1,319 / 1,560
1318 ラクエル 対 ヴァネッサ
しおりを挟む
「ジャレットさん、一緒に戦います」
帝国兵達を蹴散らしながら進んでいた俺とアラタの前に、突如として現れた褐色の肌の女。
身長は俺と同じくらい、相当鍛えられているのは、引き締まった体付きを見れば分かる。視線は鋭く俺とアラタを見据え、僅かでも隙を見せればその瞬間に首を落とされそうな殺気を感じた。
一目見て分かった。こいつは強い。
だからこそ俺は一人で戦う事を選択した。一緒に戦うとアラタは言ってきた。確かに俺とアラタが二人で戦った方が勝算は高い。だが時間はかかる。こいつは二人がかりでも容易な相手ではないからだ。
遅れれば遅れるだけ、今も爆発魔法を撃ちこまれているクインズベリー軍が窮地に追い込まれるだろう。
だから俺は一人で戦う事を選んだ。
軍の事が気がかりってのが一番の理由だが、それだけじゃねぇ。
目の前の敵を引き受けるのも。先輩の役目だろ?後輩には任務を達成してもらわねぇとな。
その後、ジャレットとヴァネッサの戦いは、突然のヴァネッサの離脱で終わる事になった。
何かを感じ取ったようだが、それが何であるかはジャレットには分からなかった。
そのタイミングで合流したラクエルに一部始終を伝えると、アラタを追いかけて全員で黒魔法使い達を止めるべきだと説得を受けるが、ジャレットはヴァネッサを追いかける事を選んだ。
そして今、ジャレットとラクエルの二人は、第六師団最強と呼び声の高い二人と対峙していた。
「ラクッチ、あの女の盾に気を付けろよ。盾の丸みを生かして攻撃を受け流す、そこで攻撃のリズムを狂わされて俺もこのざまだ」
深手こそ負っていないが、全身に受けた裂傷を見せるよう自分の体を指差した。
対してヴァネッサは無傷である。あのまま戦い続けたとして、勝算が無かったとまでは言わない。
しかしかなり厳しい状態だった事は事実だった。
「ふ~ん、あんたのその盾も似たような感じだよね?魔法でもなんでも受け流すんでしょ?でもあの女の盾は自分の技術でやるわけっしょ?」
「そうだな、俺の流水の盾は受ける攻撃の全てを無条件で受け流す。あの女の盾は魔法までは分からないが、俺のオーラブレードは通用しなかった。だからラクッチも正面からじゃ難しいと思うぞ」
「へ~、つまり流水の盾の劣化版って事じゃん?それとさ、あんたアタシの事舐めてない?」
「え?いやいや、そんな事はねぇぞ、急になんだよ?」
今の今まで話半分の態度で聞いていたくせに、急に睨まれてジャレットはたじろいだ。
しかしそれも一瞬の事で、ラクエルは肩をすくめると正面の敵に向き直った。
「・・・まぁいいや、やればわかるし。ほら、前見て集中しなよ」
態度や口調こそ軽いが、ラクエルは自分が戦う褐色の肌の女、ヴァネッサ・ハーマンズの潜在能力の高さを肌で感じていた。
自分より一回りは大きい体付きを見れば、パワーでは敵わない事は十分に分かる。
スピードはどうだ?さっきヴァネッサが兵士達を飛び越えて輪の中に入ったところは見た、それだけでかなりの脚力を持っている事は分かる。しかしラクエルもスピードには自信があった。
「スピード勝負かな」
ラクエルは非力ではない。だが自分の最大の武器はスピードだと自覚しており、力に頼った戦い方はしていない。
そして様々な魔道具を扱う魔導剣士としての工夫があった。
それゆえ、ヴァネッサを目にして最初に考えた事は、自分より早いかどうか、である。
軽い言動が多いため緊張感や真剣みが足りないと思われがちだが、ラクエルは冷静に相手の力量を計り、そこから勝利への道筋を描いている。
そしてヴァネッサ・ハーマンズを相手にした時、ラクエルの勝機は早さ比べにあるという結論に達した。
睨み合うラクエルとヴァネッサ。
言葉は交わさなかった。だが交差する視線が火花を散らし、緊迫した空気が臨界点に達したその時、両者は同時に大地を蹴って飛び出した。
速い!
