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そしてグダる試験&そして新たな展開
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食事も終えた事だし、ではこれより試練を開始すると部隊長が宣言した。だが──分身体の皆さん全員がこう発言したのである。
「「「「「断る(ります)!」」」」
そして流れる数秒の沈黙。その後、自分と部隊長さんが同時に「「へ?」」と声をあげてしまった。いや、ちょっとまった。試練の開始に断るって……分身体の皆様は全員が座り込むと、どこから持ち込んだのかは分からないがプラカードの様な物を数本持ち上げた。無論、そこには何も書かれていないが……これまた数名がどこから持ち込んだのか何かの筆記用具を用いて紙に何やら文字を書き込んでいる。
そして書きあがったであろう紙をプラカードにぺたりと張り付けた。そこにはこう書かれていた『自分達だけうまいものを目の前で食い、満足したから戦えと命令する指示を出す指揮官の言葉なんて聞いていられない』と。何故か知らないが、無駄に達筆である。それはまさに習字の先生が書くような立派な文字であった。
再び沈黙が訪れるが……つまりこれは、ストライキの様な物? 気持ちとしてはまあ理解できる。目の前で美味しそうなものをたらふく食われて自分達には何もなし。それは実に腹立たしいだろう……だが、君達は分身体じゃなかったのかい? 分身が本体に叛逆とはいかないまでもこうして明確に指示に反発するというのはありうるのだろうか?
「ええい! お前たちは何を言っている! ここまで来た挑戦者に対して試練を行わないというのか!」「口に食べかすつけたままで言われてもねー」「やる気なくなるよなあ……自分はうまい飯食って気力万端だろうけどさー」「威厳も何にもないよな」「ぶーぶーぶー!」
顔を真っ赤にして部隊長さんが配下の分身体の皆さんを叱っているけど、分身体の皆さんはそんな事など知った事かとばかりに反論&試練の相手を務める事を放棄する意思を明確にして従おうとしない。完全に自分は置いてきぼりになってしまったわけなんだが……うーん、流石にこの光景は異様だな。話を聞いてみるか……
とりあえず分身体達を眺めて、何となく居場所なくうろうろしている分身体を発見。この子ならば話を聞いてくれるかも知れないと思って読んでみた。まさか自分が挑戦者であるこちらに指名を受けて呼ばれるとは思っていなかったようで、慌てたような様子を見せながらもこちらに来てくれた。
「あ、あの。お呼びでしょうか?」「ええ、ちょっと今の状況に置いてけぼりな感じなので……ちょっとだけでいいので、話をさせていただけませんか?」
分身体の顔に浮かんだのは、明確な困惑。しかし、自分を置いてけぼりにしてしまっていると言う事からくる罪悪感の様な物も感じているのだろう。うんうんと小さな声で可愛くうなりながら悩むこと数分。話し合いに応じてくれることになった。ずいぶんと悩んでいたが、何を話していいのか、何を話してはいけないのかを考えていたのかもしれない。
「では、いくつか質問をさせてください。あ、もちろん言えない事、言いたくない事ならば言えませんとはっきり言って下さればそれ以上はしつこく追及するような真似はしませんので」
自分のこの言葉を聞いて、明らかにほっとした表情を浮かべる分身体さん。強いんだろうけど、ここだけ見るとちょっと気弱なお姉さんなんて感じがする。お隣さんにいたが、少年が恋しちゃいそうな感じだ。それはともかく、質問だ。
「あの、皆さんはこの階の守護者の分身体なんですよね? なのにずいぶんと自分の意志を強く持っているように見受けられます。これはどうしてなのでしょうか?」
一番の疑問をぶつけてみた。すると、このような返答が帰ってきた。
「あ、はい。それはですね、私達の分身濃度が濃いからなんです。その影響で私達は分身でありながら支持を受けなくてもあれこれと考えて行動できるんですよ」
詳しく聞くと、この試練の分身体は意図的に能力に差をつけているとの事。それはまあ戦った自分も分かる。だがそれだけではなく、能力が高い=分身濃度が濃いと彼女達分身体は考えているらしく、分身濃度が濃ければ濃いほど自己意識や性格をはっきりと持つことになるとの事である。
「最初にお相手なさっていた四〇〇〇体の分身の皆さんは、意思を全く持たないです。恐らくこれが、あなたのイメージしている分身に一番近いと思います。次の四〇〇〇体の皆さんは多少意思を持ちますが、その意思も希薄なので今の私達の様な事は一切おきません。ここまでは、まとめ役の分身が指示を飛ばす形で動かしています」
ふむ、そう言う裏事情が。やはりいくら守護者であっても、分身の数が数だけにそう言った差をつけないと一六〇〇〇越えの分身を維持する事は出来ないのだろう。
「次の四〇〇〇体の皆さんですが、ここまで来ると明確な意思や思考があります。ですのでまとめ役が全て師事しなくても己の意思で陣形を組み、戦術を用いた動きが出来るようになります。そして私達最後の四〇〇〇体ちょっとは人と変わらない思考、意思、感情があります。ですので今こうして主とまとめ役に対して反旗を翻す事もあると言う事です」
なるほどねえ。そこまでのスペックを持つからこそ、最後の試練が六人パーティを組んで自分と戦うという形にすることが出来るわけだ。パーティを組んで戦うとなれば、それなりの面子に課せられた分担をこなさなければ機能しない。それを行うためにはいちいち指示を待つような存在では動かせない。メインの指示を受けた上で、各々が自分にそのメインの支持を達成するために何をすればよいかと考えて動かなければいけないからね。
なんにせよ、こうして分身体の皆さんが明確な反旗を翻すことが出来る理由は分かった。しかし、完全にこんな展開は予想外だ。このストライキ? は何時になったら終わるんだろう。ちらりと時間を確認する。後十五分ぐらいたったらログアウトしたい時間になってしまう。しかし目の前のこの状況がいつ終わるかなんて予想できるはずもない。
「質問します、今日このまま皆さんの不平不満が収まることなく時間が過ぎたら私はどうなるのでしょうか? もしあそこにあるベッドに戻って休息に入ったら、また最初から試練をやり直さなければならいのでしょうか?」
この展開は今までは無かった。だからこそ聞いておかなければいけない。しかし、この質問に対して分身体さんは頭を抱えた。答えようがない、と言う事を察して欲しいと言っている様にも見える。まああくまで分身体であって守護者じゃないからねえ。これは彼女に聞くのは酷だったか……と、そう考えた時に声が飛んできた。
「ああ、その心配はしなくていい。オレが主にきっちりここから再開できるように進言しておくからよ」
別の分身体さんがそう自分に声をかけてきた。顔を始めとした外見は全く一緒なのに、こちらの分身体さんの性格は全く違う。なるほどね、確かに明確な意思を個人が持っているんだな。
「それは助かります。負けたわけでもないのに、ここで休息に入ったらまた最初からやり直しをさせられるのかと悩んでいましたので」「アンタが悪い訳じゃないのに、そんな理不尽喰らわせられるかって話だよ。だから今日は何時休んでくれても構わないぜ? どうせこのやり取りは一時間に時間経っても終わらねーと思うしな」
その意見には同意する。ちらりと向こうを見れば、ますます罵声のやり取りは激しくなるばかりで収まる気配を見せない。あれは二時間でも終わらないだろう……
「なあ、そんな事よりさ……ちょっとこっちも個別な話がしたい。いいか?」
後からやってきて話をしてくれた分身体さんが、急に小声になって自分に話しかけてきた。なので自分も小さくうなずいて話を聞く体勢に入る。
「アンタの料理、なんでもいいからオレと、こいつに食わせてくれねえか? もちろん見返りはつける、この試練中に限って、オレとこいつがアンタの味方に付くっていうのはどうだ?」「ちょ、ちょっと待ってください。そんなことしたら、色々と面倒な事になりますよ!?」
まさか自分がまきこまれるとは思わなかったのだろう、最初から話をしてくれている分身体さんも小声で話に入ってきた。一応まだご飯の在庫は少ないながらもあるが……そこまでやったら明確な叛逆だろう。二人は大丈夫なんだろうか? その辺りを聞いてみると……
「ああ、問題ねえよ。そう言う手段で寝返らせるのも突破手段の一つだって判断されるからな。それに持ち掛けたのはこちら側だ、そちらに非は一切ねえ。だから頼むよ、なんでもいいから食わせてくれないか?」
ウーム、どうした物か。焼きおにぎりなどは焼き立てのままアイテムボックスに入っているから、これを提供すれば問題はないが……そうだな、悩むぐらいならやってみようか。醤油と味噌の焼きおにぎりを二つづつ取り出して二人に渡す。すると、一瞬で受け取った2人は一気に食べてしまう。早食いというレベルじゃないぞ。
「うめえええ……こんな簡単そうに見える飯でこんな美味いのかよ。よし、これから試練が終わるまでオレはアンタの味方だ。よろしく頼むぜ」「本当に、ううん、美味しいですね。私ももちろん助力する側に回ります。よろしくお願いしますね」
──こうして、ひそかにご飯を提供したことで、分身体二体が自分につく事になった。そのことに……守護者本体と部隊長が気が付いた様子はないな。ちなみに勝ち気な分身体はアタッカー、気弱な分身体はヒーラー&バッファーであることも教えてもらった所で、自分はベッドに戻ってログアウトした。明日からの試練がどうなるかはまだ分からないが、こんな形で大きく一歩前進するとは思わなかった……
「「「「「断る(ります)!」」」」
そして流れる数秒の沈黙。その後、自分と部隊長さんが同時に「「へ?」」と声をあげてしまった。いや、ちょっとまった。試練の開始に断るって……分身体の皆様は全員が座り込むと、どこから持ち込んだのかは分からないがプラカードの様な物を数本持ち上げた。無論、そこには何も書かれていないが……これまた数名がどこから持ち込んだのか何かの筆記用具を用いて紙に何やら文字を書き込んでいる。
そして書きあがったであろう紙をプラカードにぺたりと張り付けた。そこにはこう書かれていた『自分達だけうまいものを目の前で食い、満足したから戦えと命令する指示を出す指揮官の言葉なんて聞いていられない』と。何故か知らないが、無駄に達筆である。それはまさに習字の先生が書くような立派な文字であった。
再び沈黙が訪れるが……つまりこれは、ストライキの様な物? 気持ちとしてはまあ理解できる。目の前で美味しそうなものをたらふく食われて自分達には何もなし。それは実に腹立たしいだろう……だが、君達は分身体じゃなかったのかい? 分身が本体に叛逆とはいかないまでもこうして明確に指示に反発するというのはありうるのだろうか?
「ええい! お前たちは何を言っている! ここまで来た挑戦者に対して試練を行わないというのか!」「口に食べかすつけたままで言われてもねー」「やる気なくなるよなあ……自分はうまい飯食って気力万端だろうけどさー」「威厳も何にもないよな」「ぶーぶーぶー!」
顔を真っ赤にして部隊長さんが配下の分身体の皆さんを叱っているけど、分身体の皆さんはそんな事など知った事かとばかりに反論&試練の相手を務める事を放棄する意思を明確にして従おうとしない。完全に自分は置いてきぼりになってしまったわけなんだが……うーん、流石にこの光景は異様だな。話を聞いてみるか……
とりあえず分身体達を眺めて、何となく居場所なくうろうろしている分身体を発見。この子ならば話を聞いてくれるかも知れないと思って読んでみた。まさか自分が挑戦者であるこちらに指名を受けて呼ばれるとは思っていなかったようで、慌てたような様子を見せながらもこちらに来てくれた。
「あ、あの。お呼びでしょうか?」「ええ、ちょっと今の状況に置いてけぼりな感じなので……ちょっとだけでいいので、話をさせていただけませんか?」
分身体の顔に浮かんだのは、明確な困惑。しかし、自分を置いてけぼりにしてしまっていると言う事からくる罪悪感の様な物も感じているのだろう。うんうんと小さな声で可愛くうなりながら悩むこと数分。話し合いに応じてくれることになった。ずいぶんと悩んでいたが、何を話していいのか、何を話してはいけないのかを考えていたのかもしれない。
「では、いくつか質問をさせてください。あ、もちろん言えない事、言いたくない事ならば言えませんとはっきり言って下さればそれ以上はしつこく追及するような真似はしませんので」
自分のこの言葉を聞いて、明らかにほっとした表情を浮かべる分身体さん。強いんだろうけど、ここだけ見るとちょっと気弱なお姉さんなんて感じがする。お隣さんにいたが、少年が恋しちゃいそうな感じだ。それはともかく、質問だ。
「あの、皆さんはこの階の守護者の分身体なんですよね? なのにずいぶんと自分の意志を強く持っているように見受けられます。これはどうしてなのでしょうか?」
一番の疑問をぶつけてみた。すると、このような返答が帰ってきた。
「あ、はい。それはですね、私達の分身濃度が濃いからなんです。その影響で私達は分身でありながら支持を受けなくてもあれこれと考えて行動できるんですよ」
詳しく聞くと、この試練の分身体は意図的に能力に差をつけているとの事。それはまあ戦った自分も分かる。だがそれだけではなく、能力が高い=分身濃度が濃いと彼女達分身体は考えているらしく、分身濃度が濃ければ濃いほど自己意識や性格をはっきりと持つことになるとの事である。
「最初にお相手なさっていた四〇〇〇体の分身の皆さんは、意思を全く持たないです。恐らくこれが、あなたのイメージしている分身に一番近いと思います。次の四〇〇〇体の皆さんは多少意思を持ちますが、その意思も希薄なので今の私達の様な事は一切おきません。ここまでは、まとめ役の分身が指示を飛ばす形で動かしています」
ふむ、そう言う裏事情が。やはりいくら守護者であっても、分身の数が数だけにそう言った差をつけないと一六〇〇〇越えの分身を維持する事は出来ないのだろう。
「次の四〇〇〇体の皆さんですが、ここまで来ると明確な意思や思考があります。ですのでまとめ役が全て師事しなくても己の意思で陣形を組み、戦術を用いた動きが出来るようになります。そして私達最後の四〇〇〇体ちょっとは人と変わらない思考、意思、感情があります。ですので今こうして主とまとめ役に対して反旗を翻す事もあると言う事です」
なるほどねえ。そこまでのスペックを持つからこそ、最後の試練が六人パーティを組んで自分と戦うという形にすることが出来るわけだ。パーティを組んで戦うとなれば、それなりの面子に課せられた分担をこなさなければ機能しない。それを行うためにはいちいち指示を待つような存在では動かせない。メインの指示を受けた上で、各々が自分にそのメインの支持を達成するために何をすればよいかと考えて動かなければいけないからね。
なんにせよ、こうして分身体の皆さんが明確な反旗を翻すことが出来る理由は分かった。しかし、完全にこんな展開は予想外だ。このストライキ? は何時になったら終わるんだろう。ちらりと時間を確認する。後十五分ぐらいたったらログアウトしたい時間になってしまう。しかし目の前のこの状況がいつ終わるかなんて予想できるはずもない。
「質問します、今日このまま皆さんの不平不満が収まることなく時間が過ぎたら私はどうなるのでしょうか? もしあそこにあるベッドに戻って休息に入ったら、また最初から試練をやり直さなければならいのでしょうか?」
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「ああ、その心配はしなくていい。オレが主にきっちりここから再開できるように進言しておくからよ」
別の分身体さんがそう自分に声をかけてきた。顔を始めとした外見は全く一緒なのに、こちらの分身体さんの性格は全く違う。なるほどね、確かに明確な意思を個人が持っているんだな。
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「なあ、そんな事よりさ……ちょっとこっちも個別な話がしたい。いいか?」
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「ああ、問題ねえよ。そう言う手段で寝返らせるのも突破手段の一つだって判断されるからな。それに持ち掛けたのはこちら側だ、そちらに非は一切ねえ。だから頼むよ、なんでもいいから食わせてくれないか?」
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「うめえええ……こんな簡単そうに見える飯でこんな美味いのかよ。よし、これから試練が終わるまでオレはアンタの味方だ。よろしく頼むぜ」「本当に、ううん、美味しいですね。私ももちろん助力する側に回ります。よろしくお願いしますね」
──こうして、ひそかにご飯を提供したことで、分身体二体が自分につく事になった。そのことに……守護者本体と部隊長が気が付いた様子はないな。ちなみに勝ち気な分身体はアタッカー、気弱な分身体はヒーラー&バッファーであることも教えてもらった所で、自分はベッドに戻ってログアウトした。明日からの試練がどうなるかはまだ分からないが、こんな形で大きく一歩前進するとは思わなかった……
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