけでも。
「――みなさんは、僕よりも下位の貴族ですよね」
「え? ええ……」
「まぁ普通に木っ端ですわ?」
「ユリア様、やはり高位の……」
――それに、この子たちにはお世話になったんだ。
そしてこの子たちとは学園で再会する、いわば友人。
……それなら、特別扱いしてもいいはずだ。
僕が死とメス堕ちの運命を変えるついでで――この子たちがふっくらするくらいは、好き勝手しても良いよね。
「なら――シモーネ、レモーヌ、ジュモーネ。夕刻に、ギルドへ『来なさい』」
お、1回聞いただけのモブ子ズの名前がすらすら。
さすがジュリオン様。
「……!」
「ユリア、様……」
ほぼ確実に――っていうか確実に。
デュクロワ「侯爵」――つまりは王族とその親戚ってレベルのジュリオン様に逆らえる相手ではない、この子たちへ貴族マウントってのを取る。
そうだ、僕は悪役令息なんだ。
どうせジュリオン様になればこの程度どころじゃない傲慢っぷりを披露することになるんだ……これくらいはいいよね?
「そして、僕――私の夕食に付き合うように。これは、『命令』よ」
あ、また口が勝手に。
まぁいいや、きっと社会人ソウルが社畜魂を発揮しているんだろう。
どうしても面倒を見なきゃいけない部下に対する何か的な、ね。
「なら、高位たる私がぼっちで夕食を寂しく食べるなどという恥をかかせないよう、可能な限りに都合をつけて付き合いなさい。……ああ、もちろん『主人』たる私が恥と感じるゆえ、代金は払わせてあげないから。――いいわね?」
なんかちょっとオネエ口調に……いや、大丈夫はず、まだ転生2日目……メス堕ちフラグは僕の魂を侵食していないはずだ。
そう、これは演技。
演技だから。
でも、口調はなるべく一貫させたいなぁ……。
「ユリア、様……!」
「食卓で泣かないように。ほら、さっさとたくさんこれでもかと食べなさい」
「はい……はい……!」
「ユリア様……いえ、ユリアお姉様……!」
ふむ……「お姉様」。
僕のわがままに付き合ってもらうなら、そういう関係性の方が都合が良いのかな。
「一生、ついて行きますわ……!」
「ええ……ええ……!」
大丈夫、僕はなんとか将来的に断罪されて追放される程度に収めるはずだから。
それまで、ちょっとだけ……僕の自己満足に付き合ってもらうだけだから。
ここはエミリーちゃんにやってたお仕置き魔法の1つ、雷魔法を。
――じゅっ。
………………………………。
……うん。
跡形もなくなったけども、リアルでスライムとか危険だから……。
「ユリア様! スライムは酸性の液体を――ア、ハイ、魔力が持つのでしたら遠距離でスナイプが1番ですわね……」
◇
お、ラビット。
今度はエミリーちゃんにやってた感覚を思い出して、可能な限りに弱めての――炎魔法を。
――じゅっ。
………………………………。
……思ったよりも、ぐろくない。
なんだかこんがりとしてるけども、忌避感とかはないみたいだ。
うん、まぁ、ウサギの見た目なモンスターだしな。
「ユリア様! ラビット系はすばしっこいのと、あとお肉が大変においしいので上手に――炎系の魔法でこんがりですの……ア、ハイ、解体はおまかせですの」
◇
「ユリア様? ゴブリンはわたくしたち女性の――敵を、氷魔法で串刺しに……!」
「さすがの敵意ですわ……!」
「さすがユリア様ですわ……!」
「淑女の鏡……これこそ真の令嬢ですわ……!」
◇
「……ユリア様? その……ことごとくの罠を事前探知あそばされて? ア、ハイ、ご実家で指南を……良いですわねぇ、高名な方に師事されて……」
「……あの……ユリア様って、もうとっくに中級者……ぶっちゃけわたくしたち、必要……」
「しっ! ご実家の家訓なら従うほかありませんの……それも、高位の方ほどに……そういうことにしませんと……」
◇
「初……?ダンジョンクリア、おめでとうございますですわ! ダンジョンの中身は定期的に変わるので……あ、はい? ダンジョンの全階層での討伐されたモンスターたちの経験値の合計? ……ちょっとよく存じませんけれど、とにかく宝箱ですわ宝箱!」
「あら、素敵な髪飾り……アクセサリー系の装備品ですわね」
「いえ、わたくしたちではなくユリア様が装備なされるべきですわよ?」
「ま゛っ!」
「み゜」
「……し、失礼……どうやらそれは、魅力を大幅に上げるという買い物や評判に直結するアイテムですの……ユリア様、お付けになるのはお買い物などに限定されるのを、強く……ごふっ」
◇
「……は、はい……そ、そちらの3名とは別で、これだけの魔石を……」
「あとはこちら……がっ! ……ふぅ、ドロップアイテムですわ……」
「わたくし、持ち帰る荷物を泣く泣く選別する経験なんて初めてですわ……」
「ユリア様の分だけで、3人半分のボリュームなのですわ……」
「……すみません、運んでもらった分と捨てさせてしまった分は出しますから……」
どっさり。
なんかこう……思ったより今回の初心者ダンジョンはドロップ運が良かったらしい。
というか、ゲームだとどのモンスターを倒してもお金が、確率でアイテムとか素材を落としたから、最初は普通だと思っていたんだけども。
「……普通は、数体倒して1体から、単体で換金可能な金額の魔石なのですわ……」
「ユリア様? 詮索はいたしませんけれど……運に関係するスキルをお持ちで……? ああ、そうですわよね……でないと……」
「わたくしたちが……わたくしたちが、始めてから今日までにドロップできた量を……量を……」
ああ。
この子たちの言う確率がこの世界の平均なのか、それともやっぱりモブ子たちだからLUK値どおりに幸薄なのか。
うーん……ゲームでは「必ず主人公がパーティーリーダーだった」から、他のヒロインとか男キャラたちだけの場合なんて分からないし。
でも、ヒロインの何人かはドロップ運向上(の代わりにドジっ子スキルみたいにデメリットあり)スキル持ちだから周回では入れてたし……もしかしてジュリオン様も、そういう系統だったのか……?
……いやいや、ジュリオンサマとの共闘ルートなんて戦闘数限られてるし、それもやっぱ「主人公がリーダー」だったから……。
ううむ。
「……換金所へ回しましたけど……おおよそこのくらいになると……」
「……わ、わたくしたちの……これまでに稼いだ金額のぉ……」
「ああやはり生まれ……全ては生まれ……」
「……夕食は、僕がおごります……その、先輩冒険者のみなさんへの、お礼という形で……」
「……誇りでお腹は膨れませんからお願いしますわぁ……」
「お姿もお美しく、心までお美しく……うぅ……」
「きっと10年後には知らぬ者は居ない、まるでかのお姫様のように……」
なんか有り金を一瞬で溶かし尽くしたような顔をしている3人の7歳児たち。
うん……ちょっと悪いことしちゃった。
ごめんね、それもこれもジュリオン様があらゆる意味でユニークすぎるからなんだ……。
ふーむ……けど、これが今回限りの――初報酬的なものなのか、たまたま運が上振れしただけなのか、それとも今後ずっとなのかは要検証だ。
そうだ、ゲームでもチュートリアル期間は報酬が倍増してたし優遇されていた。
ここがどこまでそれに近い世界なのかは不明だけど、近いシステムが存在する可能性がある。
だって、モンスター倒すと魔石とかアイテムとか普通にドロップするんだぞ?
なんかこう……この世界を覆っている魔法的なのでそういうシステム、世界法則的なのが存在する可能性は大いにある。
だって「魔法」が存在するんだから。
「うぅ……おいしいですわ、おいしいですわ……」
「うま……うま……ですわ……」
「おかわりを!? ……こ、こほん……今さら取り繕う誇りなんてダンクにシュートですわ! 店員様! こちらをもうひと皿!」
けども僕は――幸薄なのに懸命に生きている子たちに酷いものを見せつけてしまった。
精神年齢成人男性女装貴族令息偽貴族令嬢な僕が、子供にひどいことをしてしまった。
その贖罪として――この子たちが渋るから大衆食堂、つまりはあれだ、チェーンのファミレスと飲み屋を足して2で割らない感じのお店に来たわけだけど。
……お金はなくても礼儀作法だけは叩き込まれた7歳児たちが、懸命にごはんをほおばっている。
目を輝かせて――泣いているのは見なかったことにしよう――必死で、僕がわざと食べきれない量のお皿をテーブルいっぱいに頼んだのを、静かに、でも必死に。
「ああ……食べきれないほどのお食事……」
「夢にまで見た貴族の暮らしですわぁ……」
「夢でもなんでも良いのですわ……お腹が鳴らないで眠れる夜があるのなら……」
――この世界は、かなり厳しい世界だ。
身寄りのない子供から、貴族でも「自分の食いぶちは自分で稼げ」って放り出されるような子供まで。
それもこれも、魔王――魔物に、人類圏が押されているから。
この状況をいくらかでも打開するには、10年後から13年後、主人公くんがいずれかのルート、いずれかのヒロインを選ぶのを待つしかない。
だから僕は、せめて。
「……あー。僕、この町に知り合いがいないので、明日からも夕飯は一緒にお願いできますか?」
「……! 大歓――こほん、ありがたい申し出ですけれども……」
「わたくしたち、普段は食堂へも……」
「ですのでお気持ちだけ……」
――子供が、こんな気遣いをする必要がないように。
せめて、僕の手の届く範囲だけでも。
「――みなさんは、僕よりも下位の貴族ですよね」
「え? ええ……」
「まぁ普通に木っ端ですわ?」
「ユリア様、やはり高位の……」
――それに、この子たちにはお世話になったんだ。
そしてこの子たちとは学園で再会する、いわば友人。
……それなら、特別扱いしてもいいはずだ。
僕が死とメス堕ちの運命を変えるついでで――この子たちがふっくらするくらいは、好き勝手しても良いよね。
「なら――シモーネ、レモーヌ、ジュモーネ。夕刻に、ギルドへ『来なさい』」
お、1回聞いただけのモブ子ズの名前がすらすら。
さすがジュリオン様。
「……!」
「ユリア、様……」
ほぼ確実に――っていうか確実に。
デュクロワ「侯爵」――つまりは王族とその親戚ってレベルのジュリオン様に逆らえる相手ではない、この子たちへ貴族マウントってのを取る。
そうだ、僕は悪役令息なんだ。
どうせジュリオン様になればこの程度どころじゃない傲慢っぷりを披露することになるんだ……これくらいはいいよね?
「そして、僕――私の夕食に付き合うように。これは、『命令』よ」
あ、また口が勝手に。
まぁいいや、きっと社会人ソウルが社畜魂を発揮しているんだろう。
どうしても面倒を見なきゃいけない部下に対する何か的な、ね。
「なら、高位たる私がぼっちで夕食を寂しく食べるなどという恥をかかせないよう、可能な限りに都合をつけて付き合いなさい。……ああ、もちろん『主人』たる私が恥と感じるゆえ、代金は払わせてあげないから。――いいわね?」
なんかちょっとオネエ口調に……いや、大丈夫はず、まだ転生2日目……メス堕ちフラグは僕の魂を侵食していないはずだ。
そう、これは演技。
演技だから。
でも、口調はなるべく一貫させたいなぁ……。
「ユリア、様……!」
「食卓で泣かないように。ほら、さっさとたくさんこれでもかと食べなさい」
「はい……はい……!」
「ユリア様……いえ、ユリアお姉様……!」
ふむ……「お姉様」。
僕のわがままに付き合ってもらうなら、そういう関係性の方が都合が良いのかな。
「一生、ついて行きますわ……!」
「ええ……ええ……!」
大丈夫、僕はなんとか将来的に断罪されて追放される程度に収めるはずだから。
それまで、ちょっとだけ……僕の自己満足に付き合ってもらうだけだから。
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