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3章
21話 後編!
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目が覚めた時には、全てが終わっていた。
全てが過去の出来事へ変わっていた。
歳の割に早熟していたナガレは自分が逃がされたのだと。
逃してもらったのだと直ぐに理解した。
言葉としては少し大げさかもしれない。
それでもあの男は。彼らは一人の少年を逃がすためにしんがりを務めんと向かって行ったのだ。
傭兵である彼らからすれば仕事だからと割り切れる。
だが、ナガレは違う。
ナガレは生まれ持った性質が、性格が、本質が絶望的に貴族に向いていなかった。
例えるなら、貴族は100の価値を持った一人の人間を生かすためなら、1の価値しかない人間ならば99人見捨てることが。捨て石とする決断を下す事が出来る人種。
天秤にかけ、要らない一方を切って捨てれる者こそ貴族に相応しい。それが上に立つ者の義務であり、責務だ。
その判断を誤れば、国は回らなくなるから。
だが、ナガレは良くも悪くも純粋だった。
まだ4歳であった事が災いしたんだろう。
何人かを犠牲にして確実に一人を逃がす方法。
一か八かで全員で撤退し、全員生還する方法。
犠牲となる者が悪人であったならば話は違っただろうが、ナガレからしてみれば傭兵として雇われていた彼らはまごう事無き善人であった。だから後者を選ぼうとした。
数倍もの人数差のある敵に突っ込むのは馬鹿だと。
だから一緒に逃げよう。僕も沢山の人と一緒に逃げた方が安心だから——。
でも、その懇願が叶う事は無かった。
ただ一つ言えるのは、自分だけ生かされたという事。
自分を生かすために誰かが死んでいったという重い事実だけが心に突き刺さった。
「……おい、おい、おい!! 誰か!!」
自室のベッドに寝かされていたナガレは慌ててムクリと起き上がり、慟哭。
「……どうなさいましたか」
部屋の隅で控えていたのか、御者の男は酷く悲しそうな表情で見つめてくる。
どうしてここにいるのか。そんな疑問は今はどうでも良かった。
「アイツらはどうなったッ?!」
あの時の時刻は昼過ぎだったはず。
だが、窓から部屋に差し込む光は昇ったばかりの曙光のよう。
長い間眠っていた事は理解が出来ていた。
だから尋ねた。
焦燥しきった様子で。
でも、それでも、言い放たれた言葉の中に希望的観測が含まれていた。もしかするとみんな無事に帰ってこれたんじゃないか。
今も生きてるんじゃないか。
ナガレの思考はどこまでも甘く、子供染みていた。
「……世の中には知らない方がいい事というものもあります」
御者だった男は頭を悩ませた。
彼は全てを知っている。ナガレが眠っている間に起こった事の顛末を。何やら結託していた大勢の盗賊団は壊滅。しかし、傭兵として雇われた者達は殆どのものが重症、もしくは死んでしまった。
例に漏れず、ドレッドヘアのあの男も。
ここで無事と、嘘の情報を吐くのも有りだろう。
相手は幼子。人の死というものに向き合わせるには些か早く、こころが純粋過ぎる。
だが、無事と嘘を吐き、既に傭兵達は去っていったといえば不信感を抱くに違いない。
だから言葉を選んだ。
この事は忘れろと。聞くなと。お前にはまだ人の死を受け止めるには早過ぎると。
「いいから答えろッ!! アイツらはどうなった?! お前はちちうえに雇われた者だろう! なら命令だ! いえ! どうなった! 早く答えろ!」
言葉にすがる。
どうか、どうか彼らが無事でありますようにと。
また、会えますようにと。
共に過ごした時間なぞ1日にも満たない。
だけど彼らという存在があったからこそ、ナガレは今ここにいるのだから。
「…………」
僅かな逡巡の末。
御者の男は、
「死にました。数人を残して死にました。あの方は、片腕を斬られ、身体を矢に貫かれても尚戦い続け、果てに逝ったそうです」
——その様子は意地でもここから先は通さんとばかりの鬼神ぶりだったとか。
死にました。
そこから先の言葉は頭に入ってこない。
御者の男は情報を付け足すように言葉を続けるが何も耳に入ってこない。
ああ、ああ————
僕を逃がすために彼らは死んだ。
犠牲となった。死なせてしまった。
僕のせいで、僕のせいで。
自分の中の何かが音を立てて崩壊してく。
がらがらと。積み立てられていたナニカが壊れてく。
幻聴が聞こえる。
——弱味を見せるな。弱気になるな。
ああ、僕が弱気になったから彼らは死んだ。
僕が弱味を見せたから彼らは死んでしまった。
ナニカが僕を侵食してく。
でもどうでも良かった。こんな僕はいなくなった方がいい。
幻聴が聞こえる。
——いついかなる時も気丈に振る舞わねえとならねえ。
僕は守れていなかった。
そう在れてなかった。
その言葉に反してしまってた。
だから死なせてしまった。
やり直したい。
あの時、あの瞬間から。
でも叶わない。掴み損ねたものは二度と戻ってこない。
幻聴が聞こえる。
——弱気は全ておし殺せ。
無理だ。無理だよ。
怖いんだ。どうしようもなく怖い。
また僕を守るために誰かが死んでしまうと思うと怖くて仕方がない。おし殺せない。
僕はどうすればいい?
