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好き、なのはホントなのだけれど……
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そういうところ? 絶対に先輩には言うな? よっぽど俺は何か、変な事をダンに言ったのだろうか?
首を傾げていると、ダンが大げさに溜め息を吐いた。
「……そーいや無自覚だったか、しゃーねーな。んで、小物だっけ。ここ出て、少し歩いたところに生活雑貨の専門店があるから、そこでも行くか」
「? うん……」
よく分からないが、これ以上は話してくれそうもない。この話はもう終りだ、と言わんばかりに俺の手を引き、レジへと歩き出してしまったからな。
「広っ、何階あるんだよ、ここ」
専門店を舐めてたな。さっきのホームセンターより広いじゃないか。
「こっちにフロアガイドあるぞ」
ダンが指し示す、エスカレーターの近くにあるガイドを下から上に目線でなぞる。
「全部で6階か」
「ひとつずつ回ってもいいけどよ。ある程度は何買うか、しぼった方がいいんじゃねーか?」
確かに、このフロア数を何の指針も無しに回るのは骨が折れそうだ。
「具体的に、どんなのがいいんだ?」
「普段使いがいいやつかな」
「じゃあ、コップとかどうだ?」
「あっ、それいいかも! 折角だからお揃いのにしようよ。勿論、さっき言った通り、俺が出すからな。弁当のお礼に」
「おう、ありがとな。しかし、律儀だよな相棒は。そういうところも好き、だけどよ」
照れくさそうに、けれども真っ直ぐな言葉が俺の心臓を掴んで離さない。
「……俺も、ダンのこと、好きだよ?」
「……好きの種類が違うだろ、シュンの場合。今のところはな」
つい漏れていた気持ちは、とっくに見透かされていたようだ。ソレイユ先輩の言う通りだ。俺は、分かりやすいんだろう。
ふわりと漂い始めた、擽ったい空気。それを誤魔化すみたいに俺の頭をわしゃわしゃ撫で回した手が、再び俺を誘っていく。
「……三階に食器類が有るみたいだから、とりあえず上がってみようぜ」
ダンと並んでエスカレーターに乗る。
乗る前後でいつも緊張してしまうんだよなぁ。階段を上らないで済むから便利なんだけどさ。まぁ今日は、つまずいたとしてもダンが何とかしてくれるだろうけど。
無事辿り着いた俺達は、一先ずフロア内をぐるりと回ってみることにした。
「ここじゃないか?」
ダンが指差す先には色も形も様々なコップがひしめき合うように、棚に並んでいる。
「いっぱいあって迷っちゃうなー」
「何を優先するか、先に決めといた方がいいな」
「俺、取っ手が有るのがいい。無いと落としそうで不安だから」
「だったらマグカップだな。この辺とかどうだ?」
棚から色違いのコップを取って見せてくる。立体的な縦のラインが入った、シンプルなものだ。大きさと軽さも丁度いい。
「んーこれもいいけど……もっと、お揃いっぽいのがいいかな」
首を傾げていると、ダンが大げさに溜め息を吐いた。
「……そーいや無自覚だったか、しゃーねーな。んで、小物だっけ。ここ出て、少し歩いたところに生活雑貨の専門店があるから、そこでも行くか」
「? うん……」
よく分からないが、これ以上は話してくれそうもない。この話はもう終りだ、と言わんばかりに俺の手を引き、レジへと歩き出してしまったからな。
「広っ、何階あるんだよ、ここ」
専門店を舐めてたな。さっきのホームセンターより広いじゃないか。
「こっちにフロアガイドあるぞ」
ダンが指し示す、エスカレーターの近くにあるガイドを下から上に目線でなぞる。
「全部で6階か」
「ひとつずつ回ってもいいけどよ。ある程度は何買うか、しぼった方がいいんじゃねーか?」
確かに、このフロア数を何の指針も無しに回るのは骨が折れそうだ。
「具体的に、どんなのがいいんだ?」
「普段使いがいいやつかな」
「じゃあ、コップとかどうだ?」
「あっ、それいいかも! 折角だからお揃いのにしようよ。勿論、さっき言った通り、俺が出すからな。弁当のお礼に」
「おう、ありがとな。しかし、律儀だよな相棒は。そういうところも好き、だけどよ」
照れくさそうに、けれども真っ直ぐな言葉が俺の心臓を掴んで離さない。
「……俺も、ダンのこと、好きだよ?」
「……好きの種類が違うだろ、シュンの場合。今のところはな」
つい漏れていた気持ちは、とっくに見透かされていたようだ。ソレイユ先輩の言う通りだ。俺は、分かりやすいんだろう。
ふわりと漂い始めた、擽ったい空気。それを誤魔化すみたいに俺の頭をわしゃわしゃ撫で回した手が、再び俺を誘っていく。
「……三階に食器類が有るみたいだから、とりあえず上がってみようぜ」
ダンと並んでエスカレーターに乗る。
乗る前後でいつも緊張してしまうんだよなぁ。階段を上らないで済むから便利なんだけどさ。まぁ今日は、つまずいたとしてもダンが何とかしてくれるだろうけど。
無事辿り着いた俺達は、一先ずフロア内をぐるりと回ってみることにした。
「ここじゃないか?」
ダンが指差す先には色も形も様々なコップがひしめき合うように、棚に並んでいる。
「いっぱいあって迷っちゃうなー」
「何を優先するか、先に決めといた方がいいな」
「俺、取っ手が有るのがいい。無いと落としそうで不安だから」
「だったらマグカップだな。この辺とかどうだ?」
棚から色違いのコップを取って見せてくる。立体的な縦のラインが入った、シンプルなものだ。大きさと軽さも丁度いい。
「んーこれもいいけど……もっと、お揃いっぽいのがいいかな」
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