588 / 1,560
587 作戦開始
しおりを挟む
12月12日 午前10時45分。
この日は大型客船ギルバート・メンドーサ号の、処女航海を祝福するかのように、雲一つない青空が街を明るく照らしていた。
一等船室に入る貴族達の乗船が終わると、次は二等船室に入る客の乗船が始まった。
「・・・すごいな。本当に誰も俺達に気付いていないようだ」
「お兄さん、気を抜いちゃダメだよ。明鏡の水は衝撃や風に弱いからさ。慎重に動いてね」
アラルコン商会の魔道具、明鏡の水を吹きかけた事により、アラタ達はその姿を消して船に侵入しようとしている。しかし明鏡の水は体を払ったり、強い風によって飛ばされると、その効果を失ってしまう。また、あくまで姿が見えなくなるだけなので、当然声は聞こえるし、音も出る。
便利だが注意すべき点は多々ある。
集まった観衆達は、みんなギルバート・メンドーサ号に見入っている。
タラップから距離があり、船尾から侵入しようとしているアラタ達に気付く者などいるはずがなかった。
「・・・よいしょっと、ありがとうお兄さん。シャノンとアラタ君よ。登ったわ」
フックの付いたロープを登り、まずアラタとシャノンがデッキに上がった。
シャノンはアラタの背中から降りると、自分達が無事に上ったと言葉にした。
お互いに姿が見えないため、名前を口にして確認しているのだ。
「ガラハドとバルデスだ。俺達も上がったぞ」
続いて上がった二人が名前を告げる。
「ありがとう。助かったぞガラハド」
「なに、お安い事だ。魔法使いにロープ登りは難しいだろ」
事前の話し合いで、筋力で劣る魔法使いは、体力型におぶられて乗船する事になった。
アラタはシャノンをおぶり、ガラハドはバルデスを背負って登っていた。
「ビリージョーとディリアンだ。無事に上がったぞ」
ガラハド程ではないが、アラタよりは背の高いビリージョーが、ディリアンをおぶってロープを乗りデッキに上がる。
「ふぅ、大丈夫だったか?ディリアン」
「あぁ、問題ない」
声をかけるビリージョーへの返事は、素っ気ないものだったが、それでも最初の頃よりは幾分口調が柔らかくなっていた。
「ふぅ、けっこう高いのね。リンジーとファビアナよ」
「あ、ああ・・・ありがとう、ご、ございます。お、重く、な、なかった、ですか?」
地上からの高さに目がくらんだのだろう。
ファビアナはいつも以上におどおどして、足も震えている。
「ふふ、ファビアナみたいな軽い子、全然負担じゃなかったわよ」
リンジーは落ち着かせようと、ファビアナを優しく抱き締めた。
「よっと・・・レイチェルとサリーだ。これで全員だと思うが、全員揃っているか?」
最後にデッキに降りたった二人の声を聞いて、アラタが返事をする。
「大丈夫だ。全部で10人、ちゃんと揃ってるよ」
「よし、じゃあビリージョーさん。指示をお願いします」
このメンバーを率いるリーダーはビリージョーである。
乗船してからの行動も打ち合わせしてあるが、リーダーの指示なく勝手に動く事はできない。
「・・・バルカルセル大臣の調べでは、今夜のディナーの後に、カーンが帝国と談合するという話しだ。それまでに国王を説得しなければならない。まずは国王の特等室に行くぞ。乗船したばかりで、船内には部屋に向かう客が溢れているだろうから、くれぐれも接触には気を付けてくれ」
「了解しました。打合せの通り、国王が部屋にいた場合は、ファビアナの魔蝶で兵士をおびき出し、室内に残った兵士は私が制圧します。それからの説得は、リンジー、ファビアナ、シャノン、頼んだよ」
「ええ、任せてちょうだい」
「レ、レイチェル・・・わ、私が、頑張るね」
「大丈夫だよ、レイチェル。絶対にやり遂げる」
この一週間で女性達は信頼を深め、お互いを呼び捨て合うようになっていた。
ファビアナも時間がかかったが、レイチェルやシャノンの少し強引な説得で、遠慮がちにではあるが、呼び捨てている。
「魔蝶に釣られて部屋を出てきた兵士は、俺とアラタで叩き伏せるって事でいいな?」
ガラハドが話しを引き取り、内容を確認する。
「そうだ。魔法よりも打撃の方が音もなくいいだろう。もっとも、瞬時に眠らせるだけの実力があればこそだが、ガラハドとアラタなら大丈夫だろ?」
「はい。任せてください」
「おう、たかだか一兵士程度、物の数ではねぇよ」
二人の返事を聞いて、頼もしいな。と言うように、ビリージョーは頷いた。
「私とサリーは、周囲の警戒と、万一の取りこぼしの始末でいいな?」
「あぁ、国王の入る特等室を出ると、通路は左右に分かれている。シャクール達は西側通路を頼む。俺とディリアンは東側を警戒する。万一アラタ達から逃れた兵士がいたら、俺達で制圧する。そして、不測の事態・・・つまり、国王の部屋に何者かが近づこうとしたら、それも俺達で止めるんだ」
「承知した。私とサリーが警戒するんだ。西側は何も心配いらん。自分の任務に集中する事だ」
「相変わらずすごい自信だな?まぁ今はその自信が頼もしいよ」
「ビリージョーさん、バルデス様の自信は実力に裏付けされたものです。ご安心ください」
「あぁ、もちろん疑ってるわけじゃないから、そう睨まないでくれ」
「私の目付きが悪いのは産まれつきです」
「あ~・・・なんて言うか、ごめんね」
ビリージョーがバツの悪そうな顔で頭を下げると、それを見ていたリンジーがクスクス笑いだした。
「あははは、あ、ごめんなさい。こんな時に笑ったりして・・・でも、私、このメンバーでチームが組めて良かったです。今日までの一週間、みんなで連携を確認したり、一緒にご飯を食べたりできて、とても楽しかったです。私、このチームが大好きです」
「おやおや、リンジー、まるでお別れみたいな言い方じゃないか?」
姿は見えない。けれどレイチェルの声色には、からかうような響きが含まれていた。
「レイチェルはこういう時、そういう言い方するよね・・・分かってるよ。大丈夫、私は死ぬつもりはないし、みんなにも死んでほしくない。私達10人、みんな絶対に生きて帰ろうね!」
リンジーの言葉に呼応して、全員が声を上げた。
12月12日 午前11時10分
大型客船 ギルバート・メンドーサ号、作戦開始。
この日は大型客船ギルバート・メンドーサ号の、処女航海を祝福するかのように、雲一つない青空が街を明るく照らしていた。
一等船室に入る貴族達の乗船が終わると、次は二等船室に入る客の乗船が始まった。
「・・・すごいな。本当に誰も俺達に気付いていないようだ」
「お兄さん、気を抜いちゃダメだよ。明鏡の水は衝撃や風に弱いからさ。慎重に動いてね」
アラルコン商会の魔道具、明鏡の水を吹きかけた事により、アラタ達はその姿を消して船に侵入しようとしている。しかし明鏡の水は体を払ったり、強い風によって飛ばされると、その効果を失ってしまう。また、あくまで姿が見えなくなるだけなので、当然声は聞こえるし、音も出る。
便利だが注意すべき点は多々ある。
集まった観衆達は、みんなギルバート・メンドーサ号に見入っている。
タラップから距離があり、船尾から侵入しようとしているアラタ達に気付く者などいるはずがなかった。
「・・・よいしょっと、ありがとうお兄さん。シャノンとアラタ君よ。登ったわ」
フックの付いたロープを登り、まずアラタとシャノンがデッキに上がった。
シャノンはアラタの背中から降りると、自分達が無事に上ったと言葉にした。
お互いに姿が見えないため、名前を口にして確認しているのだ。
「ガラハドとバルデスだ。俺達も上がったぞ」
続いて上がった二人が名前を告げる。
「ありがとう。助かったぞガラハド」
「なに、お安い事だ。魔法使いにロープ登りは難しいだろ」
事前の話し合いで、筋力で劣る魔法使いは、体力型におぶられて乗船する事になった。
アラタはシャノンをおぶり、ガラハドはバルデスを背負って登っていた。
「ビリージョーとディリアンだ。無事に上がったぞ」
ガラハド程ではないが、アラタよりは背の高いビリージョーが、ディリアンをおぶってロープを乗りデッキに上がる。
「ふぅ、大丈夫だったか?ディリアン」
「あぁ、問題ない」
声をかけるビリージョーへの返事は、素っ気ないものだったが、それでも最初の頃よりは幾分口調が柔らかくなっていた。
「ふぅ、けっこう高いのね。リンジーとファビアナよ」
「あ、ああ・・・ありがとう、ご、ございます。お、重く、な、なかった、ですか?」
地上からの高さに目がくらんだのだろう。
ファビアナはいつも以上におどおどして、足も震えている。
「ふふ、ファビアナみたいな軽い子、全然負担じゃなかったわよ」
リンジーは落ち着かせようと、ファビアナを優しく抱き締めた。
「よっと・・・レイチェルとサリーだ。これで全員だと思うが、全員揃っているか?」
最後にデッキに降りたった二人の声を聞いて、アラタが返事をする。
「大丈夫だ。全部で10人、ちゃんと揃ってるよ」
「よし、じゃあビリージョーさん。指示をお願いします」
このメンバーを率いるリーダーはビリージョーである。
乗船してからの行動も打ち合わせしてあるが、リーダーの指示なく勝手に動く事はできない。
「・・・バルカルセル大臣の調べでは、今夜のディナーの後に、カーンが帝国と談合するという話しだ。それまでに国王を説得しなければならない。まずは国王の特等室に行くぞ。乗船したばかりで、船内には部屋に向かう客が溢れているだろうから、くれぐれも接触には気を付けてくれ」
「了解しました。打合せの通り、国王が部屋にいた場合は、ファビアナの魔蝶で兵士をおびき出し、室内に残った兵士は私が制圧します。それからの説得は、リンジー、ファビアナ、シャノン、頼んだよ」
「ええ、任せてちょうだい」
「レ、レイチェル・・・わ、私が、頑張るね」
「大丈夫だよ、レイチェル。絶対にやり遂げる」
この一週間で女性達は信頼を深め、お互いを呼び捨て合うようになっていた。
ファビアナも時間がかかったが、レイチェルやシャノンの少し強引な説得で、遠慮がちにではあるが、呼び捨てている。
「魔蝶に釣られて部屋を出てきた兵士は、俺とアラタで叩き伏せるって事でいいな?」
ガラハドが話しを引き取り、内容を確認する。
「そうだ。魔法よりも打撃の方が音もなくいいだろう。もっとも、瞬時に眠らせるだけの実力があればこそだが、ガラハドとアラタなら大丈夫だろ?」
「はい。任せてください」
「おう、たかだか一兵士程度、物の数ではねぇよ」
二人の返事を聞いて、頼もしいな。と言うように、ビリージョーは頷いた。
「私とサリーは、周囲の警戒と、万一の取りこぼしの始末でいいな?」
「あぁ、国王の入る特等室を出ると、通路は左右に分かれている。シャクール達は西側通路を頼む。俺とディリアンは東側を警戒する。万一アラタ達から逃れた兵士がいたら、俺達で制圧する。そして、不測の事態・・・つまり、国王の部屋に何者かが近づこうとしたら、それも俺達で止めるんだ」
「承知した。私とサリーが警戒するんだ。西側は何も心配いらん。自分の任務に集中する事だ」
「相変わらずすごい自信だな?まぁ今はその自信が頼もしいよ」
「ビリージョーさん、バルデス様の自信は実力に裏付けされたものです。ご安心ください」
「あぁ、もちろん疑ってるわけじゃないから、そう睨まないでくれ」
「私の目付きが悪いのは産まれつきです」
「あ~・・・なんて言うか、ごめんね」
ビリージョーがバツの悪そうな顔で頭を下げると、それを見ていたリンジーがクスクス笑いだした。
「あははは、あ、ごめんなさい。こんな時に笑ったりして・・・でも、私、このメンバーでチームが組めて良かったです。今日までの一週間、みんなで連携を確認したり、一緒にご飯を食べたりできて、とても楽しかったです。私、このチームが大好きです」
「おやおや、リンジー、まるでお別れみたいな言い方じゃないか?」
姿は見えない。けれどレイチェルの声色には、からかうような響きが含まれていた。
「レイチェルはこういう時、そういう言い方するよね・・・分かってるよ。大丈夫、私は死ぬつもりはないし、みんなにも死んでほしくない。私達10人、みんな絶対に生きて帰ろうね!」
リンジーの言葉に呼応して、全員が声を上げた。
12月12日 午前11時10分
大型客船 ギルバート・メンドーサ号、作戦開始。
0
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる