絶死の森で絶滅寸前の人外お姉さんと自由な異世界繁殖生活 転移後は自分のために生きるよ~【R18版】

萩原繁殖

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訓練(意味深)

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 うーん、このまま冒険者ギルド行こうか迷う。ベステルタはるんるんしているし、行ってもいいんだけど商業ギルドで気疲れしたしな……。シルビアも戻って製造に取りかかりたそうだ。

「ベステルタ、今日はもう戻ってもいい?」

「ふんふん……、えっ? 冒険者ギルド行かないの?」
 
 すごく残念そうだ。うう、そんな悲しそうな目で見られるとなんでもOKしたくなっちゃう。

 するとプテュエラが助け船を出してくれた。

「ベス、知らないだろうが二人は商業ギルドで気疲れしているんだ。休ませてやれ」

「あら、そうだったの……。浮かれていて気付かなかったわ。シルビアもごめんなさいね。戻りましょう」

 防音の魔法で二人が普通に会話している。マジ便利だよな。ていうか殲風魔法の汎用性が半端ない。

「ケイ、ベステルタ様は何て言っているの?」

「僕とシルビアが疲れているのに気付けなくてごめんねって言っているよ。プテュエラが言ってくれたんだ」

「う、そうなんだ。気を遣わせちゃったかな。ベステルタ様、プテュエラ様、ありがとうございます」

 シルビアの言葉にベステルタが笑いかけ、プテュエラが優しい風を送った。三人とも言葉は通じていないけど、少しずつコミュニケーションが取れるようになっている。なんか嬉しいな。まだ会って間もないけど亜人がこうして誰かと話していると嬉しくなる。

…………

……

「ししょー! お帰りな「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ぶふぉっ」」

「バ、バルデが鼻血出して倒れたーっ!」

 バルデがベステルタの姿を見てぶっ倒れてしまった。ザルドや他の子どもたちがおろおろしている。ミスった。予測しておくべきだった。

「ああもう、バルデったらまた……。お帰りなさいませ、ケイ様。バルデはこちらで預かりますから、どうぞお休みになってください。ベステルタ様、大変美しいお姿を拝見できてわたくしは幸せでございます」

「う、うん。よろしくね」

 カリンが慣れた手つきでバルデを介抱していく。またって、結構こういうことあったのか? そう言えば、ベステルタ預けて出かけることも多かったしね。バルデが貧血にならないか心配だ。

「カリン、ありがとうねー。私も奥で「シルビアは一緒に部屋の掃除です」ええーっ」

 奥にずるずると引きずられていくシルビア。カリンのパワーが上がっている。これも筋トレの成果かな? 錬成器具は適当に置いておこう。

 ドワーフのドゴンさんたちが、帰るところだったので進捗を確認した。

「宿舎はほぼ出来てるぜ。後は製造部屋? だけだな」

 さすがドワーフ、やることが早い。ていうか宿舎なんて作っていたのね。知らなかった。護衛や製造担当者が住むってことかな。ということは奴隷たちが住むのか。ちゃんと移住環境良くしないとな。弊社はホワイト商会を目指すのです。

 ……ふむ、夜まで時間あるな。何しようかな。日記でもつけるか? この前シルビアに貰った紙が残ってるんだよね。この世界の事や、亜人魔法の特徴についても記録しておこう。こういうのはまとめておくと後で思いがけない発見があるもんなんだよ。

 僕は夜まで日記や記録をつけて過ごすことにした。この世界に来て何を思ったのか、何を感じて、どうしようとしたのか。誰と出会って善悪をどう判断したのか。美味しい食べ物、たくさんのお金、繁殖最高フォーエバー。

 あと千霧魔法と地毒魔法の訓練をした。一人で練習しているだけだけど。だって、二人とも呼ぼうとしたらお楽しみだったからさ。

 この二つの亜人魔法について。

 亜人魔法はどれも扱い方が独特だけど、この二つは輪をかけて独特だ。

 そうだな、まず地毒魔法なんだけど、どっちもイメージしないとうまく使えないんだ。片方だけだと中途半端な出来になってしまう。ラミアルカは地面から大槍を出していたけど、到底真似できない。今は毒入りの土つぶてを高速で飛ばすくらいしかできないな。

