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ブルーカラー二次予選初戦、想定外な相手の行動
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控室に入ってからややあって、ブルーカラーの出番がやってきた。異様なほどの盛り上がりの中、まずはツヴァイ達のチームが武舞台に上がる。相手も強かったが、確実に削って危なげなく勝利を収めた。これならば今回は三番手の自分達に出番が来ることはないかなと思っていたが──相手の第二チームが予想外の攻撃を仕掛けてきた。なんと自爆である。
最初は二ラウンド目のカザミネが戦っている時だった。大太刀の間合いを常に保ちながら相手を削っていたのだが、このままではかなわないと見た相手側が突如使っていた両手斧を投げ捨ててからカザミネに突撃したのだ。カザミネは相手の心臓を突く事で倒そうと試みた様なのだが、急所を外したらしく倒せず。更に相手は体に大太刀が貫通したのにも関わらず突撃を継続してカザミネを捕まえた。
そこから何と鎧に仕込んであったと思われる何らかの機能を発現。己もろとも大爆発を起こし、カザミネと己の体を文字通り粉みじんにしてしまったのだ。恐らくあの鎧が魔鎧であり、自爆能力を持っていたのだろう。流石にそんな魔鎧を目にしたのは初めてであり、カザミネと言えど対応が遅れてしまったのだろう。
次に武舞台の上に立ったのがエリザだった。相手の軽鎧の槍使いを相手に魔法と杖術で器用に立ち回った。エリザの戦いも十分すごかったのだが──この槍使いもまた自爆攻撃を行ったのである。エリザに圧し負けてこのままではひっくり返せないとみるや否や、エリザに向かって槍を投擲。エリザの反応が遅れて体を槍が掠めて動きが一瞬止まった。
その止まった一瞬のうちにエリザに対して組み付いた槍使いがアイテムボックスから大量の爆発物を地面にばらまいて着火、エリザを己ごと爆破した。両者耐え切れずまたもダブルノックダウン。己を顧みない自爆攻撃は過去に自分もグリーンドラゴン相手にやった手段ではあるが、相当の度胸と思い切りが無ければやれない手段……なにがなんでもこちらを勝たせる要因は潰すという事なのだろう。
最後に上がったのは当然残されていたカナさん。相手の方は両手に鞭を持つというかなり珍しい二刀流をするプレイヤーだった。このプレイヤーの立ち回りは素晴らしく、自分の間合いを決して譲らず、カナさんの強みを一切発揮させない立ち回りを見せた。無論カナさんも遠距離攻撃のアーツを振るってチャンスを作ってはいたのだが、後一手がどうしても届かない。
結果、そのまま時間切れとなってしまい──判定は相手の勝ちであるとされた。負けた上にカザミネとエリザ、二人のHPを全損させられたことは非常に痛い。つまり、第三ラウンドの自分達が出る戦いで勝てないと黒星スタートとなってしまう。出番が来ないどころか重要な立場になってしまったのである。それにしても自爆攻撃か──自分達の相手もしてこないとは思えない。警戒しなければ。
第三ラウンド、自分は一番最初に武舞台に上がった。理由としては自爆攻撃を仕掛けられても回避する手段を一番持っている事。なので最初に上がらせてもらった。そして相手の出方を待っていたのだが、そこで自分が目にした物は意外にも意外過ぎるプレイヤーの姿だった。
(右手にスネークソード、左手に弓。しかも弓の上下に小太刀のような刃が付けられている。靴にも刃が付けられているのが見える。まさか、自分のバトルスタイルの模倣者が相手だとは……)
──言うまでもないが、自分のバトルスタイルは異質。一般的な動きとはかけ離れているし、必要な動き方も大きく異なる。だからこそこんな戦い方をするのは自分一人だけだと勝手に思い込んでいたのだが、まさかここで非常に似通ったスタイルの相手と出会うなんて。そんな感想を心の中で思っていると、向こうが話しかけてきた。
「まさかオリジナルとこうして戦える機会が来るとは思っていもいなかった。そちらも予想できただろうが、戦い方はそちらの模倣だ。戦い方に特許はない、文句はないよな?」
そりゃ確かにそうだが……文句ももちろんない。しかし自分が口にするのもあれだが、この戦い方はあんまり受けないというか特異すぎて浮いてしまう可能性が高いだろうに……なんでわざわざ真似をしたんだろうか。なんて自分の疑問を読み取ったのか、向こうは理由を教えてくれた。
「なんで真似をしたんだって疑問に思ってそうだな。単純な話だ、あこがれてしまったんだよ。一般的な戦い方からはかけ離れているのに戦っていけるその姿に。そして何より、有翼人の戦いの一件だ。最初に見かけた時から秘かにコツコツ訓練していたんだが、あれでもう普段のスタイルを完全に捨ててこちらに切り替えた。そのオリジナルと戦えるのは、正直に言って楽しみで仕方がない」
あこがれ、かぁ……こんなトンチキ過ぎる戦い方にあこがれてしまう人が出ていたとはなぁ。変な戦い方だと笑われる事は面と向かっては無かったが、裏ではあれこれ言われているかもなとは思った事はあった。しかし、まさかあこがれる人が出てくるのは想定外だ。
「俺だけじゃないぞ、結構な人数が真似している。特に弓を使うギルドなんかじゃ、蹴りとスネークソードで近接戦もこなせてこそというギルドも生まれている。もっとも、そっちは忙しくてそう言う事は一切知らなかっただろうけどさ」
そんな事になってたのか。うーん、これは良い事なのかどうかわからんなぁ。ただハッキリしている事は、このバトルスタイルも一つの形と認められているという事か。
「そう言った連中は、お前さんの戦いの記録を集めているだろう。今日のこの戦いももちろん含まれる……少しでも近づき、そして自分達なりの形を生み出すべくな。ワンモアの残り時間はあとわずかだが、残り時間ぎりぎりまでそれを止める事は出来ないだろうさ」
まあ、その辺りは人それぞれだ。こちらがとやかく言う事ではない。それに、そろそろ試合を始めないといけない。いい加減始めろという周囲からの圧が強くなってきた。
「では、みっともない姿を見せないように頑張りますか」「期待しているぜ、オリジナル!」
自分と相手、双方ともに武器を構えて試合が始まった。向こうはいきなり接近戦を挑んできたので受けて立つ。なるほど、確かにコツコツ訓練していたというだけあってスネークソードも上下に付けた刃を使っての弓による近接戦の腕も悪くない。更にキックも組み込んできているし、連携も取れている。
だが、自分を崩すには足りないかな。とくにこっちの右手が普通のスネークソードではなくレガリオンという両刃のスネークソードだ。普通のスネークソードでは不可能な連携や刃の襲わせ方が可能だ。向こうは対応できずに確実に傷を増やしていく。
「これがオリジナルかよ! くそ、つええじゃねえか!」
なんて言っているが、対戦相手の表情は獰猛な笑みそのものだ。目いっぱい楽しんでいるのだろう……もしかしたら、自分が龍神の師匠ズに稽古をつけてもらっていた時に感じていた感覚に近い物があるのかもしれないな。しかし今は訓練ではなく試合中だ。情けも手心も加えられない。手数を増して、確実に切り刻まさせてもらう。
「手数が……!? くそ、今までは本気じゃなかったのか!」
相手の表情が笑みから焦りに代わる。突如手数が増えて、体のあちこちを確実に切り刻まれれば焦りもするよね。それに付け加えて先ほどまでそれなりに通じたと思っている攻撃や防御を突然崩されて一方的にやられるようになったらそりゃ表情を変えるなというのは酷だろう。師匠なら買えるなと平然と言いそうだけど。
(これは完全に経験と熟練の差だ。彼が元のスタイルを捨てていなかったら解らなかったのかもしれないが、それでもあこがれてしまった以上は──それに見合った姿を見せようと思うのは仕方がないよね)
オリジナルはこういう物なのだと理解してもらおう。相手のスネークソードをすり抜けるようにして相手の体を斬り、相手の弓の刃を叩き落としてこちらの刃を相手に届かせる。ある意味これも彼の修行になるのかもな。動き方や捌き方、そして攻撃の叩き込み方の一例を見せているのだから。
そのまま戦いを続けて少し後に、自分は彼の首を飛ばした。自爆攻撃を警戒していたのだが、彼はそう言う行動をとるそぶりは一切見せなかった。もしかして、二番目のグループのみの行動なのかな? いや、まだそう決めつけるのは早いな。それから、首を飛ばされる瞬間の相手の表情は楽しかったと言わんばかりの笑みを浮かべていた。オリジナルとして、それらしいことができたのだろうか。
「アース君、交代して!」
と、ロナちゃんから声が掛かったので自分はロナちゃんを武舞台の上に上げてから下がる。相手が武舞台の上に上げてきたのは──なるほど、向こうも体術タイプのプレイヤーか。だからロナちゃんが出たがったのだろう。だが、向こうの持っている手札が分からない以上外見だけで戦い方を決めつけるのは危険だ。ロナちゃんの動き、相手の動きの両方に注目せねば。
最初は二ラウンド目のカザミネが戦っている時だった。大太刀の間合いを常に保ちながら相手を削っていたのだが、このままではかなわないと見た相手側が突如使っていた両手斧を投げ捨ててからカザミネに突撃したのだ。カザミネは相手の心臓を突く事で倒そうと試みた様なのだが、急所を外したらしく倒せず。更に相手は体に大太刀が貫通したのにも関わらず突撃を継続してカザミネを捕まえた。
そこから何と鎧に仕込んであったと思われる何らかの機能を発現。己もろとも大爆発を起こし、カザミネと己の体を文字通り粉みじんにしてしまったのだ。恐らくあの鎧が魔鎧であり、自爆能力を持っていたのだろう。流石にそんな魔鎧を目にしたのは初めてであり、カザミネと言えど対応が遅れてしまったのだろう。
次に武舞台の上に立ったのがエリザだった。相手の軽鎧の槍使いを相手に魔法と杖術で器用に立ち回った。エリザの戦いも十分すごかったのだが──この槍使いもまた自爆攻撃を行ったのである。エリザに圧し負けてこのままではひっくり返せないとみるや否や、エリザに向かって槍を投擲。エリザの反応が遅れて体を槍が掠めて動きが一瞬止まった。
その止まった一瞬のうちにエリザに対して組み付いた槍使いがアイテムボックスから大量の爆発物を地面にばらまいて着火、エリザを己ごと爆破した。両者耐え切れずまたもダブルノックダウン。己を顧みない自爆攻撃は過去に自分もグリーンドラゴン相手にやった手段ではあるが、相当の度胸と思い切りが無ければやれない手段……なにがなんでもこちらを勝たせる要因は潰すという事なのだろう。
最後に上がったのは当然残されていたカナさん。相手の方は両手に鞭を持つというかなり珍しい二刀流をするプレイヤーだった。このプレイヤーの立ち回りは素晴らしく、自分の間合いを決して譲らず、カナさんの強みを一切発揮させない立ち回りを見せた。無論カナさんも遠距離攻撃のアーツを振るってチャンスを作ってはいたのだが、後一手がどうしても届かない。
結果、そのまま時間切れとなってしまい──判定は相手の勝ちであるとされた。負けた上にカザミネとエリザ、二人のHPを全損させられたことは非常に痛い。つまり、第三ラウンドの自分達が出る戦いで勝てないと黒星スタートとなってしまう。出番が来ないどころか重要な立場になってしまったのである。それにしても自爆攻撃か──自分達の相手もしてこないとは思えない。警戒しなければ。
第三ラウンド、自分は一番最初に武舞台に上がった。理由としては自爆攻撃を仕掛けられても回避する手段を一番持っている事。なので最初に上がらせてもらった。そして相手の出方を待っていたのだが、そこで自分が目にした物は意外にも意外過ぎるプレイヤーの姿だった。
(右手にスネークソード、左手に弓。しかも弓の上下に小太刀のような刃が付けられている。靴にも刃が付けられているのが見える。まさか、自分のバトルスタイルの模倣者が相手だとは……)
──言うまでもないが、自分のバトルスタイルは異質。一般的な動きとはかけ離れているし、必要な動き方も大きく異なる。だからこそこんな戦い方をするのは自分一人だけだと勝手に思い込んでいたのだが、まさかここで非常に似通ったスタイルの相手と出会うなんて。そんな感想を心の中で思っていると、向こうが話しかけてきた。
「まさかオリジナルとこうして戦える機会が来るとは思っていもいなかった。そちらも予想できただろうが、戦い方はそちらの模倣だ。戦い方に特許はない、文句はないよな?」
そりゃ確かにそうだが……文句ももちろんない。しかし自分が口にするのもあれだが、この戦い方はあんまり受けないというか特異すぎて浮いてしまう可能性が高いだろうに……なんでわざわざ真似をしたんだろうか。なんて自分の疑問を読み取ったのか、向こうは理由を教えてくれた。
「なんで真似をしたんだって疑問に思ってそうだな。単純な話だ、あこがれてしまったんだよ。一般的な戦い方からはかけ離れているのに戦っていけるその姿に。そして何より、有翼人の戦いの一件だ。最初に見かけた時から秘かにコツコツ訓練していたんだが、あれでもう普段のスタイルを完全に捨ててこちらに切り替えた。そのオリジナルと戦えるのは、正直に言って楽しみで仕方がない」
あこがれ、かぁ……こんなトンチキ過ぎる戦い方にあこがれてしまう人が出ていたとはなぁ。変な戦い方だと笑われる事は面と向かっては無かったが、裏ではあれこれ言われているかもなとは思った事はあった。しかし、まさかあこがれる人が出てくるのは想定外だ。
「俺だけじゃないぞ、結構な人数が真似している。特に弓を使うギルドなんかじゃ、蹴りとスネークソードで近接戦もこなせてこそというギルドも生まれている。もっとも、そっちは忙しくてそう言う事は一切知らなかっただろうけどさ」
そんな事になってたのか。うーん、これは良い事なのかどうかわからんなぁ。ただハッキリしている事は、このバトルスタイルも一つの形と認められているという事か。
「そう言った連中は、お前さんの戦いの記録を集めているだろう。今日のこの戦いももちろん含まれる……少しでも近づき、そして自分達なりの形を生み出すべくな。ワンモアの残り時間はあとわずかだが、残り時間ぎりぎりまでそれを止める事は出来ないだろうさ」
まあ、その辺りは人それぞれだ。こちらがとやかく言う事ではない。それに、そろそろ試合を始めないといけない。いい加減始めろという周囲からの圧が強くなってきた。
「では、みっともない姿を見せないように頑張りますか」「期待しているぜ、オリジナル!」
自分と相手、双方ともに武器を構えて試合が始まった。向こうはいきなり接近戦を挑んできたので受けて立つ。なるほど、確かにコツコツ訓練していたというだけあってスネークソードも上下に付けた刃を使っての弓による近接戦の腕も悪くない。更にキックも組み込んできているし、連携も取れている。
だが、自分を崩すには足りないかな。とくにこっちの右手が普通のスネークソードではなくレガリオンという両刃のスネークソードだ。普通のスネークソードでは不可能な連携や刃の襲わせ方が可能だ。向こうは対応できずに確実に傷を増やしていく。
「これがオリジナルかよ! くそ、つええじゃねえか!」
なんて言っているが、対戦相手の表情は獰猛な笑みそのものだ。目いっぱい楽しんでいるのだろう……もしかしたら、自分が龍神の師匠ズに稽古をつけてもらっていた時に感じていた感覚に近い物があるのかもしれないな。しかし今は訓練ではなく試合中だ。情けも手心も加えられない。手数を増して、確実に切り刻まさせてもらう。
「手数が……!? くそ、今までは本気じゃなかったのか!」
相手の表情が笑みから焦りに代わる。突如手数が増えて、体のあちこちを確実に切り刻まれれば焦りもするよね。それに付け加えて先ほどまでそれなりに通じたと思っている攻撃や防御を突然崩されて一方的にやられるようになったらそりゃ表情を変えるなというのは酷だろう。師匠なら買えるなと平然と言いそうだけど。
(これは完全に経験と熟練の差だ。彼が元のスタイルを捨てていなかったら解らなかったのかもしれないが、それでもあこがれてしまった以上は──それに見合った姿を見せようと思うのは仕方がないよね)
オリジナルはこういう物なのだと理解してもらおう。相手のスネークソードをすり抜けるようにして相手の体を斬り、相手の弓の刃を叩き落としてこちらの刃を相手に届かせる。ある意味これも彼の修行になるのかもな。動き方や捌き方、そして攻撃の叩き込み方の一例を見せているのだから。
そのまま戦いを続けて少し後に、自分は彼の首を飛ばした。自爆攻撃を警戒していたのだが、彼はそう言う行動をとるそぶりは一切見せなかった。もしかして、二番目のグループのみの行動なのかな? いや、まだそう決めつけるのは早いな。それから、首を飛ばされる瞬間の相手の表情は楽しかったと言わんばかりの笑みを浮かべていた。オリジナルとして、それらしいことができたのだろうか。
「アース君、交代して!」
と、ロナちゃんから声が掛かったので自分はロナちゃんを武舞台の上に上げてから下がる。相手が武舞台の上に上げてきたのは──なるほど、向こうも体術タイプのプレイヤーか。だからロナちゃんが出たがったのだろう。だが、向こうの持っている手札が分からない以上外見だけで戦い方を決めつけるのは危険だ。ロナちゃんの動き、相手の動きの両方に注目せねば。
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