11 / 46
2章
10話 修練開始
しおりを挟む
——キン。
擦れる金属音に続くように、一本の短剣がクルクルと宙を舞い、遥か後方にて地面にサクッと突き刺さる。
刃はヒビ割れており、使い物になりそうもない。
これで8本目だった。
「得物は何があっても放すな! 剣を失った時点で近接において戦うすべを無くしたも同然! 負けたくないならまず剣を放すな! 己の肉体の一部として考えろ!」
「師匠が容赦無さすぎるんだろうが……!」
「これでも手加減は出来る限りしてるさ。それに、ナガレ。君は些か剣を折り過ぎた。これでは名のある名剣を手にしたところで早々に折ってしまうがオチだぞ」
「そんな事は分かってるんだよ……分かってるから——」
疎らに足元の近くに並べられた短剣を1本手に取り、再び隻腕の男——『貪狼』ことローレンに躍りかかる。
「こうして修練積んでんだろうがッ!!」
大地を蹴り、刃を潰した長剣を構えるローレンへと肉薄。
距離を詰めるや否、袈裟に振り下ろし、火花が物色。
クルリと続けざまに短剣を逆手持ちに切り替え、突くように一撃——
「甘いよ」
を与える前に手首を掴まれ、不発に終わる。
が、連撃はまだ終わらない。
そのまま、柔道の要領で足掛けをせんと右の足を潜り込ませるも
「チッ」
体格の差が出たのか。
元々の技量の差か、ローレンが倒れこむ事はなく、足を掛けようと右足を潜り込ませていた俺が逆に左足に対して足払いをかけられ、そのまま転倒する、が
「いってえ……! オラッ!!」
倒れさせられた勢いを利用し、左手を軸とし、倒れ込んだまま身体を捻らせ咄嗟に回し蹴りを叩き込む。
「良いね良いね。倒れ込んでも咄嗟にそう行動を起こすその思考は悪くない」
余裕綽々と後方に飛び退いて回避したローレンが賞賛を送ってくるが、それまでだ。
「少し、休憩させろ……」
呼吸が辛い。
ここまでだと言葉で知らせ、首肯するなり歩み寄ってくる。
「いやあ、良いね。ナガレは筋が良いよ。戦士としてならそこそこ上を目指せると思う。貴族なのが残念なくらいだ」
——剣を磨く前に、まずナガレは身体を作らなければならない。取り敢えず二ヶ月ほどオレと殺し合いをしよう。
数刻前に言い渡された言葉。
初めはどういう意味かと勘ぐったが、やってみるとその言葉の意味が見えてくる。
今まで俺は温室で育っていたから身体が出来ていない。
ローレンはその点を問題視したのだ。
無理に身体の出来上がっていない時に剣を教え込んだところで無駄に身体を壊してしまうがオチだと。
ならば、乱取りのような稽古を挟み、順序を経て剣を教えた方が良い。そう踏んでの行為であった。
「隻腕でも『貪狼』は健在か……」
「まさか。全盛期には遠く及ばないさ。だが、片腕が無くなったからといって7歳児に負ける程落ちぶれちゃいない。勝ちたいなら後10年は修練に励むんだね」
「はっ、言ってろ。1年後にその鼻を明かしてやる」
ローレンが隻腕である理由。
あまり触れるべきでは無いかと勝手に思い込み、尋ねはしてないものの、気にならないといえば嘘になる。
隻腕でありながら全くそこを見せないこの男が何故、腕を失う羽目になったのか。
いつか尋ねる機会が来るのだろうか。
来るか来ないか分からない未来に思いを馳せながら、ゆっくりと俺は立ち上がる。
「……息は整った。続きをやるぞ」
「あははっ、そう来なくちゃね。次はオレから行くよ。上手く凌いでくれよ? ナガレッ!!」
裂帛の気合いと共に新たな火花が散る。
心配そうに見つめるヴェイン。
愉悦に口角を歪ませるローレン。
不敵に笑い続ける俺。
3人の思いが交錯を続ける——。
「ああ゛ッ、くそがっ……!」
「坊ちゃん、動かないで下さい。上手く治療が出来ません……」
日が落ちる直前まで修練を積み、やっと帰宅出来たというところで散々に痛めつけられた身体の傷を魔法にて癒して貰っていた。
