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5章
だからいっぱい愛してくれ
しおりを挟むお互い裸になって夢中で絡み合った。
俺は酔っているとは言え、相手が楓だって分かってたし、やっちゃダメって事も分かってた。
でも止められなかった。
今はめちゃくちゃになるまでセックスがしたかった。
「貴哉、好きだ」
楓は俺とエロい事をしてる間に何度も「好き」って言って来た。
俺も返せる時は返してたけど、余裕がなくなるとそれどころじゃなくなって、後半は何回言われたかもう分からなくなっていた。
楓は俺が好き。
俺も楓が好き。
お互い長い付き合いの友達なのに、こんな事してるなんて、そう思ったら興奮した。
きっと楓も恋人と別れて寂しかったんだよな。
だから俺相手にこういう事してるんだよな?
俺はそう思い込みたかった。
もし楓が前のような感情で俺の事を見ているとしたら今すぐに辞めるべきだ。
「あんっ楓っ」
楓に尻の穴を弄られながらふと思う。
さっき酔いが覚めたら後悔するって言ってたけど、楓お前はどうなんだよ。
なぁ、後悔しないって言ってくれよ。
頼む。俺、もう辞められねぇよ。
楓がまた「好き」と言ってキスをして来た。
俺は優しく与えられる刺激にビクビクしながらキスを受ける。
気持ち良い……早く挿れて欲しい。
チラチラと後悔と言う言葉が頭を過ぎるのを消すぐらい激しくして欲しかった。
「楓……早く、挿れて……?」
「……うん」
「いっぱいして♡お願い♡」
「可愛い♡」
俺がねだると楓はチュッてキスをしながら慣れたようにどこから出したのか持っていたゴムを付けて、俺の両足を持ち上げてさっきまでいじくり回していた穴に自分のを押し当てた。
「挿れるぞ」
「うん♡」
楓の大きくなったモノはローション無しだと言うのにあり得ないぐらいすんなり入って行った。決して楓のが小さい訳じゃない。
それだけ長い時間穴を丁寧に何度も慣らしてくれたんだ。楓ってば出来る男~♪
俺は昨日負傷した右足首に違和感を感じながらも楓を受け入れていた。
「んんっあ♡」
「大丈夫か?辛いか?」
「ううん♡いっぱいいじってくれたからへーき♡なぁ動いて~♡」
「お前、いつもそんななの?」
「そーだよ♡」
「ヤバ。桐原さんと早川が羨ましいわ……」
ごちゃごちゃ言ってる楓。
悔しそうに目を伏せてるそんな姿を見てたら俺は両手を差し出していた。
伊織と空が何だって?良く分かんねぇけど、楓がやる気なくしちまったらやだから俺は楓の両頬を両手で包んで、自分の方へ引き寄せてキスをする。
「ん……」
「今は伊織や空の事はどーでもいいんだよ。今俺の目の前にいるのは楓、お前だ。俺は楓としたいんだっ」
「貴哉……」
「だからいっぱい愛してくれ」
「はは、やっぱお前最高……♡」
楓は困ったように笑って俺の要望通りにいっぱい愛してくれた。
相変わらず何度も何度も好きって言いながら俺を優しく、激しく抱いてくれた。
いつもクールな顔して済ましてるけど、さすがにこの時ばかりは辛そうな苦しそうな顔するんだな。それでもかっこいいよ楓は。
「あっ良い♡すげぇ……気持ちいっ♡ん、楓っ……好き♡」
「貴哉……愛してる♡」
耳元でそう言われて俺は限界を迎えていた。楓とのセックスはすげぇ気持ち良かった。ぶっちゃけ伊織や空とするよりも良かったかも?
酒飲んでたってのもあったけど、さすが長い付き合いなだけはあるな楓よ。
優しくて常に俺を気にしてくれてる丁寧なセックス。でも最後はやっぱり激しくて俺の事分かってくれてんなって思えた。
はぁ、もうダメだ。
「イクっ!楓っ俺もうイっちゃうっ」
「うん♡俺も♡」
最後まで優しい楓にニコッとされて、俺はイった。そしてその後の記憶はなくなった。
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