なあ、答えを教えてくれよ。
あの難しい話をまた聞かせてくれよ。
幻聴は、聞こえない。
僕の前から人がいなくなっていく事に耐えられない。
僕の為に死ぬ事だけはやめて欲しい。
辛いんだ。どうしようもなく辛い。
呻き声が聞こえる。
だから。
だから——。
ナニカが崩れていく。
ああ、それでいい。それでいいよ。
こんな僕なんて崩れてしまえ。
いなくなってしまえ。
だけど、貴族であるという事実の放棄だけは許されない。
それは死んで逝った彼らに対する冒涜だ。
彼が言っていた良い領主になろう。
だけど、そこに人は要らない。
安心感が欲しいんだろう?
なら、嘘をつかないと約束しよう。
決して僕は嘘をつかないと。
気丈に振る舞おう。
その為にも僕の中にもう一人の『ナガレ』を作り上げよう。
彼らの死に様を忘れないと誓おう。
感傷的にならないと誓おう。
良い領主になると誓おう。
でも、人は要らない。
領民の心なんて欲しくない。願い下げだ。
だから嫌われるように動くよ、僕は。
だって、嫌われれば誰も僕を守ろうとしないだろう?
僕の為に誰かが死ぬ事だけは許さない。
誓いを此処に。
だけど、この時、この瞬間だけは。
見逃してくれ——。
小さな嗚咽が、響いた。
少年は孤独ではなく、死を恐れていた。
唐突に訪れる別れを。
人が死ぬ事はまだ受け入れられる。
でも、自分の為に誰かが死ぬ事だけは受け入れられない。
のし掛かる十字架の重荷に耐えられない。
少年の原点は一人の男の言葉。
語られた理想像のみが心のカタチ。
本音を言えば、生というしがらみから解放されたい。
だが、それを誓いは許さない。
少年の行動原理は、一言で言えば懇願。
貴族として生きていくと、良い領主になると誓った。
だけど、僕を慕わないでくれ。僕のために死のうと思わないでくれ。それらの想いを根底に据えている。
他人には嫌われれば良いだけの話。
だけど、両親はそうはいかない。
嫌われようとしても、それでも父上達は愛情を注ごうとするかもしれない。家族だから。なら、両親の前でだけは。
良い息子であろう。彼らの理想であり続けよう。
自分の為だけに作った、白く透き通った世界で独り謳う。
「——僕はちゃんと、貴族をやれてるか?」
その返事は、帰ってこないと知りながら。
———————————————
あとがき
作者の文才不足による表現力のなさが半端ないのであとがきを入れます。
21話は相当複雑な話なんで、意味不!
って思ったら感想お願いします!貰った感想で訂正入れてくんで!
簡潔に表せば、21話で本来のナガレの性格の理由を書いてます。
孤独に怯えているのではなく、人の死。
幼き日にのし掛かった死に恐れてるといった設定です。
誰しもある純粋だった頃、自分の為に傭兵達が死んで逝った。
普通ならば、傭兵なんだからと割り切れるところですが、純粋過ぎる心はそう捉えさせてはくれなかった。
自責による相乗によって心は耐えれず、『ナガレ』という本来の自分ではない自身を作り上げた。
その人格の根底にあるのが傭兵に言われていた言葉。
自己解釈と自分のワガママを取り入れた結果。
人に不快感を与えるような尊大口調が。
でも両親相手には猫被れて。嘘はつかない。という性格が出来上がった。
領民や使用人達にも幼いナガレが嫌われてたのも、ナガレが嫌われるようにと行動してたからです。
普通、7歳児程度相手に嫌悪するか?
と思った方も初めはいたかもしれませんが、上記で納得して頂けたら幸いです。
言い方紛らわしいですが、(今の)ナガレが(本来の)ナガレに抱いていた感情というか、評価は間違いだらけだったって話ですね。
あとがきクッソ長くなりましたが、今後は文章力に更に力入れる。というか入れれたら良いなあ(希望的観測)ですけど、温かく見守ってもらえたら恐悦至極。
長々としたあとがきを見てくれた皆に!
感謝感激雨霰!!!
全てが過去の出来事へ変わっていた。
歳の割に早熟していたナガレは自分が逃がされたのだと。
逃してもらったのだと直ぐに理解した。
言葉としては少し大げさかもしれない。
それでもあの男は。彼らは一人の少年を逃がすためにしんがりを務めんと向かって行ったのだ。
傭兵である彼らからすれば仕事だからと割り切れる。
だが、ナガレは違う。
ナガレは生まれ持った性質が、性格が、本質が絶望的に貴族に向いていなかった。
例えるなら、貴族は100の価値を持った一人の人間を生かすためなら、1の価値しかない人間ならば99人見捨てることが。捨て石とする決断を下す事が出来る人種。
天秤にかけ、要らない一方を切って捨てれる者こそ貴族に相応しい。それが上に立つ者の義務であり、責務だ。
その判断を誤れば、国は回らなくなるから。
だが、ナガレは良くも悪くも純粋だった。
まだ4歳であった事が災いしたんだろう。
何人かを犠牲にして確実に一人を逃がす方法。
一か八かで全員で撤退し、全員生還する方法。
犠牲となる者が悪人であったならば話は違っただろうが、ナガレからしてみれば傭兵として雇われていた彼らはまごう事無き善人であった。だから後者を選ぼうとした。
数倍もの人数差のある敵に突っ込むのは馬鹿だと。
だから一緒に逃げよう。僕も沢山の人と一緒に逃げた方が安心だから——。
でも、その懇願が叶う事は無かった。
ただ一つ言えるのは、自分だけ生かされたという事。
自分を生かすために誰かが死んでいったという重い事実だけが心に突き刺さった。
「……おい、おい、おい!! 誰か!!」
自室のベッドに寝かされていたナガレは慌ててムクリと起き上がり、慟哭。
「……どうなさいましたか」
部屋の隅で控えていたのか、御者の男は酷く悲しそうな表情で見つめてくる。
どうしてここにいるのか。そんな疑問は今はどうでも良かった。
「アイツらはどうなったッ?!」
あの時の時刻は昼過ぎだったはず。
だが、窓から部屋に差し込む光は昇ったばかりの曙光のよう。
長い間眠っていた事は理解が出来ていた。
だから尋ねた。
焦燥しきった様子で。
でも、それでも、言い放たれた言葉の中に希望的観測が含まれていた。もしかするとみんな無事に帰ってこれたんじゃないか。
今も生きてるんじゃないか。
ナガレの思考はどこまでも甘く、子供染みていた。
「……世の中には知らない方がいい事というものもあります」
御者だった男は頭を悩ませた。
彼は全てを知っている。ナガレが眠っている間に起こった事の顛末を。何やら結託していた大勢の盗賊団は壊滅。しかし、傭兵として雇われた者達は殆どのものが重症、もしくは死んでしまった。
例に漏れず、ドレッドヘアのあの男も。
ここで無事と、嘘の情報を吐くのも有りだろう。
相手は幼子。人の死というものに向き合わせるには些か早く、こころが純粋過ぎる。
だが、無事と嘘を吐き、既に傭兵達は去っていったといえば不信感を抱くに違いない。
だから言葉を選んだ。
この事は忘れろと。聞くなと。お前にはまだ人の死を受け止めるには早過ぎると。
「いいから答えろッ!! アイツらはどうなった?! お前はちちうえに雇われた者だろう! なら命令だ! いえ! どうなった! 早く答えろ!」
言葉にすがる。
どうか、どうか彼らが無事でありますようにと。
また、会えますようにと。
共に過ごした時間なぞ1日にも満たない。
だけど彼らという存在があったからこそ、ナガレは今ここにいるのだから。
「…………」
僅かな逡巡の末。
御者の男は、
「死にました。数人を残して死にました。あの方は、片腕を斬られ、身体を矢に貫かれても尚戦い続け、果てに逝ったそうです」
——その様子は意地でもここから先は通さんとばかりの鬼神ぶりだったとか。
死にました。
そこから先の言葉は頭に入ってこない。
御者の男は情報を付け足すように言葉を続けるが何も耳に入ってこない。
ああ、ああ————
僕を逃がすために彼らは死んだ。
犠牲となった。死なせてしまった。
僕のせいで、僕のせいで。
自分の中の何かが音を立てて崩壊してく。
がらがらと。積み立てられていたナニカが壊れてく。
幻聴が聞こえる。
——弱味を見せるな。弱気になるな。
ああ、僕が弱気になったから彼らは死んだ。
僕が弱味を見せたから彼らは死んでしまった。
ナニカが僕を侵食してく。
でもどうでも良かった。こんな僕はいなくなった方がいい。
幻聴が聞こえる。
——いついかなる時も気丈に振る舞わねえとならねえ。
僕は守れていなかった。
そう在れてなかった。
その言葉に反してしまってた。
だから死なせてしまった。
やり直したい。
あの時、あの瞬間から。
でも叶わない。掴み損ねたものは二度と戻ってこない。
幻聴が聞こえる。
——弱気は全ておし殺せ。
無理だ。無理だよ。
怖いんだ。どうしようもなく怖い。
また僕を守るために誰かが死んでしまうと思うと怖くて仕方がない。おし殺せない。
僕はどうすればいい?
