悪役貴族転生【女装】悪役令嬢ルート~99通りで断罪される悪役に転生して女装したら死亡フラグが無くなる代わりに周囲の目が怖くなってくんだけど?

あずももも

文字の大きさ
60 / 147
3章 女装して捨て子を堕とした

43話 せっかく脱いだからお風呂に入った

しおりを挟む
頭の中で「メス堕ち退散サキュバス退散」って、99回唱えて避難先の妄想の世界から戻ってきた僕。

これで大丈夫だ。

よし、これで女装した僕によるストリップショーはなかったことになった。

だから普通に接しよう、普通に。

「――と、これを見てもらえば分かるでしょうが……ルーシー。ルーシー?」

……ルーシーくんが……後ろを向いてしゃがんじゃっている。

「だだだだめですぅ……! お貴族さまのお嬢さまのはだかなんて見ちゃったら……!」

大丈夫じゃなかった。

なかったことにはできなかった。

田舎から出てきたばかりの汚れを知らない少年の前で服を1枚ずつ脱ぎ出す痴女そのものな所業は、改変できない過去となった。

……現実逃避は意味がなかった様子。

しかしこれはいけない。
あまりにもあんまりだ。

改めて考えても、彼の情操が木っ端みじんになってもおかしくない所業だ。

だから、せめて誠意を示せないと。

「――ルーシー」

「ぼ、ぼく実はおん――――――」
「僕は、この町を含むデュクロワ領を治めるデュクロワ家が次男、ジュリオン・デュクロワです」

こういうときは、事実から先に述べる。

ここまでかわいそうなことをしたんだ、被害者に対して加害者は身分を明かす義務がある。

「ですから――――――えっ」

思わずといった顔で振り向いてくる彼。

その目は――――――

「先ほどまでの姿は女装。……見ての通りに、下は男でしょう」

――女児用のぱんつ(エミリーちゃんの・ピンクでかわいいね)が、女ではなく男の股を包んでいる証拠の膨らみを、見ていた。

「……」

「………………………………」

「………………………………?」

「――――――   ゛  ゜  ⊿ __〆――!?」

うわ、何その声……どんな発声期間からどんな発音しようとしたの?

「はい、そうです。僕は貴方だけではなく、すべての人を騙し――女性を騙っている、男です。教会の関係者に知られたら、今日にも破門に処されること間違いなしの所業をしている、悪ーい貴族です。つまりは人間の最底辺です。ですから、こんな僕を見て恥ずかしがることはありません」

そんなことを堂々と言ってのける、母親譲りのメス――じゃないじゃない、髪型だけで女子みたいな顔に見えるジュリオン様フェイス。

その下はエミリーちゃんのかわいいピンクの上下の下着しか身に付けていない状態での仁王立ち。

そしてこの状態だからこそ分かる、男としての肉体。

よし、これなら色気も何もあったものじゃないだろう。
これなら少年の精神は保たれるはずだ。

「       」

「つまりは男同士ということです。なら、何も問題は本当にないはずです」

しゅるしゅるっと――ぱんつを脱ぐ。

「       」

まだまだ子供だからお子様サイズで無いも同然だからこそ、本来このブツを収める場所を確保されていない女児用のかわいいぱんつでも苦しくないピンクの三角形。

それを下げ、片脚ずつから抜いて、今度こそ完全に男だと証明する。

再びに、仁王立ちをすれば――彼の目線は、僕のそこに……いややっぱちょっと恥ずかしいわ、いくら同性、いくら子供相手でも。

「       」

「……なるほど、確かに同性とはいえ一方的は恥ずかしいものですね。恥ずかしい思いをしたので、これで先ほどのはチャラということで」

相手はただの7歳男児。

昼間の雑談で聞き出したところによると、兄が何人も居るらしい。

それに農村育ちだ、夏になったら子供たちが揃ってすっぽんぽんになっての水遊びとかで他人のにも見慣れているはず。

よし、これで大丈夫だな。

「       」

「……ふぅ。せっかくだから僕も洗ってしまいますか。そもそも、思えば比較的綺麗な状態の僕から洗わないと、もうひとつお湯が必要になってしまいますものね」

――ちゃぷっ。

温かいお湯に、足先から体を沈めていく。

どうせ脱いだんだ、せっかくだから体の洗い方も教えないとね。
川で遊んだりするのとは違うからね。

「ここの宿は……今のルーシーの手持ちでは難しい価格帯ですが、こうしてちょうど良い温度の新鮮なお湯に石鹸まで貸してくれます。あなたも冒険者を目指すのなら、自前でこれくらいのランクに泊まれる生活をできるくらい稼ぐと良いでしょう」

「       」

あー、お湯って良いよね。
お風呂って良いよね。

聞けば、普通の宿だとこんなにたくさんのお湯をくれたりはしないんだとか。

それに、僕がまだ子供サイズだからこそ――もちろん身長の話であり、男の誇りの話じゃない――屈めば肩まで浸かる湯船になるのであって、これが大人なら普通にあぐらをかいて腰までしか温まれないだろう。

「はぁ……気持ちが良い」

「       」

僕の普段は無表情に固定のジュリオン様フェイスが、明らかにとろけていくのを感じる。

誰だってお風呂は気持ちが良いんだ。

じわじわとあったまってきて真っ白な肌が色づいてきて、体がじんじんするこの快感。

いくらジュリオン様でもこれには敵わないんだ、しょうがない。

「はぁ……♥」

あ、ちょっと色っぽい声。

ジュリオン様ボイスってば、こうして子供だと完全に女の子の声だからね。

「       」

「   」
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...