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第五部 愛しいキミの為に私ができること 後編 二十四章
二十四話 ハクサンチドリ -誤解- その二
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「伊藤さんも来たことだし、始めよっか」
橘先輩の意見に、私も先輩も頷く。
「お昼休みなのに風紀委員の仕事の話をしてごめんね。でも、急を要するから……」
「左近、前置きはいい。伊藤、新聞部の号外は読んだか?」
「はい」
朝、私は号外を読んで、すぐにこの行為をやめさせようとした。上からばらまかれていたことから屋上だと推測し、昇降口で靴を履き替え、目的の場所へと走った。
もう遅いとは分かっていても、動かずにはいられなかった。
私がついたときには、号外をばらまいたとされる生徒は先生に取り押さえられていた。
だから、ばらまいた生徒になぜこんなことをしたのか、問い詰めることが出来なかった。
文句を言ってやりたかった。なんでこんなことをするのって問いただしたかった。
クラスに戻った後、あの記事を読んでバカにしていたクラスメイトに私は怒鳴ってしまった。
本気で怒った私を見て、それ以上何も言わなくなったけど、陰できっと噂をしているよね。それでも、黙っていられなかった。
今回の騒動は、同性愛に偏見を持った過激な行動だと思っていた。思っていたんだけど……。
「はあ……なんであんなことしちゃうのかな。余計な仕事が増えて頭が痛いよ」
「左近!」
先輩の咎めるような声に、橘先輩は涼しい顔で受け流してしまう。
「そうは言うけどね、正道。これは厄介だよ。ちなみに実行犯は今、職員会議で事情聴取されている。だから、放課後に風紀委員室に来てもらうよう先生にお願いしておいたよ。正道、今回の件、どう思う? 今までのような悪意に満ちた行動だと思うかい?」
橘先輩の問いに、先輩は首を横に振る。
「……いや、違う。あの記事を読んだ限り、同性愛者を擁護する内容だった」
そうなんだよね~。私もついため息をついてしまう。
記事の中に馬淵先輩達のことが書かれていたけど、それだけだった。書かれていた内容は、同性愛に対する見解について。
同性愛を嫌悪するのは理解不足や偏見からくるものだと記述されていて、彼らの恋愛は決して問題視するようなものではないと書かれていた。
以前、取り押さえた記事は馬淵先輩達の事しか書かれていなかった為、今回の件は全く予測できなかった。
今までは同性愛について、排除しようとする動きしかなかった。だから、精一杯抵抗してきたけど、まさか同性愛を擁護してくれる人がいるなんて……。
どうしたらいいのか分からず、先輩も私も戸惑っている。
新聞部の狙いは何? もしかして、新聞部に情報をリークした人物の仕業なのかな?
分からない。確かめたい。でも、騒動を起こした人物は今、先生方と話をしているから問い詰めることができない。もどかしい……。
分からないことがあれば、確かめるスタンスで対応してきたから余計にじれったい。
「伊藤はどう思う?」
先輩に問いかけに、私は憶測で答える。
「……分かりません。でも、新聞部に情報をリークしたのは、もしかしたら身近な人物かもしれません」
「どういうことだ?」
私は目をつぶり、考えをまとめる。
今回、同性愛者として暴露されたのは、最近知り合った三年の先輩達。
そのリーダー格が馬淵はると先輩。
温和な性格で、人を安心させる柔らかい笑みと雰囲気を持った二つ年上の男の子。中性的で綺麗な顔立ちと気配りのできる性格はまさにイケメン。
彼の告白された女の子は即答でOKしちゃうんじゃないって感じの王子様。
そんな王子様が私に助けを求めてきたときはびっくりしちゃったよね。
馬淵先輩と初めて会ったときは、多目的室で二十人くらいの男の子を引き連れていた、正直、怖かった。
でも、その怖さを吹き飛ぶような事実を馬淵先輩は私に伝えてきた。それは、馬淵先輩を含む多目的室にいた男の子全員が同性愛者であることだった。
度肝を抜かれる告白だったけど、それだけではなかった。
馬淵先輩は青島祭で一番の出し物に送られる賞、ゴールデン青島賞をとるのに私に手を貸してほしいとお願いされた。
事情を訊いて協力することになったんだけど、実は裏があって……。
「伊藤さん?」
橘先輩の声に、私は我に返った。
「あっ、すみません。ちょっと考え事を。新聞部に情報をリークした人の話でしたよね? 馬淵先輩達が同性愛者だという嘘を知っていたのは、私と先輩、橘先輩の三人と当事者だけです。私達がリークする理由はありませんので……」
「彼らの中で裏切者がいたってこと?」
「……」
そう、馬淵先輩の同性愛者という告白は、私を騙すための嘘で同性愛者でもなんでもなかった。馬淵先輩が嘘をついたのは理由があったんだけど、今の問題はそこではない。
問題なのは、馬淵先輩達が私に嘘をついた理由ではなく、嘘をついたことを知っている人物が何人いるか。
馬淵先輩達は秘密裏に私を騙そうとしていたので、誰にも話していないはず。
それに秘密を知る者が多いほど、秘密を守るのは難しくなる。
そう考えると、馬淵先輩達の中に新聞部に情報をリークした人がいるはずなんだけど……納得いかない。
みんなが馬淵先輩に協力したのは、馬淵先輩の友情に報いる為。みんなのことを知っている私としては、あの中に裏切者がいたとは考えられない。
そうなると、他には……。
「あっ!」
い、いた! 私、獅子王さんと古見君、園田先輩に馬淵先輩の事、話したんだっけ!
獅子王さんと古見君には迷惑をかけたくなくて話したんだけど、まさか……。
いや、そんなことはありえない。あの二人が新聞部にリークするとは考えられない。同性愛者の風当たりを知っている二人が言うはずがない。
園田先輩は論外。いちいち告げ口するような人ではないし、やるなら堂々とする。そんなお人だし。
「何か心当たりがあるのか、伊藤?」
私は一瞬、話すかどうか躊躇したけど、話すことにした。先輩に隠し事はしておきたくないから……。
「私、獅子王さんと古見君、園田先輩に話しちゃいました。馬淵先輩達の事を。で、でも、あの人達が話すとは……」
私の言葉を遮るように、先輩が手をかざす。
「分かっている。俺も伊藤と同意見だ。動機がみえない。左近はどう思う?」
「……」
「左近?」
「あっ、ごめん。僕もそう思うよ」
どうしたの? 先輩に意見を求められて橘先輩は今、ちょっと間があったよね? 何か思い当たることがあるのかな?
でも、それなら私達に言ってくれるはずだし。
もう、何が何だか分からない。イライラしてきた!
「……意見を出し合ったけど、情報が足りないみたいだね。続きは放課後になりそうかな。話し合いはここまでにしようか」
口惜しいけど、しょうがないよね。橘先輩の言葉で話し合いは終了となった。
先輩達は食事の準備を始める。私も今日は弁当を持参していた。
そういえば、この三人でお昼ご飯を食べるのって久しぶり。
獅子王さん達の件で橘先輩と対立するまでは先輩達と一緒に食べていたんだけど……それがすごく前の事のように思える。
全てが終わったら、また前のように戻れるのかな? それとも……。
「……伊藤?」
「いえ、なんでもありません」
先輩の心配そうな顔に、私は笑って大丈夫だと笑いかけた。
私は先輩との関係を変えたい……恋人同士になりたい……。
先輩は昔の事があって人を好きになるのを恐れている。
大切な人との別れを経験したせいで、極端に別れることを恐れている。だから、先輩は人と深く付き合うのを恐れ、距離をとっている。
私は一度、私が思う本当の絆を先輩に見せようとした。そうすることで、先輩に人を好きになることを恐れないで、そう伝えたかった。
でも、失敗した。失敗した理由は、私の気持ちが抑えきれなくて、先輩の事を考えずに、自分の事ばかり考えてしまったから。
失敗はしたけど、私はきっと本当の絆を先輩に体験してもらえたら変われると思う。
やっぱり、人を好きになる喜びと嬉しさを先輩にも知ってほしい。
恋愛は楽しいことだけでないことは失恋の経験から知っているけど、それでも、私は恋愛は素晴らしいものだって信じている。
先輩の傷を癒してあげたいと強く思っている。でも、それが私にできるの? どうしたらいいのか分からない。不安だけど……。
ポン。
「大丈夫だ、伊藤」
「せ、先輩?」
先輩が私の頭に優しく手を置いてきた。大きくて暖かい手に、私の体温は瞬時に高くなるのを感じた。
「不安になる気持ちはわかるが、俺達がいる。だから、安心しろ」
「……先輩」
私の悩みの元凶にそう言われても、説得力ないですよ、先輩。
私はつい顔がにやけてしまう。獅子王さん達が大変な時に自分の恋に悩んでいるなんて、やっぱり、私は先輩に夢中なんだ。
それに、先輩と橘先輩、私が組めば、きっとうまくいく。根拠なんて全然ないけど、そう思えるから不安が和らぐわけで……。
よし! 頑張っていこう!