やはり異世界、といったところか。
魔法という概念が存在し、その実態は神秘だなんだと覆われている。科学のようにタネが存在するのかと一時は思ったが、急に水を生み出したり、傷を塞いだりと全くもって意味がわからない。
しかも、魔法を扱える人間はごく僅かという事もあってタネを暴こうとする試みは数分で取り止め。
その過程でヴェインはそのごく僅かに含まれる一人であり、中々にハイスペックな執事であった事が発覚していた。
「あのクソ師匠は手加減を知らんのか……っ!」
——修練の時間は勿論、技量というものは受けた痛みの量にも比例する。成長盛りの元気な身体のうちに沢山痛みを味わう事だね。
痛みを身体に受ければ、次は受けまいと本能が反応し、回避行動を起こす。だからオレは寸止めなんて無粋な真似はしないから。
その理屈は分かる。
ローレンが使っている得物は刃を潰してあるので死ぬことはない。だが。だがしかし。
「これはあまりにも酷いだろう」
打ち身、擦り傷、切り傷、捻挫など。
容赦ない攻撃の数々によって既に満身創痍だ。
「だがまあこれも必要最低限と割り切るしかないな」
「そう、ですね」
そんな会話をしているうちに傷が塞がり、治っていく。
治す度にその分、俺が傷つくと分かっているのか、ヴェインの表情は優れない。
もし、自分に治癒の魔法が使えなければこんな荒療治をする必要が無かったのにと悔やんでいるのか。
「そう陰鬱そうにするな。ヴェインには誰よりも感謝している。貴族である以上、それなりの戦闘能力だって必要になるやもしれん。僕は感謝してるんだ。それを誇れ。悔やむ事は僕への侮辱とみなす。分かったか」
「……わかり、ました」
「それでいい」
その間に目に見える傷が完治しきった事を確認。
「今日はもう休む。少しばかり疲れた」
表情に疲労を浮かばせていた事もあってか、すんなりとヴェインは言葉を受諾し、ベッドに倒れ込む俺を視認してから部屋の明かりを消灯。
一礼をしてから部屋を後にする。
ドア越しに響く足音。
一定間隔で刻まれる足音が数十秒ほど続き、シン、と廊下に静寂が訪れた事を確認してからムクリと上体を起こした。
「ヴェインには悪いが、人事は尽くさせてもらう」
闇夜に包まれ始めていた周囲を一瞥し、ガラリと窓を開けてそこから身を乗り出す。
俺の自室に設えられた窓の先には事前に事情を伝達しておいた男が一人、待機していた。
「へえ、本当にやるんだ」
「死んでも嘘は言わん」
「はははっ、ナガレは格好良いねえ。その格好良さには師匠も危うく憧れそうだよ」
クソ師匠こと、ローレン=ヘクスティアだ。
「無駄口はいい。僕があえて師匠を予めやろうとしていた自主訓練用の時間に呼び出したんだ。事情くらい、察してるだろう」
「さあ? オレは付き合えと言われたからここに今いるだけ。それ以上もそれ以下もないなぁ?」
ニタリ顔で飄々と言ってのける。
この顔は恐らく全てを察している。
俺が一人で自主訓練をしたところで大した成果を上げれないから師匠を呼びだした事。
このまま、師匠の言った通りに修練をしたところで、目的の成果を得られる可能性は100%ではない事。
「僕は、何としてでも勝たなきゃならない」
「それは聞いたよ。ならば、明日の殺し合いの為にも体力をつけるべきだろうに」
「それじゃダメだから呼んだに決まってるだろ」
「へえ?」
一つの確信を以って話を進める。
「僕は来たるべき日に『剣技』の試合をするつもりは毛頭ない。持ちかける試合は『剣』を主体に置いた実践的な『試合』だ。父上には『剣』をと言ったが、負けられない試合の条件をあえて不利なモノで固める必要はあるまい」
「くくくっ、ああ、そうだ。負けられない戦いならば、何重にも保険を掛けるのは道理だ」
——で?
