770 / 1,560
769 交差する視線
しおりを挟む
「ぐ・・・うぐぁッ!」
アルバレスは左肩から右脇腹へかけて、斬り裂かれた己の傷を目にして顔を歪ませた。
勢いよく飛び散る真っ赤な血は、決して傷が浅くない事を一目で分からせた。
苦痛はあった。だがそれ以上に屈辱であった。
手に入れた鋼鉄の肉体に自信があった。
だがその自信は、たった今粉々に打ち砕かれてしまった。
「ッ!?」
とっさに反応して、顔の前で腕を盾にして急所を守る。
その直後、薙ぎ払うように振るわれた薙刀の刃が、アルバレスの腕に食い込んだ!
「ぐ!おぉぉぉぉぉぉー--ッ!」
腕を斬り飛ばされる事は防げたが、そのまま体ごと吹き飛ばされてしまう。
背後の樹に背中を強く打ち付けられ、アルバレスは顔を歪めた。
この力はなんだ?さっきまでとはまるで違う!
こいつに俺の体を斬り裂く程の力はなかったはずだ。
やはりあの風か!?
緑色の風は俺も伝え聞いている。
かつて帝国に反逆を起こした男テリー・ファーマー。
その男が皇帝との戦いで使ったというのが、風の精霊の力だったという話しだ。
だが風の精霊は、カエストゥス滅亡とともに存在が希薄になり、今やその力を使える者など残っていないはずだ!
それなのになぜだ!?
頭の整理がつかず、アルバレスは後手に回ってしまう。
不測の事態が起きた時、冷静に状況を見極める事は必要だろう。
慎重さは軍を率いる上で必要な要素である。だが、今回ばかりはその慎重さがアダになった。
「アルバレスー--ッ!」
アルバレスが体を起こしたその時には、すでに黒マントの女は刃の射程内まで距離を詰め、その長物の刃をアルバレスの首に向けて振るっていた。
「くッ!なめるなァァァーーーーーーッツ!」
かがむ、顔を反らす、腕を盾にして防ぐ、いくつかの回避、防御手段を予想していたが、アルバレスの行動はそのどれをも裏切った。
「なにっ!?」
アルバレスは前に踏み込んだ!
胸から腹にかけての深手、そして両腕を斬り裂いた事で、相当なダメージを追わせていた。
もはや鋼鉄の絶対防御は意味をなさない。
そこに首を狙った止めの刃を振るったのに、アルバレスが選んだ一手は守りではなく攻めである。
師団長は伊達ではない。
追い込まれた時に見せる本性、アルバレスのそれは闘志を失わない気概であった。
手を伸ばせば届く距離!
拳の射程内にまで入り込んだアルバレスと、黒マントの女の視線が交差する!
アルバレスの闘争心を見誤ったか、ここでまさか突っ込んでくるとはな。
右手を軸に薙刀はすでに振るっている。ここから戻す事はできない。
アルバレスの握り締めた右拳が、時が圧縮されたかのようにゆっくりと迫って見える。
だが、どんなにゆっくり見えても、この一発は決して避ける事ができない。
そう運命づけられた一撃なのだ。
だがアルバレス、この軌道ではお前も私の一撃を受ける事になるんだぞ?
相打ちでも構わないと言うつもりか?
上等だよ・・・・・受けて立つ!
覚悟を決めた女は、握り締めた長物を思い切り振りぬいた!
このタイミングでは、俺はこいつの一撃を躱す事はできない。
それは確かにその通りだ。だが長物を横に振るった攻撃ゆえに、その威力の最大値は当然刃先だ。
俺の首を斬り飛ばすために、力の全てが刃に集められている事など分かり切った事!
つまり前に出た分、振り幅は当然小さくなり、比例して威力は落ちるのだ!
貴様の刃は確かに俺の肉体を斬り裂いた。
その刃が喉を捕えれば俺の首を飛ばす事もできよう。
だが裏を返せば、刃以外では俺に致命傷を負わせる事はできんという事だ。
得物の腹で俺の頭を殴ったとしても、それでこの俺の命は取れんぞ?