 二つのことを同時に考え、同時に運用するなんて脳が二つ無ければ無理だ。ラミアルカにも脳は二つ無いけど、心臓が二つあるから使えているのかもしれない。

『あー、難しく考え過ぎなんだよ。使えて当然だと思えばいけるぜ、うはは』

 チャンネルで相談したら微妙な助言をされた。うーん、ポジティブに解釈すれば自信を持てってことかな。まあ確かに自信は大事だ。練習は継続しよう。

 それで千霧魔法。

 これはまったく進捗が無い。いや、ほとんどかな。やっと手のひらにうすいモヤを出せるようになった。成功した時は思わずガッツポーズしちゃったよ。「シャッ」って。

 何と言うか他の亜人魔法には「でっぱり」みたいのが必ずあるんだよ。そこを押すというか、引っ張るというか。そんな感覚。でも千霧魔法には何にもない。ただ凪のように穏やかなんだ。ただ、最近その穏やかさが「恣意的」だっていうことに気付いた。つまり、そうだな。「何かが静かにしている」って感じだ。それを理解して、やっとうすもやだからね。サンドリアを本気で尊敬した。そりゃ自分の能力なんだから使えて当たり前なのかもしれないけど、相当努力したと思うよ?

『け、ケイの考えていることで間違っていないよ。「無いことを感じる」のが千霧魔法の第一歩だから。はー、あたしも苦労したなあ……』

 サンドリアはしみじみ言った。この子の性格をまた少し分かった気がする。すごく我慢強いんだ。まるで禅僧みたいなことやってるもん。ちょっと態度を改めよう。性癖はやばいけど。

 そう言えば一人の時間は久しぶりかもしれない。そう思うと何だか不思議と楽しくて少し寂しくなって、夢中で筆を走らせた。

…………

「あ、ケ、ケイ様」

 ん、カリンだ。あ、僕寝てしまったのか。うぇ、頬がぴりぴりする。よだれを垂らしてしまった。

「どうかした?」

「い、いえ。すみません。お夕飯が出来ましたのでお呼びに参りました」

 何で謝るのか分からないけど、おなかは減っていたから嬉しい。カリンの手作りか。これはテンション上がるな。

「大変だったでしょ? ありがとうね」

 人数多いしね。

「いえ、シルビアも手伝ってくれたので問題ありませんでした」

 え、シルビアって料理作れたのか。完全に料理下手なイメージがあった。ということは合作か。めちゃくちゃ嬉しい。めちゃくちゃ嬉しいけど、ほんの少し心配。あのズボラっぷりを見るとね……。直感で味付けしそうで怖いんだよ。

「あ、ししょーーきたーー、ひん!」

「アニキ、姉ちゃんのふれいむらぐーめっちゃうまいんだぜ!」

 元気いっぱいのザルドたち。バルデは少しだけ居心地悪そうにしている。うんうん、それくらいしおらしい方が正直助かる。そしてフレイムラグーか。前来た時に作ったやつだね。

「じゃあ頂こうか?」

「はい。それではみんな、今日も日々の生をジオス様に感謝しましょう」

 そう言って祈りを捧げる。子供たちも、シルビア、カリンも両手を合わせ祈っている。亜人たちははやくご飯を食べたくてうずうずしている。信者たちを見習えよ。

「頂きます」

「「「「「いただきます!」」」」」

 そうは言っても僕も楽しみにしていた。ごろごろの肉と野菜。コクのあるスープ。香しい。

 さて、まずは一口。おおー、うまいな。僕と味付けが違う。これは香辛料かな。へー、使うようになったんだ。カレーっぽい風味だ。こういうの好きなのかな。

「美味しいよ! カリン風の味付けだね」

「き、恐縮です」

 カリンは少し顔を赤くしてうつむきがちに言った。きゅん。やばい。きゅんってしてしまった。出会った頃は薄幸美人って感じだったんだけど、今はもう少し明るくなったよね。正直意識してしまう。