ラクエルは目を見張った。同時に踏み出したはずのヴァネッサが、もう手の届く距離まで詰めていたからだ。
速いとは思っていた。だがヴァネッサのスピードは、ラクエルの想定を超えていた。
あまく見積もったわけではない。だが心のどこかで自分の方が速いという自信が、目を曇らせていたのかもしれない。
この女!アタシと互角か!?
驚きを表に出したわけではない。だが微かな動揺でも、それが動きに影響が出ないわけではない。
右手に握る氷結のナイフを突き出したその時、一瞬早くヴァネッサの右の拳がラクエルの顔面に迫った。
「チッ!」
本来であれば互角の差し合いになるはずだった。だが己の動揺によって、僅かな遅れが生じた事に舌を打つ。
しかし躱せないわけではない。ラクエルは頭を下げてヴァネッサの右拳を躱す。
そのまま前のめりになって、ヴァネッサの左足に氷結のナイフで斬りかかろうとしたその時、ふいに頭の上でゾクリとする殺意を感じた。
マズイ!死ぬ!
「ッ!」
殺気を感じ取った瞬間、ラクエルは前傾したまま無理やり左足で地面を蹴り、体を回転させて飛び退いた。
直感だった。確かにヴァネッサには隙があり反撃は可能だった。
だがあのまま攻撃に移っていれば、おそらく自分は殺されていただろう。
そしてその直感は正しかったと思い知った。
数メートル程距離を取って着地したラクエルは、左肩に感じた痛みに目を向けた。
肩から肘に向かって10~15cm程に皮膚が斬り裂かれ、そこから赤い血が流れ落ちていた。
何でやられた?あの女は拳で殴りかかってきた、武器は持っていなかったはず。
いや、隠し持っていたという事か?しかしどこに?
氷結のナイフを持つ右腕を牽制するように前に出して構えると、ラクエルの疑問を見透かしたようにヴァネッサが口を開いた。
「・・・正直、今のを躱されるとは思わなかった」
驚きを交えた口調でそう話すと、ヴァネッサは右手に握る刃渡り15cm程のナイフを見せて来た。
「ナイフか、どこから出した?」
「・・・・・」
ラクエルの問いに、ヴァネッサは黙って左腕を振った。
すると丸い盾の内側から、同じサイズのナイフが飛び出して来た。
「へぇ・・・なかなか面白い仕込みだね。でもさ、アタシに見せてよかったの?黙ってれば左手にもナイフがあるのは分からなかったよ?」
ヴァネッサは右の拳を躱された時、すでにナイフを取り出していたのだ。
そしてそのままラクエルの頭を目掛けて振り下ろしたのだ。あの瞬間に感じた殺気の正体はこれだ。
拳があたればそれでよし、あたらなくとも隠していたナイフで刺し殺せる。二段構えの攻撃だったのだ。
「両腕に同じ盾を装備しているんだ、そのくらい気付くだろ?それに知られたところで問題ない。どうせ勝つのは私だからな」
ラクエルが飛び退いた事で、二人の間には数メートルの距離ができたが、ヴァネッサの視線がラクエルを見下している事は分かった。
180cmの長身だから自然と見下ろす形にはなるが、それだけではない。
今の一瞬の攻防でヴァネッサは、自分がラクエルより上だと確信したからこそであった。
そしてそれがラクエルの闘志に火を付けた。
「言ってくれるじゃん?アタシを舐めた事、後悔するよ」
ラクエルの金茶色の瞳がスッと細められる。
右構えのまま、やや前傾姿勢になると、左足に力を込めて地面を蹴った。
「魔導剣士の真骨頂を見せてやる!」
帝国兵達を蹴散らしながら進んでいた俺とアラタの前に、突如として現れた褐色の肌の女。
身長は俺と同じくらい、相当鍛えられているのは、引き締まった体付きを見れば分かる。視線は鋭く俺とアラタを見据え、僅かでも隙を見せればその瞬間に首を落とされそうな殺気を感じた。