なあ、答えを教えてくれよ。
あの難しい話をまた聞かせてくれよ。
幻聴は、聞こえない。
僕の前から人がいなくなっていく事に耐えられない。
僕の為に死ぬ事だけはやめて欲しい。
辛いんだ。どうしようもなく辛い。
呻き声が聞こえる。
だから。
だから——。
ナニカが崩れていく。
ああ、それでいい。それでいいよ。
こんな僕なんて崩れてしまえ。
いなくなってしまえ。
だけど、貴族であるという事実の放棄だけは許されない。
それは死んで逝った彼らに対する冒涜だ。
彼が言っていた良い領主になろう。
だけど、そこに人は要らない。
安心感が欲しいんだろう?
なら、嘘をつかないと約束しよう。
決して僕は嘘をつかないと。
気丈に振る舞おう。
その為にも僕の中にもう一人の『ナガレ』を作り上げよう。
彼らの死に様を忘れないと誓おう。
感傷的にならないと誓おう。
良い領主になると誓おう。
でも、人は要らない。
領民の心なんて欲しくない。願い下げだ。
だから嫌われるように動くよ、僕は。
だって、嫌われれば誰も僕を守ろうとしないだろう?
僕の為に誰かが死ぬ事だけは許さない。
誓いを此処に。
だけど、この時、この瞬間だけは。
見逃してくれ——。
小さな嗚咽が、響いた。
少年は孤独ではなく、死を恐れていた。
唐突に訪れる別れを。
人が死ぬ事はまだ受け入れられる。
でも、自分の為に誰かが死ぬ事だけは受け入れられない。
のし掛かる十字架の重荷に耐えられない。
少年の原点は一人の男の言葉。
語られた理想像のみが心のカタチ。
本音を言えば、生というしがらみから解放されたい。
だが、それを誓いは許さない。
少年の行動原理は、一言で言えば懇願。
貴族として生きていくと、良い領主になると誓った。
だけど、僕を慕わないでくれ。僕のために死のうと思わないでくれ。それらの想いを根底に据えている。
他人には嫌われれば良いだけの話。
だけど、両親はそうはいかない。
嫌われようとしても、それでも父上達は愛情を注ごうとするかもしれない。家族だから。なら、両親の前でだけは。
良い息子であろう。彼らの理想であり続けよう。
自分の為だけに作った、白く透き通った世界で独り謳う。
「——僕はちゃんと、貴族をやれてるか?」
その返事は、帰ってこないと知りながら。
———————————————
あとがき
作者の文才不足による表現力のなさが半端ないのであとがきを入れます。
21話は相当複雑な話なんで、意味不!
って思ったら感想お願いします!貰った感想で訂正入れてくんで!
簡潔に表せば、21話で本来のナガレの性格の理由を書いてます。
孤独に怯えているのではなく、人の死。
幼き日にのし掛かった死に恐れてるといった設定です。
誰しもある純粋だった頃、自分の為に傭兵達が死んで逝った。
普通ならば、傭兵なんだからと割り切れるところですが、純粋過ぎる心はそう捉えさせてはくれなかった。
自責による相乗によって心は耐えれず、『ナガレ』という本来の自分ではない自身を作り上げた。
その人格の根底にあるのが傭兵に言われていた言葉。
自己解釈と自分のワガママを取り入れた結果。
人に不快感を与えるような尊大口調が。
でも両親相手には猫被れて。嘘はつかない。という性格が出来上がった。
領民や使用人達にも幼いナガレが嫌われてたのも、ナガレが嫌われるようにと行動してたからです。
普通、7歳児程度相手に嫌悪するか?
と思った方も初めはいたかもしれませんが、上記で納得して頂けたら幸いです。
言い方紛らわしいですが、(今の)ナガレが(本来の)ナガレに抱いていた感情というか、評価は間違いだらけだったって話ですね。
あとがきクッソ長くなりましたが、今後は文章力に更に力入れる。というか入れれたら良いなあ(希望的観測)ですけど、温かく見守ってもらえたら恐悦至極。
長々としたあとがきを見てくれた皆に!
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