『俺だけが知っている「隠しクラス」で無双した結果、女神に愛され続けた!』

ソコニ

文字の大きさ
5 / 24

第5話 初めての無双!ダンジョン最深部の脅威を撃破

しおりを挟む

朝露に濡れた草木が朝日に輝く中、レオンとルートウィヒ教授はグリーンウッドを出発した。教授は小柄な体に似合わぬ大きな荷物を背負い、片手には錫杖を持っていた。

「無理せず、ゆっくり進みましょう」

レオンが気遣うと、教授は鼻を鳴らした。

「この程度の荷物、若い頃は軽々と担いでいたものだ。私を年寄り扱いするな」

そう言いながらも、教授の息は上がっている。レオンは苦笑いしながら、周囲を警戒し続けた。

王都への道は、初日はグリーンウッド平原を抜け、二日目は山岳地帯「嵐峠」を越え、三日目は「王立森林」を通過するルートだ。特に嵐峠は魔物の出没が多いことで知られている。

平原の道を進む二人の会話は、意外にも弾んだ。

「君は一般職でありながら、優れた洞察力を持っているようだな」

教授は杖を突きながら話しかけてきた。

「いえ、そんな大したことは……」

「謙遜する必要はない。『神託解析』のようなスキルを持っているのだろう?」

レオンは驚いて足を止めた。「どうして……?」

教授は意味ありげに微笑んだ。「王立魔法学院の古代魔法学教授が、そのくらい見抜けなければ話にならん。君の視線の動き方が独特なのだ。まるで見えないものを見ているような」

レオンは警戒心を強めたが、教授は穏やかに続けた。

「心配するな。私は単なる学者だ。珍しいスキルに興味を持っただけでね」

「……このことは、できれば秘密にしておいていただけると」

「もちろんだ。私も若い頃は変わり者だった。人と違う力を持つというのは、時に孤独を伴うものだ」

教授の言葉に心を開いたレオンは、これまでの冒険について少しずつ話し始めた。もちろん、「神域の賢者」や女神アステリアのことは伏せたままで。

「ふむ、なかなか興味深い。特に古代遺跡にまつわる話だ」

教授の目が輝いた。彼は荷物から古びた巻物を取り出した。

「これが今回、王都に持ち帰る重要な発見だ。『大災厄』以前の地図と思われるものだ」

レオンの目が見開いた。「大災厄……」

「知っているのか? 一般の人間には失われた歴史なのだが」

「少し、聞いたことがあります」

教授は周囲を見回し、声を潜めた。

「この地図には、現在の地理と一致しない場所が記されている。恐らく『大災厄』によって地形そのものが変わったのだろう。そして……」

教授の言葉が途切れた。前方から複数の魔物の気配を感じたのだ。

「レオン、魔物だ!」

レオンはすでに剣を抜いていた。「神託解析」で察知していたのだ。

森の中から現れたのは、「蒼角獣(ブルーホーン)」と呼ばれる魔物。青い角を持つ獣で、集団で行動する狡猾な生き物だった。

「五体……いや、六体います!」

「君は若いから足が速いだろう。先に逃げろ。私はここで……」

レオンは教授の前に立ちはだかり、微笑んだ。

「ご心配なく。この程度なら対処できます」

「なんだと? 蒼角獣はCランク魔物だぞ! 一般職の冒険者が単独で相手にできるものではない!」

しかしレオンの目は自信に満ちていた。「神託解析」で魔物たちの情報を読み取る。

蒼角獣たちの弱点は額の青い角の付け根。そして彼らは必ず左右から挟み込む戦法を取る。これだけわかれば……

「お願いします、教授。少し下がっていてください」

レオンは静かに剣を構えた。蒼角獣たちが一斉に襲いかかる。

「来るぞ……」

最初の一体が左から飛びかかった瞬間、レオンは身をかわし、流れるような動きで獣の角の付け根に剣を突き刺した。

「うおおっ!」

獣は断末魔の叫びを上げて倒れた。続いて右からの攻撃も同様に避け、二体目を仕留める。

「なんということだ……」

教授は呆然と見つめていた。レオンの動きは無駄がなく、まるで獣の攻撃パターンを先読みしているかのようだった。

三体目、四体目と次々に倒していく。レオンの動きは次第に加速し、より洗練されていった。まるで踊るように剣を振るい、魔物たちの弱点を的確に狙っていく。

「これが『神託解析』の力……いや、それだけではない。彼の身体能力と判断力が優れているのだ」

教授は鋭い観察眼でレオンの戦いを分析していた。

最後の二体が同時に襲いかかってきた。レオンは一瞬ひるんだが、すぐに体勢を立て直し、一体の攻撃を受け流しながら、もう一体の弱点を突いた。そして振り返り、最後の一体の角の付け根に渾身の一撃を放った。

「はあっ!」

六体目の蒼角獣が地に伏し、戦いは終わった。レオンは少し息を切らしていたが、大きな怪我はなかった。

「見事だ……本当に見事だ!」

教授は杖を地面に突き、感嘆の声を上げた。

「一般職の冒険者がCランク魔物を六体も倒すとは。これまで見た戦いの中で、最も効率的で洗練されたものだ」

レオンは照れたように頭をかいた。「運が良かっただけです」

「謙遜するな、若者よ。君の力は本物だ」

教授の眼差しには、単なる驚きだけでなく、何か別の感情が混じっているように見えた。

「まだ午前中だ。このまま進もう。今夜は山の麓の宿場町、ローゼンで休むことにしよう」

二人は再び歩き始めた。レオンは「神託解析」を使い、周囲を警戒しながら進む。すると、教授が不意に質問を投げかけてきた。

「レオン、君は『大災厄』について、どれくらい知っているのだ?」

「ほとんど知りません。失われた歴史だと聞いただけで」

教授は深く頷いた。「では教えよう。私が長年の研究で明らかにした一部をね」

彼の声は低く、誰にも聞かれたくないという意志が感じられた。

「二千年前、この世界には神々が直接姿を現し、人間と交流していた。文明は今よりもはるかに発達し、魔法と科学が融合した繁栄の時代だった」

レオンは教授の言葉に聞き入った。

「しかしある時、大きな分裂が起きた。神々の間で内紛が生じ、人間もそれに巻き込まれたのだ。世界を守ろうとする神々と、世界を作り変えようとする神々の戦い……それが『神々の戦争』だった」

「神々の戦争……」

教授は頷いた。「その結末が『大災厄』だ。世界は文字通り破壊され、再構築された。そして神々は姿を消し、我々の記憶からも消え去った。残されたのは、クラスシステムや魔物といった、新たな世界の仕組みだけだった」

レオンは女神アステリアの言葉を思い出していた。彼女の話と教授の話が一致する。

「もし神々の戦争が再び起きたら……」

教授は立ち止まり、レオンの目をじっと見つめた。

「世界は再び破壊されるだろう。だからこそ、古代の真実を解明し、過ちを繰り返さないようにしなければならない」

会話は重いものとなったが、二人は黙々と歩き続けた。午後になると、遠くに小さな町の姿が見えてきた。ローゼンの町だ。

「今日はあそこで休もう。明日は嵐峠という難所だ」

「はい。しっかり準備しましょう」

しかし、ローゼンの町に着く前に、思わぬ事態が発生した。

「レオン、あれを見ろ」

教授が指差す方向を見ると、ローゼンの町から煙が上がっていた。

「火事ですか?」

「いや……魔物の襲撃だ!」

町の方角から人々の悲鳴が聞こえてくる。レオンは「神託解析」を使い、状況を確認した。

町の入り口付近で、大きな魔物が暴れている。形状からして「グリーン・マンティコア」——Cランク上位の危険な魔物だ。

「教授、危険です。この場で待機していてください」

「おい、レオン! 一人で行くのか?」

レオンはすでに走り出していた。

「町の人たちが危険です! 必ず戻ってきます!」

教授の呼ぶ声を背に、レオンは全力で町へと向かった。

---

ローゼンの町の入り口は惨状を呈していた。数軒の家が倒壊し、住民たちは恐怖に怯えながら逃げ惑っている。

「みんな、こっちだ! 安全な場所に避難するんだ!」

一人の衛兵が必死に住民を誘導していた。

「あれは……なんだ!?」

レオンの目に飛び込んできたのは、獅子の体に蠍の尾、緑色の鱗に覆われた翼を持つ魔物——グリーン・マンティコアだった。体長は優に5メートルを超え、その尾から放たれる毒針が危険この上ない。

「神託解析!」

レオンの視界に情報が浮かび上がる。マンティコアの弱点は首の付け根にある緑色の斑点。攻撃パターンは尾による毒針攻撃→飛行→爪による連続攻撃→着地。さらに、この魔物が単独でこのような町を襲うのは極めて異常——何かに操られている可能性が高い。

「衛兵さん! みんなを安全な場所に!」

レオンは衛兵に声をかけ、自らは魔物の前に立ちはだかった。

「おい若いの! 危険だ! あれはCランク上位の魔物だぞ!」

「わかっています。でも、誰かが止めないと町が……」

マンティコアはレオンを見つけると、轟音と共に咆哮を上げた。

「来るぞ……」

魔物は尾を振りかぶり、毒針を放った。レオンは「神託解析」で軌道を読み取り、見事に回避。ここからが攻撃パターン通り、マンティコアは翼を広げて飛行を開始する。

「今だ!」

レオンは町の壊れた建物の屋根を足場にして飛び上がった。マンティコアが爪による攻撃に移る前に、その首の付け根に狙いを定める。

「はああっ!」

渾身の一撃が魔物の弱点を直撃した。マンティコアは絶叫し、地面に墜落する。しかし、致命傷には至らなかった。

「くそっ、届かなかった!」

マンティコアは怒りに満ちた目でレオンを睨みつけ、今度は直接突進してきた。レオンは横に飛びのき、かろうじて回避するが、擦り傷を負った。

「このままじゃ……」

マンティコアは着地し、次の攻撃パターンに移る前の一瞬の隙がある。レオンはその瞬間を狙い、再び接近を試みた。

「賢者様! これを!」

突然、一人の少年が宝石のはめ込まれた矢を投げてよこした。

「賢者?」

レオンが戸惑っていると、少年は叫んだ。

「あなたが噂の『一般職の賢者』でしょう! その矢は我が家に代々伝わる魔物退治の宝具です!」

レオンは咄嗟に矢を受け取り、自分の剣に突き刺した。すると、剣が青白い光を放ち始めた。

「これは……」

「神託解析」で調べると、古代の祝福が込められた聖なる武器と判明。特に魔物の弱点に対して絶大な効果を発揮するという。

「よし、もう一度……」

マンティコアが再び飛行態勢に入ったところを見計らい、レオンは町の中央にある噴水台を踏み台にして高く飛び上がった。光を放つ剣を構え、魔物の首の付け根めがけて突進する。

「はあああっ!」

輝く剣がマンティコアの弱点を貫いた。魔物は激しく痙攣し、断末魔の叫びを上げて地面に落下した。

「やった……!」

町の住民たちから歓声が上がる。レオンは魔物の亡骸を確認し、首の付け根から不自然な黒い水晶のようなものを発見した。

「これは……」

「神託解析」によると、それは魔物を操るための「闇の水晶」。人為的に作られたもので、特殊な魔法の痕跡がある。

「誰かがこの魔物を操っていたのか……」

レオンが水晶を調べていると、町の衛兵隊と住民たちが近づいてきた。

「ありがとう、若き冒険者よ! 君がいなければ、我々は全滅していただろう」

衛兵隊長らしき男性が深々と頭を下げた。

「いえ、町の皆さんも勇敢に戦っていました。それに……」

レオンは少年の方を見た。「この少年の宝具のおかげです」

少年は照れくさそうに頭をかいた。「いやあ、まさか使う日が来るとは思ってなかったよ。でも、賢者様のような強い人が使ってくれて光栄です!」

「賢者様?」

「噂で聞いたんだ。『一般職の賢者』って呼ばれる冒険者がいるって。なんでも『神の導き』を受けてるとかなんとか」

周囲から同意の声があがる。

「あなたこそ、その『一般職の賢者』でしょう?」

レオンは戸惑いながらも、礼を言った。「どうやら、そう呼ばれているようですね」

この時、ルートウィヒ教授が町に到着した。

「レオン! 無事だったか!」

「教授! はい、なんとか……」

教授はマンティコアの亡骸と、レオンが手にしている黒い水晶を見て、表情を曇らせた。

「これは……『闇の影響』だな。誰かが意図的に魔物を操っている」

「教授、この水晶をご存じなのですか?」

「いや、詳しくはないが……こんな危険な品が使われているとは」

町の長がやってきて、レオンと教授に町の宿での無料宿泊と食事を申し出た。

「我々の命の恩人だ。どうか今夜はゆっくり休んでくれ」

レオンたちはありがたく申し出を受け、町の宿屋「嵐見亭」に案内された。

---

夜、宿屋の一室でレオンと教授は会話を交わしていた。

「よくやった、レオン。マンティコアを倒すとは……もはやEランクの冒険者の域ではないな」

「教授のおかげです。あなたが研究のために王都に戻らなければ、僕はこの町に来ることもなかった」

教授は黒い水晶をじっと見つめていた。

「この水晶は王都の学院で詳しく調査する必要がある。誰かが意図的に魔物を操り、人々を襲わせているとしたら、由々しき事態だ」

「誰がそんなことを……」

「わからん。だが、私の古代遺物の研究に興味を持つ者たちがいるのは確かだ。彼らは『大災厄』の真実を知り、その力を利用しようとしているのかもしれない」

レオンは黙って考え込んだ。女神アステリア、「大災厄」、「神々の戦争」、そして彼の「神域の賢者」としての役割。全てが何かにつながっているような気がした。

「明日は嵐峠を越える。さらに危険な道のりだが……今日の君の活躍を見れば、心配はないだろう」

教授は疲れた様子で横になった。

「少し休むとしよう。明日に備えてな」

「はい。おやすみなさい、教授」

レオンも床に就いたが、なかなか眠れなかった。今日の戦いは彼にとって大きな転機だった。Cランク上位の魔物を倒し、町を救った。もはや「一般職の冒険者」という枠を超え始めている。

「『一般職の賢者』か……」

窓から差し込む月明かりの中、レオンは「智慧の輝き」を手に取った。光る髪飾りは、女神の祝福を宿している。

「アステリア様……僕は正しい道を進んでいるのでしょうか」

返事はなかったが、心の中で女神の微笑みを感じた気がした。

明日からの旅路もきっと危険に満ちているだろう。しかし、レオンはもう恐れてはいなかった。彼には力があり、守るべき人々がいる。

「王都で何が待っているのか……」

その答えはまだ見えないが、彼は自分の力を信じて前に進む決意を固めていた。月明かりの中、レオンは静かに目を閉じた。

明日は新たな試練の日になるだろう。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。

みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。 勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。  辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。  だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活

石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。 ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。 だから、ただ見せつけられても困るだけだった。 何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。 この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。 勿論ヒロインもチートはありません。 他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。 1~2話は何時もの使いまわし。 亀更新になるかも知れません。 他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

処理中です...