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決勝戦第二試合、決着
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しばしの静寂。が、状況的に有利な状態を手放したくなかったのか──相手が動いた。再び金色の刃がミリーを襲う。ミリーは何とか回避しているが、もはやこのままではミリーが負けるのは時間の問題だろう。ここまでの戦いでダメージの蓄積がある事は言うまでもないし、回避率も落ちてきている。
金色の刃は確実にミリーを追い詰めていく。ミリーが切り札を持っていても、それを使われる前に倒そうという意思が伺える。が、相手から焦りは感じ取れない。確実に追い詰め、そしてきちんと倒しきるという青写真が彼の中にあるのだろう。実際、ミリーの回避先に金色の刃を飛ばす回数が明確に増えている事からも、それが伺える。
(ミリー、切り札を出せるのか? 相手は確実に詰めてきている。武舞台という場もうまく使って徐々に場を制圧していく事でミリーの回避できるスペースを削ってきている。このままでは何もできずに終わってしまうぞ)
ミリーも反撃はしたいのだろうが、魔法がすべて通じない今の状況はあまりに厳しい。あの大太刀は魔法使いキラーすぎる──そしてついに、ミリーの体を金色の刃が捉えてしまった。武舞台の上にミリーの鮮血が舞い、武舞台の上にミリーの体が転がった。
「ミリー!」「く、だめか!?」「ミリーさん!」
ブルーカラーの皆が悲痛な声を上げる。自分は声こそ上げなかったが、彼らと同じ気持ちだった。さっきの刃はミリーの体を完全に捉えていた──間違いなくミリーは致命傷を受けてしまっただろう。もはや、これまで。ミリーに反撃の手段はもはやない。両眼を閉じて、辛そうな呼吸を繰り返すミリーの姿はとても痛々しい。
「魔法使いにここまで粘られたのは久々だ。その素晴らしい強さに敬意を表して、今楽にしよう」
ゆっくりと警戒を怠らずにミリーに近寄る相手。動けないミリーに介錯を行い、試合を終わらせてミリーの痛覚からの解放を行うつもりだろう。そして相手が大太刀を構えたその時だった。ミリーの両目が見開かれたのは。
「まだ、早いですよ~!! 終わってないですよぅ~!!」
ミリーの宣言と同時に、相手の体に複数の鎖が突如絡みついた。炎の鎖、土の鎖、闇の鎖。それらが相手に絡みつき、両手両足を引っ張る形で空中に固定する。ミリーは起き上がれないが、それでも左手で魔法を起動した様だ。その魔法の出先は、先にミリーが投げた二本のワンドからだ。
よく見れば、相手の立ち位置はミリーが投げたワンドのちょうど中央になる形となっていた。相手を誘導していたのはミリーも同じだったという事か? そして被弾して相手がとどめを刺すこの瞬間を狙っていた? もしそうならば、とんでもない度胸だ。が、それをやれるだけの度胸があるのはミリーの中身を知っていれば納得だ。
(何せ中身が六英雄の一人だもんな。金の力が命を左右する恐ろしい世界で生きてきた紅一点にとっては、これぐらいの度胸なんて安い物なのかもしれない)
彼女の人生がどんなものなのかは想像するしかないが、こんな一般人が想像出来る話など生ぬるいと言い切れるだけの世界で生きてきたはずだ。そんな彼女にとって、自分の身を斬られても相手を叩き潰せればそれでいいなんてのは日常茶飯事なのかもな。だから、痛覚システムにどれだけ苦しめられようが、冷静さを失わずこういった行動が出来る事に違和感は感じない。
「確かのその大太刀、そこから発生する金色の刃。魔法使いにとってはまさに死の象徴と言ってもいいでしょうね~。ですが、振るう事が出来なければ……その性能は発揮されません~」「ぐううううっ!?」
ミリーがそう口にしたが、相手は聞いているのだろうか。鎖による拘束だけでなく、どうも鎖によって左右に体を引っ張られている様子。相手も必死にこらえているが、生きたまま引き裂かれる形となっている彼も相当苦しそうだ。えげつない事をするな、ミリー。
「そして、終わらせましょう~。先の一撃をまともに受けてしまった事はこちらの想定外ですが~、貴方もそんな形で動きを止められるのは想定外ですよね~? 後はどちらが耐えられるかの勝負ですよ~」
ミリーはそう相手に向かってしゃべった後に、空いている右手で別の魔法を発動した。
「《カオスの烈風》ですよ~? さあ、最後の我慢比べです~」
闇を中心に、赤と土が入り混じった風が吹く。その風は相手に死を運ぶ風となって荒れ狂う。風だけではなく、相手を燃やしたり土の破片が相手に突き刺さったりと三つの属性ダメージが同時に相手に与えられている様子が伺える。相手は左右に引き裂かれそうになりながらもこの風に耐えるしかない。
しかし、ミリー側が優勢になったとも言い難い。魔法を発動してから、ミリーの体を中心とした血だまりが大きくなっていく一方だ。どちらのHPが先に尽きるのか、という本当に文字通りの我慢比べだ。だが──おそらくミリーは勝てない。ミリーにとっても、最後に受けた相手の一撃は完全に想定外だったのだろう。食らったように『見せかける』事が本来の狙いだったはず。
そして決まったと思った所に今のように相手を拘束してからの魔法攻撃で倒す。それが本来のシナリオだったのだろう。だが、ミリーは本当に一撃を喰らってしまった。出血量からして、すさまじい勢いでHPが減っている事など言うまでもない。むろん、ミリーの攻撃がぬるいとは言わない。相手にも相当のダメージは与えている事は分かる。
そういった様々な要素を含めて何度計算しても、これまでの冒険で得た経験と色紙、感覚がすべてこう告げてくる。ミリーの方が先に力尽きると。ブルーカラーの皆は必死にミリーに応援を送っているし、自分も自分の計算が外れてくれと祈りながら声援を送った。だが、計算が外れることは無かった。
ミリーの魔法の勢いが明確に失われ、相手を拘束していた鎖が自壊していくのが見えた。当然簡単に解放される相手。当然向こうはミリーにとどめを刺そうと突撃してきたのだが──ミリーの傍まで来た彼は動きを止めた。ミリーの体が粒子となって消えたからである。これでマッスル側の連勝が確定した。
『そこまでです! 勝利したのはマッスルウォーリアー! 次の対戦者は武舞台に上がる用意を!』
進行役のプレイヤーも、向こうの勝利を宣言。しかし、宣言をされたのにもかかわらず相手は自力では帰る事ができなかった。なぜならば。
「が、がはっ……」
宣言直後に吐血して、何度も咳き込み、両膝を地面についたからである。ミリーの魔法攻撃によって受けた傷は決して軽いものではなかったという何よりの証拠と言えるだろう。このタイミングで、ミリーが武舞台の下に復活した。それを確認した相手が、口から血を垂らしながらも質問を投げかけた。
「なあ、教えてくれないか。なぜあそこまでできた? あの魔法を放っている間、相当な激痛を覚えていたはずだ。にもかかわらず力尽きる直前まで魔法を正常に維持し、攻撃し続けるなんて事をやってのけるのは並の精神力ではない。その精神力の源は、いったい何なんだ?」
相手の質問にミリーは「そうですね~……」としばし考えてから口を開いた。
「あの子の姿を見て、情けない姿を見せられると思いますか~?」
ミリーの指さした先には、いまだ声を押し殺して泣いているエリザの姿があった。その姿を見た相手は、なるほどという表情を浮かべた。
「そうだな、仲間が負けて悔しがっている姿を見て奮い立たない理由はない、な。俺だって、同じく心を奮い立たせて最後まで戦うだろう。ただ強いだけのギルドではないと、あらためて認識した。この強さがあるからこそ、有翼人との戦いに最後まで残って打ち勝てたのか──」
その後、深々と一礼して、彼はやってきたマッスルのメンバーに肩を借りて武舞台を降りて行った。これで二連敗か……しかも相手はこちらの姿を見て兜の緒を締めなおしただろう。厳しさは増すばかり、か。
金色の刃は確実にミリーを追い詰めていく。ミリーが切り札を持っていても、それを使われる前に倒そうという意思が伺える。が、相手から焦りは感じ取れない。確実に追い詰め、そしてきちんと倒しきるという青写真が彼の中にあるのだろう。実際、ミリーの回避先に金色の刃を飛ばす回数が明確に増えている事からも、それが伺える。
(ミリー、切り札を出せるのか? 相手は確実に詰めてきている。武舞台という場もうまく使って徐々に場を制圧していく事でミリーの回避できるスペースを削ってきている。このままでは何もできずに終わってしまうぞ)
ミリーも反撃はしたいのだろうが、魔法がすべて通じない今の状況はあまりに厳しい。あの大太刀は魔法使いキラーすぎる──そしてついに、ミリーの体を金色の刃が捉えてしまった。武舞台の上にミリーの鮮血が舞い、武舞台の上にミリーの体が転がった。
「ミリー!」「く、だめか!?」「ミリーさん!」
ブルーカラーの皆が悲痛な声を上げる。自分は声こそ上げなかったが、彼らと同じ気持ちだった。さっきの刃はミリーの体を完全に捉えていた──間違いなくミリーは致命傷を受けてしまっただろう。もはや、これまで。ミリーに反撃の手段はもはやない。両眼を閉じて、辛そうな呼吸を繰り返すミリーの姿はとても痛々しい。
「魔法使いにここまで粘られたのは久々だ。その素晴らしい強さに敬意を表して、今楽にしよう」
ゆっくりと警戒を怠らずにミリーに近寄る相手。動けないミリーに介錯を行い、試合を終わらせてミリーの痛覚からの解放を行うつもりだろう。そして相手が大太刀を構えたその時だった。ミリーの両目が見開かれたのは。
「まだ、早いですよ~!! 終わってないですよぅ~!!」
ミリーの宣言と同時に、相手の体に複数の鎖が突如絡みついた。炎の鎖、土の鎖、闇の鎖。それらが相手に絡みつき、両手両足を引っ張る形で空中に固定する。ミリーは起き上がれないが、それでも左手で魔法を起動した様だ。その魔法の出先は、先にミリーが投げた二本のワンドからだ。
よく見れば、相手の立ち位置はミリーが投げたワンドのちょうど中央になる形となっていた。相手を誘導していたのはミリーも同じだったという事か? そして被弾して相手がとどめを刺すこの瞬間を狙っていた? もしそうならば、とんでもない度胸だ。が、それをやれるだけの度胸があるのはミリーの中身を知っていれば納得だ。
(何せ中身が六英雄の一人だもんな。金の力が命を左右する恐ろしい世界で生きてきた紅一点にとっては、これぐらいの度胸なんて安い物なのかもしれない)
彼女の人生がどんなものなのかは想像するしかないが、こんな一般人が想像出来る話など生ぬるいと言い切れるだけの世界で生きてきたはずだ。そんな彼女にとって、自分の身を斬られても相手を叩き潰せればそれでいいなんてのは日常茶飯事なのかもな。だから、痛覚システムにどれだけ苦しめられようが、冷静さを失わずこういった行動が出来る事に違和感は感じない。
「確かのその大太刀、そこから発生する金色の刃。魔法使いにとってはまさに死の象徴と言ってもいいでしょうね~。ですが、振るう事が出来なければ……その性能は発揮されません~」「ぐううううっ!?」
ミリーがそう口にしたが、相手は聞いているのだろうか。鎖による拘束だけでなく、どうも鎖によって左右に体を引っ張られている様子。相手も必死にこらえているが、生きたまま引き裂かれる形となっている彼も相当苦しそうだ。えげつない事をするな、ミリー。
「そして、終わらせましょう~。先の一撃をまともに受けてしまった事はこちらの想定外ですが~、貴方もそんな形で動きを止められるのは想定外ですよね~? 後はどちらが耐えられるかの勝負ですよ~」
ミリーはそう相手に向かってしゃべった後に、空いている右手で別の魔法を発動した。
「《カオスの烈風》ですよ~? さあ、最後の我慢比べです~」
闇を中心に、赤と土が入り混じった風が吹く。その風は相手に死を運ぶ風となって荒れ狂う。風だけではなく、相手を燃やしたり土の破片が相手に突き刺さったりと三つの属性ダメージが同時に相手に与えられている様子が伺える。相手は左右に引き裂かれそうになりながらもこの風に耐えるしかない。
しかし、ミリー側が優勢になったとも言い難い。魔法を発動してから、ミリーの体を中心とした血だまりが大きくなっていく一方だ。どちらのHPが先に尽きるのか、という本当に文字通りの我慢比べだ。だが──おそらくミリーは勝てない。ミリーにとっても、最後に受けた相手の一撃は完全に想定外だったのだろう。食らったように『見せかける』事が本来の狙いだったはず。
そして決まったと思った所に今のように相手を拘束してからの魔法攻撃で倒す。それが本来のシナリオだったのだろう。だが、ミリーは本当に一撃を喰らってしまった。出血量からして、すさまじい勢いでHPが減っている事など言うまでもない。むろん、ミリーの攻撃がぬるいとは言わない。相手にも相当のダメージは与えている事は分かる。
そういった様々な要素を含めて何度計算しても、これまでの冒険で得た経験と色紙、感覚がすべてこう告げてくる。ミリーの方が先に力尽きると。ブルーカラーの皆は必死にミリーに応援を送っているし、自分も自分の計算が外れてくれと祈りながら声援を送った。だが、計算が外れることは無かった。
ミリーの魔法の勢いが明確に失われ、相手を拘束していた鎖が自壊していくのが見えた。当然簡単に解放される相手。当然向こうはミリーにとどめを刺そうと突撃してきたのだが──ミリーの傍まで来た彼は動きを止めた。ミリーの体が粒子となって消えたからである。これでマッスル側の連勝が確定した。
『そこまでです! 勝利したのはマッスルウォーリアー! 次の対戦者は武舞台に上がる用意を!』
進行役のプレイヤーも、向こうの勝利を宣言。しかし、宣言をされたのにもかかわらず相手は自力では帰る事ができなかった。なぜならば。
「が、がはっ……」
宣言直後に吐血して、何度も咳き込み、両膝を地面についたからである。ミリーの魔法攻撃によって受けた傷は決して軽いものではなかったという何よりの証拠と言えるだろう。このタイミングで、ミリーが武舞台の下に復活した。それを確認した相手が、口から血を垂らしながらも質問を投げかけた。
「なあ、教えてくれないか。なぜあそこまでできた? あの魔法を放っている間、相当な激痛を覚えていたはずだ。にもかかわらず力尽きる直前まで魔法を正常に維持し、攻撃し続けるなんて事をやってのけるのは並の精神力ではない。その精神力の源は、いったい何なんだ?」
相手の質問にミリーは「そうですね~……」としばし考えてから口を開いた。
「あの子の姿を見て、情けない姿を見せられると思いますか~?」
ミリーの指さした先には、いまだ声を押し殺して泣いているエリザの姿があった。その姿を見た相手は、なるほどという表情を浮かべた。
「そうだな、仲間が負けて悔しがっている姿を見て奮い立たない理由はない、な。俺だって、同じく心を奮い立たせて最後まで戦うだろう。ただ強いだけのギルドではないと、あらためて認識した。この強さがあるからこそ、有翼人との戦いに最後まで残って打ち勝てたのか──」
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