続けろと目で促してくる。
「幸い、僕の師匠はあの『貪狼』だ。相手の技術を一瞬で真似る狼。師匠の本領は殺し合いでも、剣の技術でもあるまい?」
「ふ、ふははっ」
——これほど愉快なのもいつぶりだろうか。
これ以上なく破顔し、哄笑が続く。
「師匠の本領は技術の豊富さ。それに尽きる。ゆえに本来の修練外の時間でソレを教えて貰いたい。僕でも扱える先人達の技術の数々を」
「……一応聞くけども、貴族としての誇りやプライドは? オレの戦い方はどう考えても『真っ直ぐ』ではないよ?」
「はっ」
にべもなく吐き捨てる。
「誇りなんぞは犬にでも喰わせてしまえ。邪道だろうが、勝者が全てだ。勝ち続ければ王道となる」
「ふ、ふははは!! あははははははッ!!! あー、堪んない。ナガレ、君は最高だよ。オレの弟子にこれ以上相応しいやつは居ない気がする程にね」
ひぃーっと笑いながら腹を抱える師匠に対し、俺はいつも通り。居丈高に。高圧的に。尊大に。一片の迷い、逡巡なく言ってのける。
「初めから言ってただろう。
————僕に戦い方を教えろ、と」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
ふへぇ。なんかあったかそうなランキング入ってたでやんす。
神様転生!神様転移!勇者!みたいなテンプレは入ってないけど読んでくれちゃってるそこの読者さん!!
これからも悪徳領主を愛読してくれよな!!
これ、アルト(作者)との約束だから!!
擦れる金属音に続くように、一本の短剣がクルクルと宙を舞い、遥か後方にて地面にサクッと突き刺さる。
刃はヒビ割れており、使い物になりそうもない。
これで8本目だった。
「得物は何があっても放すな! 剣を失った時点で近接において戦うすべを無くしたも同然! 負けたくないならまず剣を放すな! 己の肉体の一部として考えろ!」
「師匠が容赦無さすぎるんだろうが……!」
「これでも手加減は出来る限りしてるさ。それに、ナガレ。君は些か剣を折り過ぎた。これでは名のある名剣を手にしたところで早々に折ってしまうがオチだぞ」
「そんな事は分かってるんだよ……分かってるから——」
疎らに足元の近くに並べられた短剣を1本手に取り、再び隻腕の男——『貪狼』ことローレンに躍りかかる。
「こうして修練積んでんだろうがッ!!」
大地を蹴り、刃を潰した長剣を構えるローレンへと肉薄。
距離を詰めるや否、袈裟に振り下ろし、火花が物色。
クルリと続けざまに短剣を逆手持ちに切り替え、突くように一撃——
「甘いよ」
を与える前に手首を掴まれ、不発に終わる。
が、連撃はまだ終わらない。
そのまま、柔道の要領で足掛けをせんと右の足を潜り込ませるも
「チッ」
体格の差が出たのか。
元々の技量の差か、ローレンが倒れこむ事はなく、足を掛けようと右足を潜り込ませていた俺が逆に左足に対して足払いをかけられ、そのまま転倒する、が
「いってえ……! オラッ!!」
倒れさせられた勢いを利用し、左手を軸とし、倒れ込んだまま身体を捻らせ咄嗟に回し蹴りを叩き込む。
「良いね良いね。倒れ込んでも咄嗟にそう行動を起こすその思考は悪くない」
余裕綽々と後方に飛び退いて回避したローレンが賞賛を送ってくるが、それまでだ。
「少し、休憩させろ……」
呼吸が辛い。
ここまでだと言葉で知らせ、首肯するなり歩み寄ってくる。
「いやあ、良いね。ナガレは筋が良いよ。戦士としてならそこそこ上を目指せると思う。貴族なのが残念なくらいだ」
——剣を磨く前に、まずナガレは身体を作らなければならない。取り敢えず二ヶ月ほどオレと殺し合いをしよう。
数刻前に言い渡された言葉。
初めはどういう意味かと勘ぐったが、やってみるとその言葉の意味が見えてくる。
今まで俺は温室で育っていたから身体が出来ていない。
ローレンはその点を問題視したのだ。
無理に身体の出来上がっていない時に剣を教え込んだところで無駄に身体を壊してしまうがオチだと。
ならば、乱取りのような稽古を挟み、順序を経て剣を教えた方が良い。そう踏んでの行為であった。
「隻腕でも『貪狼』は健在か……」
「まさか。全盛期には遠く及ばないさ。だが、片腕が無くなったからといって7歳児に負ける程落ちぶれちゃいない。勝ちたいなら後10年は修練に励むんだね」
「はっ、言ってろ。1年後にその鼻を明かしてやる」
ローレンが隻腕である理由。
あまり触れるべきでは無いかと勝手に思い込み、尋ねはしてないものの、気にならないといえば嘘になる。
隻腕でありながら全くそこを見せないこの男が何故、腕を失う羽目になったのか。
いつか尋ねる機会が来るのだろうか。
来るか来ないか分からない未来に思いを馳せながら、ゆっくりと俺は立ち上がる。
「……息は整った。続きをやるぞ」
「あははっ、そう来なくちゃね。次はオレから行くよ。上手く凌いでくれよ? ナガレッ!!」
裂帛の気合いと共に新たな火花が散る。
心配そうに見つめるヴェイン。
愉悦に口角を歪ませるローレン。
不敵に笑い続ける俺。
3人の思いが交錯を続ける——。
「ああ゛ッ、くそがっ……!」
「坊ちゃん、動かないで下さい。上手く治療が出来ません……」
日が落ちる直前まで修練を積み、やっと帰宅出来たというところで散々に痛めつけられた身体の傷を魔法にて癒して貰っていた。
やはり異世界、といったところか。
魔法という概念が存在し、その実態は神秘だなんだと覆われている。科学のようにタネが存在するのかと一時は思ったが、急に水を生み出したり、傷を塞いだりと全くもって意味がわからない。
しかも、魔法を扱える人間はごく僅かという事もあってタネを暴こうとする試みは数分で取り止め。
その過程でヴェインはそのごく僅かに含まれる一人であり、中々にハイスペックな執事であった事が発覚していた。
「あのクソ師匠は手加減を知らんのか……っ!」
——修練の時間は勿論、技量というものは受けた痛みの量にも比例する。成長盛りの元気な身体のうちに沢山痛みを味わう事だね。
痛みを身体に受ければ、次は受けまいと本能が反応し、回避行動を起こす。だからオレは寸止めなんて無粋な真似はしないから。
その理屈は分かる。
ローレンが使っている得物は刃を潰してあるので死ぬことはない。だが。だがしかし。
「これはあまりにも酷いだろう」
打ち身、擦り傷、切り傷、捻挫など。
容赦ない攻撃の数々によって既に満身創痍だ。
「だがまあこれも必要最低限と割り切るしかないな」
「そう、ですね」
そんな会話をしているうちに傷が塞がり、治っていく。
治す度にその分、俺が傷つくと分かっているのか、ヴェインの表情は優れない。
もし、自分に治癒の魔法が使えなければこんな荒療治をする必要が無かったのにと悔やんでいるのか。
「そう陰鬱そうにするな。ヴェインには誰よりも感謝している。貴族である以上、それなりの戦闘能力だって必要になるやもしれん。僕は感謝してるんだ。それを誇れ。悔やむ事は僕への侮辱とみなす。分かったか」
「……わかり、ました」
「それでいい」
その間に目に見える傷が完治しきった事を確認。
「今日はもう休む。少しばかり疲れた」
表情に疲労を浮かばせていた事もあってか、すんなりとヴェインは言葉を受諾し、ベッドに倒れ込む俺を視認してから部屋の明かりを消灯。
一礼をしてから部屋を後にする。
ドア越しに響く足音。
一定間隔で刻まれる足音が数十秒ほど続き、シン、と廊下に静寂が訪れた事を確認してからムクリと上体を起こした。
「ヴェインには悪いが、人事は尽くさせてもらう」
闇夜に包まれ始めていた周囲を一瞥し、ガラリと窓を開けてそこから身を乗り出す。
俺の自室に設えられた窓の先には事前に事情を伝達しておいた男が一人、待機していた。
「へえ、本当にやるんだ」
「死んでも嘘は言わん」
「はははっ、ナガレは格好良いねえ。その格好良さには師匠も危うく憧れそうだよ」
クソ師匠こと、ローレン=ヘクスティアだ。
「無駄口はいい。僕があえて師匠を予めやろうとしていた自主訓練用の時間に呼び出したんだ。事情くらい、察してるだろう」
「さあ? オレは付き合えと言われたからここに今いるだけ。それ以上もそれ以下もないなぁ?」
ニタリ顔で飄々と言ってのける。
この顔は恐らく全てを察している。
俺が一人で自主訓練をしたところで大した成果を上げれないから師匠を呼びだした事。
このまま、師匠の言った通りに修練をしたところで、目的の成果を得られる可能性は100%ではない事。
「僕は、何としてでも勝たなきゃならない」
「それは聞いたよ。ならば、明日の殺し合いの為にも体力をつけるべきだろうに」
「それじゃダメだから呼んだに決まってるだろ」
「へえ?」
一つの確信を以って話を進める。
「僕は来たるべき日に『剣技』の試合をするつもりは毛頭ない。持ちかける試合は『剣』を主体に置いた実践的な『試合』だ。父上には『剣』をと言ったが、負けられない試合の条件をあえて不利なモノで固める必要はあるまい」
「くくくっ、ああ、そうだ。負けられない戦いならば、何重にも保険を掛けるのは道理だ」
——で?
続けろと目で促してくる。
「幸い、僕の師匠はあの『貪狼』だ。相手の技術を一瞬で真似る狼。師匠の本領は殺し合いでも、剣の技術でもあるまい?」
「ふ、ふははっ」
——これほど愉快なのもいつぶりだろうか。
これ以上なく破顔し、哄笑が続く。
「師匠の本領は技術の豊富さ。それに尽きる。ゆえに本来の修練外の時間でソレを教えて貰いたい。僕でも扱える先人達の技術の数々を」
「……一応聞くけども、貴族としての誇りやプライドは? オレの戦い方はどう考えても『真っ直ぐ』ではないよ?」
「はっ」
にべもなく吐き捨てる。
「誇りなんぞは犬にでも喰わせてしまえ。邪道だろうが、勝者が全てだ。勝ち続ければ王道となる」
「ふ、ふははは!! あははははははッ!!! あー、堪んない。ナガレ、君は最高だよ。オレの弟子にこれ以上相応しいやつは居ない気がする程にね」
ひぃーっと笑いながら腹を抱える師匠に対し、俺はいつも通り。居丈高に。高圧的に。尊大に。一片の迷い、逡巡なく言ってのける。
「初めから言ってただろう。
————僕に戦い方を教えろ、と」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
ふへぇ。なんかあったかそうなランキング入ってたでやんす。
神様転生!神様転移!勇者!みたいなテンプレは入ってないけど読んでくれちゃってるそこの読者さん!!
これからも悪徳領主を愛読してくれよな!!
これ、アルト(作者)との約束だから!!
21
あなたにおすすめの小説
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ
柚木 潤
ファンタジー
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。
また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる