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4章
35話 不敵な笑みは
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新興貴族家。
というだけあって、それなりに歴史あるハーヴェン子爵家に存在する領主の館と比べると幾分か見劣りしてしまうものの、半年前。
準男爵から男爵へと陞爵された際に改築したのか、少しこじんまりとしてるものの、綺麗な館。
それがボルソッチェオ男爵領に位置する領主の館を見た際に初めに抱いた感想だった。
「ようこそ、お越し下さいました。ナガレ=ハーヴェン殿」
馬車がついた時。
いの一番に出迎え、かしこまった社交辞令を述べる偉丈夫な青年一人。
「そんな社交辞令はいらん。俺は休まる為に以前パーティーにて知り合った友人の下を訪ねただけだ。堅苦しいのはナシにしてくれ」
——くくくっ。
俺の為人を知っているグレイス、ボルグ、ヴェインから噛み殺したかのような笑い声が聞こえてくるが、気にする事なく、ヴェインによって開けられた扉からから下車し、迎えに出向いてくれた青年——ソーマと対面する。
「相変わらず変わってるね、ナガレ君はさ」
まるで初めから俺がそう言う事を知ってたかのように、ガラリと口調を本来のものへと戻し、順応してみせる。
「親の権威なんぞになんの価値も見出してないだけだ。いつの日かにも言っただろう。人間は自分の足で歩いてこそ、だと。いつだって最後に信じれるのは自分自身ただ一人。アンタが遜ったのは僕じゃない。僕の親の権威に遜ったんだろう? ならば今後一切その態度を改めろ。酷く気に食わない。いいな?」
ギロリと睨め付ける。
「……分かった、分かったよ。だからそう凄まないでくれ」
降参だとばかりに両手をあげ、苦笑い。
だが、俺が本気で睨んでるわけではないと気付いてるのか、未だにソーマの相好は僅かながら崩れていた。
「おー、怖え怖え。仮にも相手は次期御当主だってのに、本心から後先考えもなくそう凄むなんて事するのは坊くらいのもんだろうぜ」
「ま、友人相手の態度じゃあありやせんねえ」
後ろから追従するように下車するボルグとグレイスの声が聞こえてくる。
「……護衛はたった二人、かい?」
ヴェインが御者をしていた馬車が止まって数分経ったが、一向にその他の馬車が現れる様子もなく。
気の良い護衛役であろう二人だけが顔を出すに留まった事から、そんな馬鹿なとばかりにソーマが堪らず問いかける。
「そうだが?」
さも当たり前のように答えてやる。
俺自身、驕っているわけではないが、そこそこの自衛は出来ると認識しているし、ハーヴェン子爵家私兵団の長であるボルグだって、俺がただ守られるだけの餓鬼なんて認識はしていないはずだ。
ローレン=ヘクスティアとの修行を間近で見、治癒をしていたヴェインや、直で剣を交わしたグレイスも同様に。
だからこそ、こと、この場においてはソーマの反応こそが異常であり、俺を除いた他の者達が能天気な考えの持ち主なのではと烈火の如く責め立てる。
「ナガレ君は次期当主だぞ……ッ! こうして訪ねてきてくれた事は素直に嬉しい、が、その自覚を忘れていやしないかい……?」
「まあ待てよボルソッチェオ男爵の嫡男殿」
そこに割り込むボルグ。
「護衛ってのは、戦えないヤツ一人守るなら、そりゃ何人も護衛は必要だ。が、戦えるヤツを守るのにそう人員を割くもんじゃねえだろう?」
「……主人を、こんな幼い子供を矢面に立たせると……?」
くくくっ。
再び、笑い声が漏れる。
しかもそれは、嘲笑すら含んでいるものだ。
「随分と心配されてるんだな坊」
慈愛に満ちた目で。
そして、
「全く信頼されてねえじゃねえか。いや、逆か? 知らねえって事は信頼してねえって事か? まあなんにせよ、本当に友人なのか? くははっ」
嘲るように、感情が移り変わる。
「少なくとも、アイツらなら下手に護衛に人員を割いて狙われる確率を増やすより、少数の方がいい。ナガレならそんな心配いらねえ。間違いなくそう言ってただろうよ」
アイツらとは、俺と同世代の。
ボルグやグレイスに師事しているヤツらの事を言ってるんだろう。
たしかにアイツらならそう言ったと思う。
どうしようもなく俺に信頼を置いてるし、強さも、グレイスとの仕合を直で見ていたヤツらだから。
「そう、だな」
ボルグの言葉は俺にとって正論であり事実だ。
だから否定はしない。
だけど、
「でも、純粋に心配されるってのも存外悪くない」
今ではヴェインですら、心配というものをしなくなっていた。
ローレン=ヘクスティアとの修行のたびにおろおろしていたあの頃のヴェインは見る影もなく、今では何も言わずにただただ無言で治癒してくれるようになっている。
俺への関心が薄れたわけではない。
ただ、ヴェインが俺を信頼するようになったから。
絶対に死なないと信じているから。
この修行が必要と考える俺の思考を肯定しているから、口を挟むのは無粋と考えてくれているのだ。
それをレカント伯爵家現当主、ダリウス=レカントこと、化け狸主催のパーティーで僅かに言葉を交わしただけのソーマに求めるのは酷というもの。
「僕とは違って優しい貴族だろう? 誠意も、筋も通す男だ。だから友になろうと思った」
それに。
「誰にも彼でもほいほい手札を見せてどうする。それこそ阿呆だろうが」
こりゃ一本とられた、とばかりに左手で顔を覆うボルグは笑っていて。
「ははは、どこまでも冷静だなあ坊は。だから面白い。だから得体が知れねえ。くははっ、俺は坊が恐ろしいよ。坊があと10年歳をとればどんな化け物になるんだろうな、ってな」
「わりぃわりぃ。ボルソッチェオの嫡男殿。意地の悪い問いかけだった。すまなかったな」
「いや、それは気にはしてない。が……」
どうにも歯切れが悪い。
というのも、護衛の件か。
仮にも護衛だというのにボルグには俺を守る気がない、というより、俺自身が戦う事を前提に話していた事に大方引っかかってるんだろう。
そんな折。
「——ソーマ様」
帯剣した一人の騎士めいた男が現状を見かねてか、声をかけてくる。
20後半。
長く伸びた髪を後ろに束ねた爽やかそうな男だった。
「何をもたついてるんです。客人をもてなすだけど聞いていましたが?」
この剣呑な雰囲気の理由を話せと。
言外に訴えかけてくる。
「いや、それが、だな……」
ソーマの歯切れは悪く、求める答えを得れないと理解してか、今度は俺へ向けてと視線が動く。
事情を話さない事にはこの先は通さない。
そんな様子である。
忠誠心が高く、面倒臭いタイプ……。
なんて思いつつ、ボルグとグレイスを一瞥し、アイコンタクトを送る。
俺がアイコンタクトを送る時は大きく分けて二パターン。
後は任せた。
面倒ごとを起こすから。
この二択だけである。
「僕が、ボルソッチェオ男爵家の私兵団。その訓練を一度目にしたいと駄々をこねてしまってな。ソーマを困らせてしまってたところにちょうど良く貴方が来たというわけだ」
俺が言いたい事、分かるよな?と屈託のない笑みを見せて威圧をかける。だが、相手は所詮子供と思っており、一切気にする様子もなく主人であるソーマにそうなんですか? と確認を取る。
「あ、ああ、そうなんだ! で、どうしようかと言ってたところでな……」
「……そういう事でしたら遠慮など不要です。貴方様は次期当主なのですから、我々に気を使う必要などありません」
それならば、さ、どうぞ。
と、騎士めいた男が先導し、これで一応は解決と思われた刹那。
俺は立ち止まり、特大の爆弾を投下する。
見学をしたところで、ソーマの心のモヤは消えないのだから。なればこそ、特別にそのモヤを掻き消してやろうじゃないかと。
「で、なんだが。もし良ければ、一手、御指南仕りたく」
ニタリと。
こんな土産も悪くない、か。
なんて思いつつ、満面の笑みを浮かべながらそう、言い切った。
というだけあって、それなりに歴史あるハーヴェン子爵家に存在する領主の館と比べると幾分か見劣りしてしまうものの、半年前。
準男爵から男爵へと陞爵された際に改築したのか、少しこじんまりとしてるものの、綺麗な館。
それがボルソッチェオ男爵領に位置する領主の館を見た際に初めに抱いた感想だった。
「ようこそ、お越し下さいました。ナガレ=ハーヴェン殿」
馬車がついた時。
いの一番に出迎え、かしこまった社交辞令を述べる偉丈夫な青年一人。
「そんな社交辞令はいらん。俺は休まる為に以前パーティーにて知り合った友人の下を訪ねただけだ。堅苦しいのはナシにしてくれ」
——くくくっ。
俺の為人を知っているグレイス、ボルグ、ヴェインから噛み殺したかのような笑い声が聞こえてくるが、気にする事なく、ヴェインによって開けられた扉からから下車し、迎えに出向いてくれた青年——ソーマと対面する。
「相変わらず変わってるね、ナガレ君はさ」
まるで初めから俺がそう言う事を知ってたかのように、ガラリと口調を本来のものへと戻し、順応してみせる。
「親の権威なんぞになんの価値も見出してないだけだ。いつの日かにも言っただろう。人間は自分の足で歩いてこそ、だと。いつだって最後に信じれるのは自分自身ただ一人。アンタが遜ったのは僕じゃない。僕の親の権威に遜ったんだろう? ならば今後一切その態度を改めろ。酷く気に食わない。いいな?」
ギロリと睨め付ける。
「……分かった、分かったよ。だからそう凄まないでくれ」
降参だとばかりに両手をあげ、苦笑い。
だが、俺が本気で睨んでるわけではないと気付いてるのか、未だにソーマの相好は僅かながら崩れていた。
「おー、怖え怖え。仮にも相手は次期御当主だってのに、本心から後先考えもなくそう凄むなんて事するのは坊くらいのもんだろうぜ」
「ま、友人相手の態度じゃあありやせんねえ」
後ろから追従するように下車するボルグとグレイスの声が聞こえてくる。
「……護衛はたった二人、かい?」
ヴェインが御者をしていた馬車が止まって数分経ったが、一向にその他の馬車が現れる様子もなく。
気の良い護衛役であろう二人だけが顔を出すに留まった事から、そんな馬鹿なとばかりにソーマが堪らず問いかける。
「そうだが?」
さも当たり前のように答えてやる。
俺自身、驕っているわけではないが、そこそこの自衛は出来ると認識しているし、ハーヴェン子爵家私兵団の長であるボルグだって、俺がただ守られるだけの餓鬼なんて認識はしていないはずだ。
ローレン=ヘクスティアとの修行を間近で見、治癒をしていたヴェインや、直で剣を交わしたグレイスも同様に。
だからこそ、こと、この場においてはソーマの反応こそが異常であり、俺を除いた他の者達が能天気な考えの持ち主なのではと烈火の如く責め立てる。
「ナガレ君は次期当主だぞ……ッ! こうして訪ねてきてくれた事は素直に嬉しい、が、その自覚を忘れていやしないかい……?」
「まあ待てよボルソッチェオ男爵の嫡男殿」
そこに割り込むボルグ。
「護衛ってのは、戦えないヤツ一人守るなら、そりゃ何人も護衛は必要だ。が、戦えるヤツを守るのにそう人員を割くもんじゃねえだろう?」
「……主人を、こんな幼い子供を矢面に立たせると……?」
くくくっ。
再び、笑い声が漏れる。
しかもそれは、嘲笑すら含んでいるものだ。
「随分と心配されてるんだな坊」
慈愛に満ちた目で。
そして、
「全く信頼されてねえじゃねえか。いや、逆か? 知らねえって事は信頼してねえって事か? まあなんにせよ、本当に友人なのか? くははっ」
嘲るように、感情が移り変わる。
「少なくとも、アイツらなら下手に護衛に人員を割いて狙われる確率を増やすより、少数の方がいい。ナガレならそんな心配いらねえ。間違いなくそう言ってただろうよ」
アイツらとは、俺と同世代の。
ボルグやグレイスに師事しているヤツらの事を言ってるんだろう。
たしかにアイツらならそう言ったと思う。
どうしようもなく俺に信頼を置いてるし、強さも、グレイスとの仕合を直で見ていたヤツらだから。
「そう、だな」
ボルグの言葉は俺にとって正論であり事実だ。
だから否定はしない。
だけど、
「でも、純粋に心配されるってのも存外悪くない」
今ではヴェインですら、心配というものをしなくなっていた。
ローレン=ヘクスティアとの修行のたびにおろおろしていたあの頃のヴェインは見る影もなく、今では何も言わずにただただ無言で治癒してくれるようになっている。
俺への関心が薄れたわけではない。
ただ、ヴェインが俺を信頼するようになったから。
絶対に死なないと信じているから。
この修行が必要と考える俺の思考を肯定しているから、口を挟むのは無粋と考えてくれているのだ。
それをレカント伯爵家現当主、ダリウス=レカントこと、化け狸主催のパーティーで僅かに言葉を交わしただけのソーマに求めるのは酷というもの。
「僕とは違って優しい貴族だろう? 誠意も、筋も通す男だ。だから友になろうと思った」
それに。
「誰にも彼でもほいほい手札を見せてどうする。それこそ阿呆だろうが」
こりゃ一本とられた、とばかりに左手で顔を覆うボルグは笑っていて。
「ははは、どこまでも冷静だなあ坊は。だから面白い。だから得体が知れねえ。くははっ、俺は坊が恐ろしいよ。坊があと10年歳をとればどんな化け物になるんだろうな、ってな」
「わりぃわりぃ。ボルソッチェオの嫡男殿。意地の悪い問いかけだった。すまなかったな」
「いや、それは気にはしてない。が……」
どうにも歯切れが悪い。
というのも、護衛の件か。
仮にも護衛だというのにボルグには俺を守る気がない、というより、俺自身が戦う事を前提に話していた事に大方引っかかってるんだろう。
そんな折。
「——ソーマ様」
帯剣した一人の騎士めいた男が現状を見かねてか、声をかけてくる。
20後半。
長く伸びた髪を後ろに束ねた爽やかそうな男だった。
「何をもたついてるんです。客人をもてなすだけど聞いていましたが?」
この剣呑な雰囲気の理由を話せと。
言外に訴えかけてくる。
「いや、それが、だな……」
ソーマの歯切れは悪く、求める答えを得れないと理解してか、今度は俺へ向けてと視線が動く。
事情を話さない事にはこの先は通さない。
そんな様子である。
忠誠心が高く、面倒臭いタイプ……。
なんて思いつつ、ボルグとグレイスを一瞥し、アイコンタクトを送る。
俺がアイコンタクトを送る時は大きく分けて二パターン。
後は任せた。
面倒ごとを起こすから。
この二択だけである。
「僕が、ボルソッチェオ男爵家の私兵団。その訓練を一度目にしたいと駄々をこねてしまってな。ソーマを困らせてしまってたところにちょうど良く貴方が来たというわけだ」
俺が言いたい事、分かるよな?と屈託のない笑みを見せて威圧をかける。だが、相手は所詮子供と思っており、一切気にする様子もなく主人であるソーマにそうなんですか? と確認を取る。
「あ、ああ、そうなんだ! で、どうしようかと言ってたところでな……」
「……そういう事でしたら遠慮など不要です。貴方様は次期当主なのですから、我々に気を使う必要などありません」
それならば、さ、どうぞ。
と、騎士めいた男が先導し、これで一応は解決と思われた刹那。
俺は立ち止まり、特大の爆弾を投下する。
見学をしたところで、ソーマの心のモヤは消えないのだから。なればこそ、特別にそのモヤを掻き消してやろうじゃないかと。
「で、なんだが。もし良ければ、一手、御指南仕りたく」
ニタリと。
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