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第3章
(47)こっそり、こっそり。①
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「ソフィア様、本当に行かれるのですか?」
私をいつもより目立たないワンピースに着替えさせながら話すベラさん。
「いつもの私だと皆さん絶対緊張すると思うんです。それに、こういうのは堂々と見るよりこっそり調べた方が本音が見えてくるんですよ?」
「そうかもしれませんが……」
騎士団とギルドに護衛の募集をして3日後、応募者が多数いたため選別することとなった。ソフィアも自身の目で誰が選ばれるのか見たいと言ったところ、国王から「ソフィアの気に入った者を選べ」とのこと。国王への謁見と募集者同士を競わせる方針になり、ソフィアは裏方の手伝いをしながら良さそうな者を探すことに。
「ベラさん」
ソフィアはベラの方を向いてにっこり笑う。
「大丈夫ですよ。みんながいますし、何かあったらすぐ帰りますから」
『私達がついてるわ!』
『絶対ソフィアを守るわ!!』
「ありがとう!エルブ、アズル」
『((ソフィア、準備はできたか?))』
外に追い出されたスピーレが尋ねる。
「((うん、大丈夫!))」
「ベラさん、外にいるみんなを呼んで来て貰えますか?」
「分かりました」
今日は騎士団の人を選ぶんだ~。募集者はなんと騎士団全体の約7割!本当にびっくりだよね……
「さあ、ソフィアちゃん」
「今はハンネですよ。お姉ちゃん」
今日はシェラさんが私の護衛をしてくれるんだって!シェラさんはただのメイドさんじゃないって思ってたけど、隠密さんだったなんて知らなかったよ。それにシェラさんと偽の姉妹役でお手伝いなんて、なんだが忍者みたいでわくわくしちゃうなあ!
「なんだがこそばゆいです」
「あっ!敬語も今は無しですね」
『『それはハンネもよ』』
小さな精霊姿のエルブとアズルに言われて、ソフィアとシェラはお互い慣れない様子に笑ってしまう。その様子を親目線で見つめるエリック。
「着いたな。では、頼むぞ。シェラ」
「はい。エリック様」
「エリックさん、行ってきます!」
「ああ、気をつけてな」
エリックさんは私の頭を優しく撫でる。私もにっこり笑う。
「今日はよろしくお願いします」
「お願いします!」
シェラさんと私はお仕事の責任者に挨拶する。
「話は大体聞いております。こちらこそ、よろしくお願いします」
その場にいた職員さん全員に頭を下げられる。
「い、今はハンネですっ!ソフィアじゃないですよ!」
「そんな対応をされるとソフィア様だと分かってしまう恐れが大いにあります」
「失礼しました。では……」
軽く咳払いをして、もう一度。
「シェラ、ハンネ。あなた方は騎士達へのサポートをお願いします」
「はい」
「はい!」
「ミラ、2人に内容を教えあげてください。2人はミラと同じ担当になりますから彼女の話を聞いて覚えてくださいね」
「ミラです。よ、よろしくお願いします……シェラさん、ハンネさん」
茶色いふわふわ髪のミラさんが頭を下げる。私達も「お願いします」と頭を下げて持ち場に移動する。
「……内容は以上です。質問などはありますか?」
「大丈夫です!分かりました!」
「はい、大丈夫です」
ミラさんは目をぱっちり開いて驚いた顔してる。
「そ、それではこの作業着を着ていただいて……」
シェラさんは左胸に国旗が刺繍されたエプロンを、私はお腹あたりのポケットに刺繍されたオーバーオールを貰う。隅っこでエルブとアズルが人払いと気配を無くす魔法をかけて、シェラさんが壁になっている間に、私はエルブとアズルも手伝ってもらって着替える。そんなにしなくてもいいんだけどね……そうして着替え終わって、ミラさんのところに向かう。
「準備出来ました!」
「では、2人はここでお願いします。私はすぐ隣ですから、何かあれば何でも聞いて下さい」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます!」
私達の仕事は騎士さん達の水分補給と怪我の手当てなんだ~。そういえば最近広範囲の治癒魔法を調節出来るようになってきたからちょっと使ってみようかな……!
「ハンネ、言っておくけどむやみに治癒魔法を使わないように。いいわね?」
「はい……」
何で分かっちゃったの!?顔に出てたのかな?
『((やりたそうな顔してたわよ~?))』
「((やっぱりしてたんだ!!恥ずかしい……))」
『((気づいてなかったのね?ハンネったら、可愛いわ~))』
「さあ始まりますよ、皆さん」
「「「「「はい!」」」」」
どんな人がいるのか、とっても楽しみ!!
私をいつもより目立たないワンピースに着替えさせながら話すベラさん。
「いつもの私だと皆さん絶対緊張すると思うんです。それに、こういうのは堂々と見るよりこっそり調べた方が本音が見えてくるんですよ?」
「そうかもしれませんが……」
騎士団とギルドに護衛の募集をして3日後、応募者が多数いたため選別することとなった。ソフィアも自身の目で誰が選ばれるのか見たいと言ったところ、国王から「ソフィアの気に入った者を選べ」とのこと。国王への謁見と募集者同士を競わせる方針になり、ソフィアは裏方の手伝いをしながら良さそうな者を探すことに。
「ベラさん」
ソフィアはベラの方を向いてにっこり笑う。
「大丈夫ですよ。みんながいますし、何かあったらすぐ帰りますから」
『私達がついてるわ!』
『絶対ソフィアを守るわ!!』
「ありがとう!エルブ、アズル」
『((ソフィア、準備はできたか?))』
外に追い出されたスピーレが尋ねる。
「((うん、大丈夫!))」
「ベラさん、外にいるみんなを呼んで来て貰えますか?」
「分かりました」
今日は騎士団の人を選ぶんだ~。募集者はなんと騎士団全体の約7割!本当にびっくりだよね……
「さあ、ソフィアちゃん」
「今はハンネですよ。お姉ちゃん」
今日はシェラさんが私の護衛をしてくれるんだって!シェラさんはただのメイドさんじゃないって思ってたけど、隠密さんだったなんて知らなかったよ。それにシェラさんと偽の姉妹役でお手伝いなんて、なんだが忍者みたいでわくわくしちゃうなあ!
「なんだがこそばゆいです」
「あっ!敬語も今は無しですね」
『『それはハンネもよ』』
小さな精霊姿のエルブとアズルに言われて、ソフィアとシェラはお互い慣れない様子に笑ってしまう。その様子を親目線で見つめるエリック。
「着いたな。では、頼むぞ。シェラ」
「はい。エリック様」
「エリックさん、行ってきます!」
「ああ、気をつけてな」
エリックさんは私の頭を優しく撫でる。私もにっこり笑う。
「今日はよろしくお願いします」
「お願いします!」
シェラさんと私はお仕事の責任者に挨拶する。
「話は大体聞いております。こちらこそ、よろしくお願いします」
その場にいた職員さん全員に頭を下げられる。
「い、今はハンネですっ!ソフィアじゃないですよ!」
「そんな対応をされるとソフィア様だと分かってしまう恐れが大いにあります」
「失礼しました。では……」
軽く咳払いをして、もう一度。
「シェラ、ハンネ。あなた方は騎士達へのサポートをお願いします」
「はい」
「はい!」
「ミラ、2人に内容を教えあげてください。2人はミラと同じ担当になりますから彼女の話を聞いて覚えてくださいね」
「ミラです。よ、よろしくお願いします……シェラさん、ハンネさん」
茶色いふわふわ髪のミラさんが頭を下げる。私達も「お願いします」と頭を下げて持ち場に移動する。
「……内容は以上です。質問などはありますか?」
「大丈夫です!分かりました!」
「はい、大丈夫です」
ミラさんは目をぱっちり開いて驚いた顔してる。
「そ、それではこの作業着を着ていただいて……」
シェラさんは左胸に国旗が刺繍されたエプロンを、私はお腹あたりのポケットに刺繍されたオーバーオールを貰う。隅っこでエルブとアズルが人払いと気配を無くす魔法をかけて、シェラさんが壁になっている間に、私はエルブとアズルも手伝ってもらって着替える。そんなにしなくてもいいんだけどね……そうして着替え終わって、ミラさんのところに向かう。
「準備出来ました!」
「では、2人はここでお願いします。私はすぐ隣ですから、何かあれば何でも聞いて下さい」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます!」
私達の仕事は騎士さん達の水分補給と怪我の手当てなんだ~。そういえば最近広範囲の治癒魔法を調節出来るようになってきたからちょっと使ってみようかな……!
「ハンネ、言っておくけどむやみに治癒魔法を使わないように。いいわね?」
「はい……」
何で分かっちゃったの!?顔に出てたのかな?
『((やりたそうな顔してたわよ~?))』
「((やっぱりしてたんだ!!恥ずかしい……))」
『((気づいてなかったのね?ハンネったら、可愛いわ~))』
「さあ始まりますよ、皆さん」
「「「「「はい!」」」」」
どんな人がいるのか、とっても楽しみ!!
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