私はお弁当箱を取り出し、ご飯を食べることにした。
橘先輩の意見に、私も先輩も頷く。
「お昼休みなのに風紀委員の仕事の話をしてごめんね。でも、急を要するから……」
「左近、前置きはいい。伊藤、新聞部の号外は読んだか?」
「はい」
朝、私は号外を読んで、すぐにこの行為をやめさせようとした。上からばらまかれていたことから屋上だと推測し、昇降口で靴を履き替え、目的の場所へと走った。
もう遅いとは分かっていても、動かずにはいられなかった。
私がついたときには、号外をばらまいたとされる生徒は先生に取り押さえられていた。
だから、ばらまいた生徒になぜこんなことをしたのか、問い詰めることが出来なかった。
文句を言ってやりたかった。なんでこんなことをするのって問いただしたかった。
クラスに戻った後、あの記事を読んでバカにしていたクラスメイトに私は怒鳴ってしまった。
本気で怒った私を見て、それ以上何も言わなくなったけど、陰できっと噂をしているよね。それでも、黙っていられなかった。
今回の騒動は、同性愛に偏見を持った過激な行動だと思っていた。思っていたんだけど……。
「はあ……なんであんなことしちゃうのかな。余計な仕事が増えて頭が痛いよ」
「左近!」
先輩の咎めるような声に、橘先輩は涼しい顔で受け流してしまう。
「そうは言うけどね、正道。これは厄介だよ。ちなみに実行犯は今、職員会議で事情聴取されている。だから、放課後に風紀委員室に来てもらうよう先生にお願いしておいたよ。正道、今回の件、どう思う? 今までのような悪意に満ちた行動だと思うかい?」
橘先輩の問いに、先輩は首を横に振る。
「……いや、違う。あの記事を読んだ限り、同性愛者を擁護する内容だった」
そうなんだよね~。私もついため息をついてしまう。
記事の中に馬淵先輩達のことが書かれていたけど、それだけだった。書かれていた内容は、同性愛に対する見解について。
同性愛を嫌悪するのは理解不足や偏見からくるものだと記述されていて、彼らの恋愛は決して問題視するようなものではないと書かれていた。
以前、取り押さえた記事は馬淵先輩達の事しか書かれていなかった為、今回の件は全く予測できなかった。
今までは同性愛について、排除しようとする動きしかなかった。だから、精一杯抵抗してきたけど、まさか同性愛を擁護してくれる人がいるなんて……。
どうしたらいいのか分からず、先輩も私も戸惑っている。
新聞部の狙いは何? もしかして、新聞部に情報をリークした人物の仕業なのかな?
分からない。確かめたい。でも、騒動を起こした人物は今、先生方と話をしているから問い詰めることができない。もどかしい……。
分からないことがあれば、確かめるスタンスで対応してきたから余計にじれったい。
「伊藤はどう思う?」
先輩に問いかけに、私は憶測で答える。
「……分かりません。でも、新聞部に情報をリークしたのは、もしかしたら身近な人物かもしれません」
「どういうことだ?」
私は目をつぶり、考えをまとめる。
今回、同性愛者として暴露されたのは、最近知り合った三年の先輩達。
そのリーダー格が馬淵はると先輩。
温和な性格で、人を安心させる柔らかい笑みと雰囲気を持った二つ年上の男の子。中性的で綺麗な顔立ちと気配りのできる性格はまさにイケメン。
彼の告白された女の子は即答でOKしちゃうんじゃないって感じの王子様。
そんな王子様が私に助けを求めてきたときはびっくりしちゃったよね。
馬淵先輩と初めて会ったときは、多目的室で二十人くらいの男の子を引き連れていた、正直、怖かった。
でも、その怖さを吹き飛ぶような事実を馬淵先輩は私に伝えてきた。それは、馬淵先輩を含む多目的室にいた男の子全員が同性愛者であることだった。
度肝を抜かれる告白だったけど、それだけではなかった。
馬淵先輩は青島祭で一番の出し物に送られる賞、ゴールデン青島賞をとるのに私に手を貸してほしいとお願いされた。
事情を訊いて協力することになったんだけど、実は裏があって……。
「伊藤さん?」
橘先輩の声に、私は我に返った。
「あっ、すみません。ちょっと考え事を。新聞部に情報をリークした人の話でしたよね? 馬淵先輩達が同性愛者だという嘘を知っていたのは、私と先輩、橘先輩の三人と当事者だけです。私達がリークする理由はありませんので……」
「彼らの中で裏切者がいたってこと?」
「……」
そう、馬淵先輩の同性愛者という告白は、私を騙すための嘘で同性愛者でもなんでもなかった。馬淵先輩が嘘をついたのは理由があったんだけど、今の問題はそこではない。
問題なのは、馬淵先輩達が私に嘘をついた理由ではなく、嘘をついたことを知っている人物が何人いるか。
馬淵先輩達は秘密裏に私を騙そうとしていたので、誰にも話していないはず。
それに秘密を知る者が多いほど、秘密を守るのは難しくなる。
そう考えると、馬淵先輩達の中に新聞部に情報をリークした人がいるはずなんだけど……納得いかない。
みんなが馬淵先輩に協力したのは、馬淵先輩の友情に報いる為。みんなのことを知っている私としては、あの中に裏切者がいたとは考えられない。
そうなると、他には……。
「あっ!」
い、いた! 私、獅子王さんと古見君、園田先輩に馬淵先輩の事、話したんだっけ!
獅子王さんと古見君には迷惑をかけたくなくて話したんだけど、まさか……。
いや、そんなことはありえない。あの二人が新聞部にリークするとは考えられない。同性愛者の風当たりを知っている二人が言うはずがない。
園田先輩は論外。いちいち告げ口するような人ではないし、やるなら堂々とする。そんなお人だし。
「何か心当たりがあるのか、伊藤?」
私は一瞬、話すかどうか躊躇したけど、話すことにした。先輩に隠し事はしておきたくないから……。
「私、獅子王さんと古見君、園田先輩に話しちゃいました。馬淵先輩達の事を。で、でも、あの人達が話すとは……」
私の言葉を遮るように、先輩が手をかざす。
「分かっている。俺も伊藤と同意見だ。動機がみえない。左近はどう思う?」
「……」
「左近?」
「あっ、ごめん。僕もそう思うよ」
どうしたの? 先輩に意見を求められて橘先輩は今、ちょっと間があったよね? 何か思い当たることがあるのかな?
でも、それなら私達に言ってくれるはずだし。
もう、何が何だか分からない。イライラしてきた!
「……意見を出し合ったけど、情報が足りないみたいだね。続きは放課後になりそうかな。話し合いはここまでにしようか」
口惜しいけど、しょうがないよね。橘先輩の言葉で話し合いは終了となった。
先輩達は食事の準備を始める。私も今日は弁当を持参していた。
そういえば、この三人でお昼ご飯を食べるのって久しぶり。
獅子王さん達の件で橘先輩と対立するまでは先輩達と一緒に食べていたんだけど……それがすごく前の事のように思える。
全てが終わったら、また前のように戻れるのかな? それとも……。
「……伊藤?」
「いえ、なんでもありません」
先輩の心配そうな顔に、私は笑って大丈夫だと笑いかけた。
私は先輩との関係を変えたい……恋人同士になりたい……。
先輩は昔の事があって人を好きになるのを恐れている。
大切な人との別れを経験したせいで、極端に別れることを恐れている。だから、先輩は人と深く付き合うのを恐れ、距離をとっている。
私は一度、私が思う本当の絆を先輩に見せようとした。そうすることで、先輩に人を好きになることを恐れないで、そう伝えたかった。
でも、失敗した。失敗した理由は、私の気持ちが抑えきれなくて、先輩の事を考えずに、自分の事ばかり考えてしまったから。
失敗はしたけど、私はきっと本当の絆を先輩に体験してもらえたら変われると思う。
やっぱり、人を好きになる喜びと嬉しさを先輩にも知ってほしい。
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先輩の傷を癒してあげたいと強く思っている。でも、それが私にできるの? どうしたらいいのか分からない。不安だけど……。
ポン。
「大丈夫だ、伊藤」
「せ、先輩?」
先輩が私の頭に優しく手を置いてきた。大きくて暖かい手に、私の体温は瞬時に高くなるのを感じた。
「不安になる気持ちはわかるが、俺達がいる。だから、安心しろ」
「……先輩」
私の悩みの元凶にそう言われても、説得力ないですよ、先輩。
私はつい顔がにやけてしまう。獅子王さん達が大変な時に自分の恋に悩んでいるなんて、やっぱり、私は先輩に夢中なんだ。
それに、先輩と橘先輩、私が組めば、きっとうまくいく。根拠なんて全然ないけど、そう思えるから不安が和らぐわけで……。
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