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第2章
(33)たたたっ、誕生祭だよ!⑤
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「お待たせしました……?」
ソフィアは扉を開けると、グライとスピーレとオーヴィはにこにこ笑ってたけど、エリックさん達は……
「女神だ……」
「美しい……」
「やはり、似合うと思ったよ」
「あはは……」
エリックさんとアルフさんが崇め始めちゃったよ?!マイルさんはうんうん頷いてる。でも私崇めても意味な……あ、私がフェアリーデイだからか。
「ハンネス王子、ありがとうございました。王妃様にもお礼をお伝えしたいのですが、宜しいでしょうか?」
「いいとも、一緒に行こうか」
「はい!」
ソフィアがハンネス王子の近くに行くと、ハンネス王子は手を差しだす。
「ソフィア、手を」
「え?はい」
ハンネス王子はソフィアの手を取り、王様達がいる部屋までエスコートする。
「(彼女のこの姿の方が本当なら、レオンには勿体なかったかな…)」
「ハンネス王子、どうかしましたか?」
「ソフィアは可愛いねって思ってたところだよ」
「ふふっ、ありがとうございます」
「本当に、勿体ないな…」
「えっ?」
「なんでもないよ」
そんな2人の雰囲気に他の人達は入れなかった。
「父上、母上、レオン、ソフィア達を連れて来ましたよ」
「失礼します、ソフィアです……わっ!」
扉を開けてすぐに国王様と王妃様がお顔を近づける。
「女神のようだな……!」
「その言葉、私へのプロポーズのときにもおっしゃっておりませんでした…?」
「あっ…………」
その場にいた全員が国王に哀れみ目を向ける。
「んもう…ソフィアちゃん、こっちにいらしてよく見せて?」
「は、はい!」
「……レオン、わしらは一緒に菓子でも食べようか?」
「……はい」
レオン王子はソフィアの成長した姿にただ唖然としていた。
ソフィアが王妃に近くの部屋に連れてかれているとき、さっきのメイドとすれ違った。
「あっ!お…王妃様、少し待って頂けますか?」
「あら、ごめんなさい!どうしたの、ソフィアちゃん?」
「さっきのメイドさんに用がありまして……」
「そうだったのね。わかったわ、少し待ってる」
「ありがとうございます」
私はメイドさんの後を追いかける。メイドさんが入ったのはさっき私達がいた国王様御一家のお部屋。お水を持ってたから、きっと飲み物を持っていってたんだ!
「失礼します、ソフィアです」
中に入ると、メイドさんは水をオレンジ色のコップに注いでいた。
「おお、ソフィア。どうしたんだ?」
「いえ、ちょっと……ん?」
すると、メイドさんから変なもやが現れていた。そして、メイドさんが注いだ水からも同様にもやが出ていた。
「メイドさん、そのお水はどなたに?」
「こ…国王様とハンネス王子、そしてレオン王子ですが…………?」
「ソフィア、その水がどうしたのだ?」
「い、いえ……」
メイドさんが注いだ水を国王様、レオン王子、ハンネス王子に渡していくメイドさん。メイドさん自身からもやは消えていたけど……国王様に渡した水だけ、もやが残ってる。…………嫌な予感がしてきた。なんだろう、どこかで感じたことある……どこ………どこだったっけ……?
【これはものを溶かす液体なんだぁ……ガラスは溶けないんだが、誤飲したり何かにでもかかれば……どうなるか、試してみるか?】
私はものすごい恐怖を感じた。国王様が手に持ってる……!飲んだらだめ!
「国王様!置いて下さい!!」
「えっ……?あ、ああ」
私はメイドさんの方を見る。メイドさんは冷や汗が止まらない様子。
「メイドさん、顔色悪いって言ってしまったことは本当にごめんなさい。でも、これは一体何ですか」
私は国王様の置いた水を手に取る。この水、コップの色で誤魔化してるけどうっすら、赤っぽい色をしてる……やっぱり。
「国王様を殺す気でしたか?この液体で」
「「「「何っ!?」」」」
「………………っ!!」
メイドは俯いたまま否定しなかった。ソフィアはコップを置いて、メイドさんのポケットに手を入れる。
「……あった」
メイドさんのポケットにあった青い瓶を取る。エリックさんが、この瓶を見て、
「ソフィア……それはなんだ?」
「これはその水にも入っていますが、危ない液体です。こんな風に」
すると、ソフィアは青い瓶を開けると自分袖を捲っての左腕にかけだした。
『『『《〈ソフィア!?〉》』』』
「お、おやめ下さいっ!!!」
メイドさんは私の手に持っていた瓶を奪う。しかし、腕に液体がかかったところは焼けただれたように、酷いものになっていた。
「…………誰かに指示されていたのでしょう?」
「う、ああああ………」
メイドさん、膝から崩れ落ちて泣き出しちゃった。
「ソフィアちゃんまだ…………って何事?」
王妃様も戻ってきちゃったよ。
「このメイドを捕らえよ!それからソフィアの手当てを早く!」
「「はっ!」」
アルフとエリックがメイドを連行する。ソフィアは怪我をしているのに涼しい顔をしている。
「大丈夫ですよ?このくらい」
『『そんな訳ないわ!!』』
「そうだぞソフィア、なんて無茶を……」
「ソフィアちゃん!?怪我をしているわ!」
「ソフィア…………」
「俺、ポーション取ってきます!」
「では私が一応、回復魔法で応急処置でもしようか」
ハンネス王子は「キュア」と唱えると、ただれが少しひいた。
「ありがとうございます」
私、なんであの液体、知ってたんだろう。それに、傷をつけたのに痛くなかった。普通にこけたときは地味に痛かったのに……そういえば、着替えるときに付いてた無数の傷痕……
「(私、過去に何かあったのかも…)」
「ソフィア」
「はい…」
ハンネス王子は私の手をぎゅっと握ったまま。
「こういうことはやめて欲しい。ソフィアが大丈夫でも、みんなが心配するよ。勿論、私も含めたみんな」
私は周りを見る。家族が不安な顔をしている。国王様も王妃様も、レオン王子も。目の前のハンネス王子も。
「…………心配かけて、ごめんなさい!」
その言葉を聞いて、その場にいた全員が安堵した。
ソフィアは扉を開けると、グライとスピーレとオーヴィはにこにこ笑ってたけど、エリックさん達は……
「女神だ……」
「美しい……」
「やはり、似合うと思ったよ」
「あはは……」
エリックさんとアルフさんが崇め始めちゃったよ?!マイルさんはうんうん頷いてる。でも私崇めても意味な……あ、私がフェアリーデイだからか。
「ハンネス王子、ありがとうございました。王妃様にもお礼をお伝えしたいのですが、宜しいでしょうか?」
「いいとも、一緒に行こうか」
「はい!」
ソフィアがハンネス王子の近くに行くと、ハンネス王子は手を差しだす。
「ソフィア、手を」
「え?はい」
ハンネス王子はソフィアの手を取り、王様達がいる部屋までエスコートする。
「(彼女のこの姿の方が本当なら、レオンには勿体なかったかな…)」
「ハンネス王子、どうかしましたか?」
「ソフィアは可愛いねって思ってたところだよ」
「ふふっ、ありがとうございます」
「本当に、勿体ないな…」
「えっ?」
「なんでもないよ」
そんな2人の雰囲気に他の人達は入れなかった。
「父上、母上、レオン、ソフィア達を連れて来ましたよ」
「失礼します、ソフィアです……わっ!」
扉を開けてすぐに国王様と王妃様がお顔を近づける。
「女神のようだな……!」
「その言葉、私へのプロポーズのときにもおっしゃっておりませんでした…?」
「あっ…………」
その場にいた全員が国王に哀れみ目を向ける。
「んもう…ソフィアちゃん、こっちにいらしてよく見せて?」
「は、はい!」
「……レオン、わしらは一緒に菓子でも食べようか?」
「……はい」
レオン王子はソフィアの成長した姿にただ唖然としていた。
ソフィアが王妃に近くの部屋に連れてかれているとき、さっきのメイドとすれ違った。
「あっ!お…王妃様、少し待って頂けますか?」
「あら、ごめんなさい!どうしたの、ソフィアちゃん?」
「さっきのメイドさんに用がありまして……」
「そうだったのね。わかったわ、少し待ってる」
「ありがとうございます」
私はメイドさんの後を追いかける。メイドさんが入ったのはさっき私達がいた国王様御一家のお部屋。お水を持ってたから、きっと飲み物を持っていってたんだ!
