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62 舞踏会当日
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祭りの舞踏会当日
舞踏会は夜なのだが、朝から準備が始まる。
その前に走ってこようっと!
貴族の朝は遅い為に、家族はまだ寝ている。
部屋をそっと抜け出そうとドアを開けると、ライラが部屋の前にいた。
「あれ、ライラ?早いわね。」
「走るのですか?」
「…駄目かしら?」
「はぁ…、お供します。」
溜め息をつかれた…。
私はライラと一緒に走りに行き、途中でノアとネーロとも合流した。
「何故こんな事に?」
「プルメリア様は学園でもこの時間に走っていますから。」
「我々も日課になってしまいました。」
「うん…。なんか、ごめんなさい。…ごめんなさいついでに、ノアとネーロどちらか手合わせをお願いしても良いかしら?」
「プルメリア様。今日は駄目ですよ。」
「…はい。」
ライラのストップがかかる。
今日は舞踏会。
万が一でも痣が出来たら大変だものね。
私は素直に引き下がる。
走る事を許してくれただけでも、良しとしないとね。
「では、走りましょうか。」
私達は敷地内を走って部屋に戻った。
その後は家族で朝ごはんを食べ、休憩をしたら準備開始だ。
まずは昨日のように全身の磨き上げ。
お昼を挟んで、次に髪のトリートメント。
ドライヤーが無い為、乾かすのに時間がかかる。乾いたら、ヘアメイクにドレスの着付け。
あっという間に時間が過ぎた。
「すべて終わりました。」
「「「プルメリア様、綺麗です。」」」
鏡には髪をハーフアップに編み込まれ、緑のドレスと、ジェイクから贈られたネックレス、イヤリングを身に着けた私が映る。
「こんなに綺麗にしてくれて、皆ありがとう。」
部屋から出て、家族のいる広間へ行くと、もう皆が揃っていた。
「リア、とても綺麗よ。」
お姉様は黄色地に、緑のリボンが腰に付いたドレス。
お母様は紫のドレスに青いネックレス。
ふたりとも、とても良く似合っている。
「ありがとうございます。ふたりもとても綺麗です。」
「「ありがとう。」」
「我が家は美しい人ばかりだね。」
「父上、我々は幸せですね。」
「そうだな。」
お父様もお兄様もニコニコしている。
そこへロバートがやってきた。
「出発の準備ができました。」
ロバートに声をかけられ、お父様、お母様、お兄様、お姉様は動き出す。
「リア、私達は先に行くよ。ジェイクもそろそろ来るだろうから、すぐに出れる準備をしておきなさい。」
「はい。行ってらしっしゃい。」
皆が出発した後、時間がほとんど開かずにジェイクが到着した。
玄関まで行くと、ジェイクが固まった。
「なんかこういう事、多くない?」
「それだけプルメリア様が、美しいと言う事です。」
「…ありがとう?」
固まったジェイクの前でそんなやり取りをするが、ジェイクは中々動かない。
「ジェイク、そろそろ出発しませんか?ジェ·イ·ク。」
「すまん、見惚れた。いつもそうだが、今日は一段と美しい。…そのネックレスとイヤリングを贈って正解だった。」
「あ、ありがとうございます…。」
いつになく素直に見惚れたと言われると照れる。私の顔は真っ赤になっていることだろう。
「では、行こう。」
「はい。」
「「「「「行ってらっしゃいませ。」」」」」
ロバート、ジューン、カルア、メイ、ライラに送り出される。
私達は、エメラルド家の馬車に乗って、王城へ向かった。
「リア。」
「はい。」
「こちらへ。」
ジェイクは隣の席を手で叩く。
「…失礼します。」
私は向かいに座っていたのだが、素直に席を移動した。
「リア。抱きしめたい。」
「…どうぞ。」
私は顔が熱くなりながらも、手を広げて答えた。ジェイクは優しく抱きしめてくれる。
「口付けもしたいのだが。」
「それはできません…。」
「なぜ?」
「お化粧が、崩れてしまいます。」
「そうか…。」
垂れた耳と尻尾が見える…。
「…帰りなら。」
聞こえるかどうかくらいの小声で言うと、ジェイクは聞き取ったようだ。
「楽しみだ。」
顔がまた熱くなった。
舞踏会は夜なのだが、朝から準備が始まる。
その前に走ってこようっと!
貴族の朝は遅い為に、家族はまだ寝ている。
部屋をそっと抜け出そうとドアを開けると、ライラが部屋の前にいた。
「あれ、ライラ?早いわね。」
「走るのですか?」
「…駄目かしら?」
「はぁ…、お供します。」
溜め息をつかれた…。
私はライラと一緒に走りに行き、途中でノアとネーロとも合流した。
「何故こんな事に?」
「プルメリア様は学園でもこの時間に走っていますから。」
「我々も日課になってしまいました。」
「うん…。なんか、ごめんなさい。…ごめんなさいついでに、ノアとネーロどちらか手合わせをお願いしても良いかしら?」
「プルメリア様。今日は駄目ですよ。」
「…はい。」
ライラのストップがかかる。
今日は舞踏会。
万が一でも痣が出来たら大変だものね。
私は素直に引き下がる。
走る事を許してくれただけでも、良しとしないとね。
「では、走りましょうか。」
私達は敷地内を走って部屋に戻った。
その後は家族で朝ごはんを食べ、休憩をしたら準備開始だ。
まずは昨日のように全身の磨き上げ。
お昼を挟んで、次に髪のトリートメント。
ドライヤーが無い為、乾かすのに時間がかかる。乾いたら、ヘアメイクにドレスの着付け。
あっという間に時間が過ぎた。
「すべて終わりました。」
「「「プルメリア様、綺麗です。」」」
鏡には髪をハーフアップに編み込まれ、緑のドレスと、ジェイクから贈られたネックレス、イヤリングを身に着けた私が映る。
「こんなに綺麗にしてくれて、皆ありがとう。」
部屋から出て、家族のいる広間へ行くと、もう皆が揃っていた。
「リア、とても綺麗よ。」
お姉様は黄色地に、緑のリボンが腰に付いたドレス。
お母様は紫のドレスに青いネックレス。
ふたりとも、とても良く似合っている。
「ありがとうございます。ふたりもとても綺麗です。」
「「ありがとう。」」
「我が家は美しい人ばかりだね。」
「父上、我々は幸せですね。」
「そうだな。」
お父様もお兄様もニコニコしている。
そこへロバートがやってきた。
「出発の準備ができました。」
ロバートに声をかけられ、お父様、お母様、お兄様、お姉様は動き出す。
「リア、私達は先に行くよ。ジェイクもそろそろ来るだろうから、すぐに出れる準備をしておきなさい。」
「はい。行ってらしっしゃい。」
皆が出発した後、時間がほとんど開かずにジェイクが到着した。
玄関まで行くと、ジェイクが固まった。
「なんかこういう事、多くない?」
「それだけプルメリア様が、美しいと言う事です。」
「…ありがとう?」
固まったジェイクの前でそんなやり取りをするが、ジェイクは中々動かない。
「ジェイク、そろそろ出発しませんか?ジェ·イ·ク。」
「すまん、見惚れた。いつもそうだが、今日は一段と美しい。…そのネックレスとイヤリングを贈って正解だった。」
「あ、ありがとうございます…。」
いつになく素直に見惚れたと言われると照れる。私の顔は真っ赤になっていることだろう。
「では、行こう。」
「はい。」
「「「「「行ってらっしゃいませ。」」」」」
ロバート、ジューン、カルア、メイ、ライラに送り出される。
私達は、エメラルド家の馬車に乗って、王城へ向かった。
「リア。」
「はい。」
「こちらへ。」
ジェイクは隣の席を手で叩く。
「…失礼します。」
私は向かいに座っていたのだが、素直に席を移動した。
「リア。抱きしめたい。」
「…どうぞ。」
私は顔が熱くなりながらも、手を広げて答えた。ジェイクは優しく抱きしめてくれる。
「口付けもしたいのだが。」
「それはできません…。」
「なぜ?」
「お化粧が、崩れてしまいます。」
「そうか…。」
垂れた耳と尻尾が見える…。
「…帰りなら。」
聞こえるかどうかくらいの小声で言うと、ジェイクは聞き取ったようだ。
「楽しみだ。」
顔がまた熱くなった。
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