つまり死ぬのは、この鋼鉄の拳で貫かれる貴様一人という事だ!
硬く、そしてキツく握り締められたアルバレスの右拳が、女の腹を目掛けて繰り出された!
左のこめかみに強い衝撃を受けて、長物の腹が打ち付けられたと理解する。
だが受ける覚悟を決めていて、尚且つ俺の全身は鋼鉄だ。
ダメージなどほとんどない!
読み誤ったな?俺に負わせたダメージから、刃ではなく打撃でもいけると思ったのだろうが、見当違いとしか言えんぞ!
最後の詰めの甘さがお前の敗因だ!血の海に沈め!
アルバレスの拳が女の腹にめり込んだ
アルバレス、これで終わりだと本当に思ったのか?
私の腹にアルバレスの拳が触れる。一瞬にも満たない刹那の後、この拳が私の体を貫くだろう。
だが私はここからだ!
極限の精神の集中が、私の時間を濃密に圧縮しコンマ1秒を何倍にも感じさせている。
アルバレス、貴様の鋼鉄の肉体を打撃で崩せるわけがない。
そんな事は分かり切っている。私がそんな事さえ理解していないと思ったか?
私は薙刀の柄を握る左手に力を込めると、腰を右に思い切り捻り、薙刀の柄、石突を振り上げた!
「アァァァァァァーーーーーッツ!」
打撃でアルバレスの鋼鉄の肉体は砕けない。
だがいかに鋼鉄でも、傷が付いていればどうだろう?
そこは脆いんじゃないのか?
「ガハァッ・・・!」
アルバレスの左胸、心臓の位置には薙刀の柄が突き刺さった。
「あ、ぐ・・・ま、まさか、こんな、ところ・・・を」
吐き出される赤い血は、アルバレスのダメージが深刻である事を物語っている。
「ウッ・・・あ、ぐっ・・・!」
女の口からうめき声が漏れる。
黒マントの女の腹部に突き刺さっているのは、アルバレスの鋼鉄の右拳。
背中まで貫き、風穴さえ開けるつもりの一撃だったのだろう。その拳を伝い赤い流動体が滴り落ちている事から、相当な深手、あるいは致命傷である事を察せられた。
「ゴフッ・・・ざ、まあ、みな・・・」
咳き込むと同時に血が吐き出される。
倒れる事はしなかったが、立っている事ができず片膝を着く。
引き抜いた薙刀を杖代わりに支えにして、かろうじて持ちこたえる。
「ぐ・・・はぁ、はぁ・・・や、やって、くれたな・・・だが、その傷では、もう、うごけまい。今のお前に、とどめを刺すくらいの力は・・・残っているぞ」
右手で胸を抑えるが、血は止まる事なく流れ出ている。
足が震えて今にも倒れそうになるが、目の前のこの裏切り者の頭を砕くまでは、倒れるわけにはいかない。
アルバレスは鋼鉄の左の拳を固く握りしめて振り上げた。
くそ・・・不覚だ・・・
あそこで前に出て来るなんて・・・・・
だが、このまま終われない・・・刺し違えてでも、アルバレスだけは・・・
力を振り絞り刃に風を纏わせる。
風が研ぎ澄まされて鋭さを増していく。
これこそが、アルバレスの鋼鉄の肉体を斬り裂いた技の正体だった。
「とどめだァァァァァー--ー-ッツ!」
振り下ろされる鋼鉄の左拳!
「アルバレスー----ッツ!」
突き上げる風の刃!
このままぶつかれば両者共に死は避けられなかっただろう。
だが、突如アルバレスの頭部を何かが撃ちつけ、その衝撃で体を倒されてしまう。
「ぐあッ!」
側頭部から血を流し、地面に叩きつけられたアルバレスは、傍らに突き刺さる矢を目にし、今自分の頭を撃った物の正体を理解する。
「うっへぇ~!気持ち悪ぃ~、なんで刺さらねぇで弾くの?頭おかしいんじゃねぇの?」
緊張感のない面倒くさそうな声が頭上から聞こえる。
見上げたアルバレスの視線の先には、レイジェスの屋根からアルバレスに狙いを付けている、弓矢を携えたリカルドが立っていた。
アルバレスは左肩から右脇腹へかけて、斬り裂かれた己の傷を目にして顔を歪ませた。
勢いよく飛び散る真っ赤な血は、決して傷が浅くない事を一目で分からせた。
苦痛はあった。だがそれ以上に屈辱であった。
手に入れた鋼鉄の肉体に自信があった。
だがその自信は、たった今粉々に打ち砕かれてしまった。
「ッ!?」
とっさに反応して、顔の前で腕を盾にして急所を守る。
その直後、薙ぎ払うように振るわれた薙刀の刃が、アルバレスの腕に食い込んだ!
「ぐ!おぉぉぉぉぉぉー--ッ!」
腕を斬り飛ばされる事は防げたが、そのまま体ごと吹き飛ばされてしまう。
背後の樹に背中を強く打ち付けられ、アルバレスは顔を歪めた。
この力はなんだ?さっきまでとはまるで違う!
こいつに俺の体を斬り裂く程の力はなかったはずだ。
やはりあの風か!?
緑色の風は俺も伝え聞いている。
かつて帝国に反逆を起こした男テリー・ファーマー。
その男が皇帝との戦いで使ったというのが、風の精霊の力だったという話しだ。
だが風の精霊は、カエストゥス滅亡とともに存在が希薄になり、今やその力を使える者など残っていないはずだ!
それなのになぜだ!?
頭の整理がつかず、アルバレスは後手に回ってしまう。
不測の事態が起きた時、冷静に状況を見極める事は必要だろう。
慎重さは軍を率いる上で必要な要素である。だが、今回ばかりはその慎重さがアダになった。
「アルバレスー--ッ!」
アルバレスが体を起こしたその時には、すでに黒マントの女は刃の射程内まで距離を詰め、その長物の刃をアルバレスの首に向けて振るっていた。
「くッ!なめるなァァァーーーーーーッツ!」
かがむ、顔を反らす、腕を盾にして防ぐ、いくつかの回避、防御手段を予想していたが、アルバレスの行動はそのどれをも裏切った。
「なにっ!?」
アルバレスは前に踏み込んだ!
胸から腹にかけての深手、そして両腕を斬り裂いた事で、相当なダメージを追わせていた。
もはや鋼鉄の絶対防御は意味をなさない。
そこに首を狙った止めの刃を振るったのに、アルバレスが選んだ一手は守りではなく攻めである。
師団長は伊達ではない。
追い込まれた時に見せる本性、アルバレスのそれは闘志を失わない気概であった。
手を伸ばせば届く距離!
拳の射程内にまで入り込んだアルバレスと、黒マントの女の視線が交差する!
アルバレスの闘争心を見誤ったか、ここでまさか突っ込んでくるとはな。
右手を軸に薙刀はすでに振るっている。ここから戻す事はできない。
アルバレスの握り締めた右拳が、時が圧縮されたかのようにゆっくりと迫って見える。
だが、どんなにゆっくり見えても、この一発は決して避ける事ができない。
そう運命づけられた一撃なのだ。
だがアルバレス、この軌道ではお前も私の一撃を受ける事になるんだぞ?
相打ちでも構わないと言うつもりか?
上等だよ・・・・・受けて立つ!
覚悟を決めた女は、握り締めた長物を思い切り振りぬいた!
このタイミングでは、俺はこいつの一撃を躱す事はできない。
それは確かにその通りだ。だが長物を横に振るった攻撃ゆえに、その威力の最大値は当然刃先だ。
俺の首を斬り飛ばすために、力の全てが刃に集められている事など分かり切った事!
つまり前に出た分、振り幅は当然小さくなり、比例して威力は落ちるのだ!
貴様の刃は確かに俺の肉体を斬り裂いた。
その刃が喉を捕えれば俺の首を飛ばす事もできよう。
だが裏を返せば、刃以外では俺に致命傷を負わせる事はできんという事だ。
得物の腹で俺の頭を殴ったとしても、それでこの俺の命は取れんぞ?
つまり死ぬのは、この鋼鉄の拳で貫かれる貴様一人という事だ!
硬く、そしてキツく握り締められたアルバレスの右拳が、女の腹を目掛けて繰り出された!
左のこめかみに強い衝撃を受けて、長物の腹が打ち付けられたと理解する。
だが受ける覚悟を決めていて、尚且つ俺の全身は鋼鉄だ。
ダメージなどほとんどない!
読み誤ったな?俺に負わせたダメージから、刃ではなく打撃でもいけると思ったのだろうが、見当違いとしか言えんぞ!
最後の詰めの甘さがお前の敗因だ!血の海に沈め!
アルバレスの拳が女の腹にめり込んだ
アルバレス、これで終わりだと本当に思ったのか?
私の腹にアルバレスの拳が触れる。一瞬にも満たない刹那の後、この拳が私の体を貫くだろう。
だが私はここからだ!
極限の精神の集中が、私の時間を濃密に圧縮しコンマ1秒を何倍にも感じさせている。
アルバレス、貴様の鋼鉄の肉体を打撃で崩せるわけがない。
そんな事は分かり切っている。私がそんな事さえ理解していないと思ったか?
私は薙刀の柄を握る左手に力を込めると、腰を右に思い切り捻り、薙刀の柄、石突を振り上げた!
「アァァァァァァーーーーーッツ!」
打撃でアルバレスの鋼鉄の肉体は砕けない。
だがいかに鋼鉄でも、傷が付いていればどうだろう?
そこは脆いんじゃないのか?
「ガハァッ・・・!」
アルバレスの左胸、心臓の位置には薙刀の柄が突き刺さった。
「あ、ぐ・・・ま、まさか、こんな、ところ・・・を」
吐き出される赤い血は、アルバレスのダメージが深刻である事を物語っている。
「ウッ・・・あ、ぐっ・・・!」
女の口からうめき声が漏れる。
黒マントの女の腹部に突き刺さっているのは、アルバレスの鋼鉄の右拳。
背中まで貫き、風穴さえ開けるつもりの一撃だったのだろう。その拳を伝い赤い流動体が滴り落ちている事から、相当な深手、あるいは致命傷である事を察せられた。
「ゴフッ・・・ざ、まあ、みな・・・」
咳き込むと同時に血が吐き出される。
倒れる事はしなかったが、立っている事ができず片膝を着く。
引き抜いた薙刀を杖代わりに支えにして、かろうじて持ちこたえる。
「ぐ・・・はぁ、はぁ・・・や、やって、くれたな・・・だが、その傷では、もう、うごけまい。今のお前に、とどめを刺すくらいの力は・・・残っているぞ」
右手で胸を抑えるが、血は止まる事なく流れ出ている。
足が震えて今にも倒れそうになるが、目の前のこの裏切り者の頭を砕くまでは、倒れるわけにはいかない。
アルバレスは鋼鉄の左の拳を固く握りしめて振り上げた。
くそ・・・不覚だ・・・
あそこで前に出て来るなんて・・・・・
だが、このまま終われない・・・刺し違えてでも、アルバレスだけは・・・
力を振り絞り刃に風を纏わせる。
風が研ぎ澄まされて鋭さを増していく。
これこそが、アルバレスの鋼鉄の肉体を斬り裂いた技の正体だった。
「とどめだァァァァァー--ー-ッツ!」
振り下ろされる鋼鉄の左拳!
「アルバレスー----ッツ!」
突き上げる風の刃!
このままぶつかれば両者共に死は避けられなかっただろう。
だが、突如アルバレスの頭部を何かが撃ちつけ、その衝撃で体を倒されてしまう。
「ぐあッ!」
側頭部から血を流し、地面に叩きつけられたアルバレスは、傍らに突き刺さる矢を目にし、今自分の頭を撃った物の正体を理解する。
「うっへぇ~!気持ち悪ぃ~、なんで刺さらねぇで弾くの?頭おかしいんじゃねぇの?」
緊張感のない面倒くさそうな声が頭上から聞こえる。
見上げたアルバレスの視線の先には、レイジェスの屋根からアルバレスに狙いを付けている、弓矢を携えたリカルドが立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる