ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ

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20 3年後

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今日は入学式。
サリーナは、才色兼備に成長した。

やっと、魔法を学べる。

あの日からお父様と魔力操作の訓練は続けていて、意識をしなくても出来るようになった。…というか、血のように勝手に魔力が身体を流れている感じだ。

「ルーフ達は、連れていけないが、大丈夫か?」
「寂しいですが、お兄様達がいますし、問題ありません。」

リック兄様は8年生、リオン兄様は6年生に在学している。

「それに、離れても話はできますから。」
「そうだったな。」
「ルーフ、パール、アル。行ってくるわね。」
「行ってらっしゃい。」
「何かあればすぐに呼べ。」
「僕は、適当にその辺飛んでるよ。それは良いんでしょ?」
「他の生徒に、迷惑にならない範囲なら大丈夫よ。」
「は~い。」

私とお父様は、馬車に乗り込んだ。兄様達は、すでに登校している。新入生と、その親は、在校生よりも遅く行く事になっている為、今日は別なのだ。
明日からは一緒に登校する予定だ。

「緊張しているか?」
「少し。でも、魔法を学べる楽しみが勝っています。」
「そうか。困った事があったら、すぐにリックやリオンに言うんだよ。」
「はい。」
「もちろん。私にも話してくれ。」
「はい。」
「それから、」
「お父様。大丈夫ですよ。」
「そうか。」

学校前には馬車が並んでいる。きっと入学式に参加する家族のものだろう。
そして、馬車から降りると、周りの親子がこちらを見ているのに気づく。

お父様は宰相だし、そりゃ注目されるわよね。

視線の中には、サリーナに見惚れている物も多いが、本人は分かっていない。

「リーナ!」
「リック兄様!リオン兄様も!」

校舎側からふたりがやってきた。
サリーナは自然と笑顔になる。

「おふたりとも、時間は大丈夫なのですか?」
「入学式の開始時間まで空いたからな。他の生徒も、ほら…」

リック兄様の言葉で再度周りを見ると、言われたとおり新入生では無さそうな生徒が増えている。

「それにしても、リーナ。制服が似合うね。」
「ああ。このデザインは、リーナの為に作られたんだろうな。」
「…はい?」
「そうだろ、そうだろ。」

3人が親バカ、兄バカを発症…。

「家族の欲目です。」
「「「まさか!事実だ!」」」
「もう…。」

ふと、強い視線を感じた。そちらの方向を見ると、短髪のスポーツ少年のような子がこちらを見ていた。

「?」
「リーナ、どうしたんだ?」

3人は、サリーナの視線を追う。

「あー…。」

リオン兄様が声を漏らした。

「リオン兄様、お友達ですか?」
「ザックだよ。」
「………え?」

アイザック様?
印象が全然違うけど?


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