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1171 優れない顔色の原因
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「あ、おはようレイチェル。体はもう大丈夫か?」
アラタ達の班がテントを片付けていると、白いケープを羽織ったレイチェルが近づいてきた。
顔色もずいぶん良くなっていて、もう一人で出歩けるようだ。
「おはようアラタ。この通りもう一人で歩けるよ。明日くらいには戦闘もできるようになると思う。キミも大丈夫なのか?」
時刻は6時30分。
お互いが言葉を口にする度に見える白い吐息が、冬の早朝の冷え込みを意識させる。
「それなら良かった。俺ももう大丈夫、力もバッチリ戻ってるよ。あ、ユーリは大丈夫?かなり血が出てて危なかっただろ?それなのに昨日は、ギリギリまで負傷者の手当をしてたしさ」
「ああ、やはり無理をしてたようだから、さすがに途中で止めたぞ。さっき起きたけど、あまり顔色も良くないし、今日は一日寝てもらう事にした。ユーリのおかげで何人もの兵が助かったけど、自分が倒れてしまっては元も子もないからな。カチュアには今日はユーリに付いてもらうから、寂しくても泣くなよ?」
少しだけ口の端を持ち上げて、からかうような目を向けて来るレイチェルに、アラタも笑って返した。
「おいおい、いくらなんでもそのくらいで泣かないって。はは、レイチェル・・・その調子なら本当にもう大丈夫そうだな」
「・・・心配かけたね。今回は私の油断がまねいた負傷だ・・・可能性としては本当に低い、本当にゼロに近い確率だ。だけど強い想い死者をも動かす・・・これは事実としてある事なんだ。だから私はあの男の死体からも意識を切るべきではなかったんだ。私があの一撃を食らった事は、完全に私の油断からくるものだ。失態だ・・・」
刺された左脇腹に手を当て、レイチェルは悔しそうに眉根を寄せた。
「・・・レイチェルはすごいよ」
「・・・すごい?」
「ああ、そういう事実があったとしても、やっぱり死体が動くなんて考えて行動しないよ。前例があるって言っても、ゼロに近い確率なんだろ?そんなの普通は誰も警戒しないよ。でもレイチェルはそんな想定できない事も自分のミスだと言って、反省して次に生かそうとしている。それってすごい事だよ?大抵の人はしかたないですませるもんだからね」
「アラタ・・・キミ、たまにすごく良い事言うよね?」」
「え、いや、そんな大した事は言ってないつもりだけど」
「いやいや、キミけっこうクサイ事言う時もあるし、なんだかんだで熱いし涙もろいし、人間くさいって言うのかな?そんな感じだよ?」
レイチェルがからかうように視線を送ると、アラタは少し慌てたように両手を前に出してブンブンと振った。
真面目な性格ゆえに、どうしても人の言葉を正面から受け取ってしまいがちなのだ。
そのうえイジリに弱く、こういう言葉をかけられるとどう返していいか分からず、すぐに顔が赤くなる。
「いやいや、待って!なに!?なんかすごい恥ずかしくなってきたから、そのへんで勘弁してよ!」
「ははは、それでいてけっこう照れ屋だよね?」
「レイチェルーーー!」
アラタが困り果てて抗議すると、一緒にテントを片付けていたジーンが口を挟んで来た。
「レイチェル、そのへんにしておきなよ。アラタが困ってるよ」
慣れた手つきでポールやシートをまとめて、収納用のバッグに収めている。
手際の良さから、ジーンがキャンプ経験者だと分かる。
「あははは、そうだね、ごめんごめん。ついね」
「ふー・・・ほんとにかんべんしてくれよ」
レイチェルが顔の前で手を合わせてアラタに謝ると、アラタもしかたないなと言うふうに笑い、額の汗を拭って軽く一息ついた。
「・・・でも、ありがとう。キミの言葉で励まされたよ」
「えっ!あ、いや・・・うん、それなら良かったよ」
レイチェルの不意打ちで感謝の気持ちを伝えられたアラタは、照れくさそうに頭を掻いた。
「さすがに三日続けての奇襲は無いよな?」
朝食を終えて出発したクインズベリー軍。後方を歩くのはレイジェス一行。
ミゼルは周囲を見回しながら、誰に言うでもなくそう言葉を口にした。
「敵も二回続けて撃退されてんだし、ちょっとは様子を見るんじゃねぇか?でもそう言ってて来るって事もあるからな。油断はするなよ。いつでも戦える準備はしておけよ」
ミゼルの前を歩くジャレットが振り返って、念を押すように話した。
「分かった分かった。気は抜かないから大丈夫だって。それにしてもよ、昨日の人形は驚いたよな。あんな魔道具が帝国にはまだあんのかな?」
ミゼルが話しを変えると、一歩後ろを歩いていたケイトが言葉を拾って答えた。
「あれって古代魔道具なんだって、昨日四勇士のフィゲロアが言ってたよ」
「え?マジ?・・・いや、そうだな、それなら納得できる。あ~、なんで気付かなかったんだろ。黒い球といい人形といい、あんなとんでもねぇの古代魔道具に決まってるよな」
額に手を当て、驚きをあらわにするミゼルを横目に、ジャレットもケイトに顔を向けた。
「ケイティ、その話しマジか?古代魔道具なんて俺も話しにしか聞いた事ねぇぞ」
「アタシも驚いたけど、四勇士のフィゲロアがそう言うんだもん。嘘つく必要もないじゃん?それに実際すごい魔道具だったしさ」
あっけらかんと話すケイトの肩を、シルヴィアが指先でつついた。
「・・・ねぇケイト、それでフィゲロアは他になんて言ってたの?情報は共有しないと、本当は昨日のうちに話してほしかったわ」
「あ~・・・ははは、ごめんごめん。ほら、色々慌ただしかったでしょ?うっかりしてたよ。えっとね・・・」
ジロリとした目を向けられると、ケイトは後ろ手に頭を掻きながら、昨日フィゲロアから聞いた古代魔道具の話しを始めた。
「・・・なるほどなぁ・・・それじゃあ帝国にはもっと強い古代魔道具があると考えていいだろうな。やっかいだな・・・」
ケイトが話し終えると、ジャレットは腕を組みながら難しい顔をして唸る。
「そうだな、まさか部下に最強の魔道具を持たせるわけはないだろうし、師団長クラスはより強力な古代魔道具を持ってると見るべきだろうな」
ミゼルもジャレットに同意して、深くうなずいた。
そんな考え込むジャレットとミゼルを見て、ジーンが口を挟んだ。
「・・・まぁ、今考えても答えはでないよ。頭にだけ入れておいて、まずは目の前の事を考えようよ。朝から気になってたんだけどさ、なんだか周りの兵士達の顔色が悪いと思わないかい?」
ジーンの指摘にみんなが周囲に目を向ける。
「・・・確かに、そうだな。なんかみんな目の下に隈もできてるな。寝不足か?」
怪訝な顔をするジャレットの疑問に、シルヴィアが答えた。
「あらジャレット、感が良いじゃない?でも50点よ。寝不足は寝不足でも、単純に睡眠時間が足りないって話しではないわね」
「え?シーちゃん、それってどういう意味だよ?」
ジャレットが首を傾げると、シルヴィアはスっと目を細め、真剣みのある声で言葉を発した。
「彼らはね、恐怖で眠れないのよ」
アラタ達の班がテントを片付けていると、白いケープを羽織ったレイチェルが近づいてきた。
顔色もずいぶん良くなっていて、もう一人で出歩けるようだ。
「おはようアラタ。この通りもう一人で歩けるよ。明日くらいには戦闘もできるようになると思う。キミも大丈夫なのか?」
時刻は6時30分。
お互いが言葉を口にする度に見える白い吐息が、冬の早朝の冷え込みを意識させる。
「それなら良かった。俺ももう大丈夫、力もバッチリ戻ってるよ。あ、ユーリは大丈夫?かなり血が出てて危なかっただろ?それなのに昨日は、ギリギリまで負傷者の手当をしてたしさ」
「ああ、やはり無理をしてたようだから、さすがに途中で止めたぞ。さっき起きたけど、あまり顔色も良くないし、今日は一日寝てもらう事にした。ユーリのおかげで何人もの兵が助かったけど、自分が倒れてしまっては元も子もないからな。カチュアには今日はユーリに付いてもらうから、寂しくても泣くなよ?」
少しだけ口の端を持ち上げて、からかうような目を向けて来るレイチェルに、アラタも笑って返した。
「おいおい、いくらなんでもそのくらいで泣かないって。はは、レイチェル・・・その調子なら本当にもう大丈夫そうだな」
「・・・心配かけたね。今回は私の油断がまねいた負傷だ・・・可能性としては本当に低い、本当にゼロに近い確率だ。だけど強い想い死者をも動かす・・・これは事実としてある事なんだ。だから私はあの男の死体からも意識を切るべきではなかったんだ。私があの一撃を食らった事は、完全に私の油断からくるものだ。失態だ・・・」
刺された左脇腹に手を当て、レイチェルは悔しそうに眉根を寄せた。
「・・・レイチェルはすごいよ」
「・・・すごい?」
「ああ、そういう事実があったとしても、やっぱり死体が動くなんて考えて行動しないよ。前例があるって言っても、ゼロに近い確率なんだろ?そんなの普通は誰も警戒しないよ。でもレイチェルはそんな想定できない事も自分のミスだと言って、反省して次に生かそうとしている。それってすごい事だよ?大抵の人はしかたないですませるもんだからね」
「アラタ・・・キミ、たまにすごく良い事言うよね?」」
「え、いや、そんな大した事は言ってないつもりだけど」
「いやいや、キミけっこうクサイ事言う時もあるし、なんだかんだで熱いし涙もろいし、人間くさいって言うのかな?そんな感じだよ?」
レイチェルがからかうように視線を送ると、アラタは少し慌てたように両手を前に出してブンブンと振った。
真面目な性格ゆえに、どうしても人の言葉を正面から受け取ってしまいがちなのだ。
そのうえイジリに弱く、こういう言葉をかけられるとどう返していいか分からず、すぐに顔が赤くなる。
「いやいや、待って!なに!?なんかすごい恥ずかしくなってきたから、そのへんで勘弁してよ!」
「ははは、それでいてけっこう照れ屋だよね?」
「レイチェルーーー!」
アラタが困り果てて抗議すると、一緒にテントを片付けていたジーンが口を挟んで来た。
「レイチェル、そのへんにしておきなよ。アラタが困ってるよ」
慣れた手つきでポールやシートをまとめて、収納用のバッグに収めている。
手際の良さから、ジーンがキャンプ経験者だと分かる。
「あははは、そうだね、ごめんごめん。ついね」
「ふー・・・ほんとにかんべんしてくれよ」
レイチェルが顔の前で手を合わせてアラタに謝ると、アラタもしかたないなと言うふうに笑い、額の汗を拭って軽く一息ついた。
「・・・でも、ありがとう。キミの言葉で励まされたよ」
「えっ!あ、いや・・・うん、それなら良かったよ」
レイチェルの不意打ちで感謝の気持ちを伝えられたアラタは、照れくさそうに頭を掻いた。
「さすがに三日続けての奇襲は無いよな?」
朝食を終えて出発したクインズベリー軍。後方を歩くのはレイジェス一行。
ミゼルは周囲を見回しながら、誰に言うでもなくそう言葉を口にした。
「敵も二回続けて撃退されてんだし、ちょっとは様子を見るんじゃねぇか?でもそう言ってて来るって事もあるからな。油断はするなよ。いつでも戦える準備はしておけよ」
ミゼルの前を歩くジャレットが振り返って、念を押すように話した。
「分かった分かった。気は抜かないから大丈夫だって。それにしてもよ、昨日の人形は驚いたよな。あんな魔道具が帝国にはまだあんのかな?」
ミゼルが話しを変えると、一歩後ろを歩いていたケイトが言葉を拾って答えた。
「あれって古代魔道具なんだって、昨日四勇士のフィゲロアが言ってたよ」
「え?マジ?・・・いや、そうだな、それなら納得できる。あ~、なんで気付かなかったんだろ。黒い球といい人形といい、あんなとんでもねぇの古代魔道具に決まってるよな」
額に手を当て、驚きをあらわにするミゼルを横目に、ジャレットもケイトに顔を向けた。
「ケイティ、その話しマジか?古代魔道具なんて俺も話しにしか聞いた事ねぇぞ」
「アタシも驚いたけど、四勇士のフィゲロアがそう言うんだもん。嘘つく必要もないじゃん?それに実際すごい魔道具だったしさ」
あっけらかんと話すケイトの肩を、シルヴィアが指先でつついた。
「・・・ねぇケイト、それでフィゲロアは他になんて言ってたの?情報は共有しないと、本当は昨日のうちに話してほしかったわ」
「あ~・・・ははは、ごめんごめん。ほら、色々慌ただしかったでしょ?うっかりしてたよ。えっとね・・・」
ジロリとした目を向けられると、ケイトは後ろ手に頭を掻きながら、昨日フィゲロアから聞いた古代魔道具の話しを始めた。
「・・・なるほどなぁ・・・それじゃあ帝国にはもっと強い古代魔道具があると考えていいだろうな。やっかいだな・・・」
ケイトが話し終えると、ジャレットは腕を組みながら難しい顔をして唸る。
「そうだな、まさか部下に最強の魔道具を持たせるわけはないだろうし、師団長クラスはより強力な古代魔道具を持ってると見るべきだろうな」
ミゼルもジャレットに同意して、深くうなずいた。
そんな考え込むジャレットとミゼルを見て、ジーンが口を挟んだ。
「・・・まぁ、今考えても答えはでないよ。頭にだけ入れておいて、まずは目の前の事を考えようよ。朝から気になってたんだけどさ、なんだか周りの兵士達の顔色が悪いと思わないかい?」
ジーンの指摘にみんなが周囲に目を向ける。
「・・・確かに、そうだな。なんかみんな目の下に隈もできてるな。寝不足か?」
怪訝な顔をするジャレットの疑問に、シルヴィアが答えた。
「あらジャレット、感が良いじゃない?でも50点よ。寝不足は寝不足でも、単純に睡眠時間が足りないって話しではないわね」
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ジャレットが首を傾げると、シルヴィアはスっと目を細め、真剣みのある声で言葉を発した。
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