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ロナちゃんと忍者の戦い、決着
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多少距離を取ってのにらみ合いは続いている。時折ロナちゃんや相手の忍者が使える飛び道具を使ってけん制しているが、決め手には程遠い。ロナちゃんの使える飛び道具である闘気を手や足に集めて放つという物は溜めが必要だが、消費するのはMPだけだ。一方で手裏剣はすぐに投げられるが残弾数が限られる。
ロナちゃんは放つための闘気溜めがばれれば一瞬で近寄られて首を刎ねられる危険性があるし、忍者側も手裏剣の残弾が尽きればけん制手段を失うだけでなくいざという時の決め手が失われるからな。お互い飛び道具を放つだけでも神経を使っていることは間違いない。それに、お互いの距離が詰まり始めている。再び接近しての戦いが行われるだろうな。
そう思った瞬間、双方ともに相手へと詰め寄って攻撃を仕掛けだした。これ以上のにらみ合いとけん制は無駄だと双方が判断したからだろう。後は自分の持てる力と速さをもって、相手を上回るしかない。が、接近戦になっても忍者は時折棒手裏剣をロナちゃんに向けて投擲している。しかしロナちゃんもその棒手裏剣をガントレットではじいたり最小限の動きで回避している。
お互いの攻撃によって風切り音が周囲に響き渡る。しかしクリーンヒットしたような音は一切ない。双方が攻撃を振るいつつも相手の攻撃をかわし続けている証拠だ。時折棒手裏剣をロナちゃんのガントレットが弾く金属音が混じるだけの緊迫した戦いが続く。やがて、二人とも顔に汗をかき始めた。しかしそれでもなお、状況が動かない。
(お互いにプレイヤー自身の精神力を削り合っている以上、どちらか一方が明確な一撃を叩き込んだ瞬間流れはすべて当てた側へと傾く可能性が高い。そんなことは戦っている二人がよく分かっている。だからこそ、こんな戦いになっているのだから)
きつい状況にありながら、お互い共によく我慢している。極端な大振りはせず、ただひたすらに隙の少ない攻撃を振り続けながら相手の攻撃を避け続ける。その二人の戦いに圧倒されているのか、誰もが静まり返ってただ部舞台の上で戦っている二人の姿に注目している状態が生まれていた。
その状況もついに動いた。攻撃を充てたのは──忍者側だ。棒手裏剣がロナちゃんの頬をえぐる様に貫き、鮮血が飛んだ。ロナちゃん自身、かなりのダメージを受けたせいなのか後ろによろめきながら苦悶の声を上げる。その期を忍者が逃すはずもない、すかさず短刀を振るってロナちゃんの首を落とさんと刃を走らせた。
「舐めないで!」
忍者の行動に対してそう吠えつつロナちゃんはなんと──左手の親指と人差し指で忍者の短刀の刃を止めてしまったのだ。はっきり言って、信じられない。忍者の刃は素早かった、そして鋭かった。回避するというならまだしも、あのように指で挟んで止めるなんてのはできるとは思えなかった。しかし、ロナちゃんはやって見せた。
これに驚いたのは忍者側だ。必殺の一撃を決めようとしたところにこんな手段で刃を止められた。当然刃を早く鋭く振るった以上、先ほどまでの隙の少ない攻撃とは違って力を込めている。その攻撃が止められれば、当然ごまかしきれない隙が生まれる。忍者が吹っ飛んだ、ロナちゃんの蹴りがもろに忍者の胴体に突き刺さったからだ。
しかし、ロナちゃんは追撃に移れない。顔をざっくりと棒手裏剣で削られた上に、先ほどの神技と言ってもいい指による真剣白刃取り。何よりここまで神経をすり減らしながらの戦闘をしてきたのだ。荒い息を吐きながら、必死に戦えるように自分を落ち着けることを最優先するのはやむを得ないだろう。
忍者側ももらった蹴りがすさまじく効いたのだろう、幾度となく吐血を繰り返しながら腹部を左手で抑えている。お互いにHPが尽きかけている──だが、双方ともに下がらない。たがいにこいつだけは落とすという意地が見えるかのように、よろけながらも武舞台の中央に向かって歩いていく。その行動を止められるはずもない、だから見守るだけだ。
(後一発、どちらが先に突き刺すか。もしくは相手攻撃を受け止めて反撃の一発に全てを賭けるか。この二人の戦いの決着はすぐそこだな)
お互い血まみれの顔を見あいながら、構える。ロナちゃんは──右手でパンチを放つ構えか。もちろんそれがブラフの可能性もあるけれど。忍者側は──両手に短刀を持つ二刀流の構えか。こちらも短剣を使った攻撃をしてくるとは限らないけれど。お互いに荒い息を吐きだしながらもしっかりと相手を見据えている。
そこから数秒後、お互いがまるで示し合わせたかのように同時に動いた。ロナちゃんが全力のパンチを忍者に向けて放つ。しかし忍者側はこのパンチをぎりぎりで見切って回避、すぐさまロナちゃんの懐に入って短刀をロナちゃんの体に突き立てた──その瞬間。忍者の横っ面をロナちゃんの裏拳がぶっ叩いた。
首の骨が砕けるとととともに忍者が横へとふっ飛んでいった。しかし、ロナちゃんは体から多量の出血をしていた。忍者の短刀もまた、ロナちゃんの体に刃を届かせていたのだ。やがてロナちゃんは体を横たわらせてしまう、HPが完全に尽きてしまったのだ。だが、それは忍者も同じこと。ふっ飛んだ先でからもまた力尽きていた。
「ダブルKO……!?」「お互い全力を出し切っての攻防でしたね……」
自分の言葉に、素が出ているミリーの言葉が続いた。しかし、いつまでも惚けてはいられない。また戦いは終わっていないのだ、それにこのダブルKOを目前で見て、絶対に勝つという心構えを新たにしたのは向こうも同じはず。こちらも気合をより入れて事に当たらなければならないだろう。
「次、私が出ます。申し訳ないのですが、戦わないとこの体の疼きが止まりそうにありません」
素が出ている状態が続いているミリーがそう口にした。ならば任せることにしよう。正直自分も同じような状態なのだが、ミリーが行きたいというのであれば譲ることができるだけの余裕はまだある。そして向こうは、ミリーが武舞台に立ったのを見て魔法使いを出してきた。これはエリザと同じように火力勝負になるのか?
「ぐ……勝負は、どうなったの? ボクの負けだった?」
と、ここで場外に転送されたロナちゃんが先ほど棒手裏剣でえぐられた部分を押さえながら起き上がってきた。なので先ほどの結果をロナちゃんに伝える。
「そっか、お互いにダウンか……ごめんね、勝つつもりだったのにあの結果が精いっぱいだったよ」
ロナちゃんが申し訳なさげに言うが、そんなことは無いだろう。全力で戦っていた事は分かったし、何より最後の攻防は全力を超えていただろう。今思い返すと、ロナちゃんは先に忍者の短刀による刺突攻撃を受けた時点で致命傷を受けていたはず。しかし、それで終わるのを良しとせずあの裏拳を繰り出して見せたのだ。
あの裏拳がなければ、忍者が後ろに下がって回復することができてしまっていた。そうなっていたら苦しいどころじゃなかっただろう。忍者が生き残ることで戦いに乱入し、こちらを即死させて来る棒手裏剣を投げられるという状況が出来上がってしまっていたら致命的だった。そんな展開を防いで見せたのだから、ロナちゃんは十二分すぎる仕事をしてくれたのだ。
「だから、気に病むことは無いよ。相手もここまで来ているメンツなんだ。そのメンツ相手にあそこまで戦ってKOまでもっていったのは十分すぎる成果だ」
きちんとそういった説明をしてロナちゃんは十分すぎる仕事をきちんとしたんだと伝える。自分の言葉を聞いて、ロナちゃんも少し落ち着いたようだ。
「そっか、それならいいけど……次はミリーか、相手も魔法使いだけど、どうなるかな」
ミリーも手の内をいくつかもせてしまっているからな。特にあの近接もできるという事がばれた以上、相手が純粋な魔法使いなら遠距離戦で挑むだろう。もしくは近距離戦の手段があるならまた別だが、なんにせよ戦いを見なければわからない。一つだけ言えることは、すんなりと勝ちを譲ってくれる相手じゃないという事だけか。さて、この戦いはどう動くか──
*****
新年早々ですが、新刊の準備が始まりそうです。
はっきりとした日程が決まり次第連絡させていただきます。
ロナちゃんは放つための闘気溜めがばれれば一瞬で近寄られて首を刎ねられる危険性があるし、忍者側も手裏剣の残弾が尽きればけん制手段を失うだけでなくいざという時の決め手が失われるからな。お互い飛び道具を放つだけでも神経を使っていることは間違いない。それに、お互いの距離が詰まり始めている。再び接近しての戦いが行われるだろうな。
そう思った瞬間、双方ともに相手へと詰め寄って攻撃を仕掛けだした。これ以上のにらみ合いとけん制は無駄だと双方が判断したからだろう。後は自分の持てる力と速さをもって、相手を上回るしかない。が、接近戦になっても忍者は時折棒手裏剣をロナちゃんに向けて投擲している。しかしロナちゃんもその棒手裏剣をガントレットではじいたり最小限の動きで回避している。
お互いの攻撃によって風切り音が周囲に響き渡る。しかしクリーンヒットしたような音は一切ない。双方が攻撃を振るいつつも相手の攻撃をかわし続けている証拠だ。時折棒手裏剣をロナちゃんのガントレットが弾く金属音が混じるだけの緊迫した戦いが続く。やがて、二人とも顔に汗をかき始めた。しかしそれでもなお、状況が動かない。
(お互いにプレイヤー自身の精神力を削り合っている以上、どちらか一方が明確な一撃を叩き込んだ瞬間流れはすべて当てた側へと傾く可能性が高い。そんなことは戦っている二人がよく分かっている。だからこそ、こんな戦いになっているのだから)
きつい状況にありながら、お互い共によく我慢している。極端な大振りはせず、ただひたすらに隙の少ない攻撃を振り続けながら相手の攻撃を避け続ける。その二人の戦いに圧倒されているのか、誰もが静まり返ってただ部舞台の上で戦っている二人の姿に注目している状態が生まれていた。
その状況もついに動いた。攻撃を充てたのは──忍者側だ。棒手裏剣がロナちゃんの頬をえぐる様に貫き、鮮血が飛んだ。ロナちゃん自身、かなりのダメージを受けたせいなのか後ろによろめきながら苦悶の声を上げる。その期を忍者が逃すはずもない、すかさず短刀を振るってロナちゃんの首を落とさんと刃を走らせた。
「舐めないで!」
忍者の行動に対してそう吠えつつロナちゃんはなんと──左手の親指と人差し指で忍者の短刀の刃を止めてしまったのだ。はっきり言って、信じられない。忍者の刃は素早かった、そして鋭かった。回避するというならまだしも、あのように指で挟んで止めるなんてのはできるとは思えなかった。しかし、ロナちゃんはやって見せた。
これに驚いたのは忍者側だ。必殺の一撃を決めようとしたところにこんな手段で刃を止められた。当然刃を早く鋭く振るった以上、先ほどまでの隙の少ない攻撃とは違って力を込めている。その攻撃が止められれば、当然ごまかしきれない隙が生まれる。忍者が吹っ飛んだ、ロナちゃんの蹴りがもろに忍者の胴体に突き刺さったからだ。
しかし、ロナちゃんは追撃に移れない。顔をざっくりと棒手裏剣で削られた上に、先ほどの神技と言ってもいい指による真剣白刃取り。何よりここまで神経をすり減らしながらの戦闘をしてきたのだ。荒い息を吐きながら、必死に戦えるように自分を落ち着けることを最優先するのはやむを得ないだろう。
忍者側ももらった蹴りがすさまじく効いたのだろう、幾度となく吐血を繰り返しながら腹部を左手で抑えている。お互いにHPが尽きかけている──だが、双方ともに下がらない。たがいにこいつだけは落とすという意地が見えるかのように、よろけながらも武舞台の中央に向かって歩いていく。その行動を止められるはずもない、だから見守るだけだ。
(後一発、どちらが先に突き刺すか。もしくは相手攻撃を受け止めて反撃の一発に全てを賭けるか。この二人の戦いの決着はすぐそこだな)
お互い血まみれの顔を見あいながら、構える。ロナちゃんは──右手でパンチを放つ構えか。もちろんそれがブラフの可能性もあるけれど。忍者側は──両手に短刀を持つ二刀流の構えか。こちらも短剣を使った攻撃をしてくるとは限らないけれど。お互いに荒い息を吐きだしながらもしっかりと相手を見据えている。
そこから数秒後、お互いがまるで示し合わせたかのように同時に動いた。ロナちゃんが全力のパンチを忍者に向けて放つ。しかし忍者側はこのパンチをぎりぎりで見切って回避、すぐさまロナちゃんの懐に入って短刀をロナちゃんの体に突き立てた──その瞬間。忍者の横っ面をロナちゃんの裏拳がぶっ叩いた。
首の骨が砕けるとととともに忍者が横へとふっ飛んでいった。しかし、ロナちゃんは体から多量の出血をしていた。忍者の短刀もまた、ロナちゃんの体に刃を届かせていたのだ。やがてロナちゃんは体を横たわらせてしまう、HPが完全に尽きてしまったのだ。だが、それは忍者も同じこと。ふっ飛んだ先でからもまた力尽きていた。
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自分の言葉に、素が出ているミリーの言葉が続いた。しかし、いつまでも惚けてはいられない。また戦いは終わっていないのだ、それにこのダブルKOを目前で見て、絶対に勝つという心構えを新たにしたのは向こうも同じはず。こちらも気合をより入れて事に当たらなければならないだろう。
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素が出ている状態が続いているミリーがそう口にした。ならば任せることにしよう。正直自分も同じような状態なのだが、ミリーが行きたいというのであれば譲ることができるだけの余裕はまだある。そして向こうは、ミリーが武舞台に立ったのを見て魔法使いを出してきた。これはエリザと同じように火力勝負になるのか?
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あの裏拳がなければ、忍者が後ろに下がって回復することができてしまっていた。そうなっていたら苦しいどころじゃなかっただろう。忍者が生き残ることで戦いに乱入し、こちらを即死させて来る棒手裏剣を投げられるという状況が出来上がってしまっていたら致命的だった。そんな展開を防いで見せたのだから、ロナちゃんは十二分すぎる仕事をしてくれたのだ。
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ミリーも手の内をいくつかもせてしまっているからな。特にあの近接もできるという事がばれた以上、相手が純粋な魔法使いなら遠距離戦で挑むだろう。もしくは近距離戦の手段があるならまた別だが、なんにせよ戦いを見なければわからない。一つだけ言えることは、すんなりと勝ちを譲ってくれる相手じゃないという事だけか。さて、この戦いはどう動くか──
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