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3章 女装して捨て子を堕とした
42話 メス堕ちストリップショー
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「お待たせしました」
「……ひゃいぃ……」
宿のおじさんに、気分を落ち着けるお茶をご馳走になりながら「いかに男がかわいそうな存在か」を説かれ、僕も心から同意してひと息。
たぶんあれは寝る前に飲む系統のだと思う。
おかげで精神汚染はかなり改善している感じがする。
たぶん。
問題は、その最中に自覚するのが難しいことなんだけどね……。
まぁしょうがない、ジュリオン様の運命的にもそういうフラグとかあるんだろうし、エロディーさんと――本来ならもっと大人になってから接触するはずのえっちなサキュバスさんに7歳で影響を受けちゃったんだ、多少はもう諦めよう。
まだ致命的なミスをしていないだけマシだろう、きっと。
――ずぅん。
という音がしそうなほどに重いお湯の入ったそれを、そっと傷つけないようにちゃぷりと床へ置く僕。
「そ、それ……重く、ないんですか……?」
「力仕事に慣れている様子の成人男性……受付のおじ様でやっと――ですが、昼に話しました通り僕はダンジョンに潜っていますので、この程度なら平気みたいですね」
「は、はえぇぇ……」
レベルにスキル。
その概念は、無と有では圧倒的な差をもたらすもの。
さらには魔力、さらには各貴族や王族の血筋による属性や特殊なスキル。
それらを――この2年はエミリーちゃんのおかげで着々と鍛え、エロディーさん討伐でどばっと入ってきたんだ、今の僕はそんじょそこらの悪漢にも立ち向かえるだろう。
タライを――どう見ても僕の両腕を伸ばしても3分の1も抱えていないのに、手から出てる謎のグリップで持てていた。
あれ、なんだろうね。
けど、タライというよりは……桶?
あれだ、子供なら2人くらいがじゃぶんと入れる程度のサイズで、なみなみと注がれたお湯に浸かれば2人の肩が入るくらいのもの。
……やっぱこれ、普通に持ててるのはどう考えても……だって、台車で運んできたおじさんが、持ち上げるの見てぎょっとしてたもん。
ああ。
僕は女装悪役令息ゴリラになってしまったんだ。
「やっぱお貴族様はおっかねぇ……」って言ってたし。
「あ、あのぉ……」
おずおずと聞いてきた彼は、ちゃんと下着姿になっている。
ぼろぼろの――いろんなつぎはぎでもはや迷彩色になっているシャツとパンツ姿。
それを――女だって思ってるだろう僕に対して隠そうとして、まるで女の子みたいに胸元と股を隠そうとした格好になっている。
……あれ、なんでだろう。
少年のはずなのに、妙に色気があるような?
――悪霊退散悪サキュバス退散。
男に欲情したら僕はもう生きていけないんだ、落ち着こう。
そこまで精神汚染されたなら、もう遠いとこまで逃げた先の教会とかで聖職者でもやって一生を慎ましく生きるか、それとも首をかき切るしかないんだ。
「――一方的に見られるのは不公平ですね」
しゅるっ――ぱさっ。
「え? ユリアさ――――ま゛っ!?」
僕は、エミリーちゃんにもらった服――の中でも、まるで私立の小学校の制服みたいなもの――それの肩紐を落とし、腰のボタンを外し緩め――吊りスカートを地面に落とす。
「なっ!? なななななっ……!?」
「ふぅ」
一気にすーすーするようになった下半身。
それもそのはず、これはワンピースではないにしても胸元からスカートの裾までがワンセットになった服なんだ。
しゅるっ……ぷち、ぷち。
胸元のリボンをほどき、シャツのボタンを……む。
そうだった、男女でシャツのボタンは逆側……まだ外しにくい。
「 」
女装は、意外と大変だ。
いや、子供のそれだし、ただエミリーちゃんがごく普通に着てるような服を着るだけではあるんだけども……なにしろ、ほぼシャツとズボンしか組み合わせがない男物とは違って、女物は種類が多すぎるんだ。
屋敷を出るときに持ってきた服はたったの3種類――なのに、どれも形が違うって。
……女は服にお金がかかるしクローゼットがいっぱいになるっての、本当だなぁ……。
前世の僕なら、それこそ同じようなシャツとズボンを3つずつでもあれば1年を過ごせるのにね。
男はつくづくコスパがいい生物なんだ。
――ぱさっ。
「……これで、僕も下着姿ですね?」
「 」
あれ、なんか隠すの止めて僕を見ながら固まってる。
……あ、言っとかないと。
「見ての通り――ではありませんね、ドロワーズを脱がないと」
ドロワーズ――小さな女の子とかが着けてる、おしりのところが膨らんで脚のつけ根までを覆ってる下着のこと。
前世地球の中世欧州がどうだったのかは分からないけども、どうやらこの世界では、この下にもぱんつを穿くことになっているらしい。
あ、いや、エミリーちゃんはこれを直穿きしてたこともあったっけ……うーん、この世界の価値観がいまいち分からない。
そもそもゲーム内では普通にヒロインのパンチライベントとかあるし、そのときはどう見ても膨らんだスカートなのに中は普通のぱんつしかなかったりするし。
まぁそのへんはそういう世界観の世界ってことで。
……ここが現実の世界なことには変わりないけど、なんかちょっと地球とは違う歴史を辿ってきたってことで。
じゃなきゃこの町も糞便が空から降り注ぐ悪魔の町になってるし、ルーシーくんだってこの程度の汗臭さ程度じゃ済まないだろうし。
ということで、僕は彼と同じ姿になることで男同士だと。
………………………………。
……あれ?
なんで僕、1着ずつをいたいけな少年の前でゆっくりと脱いで行って――まーたサキュバスか。
エロディーさん、爆発四散しろ。
経験値とかもう帰すからさ、どっか行ってくれるんならもう見逃すからさ、僕を変な道に引きずり込まないで?
「 」
ほら、ルーシーくんが足先まで真っ赤になってるし……。
「……ひゃいぃ……」
宿のおじさんに、気分を落ち着けるお茶をご馳走になりながら「いかに男がかわいそうな存在か」を説かれ、僕も心から同意してひと息。
たぶんあれは寝る前に飲む系統のだと思う。
おかげで精神汚染はかなり改善している感じがする。
たぶん。
問題は、その最中に自覚するのが難しいことなんだけどね……。
まぁしょうがない、ジュリオン様の運命的にもそういうフラグとかあるんだろうし、エロディーさんと――本来ならもっと大人になってから接触するはずのえっちなサキュバスさんに7歳で影響を受けちゃったんだ、多少はもう諦めよう。
まだ致命的なミスをしていないだけマシだろう、きっと。
――ずぅん。
という音がしそうなほどに重いお湯の入ったそれを、そっと傷つけないようにちゃぷりと床へ置く僕。
「そ、それ……重く、ないんですか……?」
「力仕事に慣れている様子の成人男性……受付のおじ様でやっと――ですが、昼に話しました通り僕はダンジョンに潜っていますので、この程度なら平気みたいですね」
「は、はえぇぇ……」
レベルにスキル。
その概念は、無と有では圧倒的な差をもたらすもの。
さらには魔力、さらには各貴族や王族の血筋による属性や特殊なスキル。
それらを――この2年はエミリーちゃんのおかげで着々と鍛え、エロディーさん討伐でどばっと入ってきたんだ、今の僕はそんじょそこらの悪漢にも立ち向かえるだろう。
タライを――どう見ても僕の両腕を伸ばしても3分の1も抱えていないのに、手から出てる謎のグリップで持てていた。
あれ、なんだろうね。
けど、タライというよりは……桶?
あれだ、子供なら2人くらいがじゃぶんと入れる程度のサイズで、なみなみと注がれたお湯に浸かれば2人の肩が入るくらいのもの。
……やっぱこれ、普通に持ててるのはどう考えても……だって、台車で運んできたおじさんが、持ち上げるの見てぎょっとしてたもん。
ああ。
僕は女装悪役令息ゴリラになってしまったんだ。
「やっぱお貴族様はおっかねぇ……」って言ってたし。
「あ、あのぉ……」
おずおずと聞いてきた彼は、ちゃんと下着姿になっている。
ぼろぼろの――いろんなつぎはぎでもはや迷彩色になっているシャツとパンツ姿。
それを――女だって思ってるだろう僕に対して隠そうとして、まるで女の子みたいに胸元と股を隠そうとした格好になっている。
……あれ、なんでだろう。
少年のはずなのに、妙に色気があるような?
――悪霊退散悪サキュバス退散。
男に欲情したら僕はもう生きていけないんだ、落ち着こう。
そこまで精神汚染されたなら、もう遠いとこまで逃げた先の教会とかで聖職者でもやって一生を慎ましく生きるか、それとも首をかき切るしかないんだ。
「――一方的に見られるのは不公平ですね」
しゅるっ――ぱさっ。
「え? ユリアさ――――ま゛っ!?」
僕は、エミリーちゃんにもらった服――の中でも、まるで私立の小学校の制服みたいなもの――それの肩紐を落とし、腰のボタンを外し緩め――吊りスカートを地面に落とす。
「なっ!? なななななっ……!?」
「ふぅ」
一気にすーすーするようになった下半身。
それもそのはず、これはワンピースではないにしても胸元からスカートの裾までがワンセットになった服なんだ。
しゅるっ……ぷち、ぷち。
胸元のリボンをほどき、シャツのボタンを……む。
そうだった、男女でシャツのボタンは逆側……まだ外しにくい。
「 」
女装は、意外と大変だ。
いや、子供のそれだし、ただエミリーちゃんがごく普通に着てるような服を着るだけではあるんだけども……なにしろ、ほぼシャツとズボンしか組み合わせがない男物とは違って、女物は種類が多すぎるんだ。
屋敷を出るときに持ってきた服はたったの3種類――なのに、どれも形が違うって。
……女は服にお金がかかるしクローゼットがいっぱいになるっての、本当だなぁ……。
前世の僕なら、それこそ同じようなシャツとズボンを3つずつでもあれば1年を過ごせるのにね。
男はつくづくコスパがいい生物なんだ。
――ぱさっ。
「……これで、僕も下着姿ですね?」
「 」
あれ、なんか隠すの止めて僕を見ながら固まってる。
……あ、言っとかないと。
「見ての通り――ではありませんね、ドロワーズを脱がないと」
ドロワーズ――小さな女の子とかが着けてる、おしりのところが膨らんで脚のつけ根までを覆ってる下着のこと。
前世地球の中世欧州がどうだったのかは分からないけども、どうやらこの世界では、この下にもぱんつを穿くことになっているらしい。
あ、いや、エミリーちゃんはこれを直穿きしてたこともあったっけ……うーん、この世界の価値観がいまいち分からない。
そもそもゲーム内では普通にヒロインのパンチライベントとかあるし、そのときはどう見ても膨らんだスカートなのに中は普通のぱんつしかなかったりするし。
まぁそのへんはそういう世界観の世界ってことで。
……ここが現実の世界なことには変わりないけど、なんかちょっと地球とは違う歴史を辿ってきたってことで。
じゃなきゃこの町も糞便が空から降り注ぐ悪魔の町になってるし、ルーシーくんだってこの程度の汗臭さ程度じゃ済まないだろうし。
ということで、僕は彼と同じ姿になることで男同士だと。
………………………………。
……あれ?
なんで僕、1着ずつをいたいけな少年の前でゆっくりと脱いで行って――まーたサキュバスか。
エロディーさん、爆発四散しろ。
経験値とかもう帰すからさ、どっか行ってくれるんならもう見逃すからさ、僕を変な道に引きずり込まないで?
「 」
ほら、ルーシーくんが足先まで真っ赤になってるし……。
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