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ソレイユ先輩に押し倒されたんだが?
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操られている……か、だとしたらやっぱり……
「魔術、ですか?」
「うん。その可能性もあるから詳しい人に調べてもらうみたい。また何かあったら大変だからね」
もし、あの魔獣が誰かに操られていたとしたら……あいつは俺を執拗に狙っていた。倒れた先輩には目もくれずに。
まさか、今ごろになって俺を召喚したやつが仕掛けてきたのだろうか?
「そーゆーワケだからー……ハイこれ」
先輩が何かを握らせてくる。そっと掌を開くと雫の形をしたオレンジ色の天然石が付いたピアスが淡い光を帯びていた。
「これは?」
「それ、穴開けなくていいやつだから」
俺がしげしげと眺めていると先輩が自分のみみたぶを指し示す。
「オレのとペアになってるんだ。先生のブレスレットと違って何の効果もないけどさ。お守りがわりに片方持っててくんない?」
お守り……か。何だか、離れていても先輩が側に居てくれるみたいだ。
「ありがとうございます、ソレイユ先輩。大切にしますね。その、良かったら着けてくれませんか? こういうの初めてなんで……」
「オッケー! オニーサンに任せなさい!」
俺の頭を撫でてくれながらニッと口の端を持ち上げ笑う。ピアスを受け取ると俺の耳たぶに丁寧に装着してくれた。
「痛くない?」
「はい、大丈夫です。ふふっ」
「どうしたの? 突然」
「いえ、先輩とお揃いだなって思ったら何だか嬉しくなっちゃって」
「……しゅーんちゃーんダメだよ! そんなこと言っちゃあ、俺だって男なんだからね?」
「はい、そうですね?」
そりゃあ先輩は男だ。間違いない。でも……それと今の俺の発言に何の関係があるんだろうか? 俺が小首を傾げながら応えると、先輩は掌で両目を覆ってため息を吐いた。
「ほんとにもーこの子は……少しは危機感を持ちなさい! もしシュンちゃんに変な虫が付いたらって思うと、オニーサン心配で夜眠れなくなっちゃうでしょ?」
確かに俺のせい? で先輩が睡眠不足になってしまっては大変だ。なんとかしなければ。
「でも、具体的にどうすればいいんですか?」
「例えば……オレがシュンちゃんにこーゆーことしたらどうする?」
先輩は俺の手から缶を奪って自分の分と一緒に地面に置くと俺の身体を押し倒した。ギシリとベンチの軋む音が耳に届く。
「ソレイユ先輩?」
無機質な表情をした先輩の整った顔が俺に近付いてくる。俺はただただ呆然とそれを眺めていた。
「……ダメだよ。ぼーっと見てちゃ、きちんと抵抗しないと……」
「魔術、ですか?」
「うん。その可能性もあるから詳しい人に調べてもらうみたい。また何かあったら大変だからね」
もし、あの魔獣が誰かに操られていたとしたら……あいつは俺を執拗に狙っていた。倒れた先輩には目もくれずに。
まさか、今ごろになって俺を召喚したやつが仕掛けてきたのだろうか?
「そーゆーワケだからー……ハイこれ」
先輩が何かを握らせてくる。そっと掌を開くと雫の形をしたオレンジ色の天然石が付いたピアスが淡い光を帯びていた。
「これは?」
「それ、穴開けなくていいやつだから」
俺がしげしげと眺めていると先輩が自分のみみたぶを指し示す。
「オレのとペアになってるんだ。先生のブレスレットと違って何の効果もないけどさ。お守りがわりに片方持っててくんない?」
お守り……か。何だか、離れていても先輩が側に居てくれるみたいだ。
「ありがとうございます、ソレイユ先輩。大切にしますね。その、良かったら着けてくれませんか? こういうの初めてなんで……」
「オッケー! オニーサンに任せなさい!」
俺の頭を撫でてくれながらニッと口の端を持ち上げ笑う。ピアスを受け取ると俺の耳たぶに丁寧に装着してくれた。
「痛くない?」
「はい、大丈夫です。ふふっ」
「どうしたの? 突然」
「いえ、先輩とお揃いだなって思ったら何だか嬉しくなっちゃって」
「……しゅーんちゃーんダメだよ! そんなこと言っちゃあ、俺だって男なんだからね?」
「はい、そうですね?」
そりゃあ先輩は男だ。間違いない。でも……それと今の俺の発言に何の関係があるんだろうか? 俺が小首を傾げながら応えると、先輩は掌で両目を覆ってため息を吐いた。
「ほんとにもーこの子は……少しは危機感を持ちなさい! もしシュンちゃんに変な虫が付いたらって思うと、オニーサン心配で夜眠れなくなっちゃうでしょ?」
確かに俺のせい? で先輩が睡眠不足になってしまっては大変だ。なんとかしなければ。
「でも、具体的にどうすればいいんですか?」
「例えば……オレがシュンちゃんにこーゆーことしたらどうする?」
先輩は俺の手から缶を奪って自分の分と一緒に地面に置くと俺の身体を押し倒した。ギシリとベンチの軋む音が耳に届く。
「ソレイユ先輩?」
無機質な表情をした先輩の整った顔が俺に近付いてくる。俺はただただ呆然とそれを眺めていた。
「……ダメだよ。ぼーっと見てちゃ、きちんと抵抗しないと……」
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