一目見て分かった。こいつは強い。
だからこそ俺は一人で戦う事を選択した。一緒に戦うとアラタは言ってきた。確かに俺とアラタが二人で戦った方が勝算は高い。だが時間はかかる。こいつは二人がかりでも容易な相手ではないからだ。
遅れれば遅れるだけ、今も爆発魔法を撃ちこまれているクインズベリー軍が窮地に追い込まれるだろう。
だから俺は一人で戦う事を選んだ。
軍の事が気がかりってのが一番の理由だが、それだけじゃねぇ。
目の前の敵を引き受けるのも。先輩の役目だろ?後輩には任務を達成してもらわねぇとな。
その後、ジャレットとヴァネッサの戦いは、突然のヴァネッサの離脱で終わる事になった。
何かを感じ取ったようだが、それが何であるかはジャレットには分からなかった。
そのタイミングで合流したラクエルに一部始終を伝えると、アラタを追いかけて全員で黒魔法使い達を止めるべきだと説得を受けるが、ジャレットはヴァネッサを追いかける事を選んだ。
そして今、ジャレットとラクエルの二人は、第六師団最強と呼び声の高い二人と対峙していた。
「ラクッチ、あの女の盾に気を付けろよ。盾の丸みを生かして攻撃を受け流す、そこで攻撃のリズムを狂わされて俺もこのざまだ」
深手こそ負っていないが、全身に受けた裂傷を見せるよう自分の体を指差した。
対してヴァネッサは無傷である。あのまま戦い続けたとして、勝算が無かったとまでは言わない。
しかしかなり厳しい状態だった事は事実だった。
「ふ~ん、あんたのその盾も似たような感じだよね?魔法でもなんでも受け流すんでしょ?でもあの女の盾は自分の技術でやるわけっしょ?」
「そうだな、俺の流水の盾は受ける攻撃の全てを無条件で受け流す。あの女の盾は魔法までは分からないが、俺のオーラブレードは通用しなかった。だからラクッチも正面からじゃ難しいと思うぞ」
「へ~、つまり流水の盾の劣化版って事じゃん?それとさ、あんたアタシの事舐めてない?」
「え?いやいや、そんな事はねぇぞ、急になんだよ?」
今の今まで話半分の態度で聞いていたくせに、急に睨まれてジャレットはたじろいだ。
しかしそれも一瞬の事で、ラクエルは肩をすくめると正面の敵に向き直った。
「・・・まぁいいや、やればわかるし。ほら、前見て集中しなよ」
態度や口調こそ軽いが、ラクエルは自分が戦う褐色の肌の女、ヴァネッサ・ハーマンズの潜在能力の高さを肌で感じていた。
自分より一回りは大きい体付きを見れば、パワーでは敵わない事は十分に分かる。
スピードはどうだ?さっきヴァネッサが兵士達を飛び越えて輪の中に入ったところは見た、それだけでかなりの脚力を持っている事は分かる。しかしラクエルもスピードには自信があった。
「スピード勝負かな」
ラクエルは非力ではない。だが自分の最大の武器はスピードだと自覚しており、力に頼った戦い方はしていない。
そして様々な魔道具を扱う魔導剣士としての工夫があった。
それゆえ、ヴァネッサを目にして最初に考えた事は、自分より早いかどうか、である。
軽い言動が多いため緊張感や真剣みが足りないと思われがちだが、ラクエルは冷静に相手の力量を計り、そこから勝利への道筋を描いている。
そしてヴァネッサ・ハーマンズを相手にした時、ラクエルの勝機は早さ比べにあるという結論に達した。
睨み合うラクエルとヴァネッサ。
言葉は交わさなかった。だが交差する視線が火花を散らし、緊迫した空気が臨界点に達したその時、両者は同時に大地を蹴って飛び出した。
速い!
ラクエルは目を見張った。同時に踏み出したはずのヴァネッサが、もう手の届く距離まで詰めていたからだ。
速いとは思っていた。だがヴァネッサのスピードは、ラクエルの想定を超えていた。
あまく見積もったわけではない。だが心のどこかで自分の方が速いという自信が、目を曇らせていたのかもしれない。
この女!アタシと互角か!?
驚きを表に出したわけではない。だが微かな動揺でも、それが動きに影響が出ないわけではない。
右手に握る氷結のナイフを突き出したその時、一瞬早くヴァネッサの右の拳がラクエルの顔面に迫った。
「チッ!」
本来であれば互角の差し合いになるはずだった。だが己の動揺によって、僅かな遅れが生じた事に舌を打つ。
しかし躱せないわけではない。ラクエルは頭を下げてヴァネッサの右拳を躱す。
そのまま前のめりになって、ヴァネッサの左足に氷結のナイフで斬りかかろうとしたその時、ふいに頭の上でゾクリとする殺意を感じた。
マズイ!死ぬ!
「ッ!」
殺気を感じ取った瞬間、ラクエルは前傾したまま無理やり左足で地面を蹴り、体を回転させて飛び退いた。
直感だった。確かにヴァネッサには隙があり反撃は可能だった。
だがあのまま攻撃に移っていれば、おそらく自分は殺されていただろう。
そしてその直感は正しかったと思い知った。
数メートル程距離を取って着地したラクエルは、左肩に感じた痛みに目を向けた。
肩から肘に向かって10~15cm程に皮膚が斬り裂かれ、そこから赤い血が流れ落ちていた。
何でやられた?あの女は拳で殴りかかってきた、武器は持っていなかったはず。
いや、隠し持っていたという事か?しかしどこに?
氷結のナイフを持つ右腕を牽制するように前に出して構えると、ラクエルの疑問を見透かしたようにヴァネッサが口を開いた。
「・・・正直、今のを躱されるとは思わなかった」
驚きを交えた口調でそう話すと、ヴァネッサは右手に握る刃渡り15cm程のナイフを見せて来た。
「ナイフか、どこから出した?」
「・・・・・」
ラクエルの問いに、ヴァネッサは黙って左腕を振った。
すると丸い盾の内側から、同じサイズのナイフが飛び出して来た。
「へぇ・・・なかなか面白い仕込みだね。でもさ、アタシに見せてよかったの?黙ってれば左手にもナイフがあるのは分からなかったよ?」
ヴァネッサは右の拳を躱された時、すでにナイフを取り出していたのだ。
そしてそのままラクエルの頭を目掛けて振り下ろしたのだ。あの瞬間に感じた殺気の正体はこれだ。
拳があたればそれでよし、あたらなくとも隠していたナイフで刺し殺せる。二段構えの攻撃だったのだ。
「両腕に同じ盾を装備しているんだ、そのくらい気付くだろ?それに知られたところで問題ない。どうせ勝つのは私だからな」
ラクエルが飛び退いた事で、二人の間には数メートルの距離ができたが、ヴァネッサの視線がラクエルを見下している事は分かった。
180cmの長身だから自然と見下ろす形にはなるが、それだけではない。
今の一瞬の攻防でヴァネッサは、自分がラクエルより上だと確信したからこそであった。
そしてそれがラクエルの闘志に火を付けた。
「言ってくれるじゃん?アタシを舐めた事、後悔するよ」
ラクエルの金茶色の瞳がスッと細められる。
右構えのまま、やや前傾姿勢になると、左足に力を込めて地面を蹴った。
「魔導剣士の真骨頂を見せてやる!」
0
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる