84 / 258
第6章 ミニーブルにて
第79話 会談
しおりを挟む
「あのときの……」
エミリスが呟く。
マッキンゼ卿が連れてきたもう1人は、ミニーブルへ向かう途中に馬車でトラブルになっていたのを助けた少女、ウィルセアだった。
「お久しぶりです、マッキンゼ卿。……それに、ウィルセア嬢も、ご無事で良かったです」
アティアス達は立ち上がり挨拶をする。
マッキンゼ卿は2人に座るように促し、自分たちもその正面の席についた。
「よく来てくれました。アティアス殿、それにエミリス殿。ありがとうございます」
「こちらこそ、ご招待いただきありがとうございます。姉もご招待いただいていたようで、図々しくも当家から3人も来てしまいました」
3人とは、もちろんエミリスを含んでのことだ。
「パーティは華やかな方がいいでしょう。娘も喜んでいます。……あぁ、紹介が遅れました。これは私の娘のウィルセアです。アティアス殿とは顔見知りのようですが……」
マッキンゼ卿がそう言って紹介したのは、彼の隣に座るウィルセアだった。
「改めて、はじめまして。父ヴィゴール・マッキンゼの長女、ウィルセアでございます。……この前は危ないところを助けていただいて、感謝の言葉もありません」
ウィルセアは一度立ち上がり、丁寧に礼をする。
それを受けて、アティアス達も同じように立ち、礼を返した。
「私はアティアス・ヴァル・ゼルムです。これは妻のエミリス。先日は大したご挨拶もできずに申し訳ありません」
「お気になさらずともかまいません。なによりアティアス様達が助けてくださらなければ、私やオースチン共、あの場で殺されていたかもしれません。……なんとお礼をしていいか」
ウィルセアが真剣な顔をして話す。それにマッキンゼ卿が続けた。
「私も娘や護衛につけていたオースチンから、詳しく話は聞かせてもらいました。私からもお礼を言わせていただきたい。そのこともあって、事前に来ていただいたのです。……本来なら私たちから出向くべきなのでしょうが、気軽に城からは離れられないもので」
「そうでしたか。たまたま休憩していたら近くで騒動があったもので、仲裁したまでです。相手が何者かなどは全くわかりませんでしたが……」
「相手に関しては若干の心当たりがありますので、私たちで対処します。……オースチンはうちの兵の中でも優秀な魔導士ということもあって、護衛は1人で充分だと思っていたのですが、このような不甲斐ない結果に。……彼からはエミリス殿が優秀な魔導士だということを聞きましたよ」
あの時エミリスは全力を出してはいなかったが、それでもある程度はわかってしまったのだろうか。
「相手とオースチン殿の相性がよくなかっただけで、恐らくもう一度やれば勝てたでしょう」
アティアスが返すが、マッキンゼ卿は首を振る。
「命のやり取りに2度目はありません。彼も今回のことが身に染みたでしょう。いずれにしても、あの場でウィルセアに何かあれば、パーティーに招待した方々にも面目がつきません」
「なんにせよ、無事で良かったです」
「うむ。あと、こっちのセリーナは私の従姉妹でね。この城で魔導士をやっている。ついでに紹介しておきます」
「よろしくお願いします」
マッキンゼ卿の紹介で、セリーナも改めて礼をする。城での地位が高そうなのは、マッキンゼ卿の親戚だからか。
「なにか困り事があれば、このセリーナに伝えてください。できる限りのことはさせてもらうつもりです」
「わかりました」
「あと、ルコルアでの報告も耳に入っています。……正直に言うと私は最初、あなた方がこちらの領地の偵察に来たのではないかと疑っていました」
マッキンゼ卿は真剣な顔でアティアスに向き合って話し始めた。
「ですが、少なくともあなた方は、損得抜きに行動できる人格をお持ちなのでしょう。疑って申し訳ない」
それに対して、アティアスはどう答えるべきか悩む。
少し考えて口を開いた。
「いえ、マッキンゼ卿の想像通りです。私たちは旅をしながら、もし争いにでもなりそうなら、すぐにゼバーシュに知らせるつもりでいました。……ただ、自分は戦争など起きてほしくはないし、困ってる人がいれば助けるべきだと思っています。それが自分の領地であろうと、なかろうと」
正直に思っていることを話す。
隠しても、マッキンゼ卿にはおそらく見抜かれるだろう。
「なるほど。……概ねそんなところだとは予想していました。私もいずれゼバーシュ領にも、とは考えていましたよ」
マッキンゼ卿は少し表情を緩めて続ける。
「ただ……大事な娘の恩人のあなた方に刃を向けることは、私としては避けたい。ですので、アティアス殿さえ良ければ、私はゼルム家と友誼を結ぶことも考えています。……どうでしょう?」
「それは願ってもないことです。ぜひお願いしたいと思います」
思わぬ提案に、アティアスは即答する。
本来なら父親に相談すべき内容だが、デメリットはないと判断した。
「ありがとうございます。では準備します。娘の誕生日パーティの後にはなりますが、文書で取り交わしましょう」
「よろしくお願いします」
アティアスは立ち上がって深く礼をした。
一旦話の区切りが付いたところで、ウィルセアが会話に加わった。
「お二方は、護衛も付けずに旅をされているのですか?」
「そうです。……と言っても、私とこのエミリスが出会ってからまだ半年ですが。それまでは、ノードという者を護衛に付けておりました」
その名前を聞いて、ウィルセアが「ああ」と頷いた。
「確か、今回ナターシャ様と来られている方ですね。なかなか腕の立つ剣士だとか」
「はい。ただ、今はこれがあまりにも有能なのでね、頼り切っていますよ」
アティアスは気恥ずかしそうにエミリスを見て話す。彼女も照れている。
「私は精一杯頑張っているだけですから……」
そんな彼女の様子を見て、マッキンゼ卿が問う。
「エミリス殿の髪……あと、眼鏡でわかりにくいですが、赤い目ですよね? ……その容姿について、ずっと北に伝わる女神の話はご存知ですか?」
それは、以前ゼバーシュにて、マッキンゼ卿の部下であるオスラムが話していたことだった。
2人は表情を変えないが、一瞬沈黙してしまう。
その様子を見て、マッキンゼ卿は概ね理解し、一度目を閉じて考えてから口を開いた。
「……私も詳しいことは知りません。ただ、その女神は絶大な魔力を持っていたそうです。……エミリス殿はアティアス殿に出会うまで、自分の力に気づかなかったのですか?」
「お恥ずかしながら……」
「魔法は教わらないと難しいですからね。……しかしそれほどの短期間であのオスラムを上回るとは」
何気なくマッキンゼ卿が出した名前に、彼女は暗い顔を見せた。
「……申し訳ありません」
エミリスが呟く。
マッキンゼ卿が連れてきたもう1人は、ミニーブルへ向かう途中に馬車でトラブルになっていたのを助けた少女、ウィルセアだった。
「お久しぶりです、マッキンゼ卿。……それに、ウィルセア嬢も、ご無事で良かったです」
アティアス達は立ち上がり挨拶をする。
マッキンゼ卿は2人に座るように促し、自分たちもその正面の席についた。
「よく来てくれました。アティアス殿、それにエミリス殿。ありがとうございます」
「こちらこそ、ご招待いただきありがとうございます。姉もご招待いただいていたようで、図々しくも当家から3人も来てしまいました」
3人とは、もちろんエミリスを含んでのことだ。
「パーティは華やかな方がいいでしょう。娘も喜んでいます。……あぁ、紹介が遅れました。これは私の娘のウィルセアです。アティアス殿とは顔見知りのようですが……」
マッキンゼ卿がそう言って紹介したのは、彼の隣に座るウィルセアだった。
「改めて、はじめまして。父ヴィゴール・マッキンゼの長女、ウィルセアでございます。……この前は危ないところを助けていただいて、感謝の言葉もありません」
ウィルセアは一度立ち上がり、丁寧に礼をする。
それを受けて、アティアス達も同じように立ち、礼を返した。
「私はアティアス・ヴァル・ゼルムです。これは妻のエミリス。先日は大したご挨拶もできずに申し訳ありません」
「お気になさらずともかまいません。なによりアティアス様達が助けてくださらなければ、私やオースチン共、あの場で殺されていたかもしれません。……なんとお礼をしていいか」
ウィルセアが真剣な顔をして話す。それにマッキンゼ卿が続けた。
「私も娘や護衛につけていたオースチンから、詳しく話は聞かせてもらいました。私からもお礼を言わせていただきたい。そのこともあって、事前に来ていただいたのです。……本来なら私たちから出向くべきなのでしょうが、気軽に城からは離れられないもので」
「そうでしたか。たまたま休憩していたら近くで騒動があったもので、仲裁したまでです。相手が何者かなどは全くわかりませんでしたが……」
「相手に関しては若干の心当たりがありますので、私たちで対処します。……オースチンはうちの兵の中でも優秀な魔導士ということもあって、護衛は1人で充分だと思っていたのですが、このような不甲斐ない結果に。……彼からはエミリス殿が優秀な魔導士だということを聞きましたよ」
あの時エミリスは全力を出してはいなかったが、それでもある程度はわかってしまったのだろうか。
「相手とオースチン殿の相性がよくなかっただけで、恐らくもう一度やれば勝てたでしょう」
アティアスが返すが、マッキンゼ卿は首を振る。
「命のやり取りに2度目はありません。彼も今回のことが身に染みたでしょう。いずれにしても、あの場でウィルセアに何かあれば、パーティーに招待した方々にも面目がつきません」
「なんにせよ、無事で良かったです」
「うむ。あと、こっちのセリーナは私の従姉妹でね。この城で魔導士をやっている。ついでに紹介しておきます」
「よろしくお願いします」
マッキンゼ卿の紹介で、セリーナも改めて礼をする。城での地位が高そうなのは、マッキンゼ卿の親戚だからか。
「なにか困り事があれば、このセリーナに伝えてください。できる限りのことはさせてもらうつもりです」
「わかりました」
「あと、ルコルアでの報告も耳に入っています。……正直に言うと私は最初、あなた方がこちらの領地の偵察に来たのではないかと疑っていました」
マッキンゼ卿は真剣な顔でアティアスに向き合って話し始めた。
「ですが、少なくともあなた方は、損得抜きに行動できる人格をお持ちなのでしょう。疑って申し訳ない」
それに対して、アティアスはどう答えるべきか悩む。
少し考えて口を開いた。
「いえ、マッキンゼ卿の想像通りです。私たちは旅をしながら、もし争いにでもなりそうなら、すぐにゼバーシュに知らせるつもりでいました。……ただ、自分は戦争など起きてほしくはないし、困ってる人がいれば助けるべきだと思っています。それが自分の領地であろうと、なかろうと」
正直に思っていることを話す。
隠しても、マッキンゼ卿にはおそらく見抜かれるだろう。
「なるほど。……概ねそんなところだとは予想していました。私もいずれゼバーシュ領にも、とは考えていましたよ」
マッキンゼ卿は少し表情を緩めて続ける。
「ただ……大事な娘の恩人のあなた方に刃を向けることは、私としては避けたい。ですので、アティアス殿さえ良ければ、私はゼルム家と友誼を結ぶことも考えています。……どうでしょう?」
「それは願ってもないことです。ぜひお願いしたいと思います」
思わぬ提案に、アティアスは即答する。
本来なら父親に相談すべき内容だが、デメリットはないと判断した。
「ありがとうございます。では準備します。娘の誕生日パーティの後にはなりますが、文書で取り交わしましょう」
「よろしくお願いします」
アティアスは立ち上がって深く礼をした。
一旦話の区切りが付いたところで、ウィルセアが会話に加わった。
「お二方は、護衛も付けずに旅をされているのですか?」
「そうです。……と言っても、私とこのエミリスが出会ってからまだ半年ですが。それまでは、ノードという者を護衛に付けておりました」
その名前を聞いて、ウィルセアが「ああ」と頷いた。
「確か、今回ナターシャ様と来られている方ですね。なかなか腕の立つ剣士だとか」
「はい。ただ、今はこれがあまりにも有能なのでね、頼り切っていますよ」
アティアスは気恥ずかしそうにエミリスを見て話す。彼女も照れている。
「私は精一杯頑張っているだけですから……」
そんな彼女の様子を見て、マッキンゼ卿が問う。
「エミリス殿の髪……あと、眼鏡でわかりにくいですが、赤い目ですよね? ……その容姿について、ずっと北に伝わる女神の話はご存知ですか?」
それは、以前ゼバーシュにて、マッキンゼ卿の部下であるオスラムが話していたことだった。
2人は表情を変えないが、一瞬沈黙してしまう。
その様子を見て、マッキンゼ卿は概ね理解し、一度目を閉じて考えてから口を開いた。
「……私も詳しいことは知りません。ただ、その女神は絶大な魔力を持っていたそうです。……エミリス殿はアティアス殿に出会うまで、自分の力に気づかなかったのですか?」
「お恥ずかしながら……」
「魔法は教わらないと難しいですからね。……しかしそれほどの短期間であのオスラムを上回るとは」
何気なくマッキンゼ卿が出した名前に、彼女は暗い顔を見せた。
「……申し訳ありません」
12
あなたにおすすめの小説
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる