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二十三章
二十三話 ヒヤシンス -悲しみを超えた愛- その六
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「すみませんでした。いくら自白をとるためとはいえ、ひどいことを言ってしまいました」
「まいったな、あの連続攻撃は。切れ味が鋭すぎるよ。ねえ、一つ訊いていいかな?」
「なんでしょう?」
「いつから疑っていたの?」
馬淵先輩の問いに私は考え込む。
私が馬淵先輩を疑ったきっかけ。それは……。
「やっぱり、ここにいる皆さんのある一言ですね。『馬淵君が迷惑をかけたから。せめてもの罪滅ぼし』。これがなかったら疑うことはしなかったと思います」
私の言葉に、みんなのうちの誰かがごめんと声をもらした。馬淵先輩はその男の子を見て、苦笑している。
「疑い始めたら、馬淵先輩の行動に何か意味があるのではないかと思いました。馬淵先輩と行動したところを重点的に見直してみて、気付いたんです。馬淵先輩、覚えていますか? ゴールデン青島賞を狙っている部の偵察にいったときのこと。あれこそが、馬淵先輩の目的の一つだと考えました。では、あの偵察の目的は何だったのか? それは私とヒューズのメンバーを引き合わせることだと気付いたんです」
三回の偵察で、ヒューズの件だけが異なっていた。だから、あれが馬淵先輩の目的だと思った。
それを裏付けるものは、馬淵先輩の言葉にあった。
「なんでまた戻ってきちゃったんですか! よくよく考えたら、最後に裏山にいけばよかったんじゃないですか!」
「まあまあ、理由はちゃんとあるから、落ち着いて」
「ついたよ。ここが大本命。しっかりと彼女達と彼らの姿を見てね」
あのときは何も考えずに、言われるがままに従っていたけど、疑いをもって思い返してみるとおかしいことに気付いた。
だけど、謎があった。それは……。
「でも、疑問があったんです。どうやって意図的に私とヒューズを屋上で引き合わせたのか、です。屋上で毎日ヒューズが練習していたとしても、その練習がいつ終わるのか分かりませんし、もし、私達が屋上に向かったとき、ヒューズが練習を終えて帰ってしまったら会えませんよね? それに、何かトラブルがあって屋上を離れる、その日たまたま別の練習で場所を変えたといった突発的な理由が発生してヒューズの皆さんが屋上にいない可能性もあります。ですが、私とヒューズのメンバーは見事に鉢合わせしました。最初は偶然だと思っていたのですが、馬淵先輩が意図的にこの状況を作ろうとした場合、何かトリックがあると思ったんです」
私とヒューズを必ず引き合わせる方法があるとしたら、それはどうしたらいいのか? 私ならヒューズが屋上にいることを確認してから、すぐに連れていく。
すぐに連れていけば、鉢合わせする可能性が高くなる。時間を置けばおくほど、ヒューズが帰ってしまうかもしれないから。
でも、馬淵先輩は最後に私を屋上に連れていった。だから、私とヒューズは偶然出会ってしまったと思い込んでしまった。
もし何か方法があるとしたら、一つ思い当たる節がある。それは……。
「そのトリックは協力者です。ヒューズのメンバーの誰かが馬淵先輩に連絡を取り合ってさえいれば、必ず私とヒューズを会わせることが可能になります。馬淵先輩が私を連れてくるまで、その協力者がヒューズを屋上で足止めすればいいんですから。馬淵先輩は準備が整うまで、私を連れて歩けばいい。では、誰が馬淵先輩の協力者か? ヒューズの西條美月さんですね?」
お昼休み、美月さんに直接会って訊ねてみた。そしたら、すぐに認めてくれた。
美月さんは、最初はやる気満々だったけど、今はもうそんな気失せたらしい。だから、条件付きで私に全てを話してくれた。
その条件とは、馬淵先輩を憎まないこと。もちろん、私はその条件をのんだ。馬淵先輩を憎む理由がない。
馬淵先輩は裏切った美月さんを恨むような仕草をせずに、苦笑いを浮かべながら肩をすくめている。
「そこまでわかっちゃうんだ。まるで名探偵だね」
「名探偵でもなんでもありませんよ。ここまできたら馬淵先輩が私にしようとした復讐の内容もわかります。知ってほしかったんですね、私達が何をしてしまったのかを」
だから、馬淵先輩と美月さんは私に見せたんだ。失恋した女の子がどうなったのかを。
その痛みを、苦しみを知ってほしかったんだ。
「……そうだよ。あのハーレム事件で多くの人が傷ついた。押水は制裁を受けて、引っ越していった。藤堂は丸坊主になって罪を償った。でも、伊藤さんは違う。何も償うことなく、平然と学園生活を送っている。許せなかった……」
「待て。それは違う。伊藤はこの件に関しては関係ない! 俺がすべて悪いんだ!」
「……先輩、黙っていてくれませんか? これは私と馬淵先輩の話し合いですから」
私の言葉に、先輩も馬淵先輩も目を丸くしている。
ここは絶対に譲れない。私が負うべき責任だから……。
「馬淵先輩、ごめんなさい。私が押水先輩から全ての女の子を引きはがすことを提案しました。先輩は最後まで反対していました。そして、押水先輩が言っていた共犯者、吉永とは私の事です」
私は深々と頭を下げた。
先輩は押水先輩に彼女を作ろうとしてハーレム騒動を解決させようとした。でも、私が却下した。
私も押水先輩にハーレム発言をするために策略した。
そのあとのことを考えずに、自分の善意だけを押し付けて、実行してしまった。
失恋してようやく気づけた。
私はなんて愚かだったのか。とんでもない恥知らずだった。
でも、知ってしまった以上、無視はできない。
私にできることなんてたかが知れているけど、それでも私は償いたい。
「……はははっ、伊藤さんに復讐したいって思っていたのに、いざその場面に立ち会うと何をしていいのか分からないね。怒っていいのか泣き叫べばいいのか分からないんだ。笑うことしかできないよ」
「馬淵先輩、無理して悪者ぶる必要なんてありませんよ? 馬淵先輩には向いてないです、誰かを陥れる行為は。馬淵先輩は優しい人です。だからこそ、ここにいるみんなは馬淵先輩に手を貸したんですよ。馬淵先輩には悪いことが似合わないから、みんな怒っているんですよ」
馬淵先輩は色々と気遣ってくれた。私が最初、多目的室でここにいるみんなと出会って囲まれていた時、怖がらせないように配慮してくれた。
山道を歩いたとき、私の前を歩いてくれて、障害物からまもってくれた。
美月さんが教室に来て、私を連れていこうとしたとき、馬淵先輩は無意識に私の手を掴んでくれた。
分かっていたんだ、馬淵先輩には。美月さんが私を傷つけようとしていることを。
「ちょっと、アンタ! その手を離しなさい!」
「……キミは伊藤さんをどうする気なの?」
「うるさい! 今更何様なの? いい加減にしなさいよ。アンタ、本気で人を憎んだことないでしょ? だから八方美人でいられるのよ。私は甘くないから」
後からになって、二人の会話の意味がようやく気づけた。馬淵先輩は私をかばってくれた。やっぱり、馬淵先輩は優しいよ。
それに、さっき私を殴りかかろうとしたとき、馬淵先輩は泣きそうな顔をしていた。
馬淵先輩の素の部分が必死になって私から拳をそらさせた。体中汗だくだった。
馬淵先輩がドアを殴った後、私を見てほっとした顔をしていたのを私は覚えている。
馬淵先輩に悪者は似合わない。だからこそ、みんなは馬淵先輩に協力した。
復讐ではなく、馬淵先輩の為ににみんなは力になりたかったんだ。
「私、事実をみんなに伝えて謝っていこうと思います。その第一歩が馬淵先輩です。本当にすみませんでした!」
私は腰を九十度に曲げ、馬淵先輩に頭を下げた。
頭の上から馬淵先輩の優しい声が聞こえてくる。
「……みんなに謝る必要なんてないよ。僕ね、押水にフラれた女の子達に声をかけたんだ。一緒に復讐をしないかって。それでOKをもらえたのはヒューズだけだった。そのヒューズも復讐はもういいって言ってきた。ある人に諭されたんだって。『歌を聞いてくれるみんなを笑顔にするのがヒューズの歌だと自分は思っています。だから、誰かを泣かせるのは間違いだと思います。恨み言をぶつけても、人を笑顔にはできないですよ』って。最後まで協力してくれた西條さんも僕の事を話したってことは、復讐する気はもうないってことでしょ? だから、伊藤さんがみんなに謝るのはただの自己満足さ」
そうだよね。私は心のどこかで、謝って楽になりたいと思ってしまっていたのかもしれない。
押水先輩の事をちゃんと清算して、振り返らずに前へ進もうとしたかっただけのかもしれない。
それなら、私はずっと自分のしたことを覚えていこう。次に同じようなことがあったら、別の解決策を考えていこう。
次なんてきっとないけど、それでも覚えておこう。
そう胸の中で固く誓った。
「まいったな、あの連続攻撃は。切れ味が鋭すぎるよ。ねえ、一つ訊いていいかな?」
「なんでしょう?」
「いつから疑っていたの?」
馬淵先輩の問いに私は考え込む。
私が馬淵先輩を疑ったきっかけ。それは……。
「やっぱり、ここにいる皆さんのある一言ですね。『馬淵君が迷惑をかけたから。せめてもの罪滅ぼし』。これがなかったら疑うことはしなかったと思います」
私の言葉に、みんなのうちの誰かがごめんと声をもらした。馬淵先輩はその男の子を見て、苦笑している。
「疑い始めたら、馬淵先輩の行動に何か意味があるのではないかと思いました。馬淵先輩と行動したところを重点的に見直してみて、気付いたんです。馬淵先輩、覚えていますか? ゴールデン青島賞を狙っている部の偵察にいったときのこと。あれこそが、馬淵先輩の目的の一つだと考えました。では、あの偵察の目的は何だったのか? それは私とヒューズのメンバーを引き合わせることだと気付いたんです」
三回の偵察で、ヒューズの件だけが異なっていた。だから、あれが馬淵先輩の目的だと思った。
それを裏付けるものは、馬淵先輩の言葉にあった。
「なんでまた戻ってきちゃったんですか! よくよく考えたら、最後に裏山にいけばよかったんじゃないですか!」
「まあまあ、理由はちゃんとあるから、落ち着いて」
「ついたよ。ここが大本命。しっかりと彼女達と彼らの姿を見てね」
あのときは何も考えずに、言われるがままに従っていたけど、疑いをもって思い返してみるとおかしいことに気付いた。
だけど、謎があった。それは……。
「でも、疑問があったんです。どうやって意図的に私とヒューズを屋上で引き合わせたのか、です。屋上で毎日ヒューズが練習していたとしても、その練習がいつ終わるのか分かりませんし、もし、私達が屋上に向かったとき、ヒューズが練習を終えて帰ってしまったら会えませんよね? それに、何かトラブルがあって屋上を離れる、その日たまたま別の練習で場所を変えたといった突発的な理由が発生してヒューズの皆さんが屋上にいない可能性もあります。ですが、私とヒューズのメンバーは見事に鉢合わせしました。最初は偶然だと思っていたのですが、馬淵先輩が意図的にこの状況を作ろうとした場合、何かトリックがあると思ったんです」
私とヒューズを必ず引き合わせる方法があるとしたら、それはどうしたらいいのか? 私ならヒューズが屋上にいることを確認してから、すぐに連れていく。
すぐに連れていけば、鉢合わせする可能性が高くなる。時間を置けばおくほど、ヒューズが帰ってしまうかもしれないから。
でも、馬淵先輩は最後に私を屋上に連れていった。だから、私とヒューズは偶然出会ってしまったと思い込んでしまった。
もし何か方法があるとしたら、一つ思い当たる節がある。それは……。
「そのトリックは協力者です。ヒューズのメンバーの誰かが馬淵先輩に連絡を取り合ってさえいれば、必ず私とヒューズを会わせることが可能になります。馬淵先輩が私を連れてくるまで、その協力者がヒューズを屋上で足止めすればいいんですから。馬淵先輩は準備が整うまで、私を連れて歩けばいい。では、誰が馬淵先輩の協力者か? ヒューズの西條美月さんですね?」
お昼休み、美月さんに直接会って訊ねてみた。そしたら、すぐに認めてくれた。
美月さんは、最初はやる気満々だったけど、今はもうそんな気失せたらしい。だから、条件付きで私に全てを話してくれた。
その条件とは、馬淵先輩を憎まないこと。もちろん、私はその条件をのんだ。馬淵先輩を憎む理由がない。
馬淵先輩は裏切った美月さんを恨むような仕草をせずに、苦笑いを浮かべながら肩をすくめている。
「そこまでわかっちゃうんだ。まるで名探偵だね」
「名探偵でもなんでもありませんよ。ここまできたら馬淵先輩が私にしようとした復讐の内容もわかります。知ってほしかったんですね、私達が何をしてしまったのかを」
だから、馬淵先輩と美月さんは私に見せたんだ。失恋した女の子がどうなったのかを。
その痛みを、苦しみを知ってほしかったんだ。
「……そうだよ。あのハーレム事件で多くの人が傷ついた。押水は制裁を受けて、引っ越していった。藤堂は丸坊主になって罪を償った。でも、伊藤さんは違う。何も償うことなく、平然と学園生活を送っている。許せなかった……」
「待て。それは違う。伊藤はこの件に関しては関係ない! 俺がすべて悪いんだ!」
「……先輩、黙っていてくれませんか? これは私と馬淵先輩の話し合いですから」
私の言葉に、先輩も馬淵先輩も目を丸くしている。
ここは絶対に譲れない。私が負うべき責任だから……。
「馬淵先輩、ごめんなさい。私が押水先輩から全ての女の子を引きはがすことを提案しました。先輩は最後まで反対していました。そして、押水先輩が言っていた共犯者、吉永とは私の事です」
私は深々と頭を下げた。
先輩は押水先輩に彼女を作ろうとしてハーレム騒動を解決させようとした。でも、私が却下した。
私も押水先輩にハーレム発言をするために策略した。
そのあとのことを考えずに、自分の善意だけを押し付けて、実行してしまった。
失恋してようやく気づけた。
私はなんて愚かだったのか。とんでもない恥知らずだった。
でも、知ってしまった以上、無視はできない。
私にできることなんてたかが知れているけど、それでも私は償いたい。
「……はははっ、伊藤さんに復讐したいって思っていたのに、いざその場面に立ち会うと何をしていいのか分からないね。怒っていいのか泣き叫べばいいのか分からないんだ。笑うことしかできないよ」
「馬淵先輩、無理して悪者ぶる必要なんてありませんよ? 馬淵先輩には向いてないです、誰かを陥れる行為は。馬淵先輩は優しい人です。だからこそ、ここにいるみんなは馬淵先輩に手を貸したんですよ。馬淵先輩には悪いことが似合わないから、みんな怒っているんですよ」
馬淵先輩は色々と気遣ってくれた。私が最初、多目的室でここにいるみんなと出会って囲まれていた時、怖がらせないように配慮してくれた。
山道を歩いたとき、私の前を歩いてくれて、障害物からまもってくれた。
美月さんが教室に来て、私を連れていこうとしたとき、馬淵先輩は無意識に私の手を掴んでくれた。
分かっていたんだ、馬淵先輩には。美月さんが私を傷つけようとしていることを。
「ちょっと、アンタ! その手を離しなさい!」
「……キミは伊藤さんをどうする気なの?」
「うるさい! 今更何様なの? いい加減にしなさいよ。アンタ、本気で人を憎んだことないでしょ? だから八方美人でいられるのよ。私は甘くないから」
後からになって、二人の会話の意味がようやく気づけた。馬淵先輩は私をかばってくれた。やっぱり、馬淵先輩は優しいよ。
それに、さっき私を殴りかかろうとしたとき、馬淵先輩は泣きそうな顔をしていた。
馬淵先輩の素の部分が必死になって私から拳をそらさせた。体中汗だくだった。
馬淵先輩がドアを殴った後、私を見てほっとした顔をしていたのを私は覚えている。
馬淵先輩に悪者は似合わない。だからこそ、みんなは馬淵先輩に協力した。
復讐ではなく、馬淵先輩の為ににみんなは力になりたかったんだ。
「私、事実をみんなに伝えて謝っていこうと思います。その第一歩が馬淵先輩です。本当にすみませんでした!」
私は腰を九十度に曲げ、馬淵先輩に頭を下げた。
頭の上から馬淵先輩の優しい声が聞こえてくる。
「……みんなに謝る必要なんてないよ。僕ね、押水にフラれた女の子達に声をかけたんだ。一緒に復讐をしないかって。それでOKをもらえたのはヒューズだけだった。そのヒューズも復讐はもういいって言ってきた。ある人に諭されたんだって。『歌を聞いてくれるみんなを笑顔にするのがヒューズの歌だと自分は思っています。だから、誰かを泣かせるのは間違いだと思います。恨み言をぶつけても、人を笑顔にはできないですよ』って。最後まで協力してくれた西條さんも僕の事を話したってことは、復讐する気はもうないってことでしょ? だから、伊藤さんがみんなに謝るのはただの自己満足さ」
そうだよね。私は心のどこかで、謝って楽になりたいと思ってしまっていたのかもしれない。
押水先輩の事をちゃんと清算して、振り返らずに前へ進もうとしたかっただけのかもしれない。
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