「失礼します、ソフィアです」
中に入ると、メイドさんは水をオレンジ色のコップに注いでいた。
「おお、ソフィア。どうしたんだ?」
「いえ、ちょっと……ん?」
すると、メイドさんから変なもやが現れていた。そして、メイドさんが注いだ水からも同様にもやが出ていた。
「メイドさん、そのお水はどなたに?」
「こ…国王様とハンネス王子、そしてレオン王子ですが…………?」
「ソフィア、その水がどうしたのだ?」
「い、いえ……」
メイドさんが注いだ水を国王様、レオン王子、ハンネス王子に渡していくメイドさん。メイドさん自身からもやは消えていたけど……国王様に渡した水だけ、もやが残ってる。…………嫌な予感がしてきた。なんだろう、どこかで感じたことある……どこ………どこだったっけ……?
【これはものを溶かす液体なんだぁ……ガラスは溶けないんだが、誤飲したり何かにでもかかれば……どうなるか、試してみるか?】
私はものすごい恐怖を感じた。国王様が手に持ってる……!飲んだらだめ!
「国王様!置いて下さい!!」
「えっ……?あ、ああ」
私はメイドさんの方を見る。メイドさんは冷や汗が止まらない様子。
「メイドさん、顔色悪いって言ってしまったことは本当にごめんなさい。でも、これは一体何ですか」
私は国王様の置いた水を手に取る。この水、コップの色で誤魔化してるけどうっすら、赤っぽい色をしてる……やっぱり。
「国王様を殺す気でしたか?この液体で」
「「「「何っ!?」」」」
「………………っ!!」
メイドは俯いたまま否定しなかった。ソフィアはコップを置いて、メイドさんのポケットに手を入れる。
「……あった」
メイドさんのポケットにあった青い瓶を取る。エリックさんが、この瓶を見て、
「ソフィア……それはなんだ?」
「これはその水にも入っていますが、危ない液体です。こんな風に」
すると、ソフィアは青い瓶を開けると自分袖を捲っての左腕にかけだした。
『『『《〈ソフィア!?〉》』』』
「お、おやめ下さいっ!!!」
メイドさんは私の手に持っていた瓶を奪う。しかし、腕に液体がかかったところは焼けただれたように、酷いものになっていた。
「…………誰かに指示されていたのでしょう?」
「う、ああああ………」
メイドさん、膝から崩れ落ちて泣き出しちゃった。
「ソフィアちゃんまだ…………って何事?」
王妃様も戻ってきちゃったよ。
「このメイドを捕らえよ!それからソフィアの手当てを早く!」
「「はっ!」」
アルフとエリックがメイドを連行する。ソフィアは怪我をしているのに涼しい顔をしている。
「大丈夫ですよ?このくらい」
『『そんな訳ないわ!!』』
「そうだぞソフィア、なんて無茶を……」
「ソフィアちゃん!?怪我をしているわ!」
「ソフィア…………」
「俺、ポーション取ってきます!」
「では私が一応、回復魔法で応急処置でもしようか」
ハンネス王子は「キュア」と唱えると、ただれが少しひいた。
「ありがとうございます」
私、なんであの液体、知ってたんだろう。それに、傷をつけたのに痛くなかった。普通にこけたときは地味に痛かったのに……そういえば、着替えるときに付いてた無数の傷痕……
「(私、過去に何かあったのかも…)」
「ソフィア」
「はい…」
ハンネス王子は私の手をぎゅっと握ったまま。
「こういうことはやめて欲しい。ソフィアが大丈夫でも、みんなが心配するよ。勿論、私も含めたみんな」
私は周りを見る。家族が不安な顔をしている。国王様も王妃様も、レオン王子も。目の前のハンネス王子も。
「…………心配かけて、ごめんなさい!」
その言葉を聞いて、その場にいた全員が安堵した。
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