 それにごはん食べて運動しているからかな。ずいぶんと健康になった。よかったよかった。

「私も手伝ったんですけどー香辛料持ってきたんですけどー」

 シルビアがむくれながら料理を口に運んでいる。不機嫌そうだけど、口元は美味しさににやけている。

「カリンから聞いたよ。ありがとうね。料理できないと思ってた」

「む、失礼な! そんくらいできるよ。皮剥いたし。味付けは止められた……けど……」

 語尾がごにょごにょ途切れた。それは調理っていうんだよ。

 夕飯はみんなで美味しく食べて、話して、楽しかった。子供たちの話が止まらない。目がキラキラしている。今は僕が食料放出しているし、お金も孤児院に寄付しているようなものだ。遠慮せずにがんがん食べて欲しい。

 ご飯を食べ終わると子供たちは満足したのか、うとうとし始める。カリンが着替えさせて、歯を磨かせ、寝室に連れていくとあっという間に、みんなお団子一塊になって寝てしまった。

 で、ここからは大人の時間。

 シルビアはさっそく錬成器具を試すと言って、また散らかし始めた。ちなみにもう子供がいないのでズボラモードだ。ぼさぼさ髪を掻きながら、コス茶とにらめっこ。ちなみにパンイチだ。水色。

 カリンはため息を吐きつつ手伝う。僕たちもあまりカリンに苦労かけないようにしないとな。

 その僕たちはと言うと。

 一室を借りて崇高な繁殖行動だ。プテュエラが魔法で防音できると分かったから、遠慮無しに繁りまくっている。

 二人から怒濤の杭打ち杭打ち。からのホールド杭打ち。吸われまくって搾られまくった。

 途中、役割を交代して攻勢に出る。千本ノックだな。デイライトにいるときは回数少なくなるからね。その分一回に魂込めてる感じ。

 スキル「繁殖術」使用中の僕のタネズソードはそれはもう立派かつ頑丈で。軽いプテュエラはどんどん腰が浮いてしまう程だ。プテュエラも満足してくれたようだ。少し意識飛んでるけど。

 ベステルタは流石に無理だが、悲鳴と絶叫を繰り返すくらいに追い込むことはできる。ライダースーツ着ている彼女を思い出して火が付いたように夢中になってしまい、何度も果てた。

「ふぃー、喉渇いたな」

 その後、第二ラウンドに入る前に水を飲もうとしたら「あっ」と外でカリンとぶつかった。顔を真っ赤にして手が濡れている。

「わ、わたくしも、その……」

 そう言ってたくしあげる。

 まさかの赤。きらきらのレッド。レース生地の紅。勝負の朱。なるほど。気付かなくて申し訳ない。ありがとうございますありがとうございます。

 カリンを交えた、おそらく人類初の人亜人混合繁りは、終始亜人側が優しく手伝ってくれたおかげで、初めての時みたいにカリンの意識が飛ぶなんていうことは無かった。

 僕が少しでも動こうとすると「もっと優しくしなさい」とか「ケイはそこだけ人外なんだからもう少し考えろ」と叱責された。

 少しもどかしかったけど、久しぶりに人と繁ったからか、深い快楽を得られたよ。

 してるときも終わった後も、細い腕でしがみついてきて、愛しく感じてしまった。これはもう、駄目だな。大切にしないと。カリンも最後まで気絶しなかったので安心した様子だった。

 そうか、前回は僕が暴走したせいで彼女に「もしかしたら満足していないんじゃないか」って思わせたのかもね。僕はだめだめだな。

 あと、日中シルビアに話したことをカリンにも話した。彼女は黙って聞いてくれて、最後にぎゅっと僕を抱き締め「ずっとお側におります」と言ってくれた。ベステルタとプテュエラがにやにやしていたのがうざかった。

 そんなこんなで三人でくっついて寝たよ。体温が暖かい。

 タタタッ。

「ん?」

 外から走り去る音。子供の足音じゃないな……。ああ、シルビアか。

 あ、もしかしてプテュエラの防音、途中切れてたかもしれない。何度かぐったりしていたし。うーん、いろいろ聴かれてしまったか。明日ちょっと気まずいな。まあ、いいや。寝よう。
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