建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~

ヒロノF

文字の大きさ
34 / 591
第2章 トロル集落の生活改善編

第33話 四男捜索班編成

しおりを挟む
 三人とも一応納得してゲートを通過。
 トロル集落の入り口に着いた。

「えっ!? ここは……村の入り口ッスか!?」
「驚いた……本当に一歩で村に来れるとは……」
「………………!?」
 三人とも信じられないという表情でキョロキョロと辺りを見回す。
 集落の外にいる見張り番が三人に気付いた。

「おい! あれって水汲みに行った切り行方不明になってたゴトスたちじゃないか?」
「ホントだ! おーい!」
 見張り番が近寄ってくる。

「アルトラ様もご一緒でしたか」
「うん、今後の計画のために川へ様子を見に行ったらこの三人がいたから連れてきた」

「お前たち今までどこへ行ってたんだ? 随分長い間いなくなっていたが……」
「それが……」
「あまり覚えてないんスよね……」
「………………」
「長い間いなくなってたという感覚もありません、我々の感覚では昨日川へ行って帰って来ただけというか……」

 三人に聞いたところで何もわからないと思ったのか、私に聞いてきた。

「アルトラ様、どこで彼らを見つけたんですか?」
「川の流域で石化してたからそれを解いて連れてきたのよ」
「石化? どういうことですか? 何があったらそんなことに?」
 やっぱりカトブレパスのことは知らなかったみたいね。遭遇してしまったこの三人の運が悪いのか、遭遇せずに済んでいた他の水汲みに行った人たちの運が良いのか。

「対象を見ただけで石化させる魔物がいたから退治しておいたよ」
「なんと! そんな危険な魔物がいるのですか!? それは村中に周知しておかないと!」
「私が見た限りには周りに二匹目はいなかったから、多分どこかから来たはぐれモンスターじゃないかと思う」
「それはお疲れ様でした。村の脅威を退治していただきありがとうございます!」

 見張り番がゴトスたちに向き直って聞く。

「ところで……三人しかいないようだが……? ヨントスは一緒じゃないのか?」
「それもわかんないッスね」
「もし私たちが石化してたと言うなら、ヨン兄さんも逃げてる最中に石にされたのかもしれませんね」
 ゴトスは私と同じ考えか。
 ヨントス自身、村の場所はわかっているはずだから、長い間ここに戻ってこないとなるとそれ以外考えにくい。

「川の流域は広いし、見つけるのは難しいかもな。それにもし石化したまま川に沈んでたりでもしたらもう絶望的になる」
「ヨン兄さん……」
「……ヨン兄貴」
「ヨン兄……」

 三人は悲嘆に暮れている。石化して水に沈んでいても生きてるって漫画を見てきているから、私は絶望的とは思わない。
 むしろこの三人が呼吸も止まってるはずの石の状態から生還しているのだから、頭や内臓などの重要部分が破損していなければ生きている可能性は高い。
 しかし、彼らそんな可能性など知る由もないから、すでにお通夜ムードだ。
 仕方ない、また私が一肌脱ぐか。

「じゃあ私が探しに行ってくるよ」
「では捜索隊を編成いたしましょう」
「いや、大丈夫。空飛べる私が行った方が早く見つけられるかもしれないしね」
「しかしお一人で探しに行くのですか?」

 う~ん……そう言われてしまうと確かに全部一人でやってしまってはダメか、彼らのことを信用していないことになる。

「わかった、捜索隊の編成をお願いできる? 出来れば探索とある程度の戦闘に慣れた人をお願い。あと水の中の捜索になる可能性があるから泳げるのも条件で」
「わかりました」

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 捜索隊に志願してくれたのは、まず捜索対象ヨントスの長兄イチトス、そして、私にとっては初顔合わせのルーク、メイフィー、クリスティン。
 以外なことに、四人中二人が女の子だ。

「よろしくお願いね」
「「「はい!」」」
「一応どういった役割なのか聞いておこうかな。まずイチトスは……まあ肉弾戦タイプよね、その筋肉」
「はい! 弟の捜索をしていただきありがとうございます!」
「使える魔法系統は?」
「はい! あまり得意ではないですが火魔法を少々」

 見た目通り暑苦しいな。

「次の人自己紹介お願い」
「初めてお話させていただきます、ルークと申します。役割はおとり役 (引き付け役とも言う)です。防御力は高めですので盾としてお使いください。僕も魔法はあまり得意ではないですが土魔法を少し使えます」

 剣と盾の装備か、でも両方とも木で出来ているからあまりアテには出来ない。この集落にはまだ金属製のものが無い。今後防衛のことも考えると金属製の武具は必要かな。
 イチトスに比べたら若い。身体はまだ出来上がってなくて少し頼りないが……そもそもこの集落にはあまり年を取ったトロルがいない。
 多分、私が火山を冷やす前が過酷な状況だったから、年寄りや子供が少ないんだと思う。イチトスは多分二十代後半くらいの年。全体含めても多分五十代くらいのトロルが最年長、しかも数は極端に少ない。
 年齢分布を図にすると多分ダイヤみたいな形になると思う。

 さて、次は可愛らしい見た目の女の子二人。
 どう見ても彼女らより幼く見える私が「可愛らしい」というのもおかしいかもしれないけど……まあ、私こう見えて27歳だしね!

「メイフィー、狩人です。魔物の探知に長けています。風魔法と樹魔法を少しだけ使えます」
 いきなり探してた樹魔法術者キタ!

「お初にお目にかかります、クリスティンです。まだ修行中の身ですが回復魔法と攻撃魔法が少しだけできます。水魔法と闇魔法、それと光魔法を少しだけ使えます」
 こっちは光魔法か。どちらも魔界では珍しい系統なのに。
 メイフィーは弓矢とミニスカートスタイル、クリスティンは杖とメイフィーより少し長いスカートか。
 やっぱりこの二人も武器は木。
 多分ルーク含め三人とも十代後半かな17~19歳ってところか。
 全員、この間までアホみたいな顔してたとは思えないくらい端整な顔立ちだ。

 得意な魔法属性については、知性が上がってから身に着いた……と言うか知性が低い時には魔法を使えることにすら気付いていなかったらしい。
 この間まで知性も低かったし、みんなまだまだ能力的な期待はしない方が良いかな。捜索を主にお願いしよう。

「では、いざ出発!」

 空間魔法で川の流域へのゲートを開く。
 ゲートで川へ行く前に、ゴトスたちに声をかける。

「あなたたちは疲れているだろうから村に入って休んでいて」
「見つかるまで、いやせめてアルトラ様たちが帰って来るまではここにいます」
「そう、わかった、じゃあ行ってくるね」

 ゲートを通って川の流域に戻って来た。
 カトブレパスの動きは遅いし、追われて逃げたとしても近くに石化してないとおかしい。
 三人が居た辺りを重点的に探そう。そんなに遠くにはいってないはずだ。

「じゃあ捜索を始めます。その前に」
 全員に攻撃力強化、防御力強化、魔法防御力強化、自動回復を付与した。
 これで不意の攻撃でも簡単に死ぬことは無いと思う。

「ヨントスらしき石像を見つけたら、これを使って知らせて」
 四人に緑色の煙の出る狼煙のろしを渡した。
 こんなこともあろうかと捜索隊を編成してもらってる間に作っておいた。

「どうやって使うのですか?」
「さっき魔力系統を聞いたけど、みんな何らかの魔力は使えるよね?」
「「「はい」」」
「魔力を流すだけで緑色の煙が出るから、使ったらその場を動かないで、私がそこへ向かうから。あとこの三つも渡しておく」

 赤色の煙の出る狼煙のろしと閃光玉、転送玉を渡した。

「それは三つとも自分の身に危険が迫ってる時に使って。白い方は危ないと思う前に使うと、数秒光り輝いて相手の目をくらませられるから逃げる時間を稼げると思う。使う瞬間は目をつぶってすぐ後ろを向いて逃げてね。
 赤い方は白い方を使った後に場所を知らせるためのもの。危険信号の赤い煙が出るからすぐに私が助けに行く。黒いのはもう今まさに命の危険に瀕してるって時に使って。一瞬でその場所まで私が助けに行くための転送魔道具だから」

 全員何だかポカンとして聞いている。多分黒い転送玉のことを考えてるんだろう。

「申し訳ありません、黒い玉の使い方がよくわからないのですが……」
 イチトスが質問してくる。

「じゃあ、もう一つ予備に作ってあるから実際に使ってみるね。イチトス、私が投げてって言ったらこれに魔力を流してから前に向かって投げて。私はちょっと離れたところへ移動するから」
「はぁ……」
 わけがわからないという表情をしている。
 私は少し離れたところに移動した。

「投げてみて!」
 イチトスが魔力を込めて転送玉を投げた。
 その約1秒後に私は元居た場所から、転送玉を投げられた場所へ瞬間移動。

「「「おお!?」」」
 全員から驚きの声が上がった。

「こういった具合に、魔力を込めて投げてもらえれば瞬時に助けに行けるから」
「凄いアイテムですね!」
「なお、あまりポンポン呼び出されても良い気分はしないから、余った転送玉は今日が終わった時点で無効化されるように作ってあります」
「ええーー! それは残念ですぅ……」
 メイフィーが殊更残念がる。
 いつ使おうと思ってたの? これここ以外に使う場面ある?

「最後に、集合の合図には青色の煙を使おうと思う。青い煙が見えた時には一度青色の狼煙のろしの地点に集まるようお願い」
「「「わかりました」」」

 これで準備は整ったかな。

「じゃあ、パーティー分けをします。耐久力のあるイチトスとルークは分けたいから、イチトスとメイフィー、ルークとクリスティンでパーティーを組んで二人一組で捜索をお願い。じゃあみんな何とかヨントスを見つけましょう!」
「「「はい!」」」

 イチトスとメイフィー、ルークとクリスティン、そして私一人の三パーティーに分かれて探索を開始した。
 以前リーヴァントが狼より強いって言ってたブタもこの流域にいたけど、強化魔法もかけておいたし二人一組ならまあ大丈夫でしょう。

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「見つからない……」

 3時間ほど探したがヨントスは見つけられない。
 少しの間その場にたたずんでいると、少し離れたところで赤い狼煙のろしが上がった!
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

美化係の聖女様

しずもり
ファンタジー
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。 ゴメン、五月蝿かった? 掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。 気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。 地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。 何コレ、どうすればいい? 一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。 召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。 もしかして召喚先を間違えた? 魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。 それでも魔王復活は待ってはくれない。 それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。 「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」 「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」 「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」 「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」 「「「・・・・・・・・。」」」 何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。 ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか? そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!? 魔王はどこに? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不定期更新になります。 主人公は自分が聖女だとは気づいていません。 恋愛要素薄めです。 なんちゃって異世界の独自設定になります。 誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。 R指定は無しの予定です。

【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!

胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。  主に5大国家から成り立つ大陸である。  この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。  この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。 かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。 ※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!) ※1話当たり、1200~2000文字前後です。

銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。 左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。 この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。 しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。 彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。 その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。 遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。 様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。

目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・ 転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。 そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。 <script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます

水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか? 私は、逃げます! えっ?途中退場はなし? 無理です!私には務まりません! 悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。 一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。

病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~

アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】 普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます) 【まじめなあらすじ】  主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、 「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」  転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。  魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。  友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、 「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」 「「「違う、そうじゃない!!」」」  これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。 ※他サイトにも投稿中 ※旧タイトル 病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~

【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません

ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。 文化が違う? 慣れてます。 命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。 NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。 いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。 スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。 今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。 「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」 ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。 そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。

処理中です...