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女を黙らせるにはこうするんだろ? 前編 朝乃宮千春SIDE
2/6 その四
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「あ、朝乃宮さん! ど、どうしてここに! それになんで準備室から……」
絶句してる氷室はんにウチは悲しげな顔をしてみせる。
「氷室はん、ウチだけ除け者にするやなんて悲しいです。風紀委員の査問会があるって聞きまして、副会長として仕事をする為にここに来ました。ウチが同席してもよろしいです?」
「そ、それは……」
「何か問題でも?」
ウチはにっこりと笑ってみせる。
「……分かったよ、同席してほしい」
「準備室から入ってきたことは説明ないんだね、朝乃宮」
橘はんのツッコミは無視し、ウチは視聴覚室のドアを開ける。
「瀬名はん」
「! ど、どうして、副会長が中に!」
いつもポーカーフェイスの瀬名はんの驚いた顔、見物やわ。
けど、これ以上寒い廊下に立たせるのは酷やし、さっさと解放させてあげな。
「驚くことはそこなんですね。ウチはてっきり、調査はどうなったんですかって聞かれると思ってました。生徒想いで仕事熱心な、瀬名はん」
「……」
「ウチ、用事が出来ましたし、後の事、お願いしてもよろしいです? 生徒会長から許可をいただきましたし」
「……はい」
「ウチの仕事の分はもう終わってますから」
「……」
瀬名はんはこれ以上何も言わず、退散していった。
さて、これでウチも査問会に参加出来る。
ウチは悠々と席に座り、査問会を見学することに……。
「どういうことだ、橘! ここに朝乃宮さんを呼ぶなんて!」
「悪いね、会長。そろそろ朝乃宮を抑えることが難しくなってきたの。だから、全てを話して協力してもらおうと思って。レッドアーミーの本当の目的をさ」
「……」
見学出来そうになさそう。査問会は嘘みたいやね。
ウチが一番気になったのが……。
「橘はん、ウチの事、騙したんですね?」
「こうでもしないと、話しを聞いてくれないでしょ? それに会長は朝乃宮を巻き込まないようにしているみたいだし。無理だよ、朝乃宮を押さえ込むのは」
「「……」」
はぁ……ウチ、騙されるのが一番嫌いやねんけど……。
それは『橘』もよう知ってると思ってるけど、それを踏まえてウチが協力する自信が橘はんにはあるみたいやね。
業腹やけど、ここは橘はんの話しを聞いた方がよさ……。
「いや、話しが違う! 朝乃宮さんを巻き込むのなら、協力はしない! 副会長を危ない目にあわせたくないからだ!」
「大丈夫だって。朝乃宮にとってはこんなこと、危険でもなんでもない。逆に危険なのはレッドアーミーと僕達の方だ。断言できる。朝乃宮の力を見くびらないほうがいい」
はぁ……なんや、仲間割れしてるみたい。
正直、橘はんと生徒会長が繋がっていたことには驚きやけど、これはもう、傍観者ではいられへんみたいやわ。
どんな陰謀や思惑が水面下で動いているか、分からへんけど、意思表示をするべき。
ウチがどんな立場をとるのかを……。
「橘はん、氷室はん。あんさんらがどんな考えがあるかは知りませんけど、ハッキリ言わせていただきます。レッドアーミーが藤堂はんに危害を加えるのなら、ウチは全力で阻止します。たとえ、朝乃宮の力を総動員しても」
「「!」」
これがウチの決断。
たとえ、橘と全面戦争になっても、ウチは藤堂はんを護る。
「ど、どうして、そこまでして、ヤツをかばうの、朝乃宮さん。彼は朝乃宮さんにふさわしくないよ。それなのに……」
「藤堂はんが咲の兄だからです」
「……えっ?」
ウチはあらかじめ用意していた理由を話す。
「藤堂はんのお母様と咲の父親が結婚することになりましてな、二人は兄妹になりましたですから、藤堂はんに何かあったら、咲が悲しみます。咲の姉が今どうなってるか? 氷室はんも知ってますよね? 同じ悲劇を繰り返さないよう、ウチは咲の兄を、藤堂はんを護ります」
氷室はんは真っ青な顔で絶句している。
まあ、流石にこれは寝耳に水やろ。生徒のプライバシーまでは生徒会といえど問題にならない限り知らされてないやろうし。
「け、けど、だからって!」
「氷室はん、ウチは考えを改める気はありませんから。咲と咲の家族を護る。これがウチの信念です。それに氷室はん、まさか、約束を忘れてませんよね? 氷室はんが生徒会長になれるよう、ウチがいろいろと計らったことを。その際の条件として、咲と咲の家族の安全を最優先させる事を」
「……」
本当は咲と陽菜の安全を優先させる話しやったんやけど、藤堂はんも咲の……ウチの家族やし、必ず護る。
「……朝乃宮さんは俺を裏切るの?」
「そんなつもりはさらさらありません。ウチと氷室はんは共存関係にあります。氷室はんはこれからも朝乃宮を利用すればええ。ウチは家族を護る。それだけのことです」
「違う! 俺は本気でキミを! キミのことを!」
「氷室はん、勘違いされたら困るんですけど、今はレッドアーミーの対応について話してます。それ以外は後にしてくれます?」
氷室はんは黙り込んだ。
これはこじれるかも。けど、ここは譲れない一線であり、氷室はんが踏み込んでええところやない。
氷室はんは完全に外側の人間。内側やない。
今は感情的になってるだけで、頭を冷やしたら分かってくれると期待する。
個人的な感情よりも、利をとるべきやと。
もし、個人的な感情を優先させるようなら、氷室はんとは袂を分かった方がええかも。
それがお互いの為やし。
さて、次は……。
「そういうわけで橘はん、どうします? 『橘』として、『朝乃宮』と事を構えます? それとも、戦争をします? ウチはそろそろどちらが主なのか? 再度認識して欲しいところなんですけど?」
「……こんな日が来ると僕が思っていなかったとでも思ってる? 準備は出来ているよ。けど、忠告はしておくから。僕も朝乃宮も……タダでは済まないから」
「……」
空気がピリピリしているのが分かる。本気なんやね。
「聞かせてもらいません? どんな準備が出来てるか?」
「朝乃宮さん!」
氷室はんが止めに入るけど、ウチは氷室はんに微笑みかけて問題ないと伝える。
ちょうどええわ。決着をつける。
朝乃宮と橘。
どちらが上なのかを。
「朝乃宮を生徒会副会長から引きずり下ろすのはどう? そうなったら、今まで通り上春さんを護れなくなるよね?」
「そんなこと、出来ますの?」
確かに、生徒会副会長の立場をおろされると、何かと支障を来す。生徒会にはある利点が存在することを伊藤はんが名付けたハーレム騒動で分かった。
それが欲しくて、ウチは生徒会副会長になった。だから、その肩書きが、利点を利用できないのはウチにとって大ダメージ。
けど……。
「そんなこと、可能ですの? この学園ではただの委員会の委員長である橘はんが」
とりあえず、どんな根回しをしてるのか? 聞いてみよ。
興味あるし。
「まずは風紀委員だけど、順平や御堂は僕に協力してくれるし、須藤を含めた元美化委員全員、僕に力を貸してくれるから。当然、正道もね」
「あんな不良を仲間にするなんて、逆に自分の首を絞めることになる。戦力にならないね、朝乃宮さん」
「……氷室はん。これはどんな人材が橘はんの味方してるかやなくて、人数の話しをしてます。数は力。基本中の基本です」
最後に藤堂はんの名前を出すところが、ほんま、いやらしい。けど、想定内。
「ああっ、それと上春さんも僕の味方だから」
「咲はウチを裏切りませんけど」
「やりようはあるよ。例えば、朝乃宮が危険な事をしようとしている。それを止めるために力を貸して欲しいと言えばいい。朝乃宮を本当の姉だと思っている上春さんなら、これで協力を得られるから。朝乃宮だけが護りたいって思ってないからね」
なるほど。嬉しいことを言ってくれる。
確かに、咲やったら止めるやろうな。ウチが危険な事をしてたら。それが咲の為であっても。
ほんま、いいこと言うわ。けど、それは諸刃の剣。
藤堂はんと橘はんの付き合いは、ウチよりも長くて信用があるけど、橘はんが言ったとおり、やりようはある。
つまり、藤堂はんをウチの味方にする事が出来るってこと。正直、藤堂はんと咲の二人が味方してくれるのなら、他の風紀委員全員の力なんていらへんし。
所詮、複数あるうちの一つの委員。一つ敵に回しても問題ない。
「朝乃宮は複数の委員や部活とコネを持ってるよね? でも、僕もね、コネがあるの。だから、朝乃宮が行動を起こせばどんな動きをするのか分かるし、僕の指示で動いてくれるから、内部情報も、仲違いさせることも出来るよ。朝乃宮は誰が僕の内通者なのか? 気になって誰を信じていいのか? 分からないでしょ? 疑心暗鬼の状態で僕と勝負できる?」
なるほど……エエ手や。複数人のなかに、少数だけスパイをいれておけば、見つけにくいし、見つけても、まだスパイがいるかもしれへんと思うと、人間関係にヒビが入るかも。
「……ちなみに生徒会はどうです、氷室はん?」
「……俺はキミを裏切らないよ、絶対に」
「それなら安心しました」
勿論、ウソ。氷室はんの自尊心を尊重しましたというアクション。
利用させてもらったわ。
橘はんは外堀を埋めにきたけど、ウチは違う。
もう、下準備は終わってる。だから、本丸を攻める。
「橘はん、それだけですの?」
絶句してる氷室はんにウチは悲しげな顔をしてみせる。
「氷室はん、ウチだけ除け者にするやなんて悲しいです。風紀委員の査問会があるって聞きまして、副会長として仕事をする為にここに来ました。ウチが同席してもよろしいです?」
「そ、それは……」
「何か問題でも?」
ウチはにっこりと笑ってみせる。
「……分かったよ、同席してほしい」
「準備室から入ってきたことは説明ないんだね、朝乃宮」
橘はんのツッコミは無視し、ウチは視聴覚室のドアを開ける。
「瀬名はん」
「! ど、どうして、副会長が中に!」
いつもポーカーフェイスの瀬名はんの驚いた顔、見物やわ。
けど、これ以上寒い廊下に立たせるのは酷やし、さっさと解放させてあげな。
「驚くことはそこなんですね。ウチはてっきり、調査はどうなったんですかって聞かれると思ってました。生徒想いで仕事熱心な、瀬名はん」
「……」
「ウチ、用事が出来ましたし、後の事、お願いしてもよろしいです? 生徒会長から許可をいただきましたし」
「……はい」
「ウチの仕事の分はもう終わってますから」
「……」
瀬名はんはこれ以上何も言わず、退散していった。
さて、これでウチも査問会に参加出来る。
ウチは悠々と席に座り、査問会を見学することに……。
「どういうことだ、橘! ここに朝乃宮さんを呼ぶなんて!」
「悪いね、会長。そろそろ朝乃宮を抑えることが難しくなってきたの。だから、全てを話して協力してもらおうと思って。レッドアーミーの本当の目的をさ」
「……」
見学出来そうになさそう。査問会は嘘みたいやね。
ウチが一番気になったのが……。
「橘はん、ウチの事、騙したんですね?」
「こうでもしないと、話しを聞いてくれないでしょ? それに会長は朝乃宮を巻き込まないようにしているみたいだし。無理だよ、朝乃宮を押さえ込むのは」
「「……」」
はぁ……ウチ、騙されるのが一番嫌いやねんけど……。
それは『橘』もよう知ってると思ってるけど、それを踏まえてウチが協力する自信が橘はんにはあるみたいやね。
業腹やけど、ここは橘はんの話しを聞いた方がよさ……。
「いや、話しが違う! 朝乃宮さんを巻き込むのなら、協力はしない! 副会長を危ない目にあわせたくないからだ!」
「大丈夫だって。朝乃宮にとってはこんなこと、危険でもなんでもない。逆に危険なのはレッドアーミーと僕達の方だ。断言できる。朝乃宮の力を見くびらないほうがいい」
はぁ……なんや、仲間割れしてるみたい。
正直、橘はんと生徒会長が繋がっていたことには驚きやけど、これはもう、傍観者ではいられへんみたいやわ。
どんな陰謀や思惑が水面下で動いているか、分からへんけど、意思表示をするべき。
ウチがどんな立場をとるのかを……。
「橘はん、氷室はん。あんさんらがどんな考えがあるかは知りませんけど、ハッキリ言わせていただきます。レッドアーミーが藤堂はんに危害を加えるのなら、ウチは全力で阻止します。たとえ、朝乃宮の力を総動員しても」
「「!」」
これがウチの決断。
たとえ、橘と全面戦争になっても、ウチは藤堂はんを護る。
「ど、どうして、そこまでして、ヤツをかばうの、朝乃宮さん。彼は朝乃宮さんにふさわしくないよ。それなのに……」
「藤堂はんが咲の兄だからです」
「……えっ?」
ウチはあらかじめ用意していた理由を話す。
「藤堂はんのお母様と咲の父親が結婚することになりましてな、二人は兄妹になりましたですから、藤堂はんに何かあったら、咲が悲しみます。咲の姉が今どうなってるか? 氷室はんも知ってますよね? 同じ悲劇を繰り返さないよう、ウチは咲の兄を、藤堂はんを護ります」
氷室はんは真っ青な顔で絶句している。
まあ、流石にこれは寝耳に水やろ。生徒のプライバシーまでは生徒会といえど問題にならない限り知らされてないやろうし。
「け、けど、だからって!」
「氷室はん、ウチは考えを改める気はありませんから。咲と咲の家族を護る。これがウチの信念です。それに氷室はん、まさか、約束を忘れてませんよね? 氷室はんが生徒会長になれるよう、ウチがいろいろと計らったことを。その際の条件として、咲と咲の家族の安全を最優先させる事を」
「……」
本当は咲と陽菜の安全を優先させる話しやったんやけど、藤堂はんも咲の……ウチの家族やし、必ず護る。
「……朝乃宮さんは俺を裏切るの?」
「そんなつもりはさらさらありません。ウチと氷室はんは共存関係にあります。氷室はんはこれからも朝乃宮を利用すればええ。ウチは家族を護る。それだけのことです」
「違う! 俺は本気でキミを! キミのことを!」
「氷室はん、勘違いされたら困るんですけど、今はレッドアーミーの対応について話してます。それ以外は後にしてくれます?」
氷室はんは黙り込んだ。
これはこじれるかも。けど、ここは譲れない一線であり、氷室はんが踏み込んでええところやない。
氷室はんは完全に外側の人間。内側やない。
今は感情的になってるだけで、頭を冷やしたら分かってくれると期待する。
個人的な感情よりも、利をとるべきやと。
もし、個人的な感情を優先させるようなら、氷室はんとは袂を分かった方がええかも。
それがお互いの為やし。
さて、次は……。
「そういうわけで橘はん、どうします? 『橘』として、『朝乃宮』と事を構えます? それとも、戦争をします? ウチはそろそろどちらが主なのか? 再度認識して欲しいところなんですけど?」
「……こんな日が来ると僕が思っていなかったとでも思ってる? 準備は出来ているよ。けど、忠告はしておくから。僕も朝乃宮も……タダでは済まないから」
「……」
空気がピリピリしているのが分かる。本気なんやね。
「聞かせてもらいません? どんな準備が出来てるか?」
「朝乃宮さん!」
氷室はんが止めに入るけど、ウチは氷室はんに微笑みかけて問題ないと伝える。
ちょうどええわ。決着をつける。
朝乃宮と橘。
どちらが上なのかを。
「朝乃宮を生徒会副会長から引きずり下ろすのはどう? そうなったら、今まで通り上春さんを護れなくなるよね?」
「そんなこと、出来ますの?」
確かに、生徒会副会長の立場をおろされると、何かと支障を来す。生徒会にはある利点が存在することを伊藤はんが名付けたハーレム騒動で分かった。
それが欲しくて、ウチは生徒会副会長になった。だから、その肩書きが、利点を利用できないのはウチにとって大ダメージ。
けど……。
「そんなこと、可能ですの? この学園ではただの委員会の委員長である橘はんが」
とりあえず、どんな根回しをしてるのか? 聞いてみよ。
興味あるし。
「まずは風紀委員だけど、順平や御堂は僕に協力してくれるし、須藤を含めた元美化委員全員、僕に力を貸してくれるから。当然、正道もね」
「あんな不良を仲間にするなんて、逆に自分の首を絞めることになる。戦力にならないね、朝乃宮さん」
「……氷室はん。これはどんな人材が橘はんの味方してるかやなくて、人数の話しをしてます。数は力。基本中の基本です」
最後に藤堂はんの名前を出すところが、ほんま、いやらしい。けど、想定内。
「ああっ、それと上春さんも僕の味方だから」
「咲はウチを裏切りませんけど」
「やりようはあるよ。例えば、朝乃宮が危険な事をしようとしている。それを止めるために力を貸して欲しいと言えばいい。朝乃宮を本当の姉だと思っている上春さんなら、これで協力を得られるから。朝乃宮だけが護りたいって思ってないからね」
なるほど。嬉しいことを言ってくれる。
確かに、咲やったら止めるやろうな。ウチが危険な事をしてたら。それが咲の為であっても。
ほんま、いいこと言うわ。けど、それは諸刃の剣。
藤堂はんと橘はんの付き合いは、ウチよりも長くて信用があるけど、橘はんが言ったとおり、やりようはある。
つまり、藤堂はんをウチの味方にする事が出来るってこと。正直、藤堂はんと咲の二人が味方してくれるのなら、他の風紀委員全員の力なんていらへんし。
所詮、複数あるうちの一つの委員。一つ敵に回しても問題ない。
「朝乃宮は複数の委員や部活とコネを持ってるよね? でも、僕もね、コネがあるの。だから、朝乃宮が行動を起こせばどんな動きをするのか分かるし、僕の指示で動いてくれるから、内部情報も、仲違いさせることも出来るよ。朝乃宮は誰が僕の内通者なのか? 気になって誰を信じていいのか? 分からないでしょ? 疑心暗鬼の状態で僕と勝負できる?」
なるほど……エエ手や。複数人のなかに、少数だけスパイをいれておけば、見つけにくいし、見つけても、まだスパイがいるかもしれへんと思うと、人間関係にヒビが入るかも。
「……ちなみに生徒会はどうです、氷室はん?」
「……俺はキミを裏切らないよ、絶対に」
「それなら安心しました」
勿論、ウソ。氷室はんの自尊心を尊重しましたというアクション。
利用させてもらったわ。
橘はんは外堀を埋めにきたけど、ウチは違う。
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