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第3章 水の国アクアリヴィア探訪編
第89話 水の国を出立、トロル村へと帰還
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翌朝。
「なァ~、リナも行こうヨ~」
「ごめんね~、私はここで仕事があるからお別れなんだ……」
「どうしてもダメカ?」
二日間ずっと一緒だっただけに、リナさんとのお別れは寂しいようだ。多分リディアにとって最初に深く関わりをもった亜人だしね。
何とか一緒にトロル村に行こうと説得している。
「ごめんね、国のお仕事を投げ出すわけにはいかないから、どうしても行けないんだ」
「そうカ……わかっタ……」
「リナさん、三日間私の護衛をしてくれてありがとう。あなたには始終世話になりっ放しだった」
「いえ、そんな、三日間楽しかったです。普段の業務では味わえないことが沢山ありましたし、見たことない能力ばかり目にしましたし」
「こちらからも何かお返ししたいと思って、何が良いか思案してたんだけど、昨日水族館に行くことを決めた時に、思いついたからこれを贈ろうと思う」
直径2cmほどのアクアマリンの付いた腕輪を渡した。装飾もあまり目立たないようにシンプルに仕立てた。
「も、物凄く光り輝いてますけど! こ、こんな高価そうなもの貰って良いんですか? アルトラ様、ここのお金持ってないんじゃ……?」
「大丈夫、それ私が作ったものだから」
創成魔法は、目の前に現物があればそれを真似るだけで、それなりに品質の高いものを作れるが、更に品質を上げるため、昨日ウォルタ邸の部屋に戻った後、密かに我が家に帰って、オルシンジテンでアクアマリンを構成する物質を調べてから作り出した。イメージする要素が具体的であれば具体的なほど、品質が高くなるため、今回のものは品質的には私が作ったもの史上かなり高めのものが作れたと思う。
「沢山の魔法を込めてある、攻撃力強化、防御力強化、魔力強化、全属性耐性強化、免疫力強化、治癒力強化、運上昇、自然回復能力、あと紛失無効。チタン合金で作ったからサビないし、海の任務にも付けて行ける。回復能力は切り傷くらいなら瞬時に回復、指くらいなら切断されても2日あれば元通りよ。あ、でも人魚って再生能力高いって聞くから、この機能は蛇足だったかな?」
「そ、それって凄すぎないですか? もし売値付けたら数千万は下らないと思いますよ! 私みたいな一介の騎士が付けてて良いものなんでしょうか? それにそんな伝説級の装備貰えるほど、私はアルトラ様に貢献出来てないと思いますけど……」
「そんなことないよ、凄く助かったから! まあ贈り物だから。現時点で使えないと思うなら、後々偉くなった時にでも使ってくれれば良いよ」
「今、聞いてて気になったんですが、『紛失無効』って?」
「例えば、盗まれたりした時に、自動的に戻ってくる機能」
「そ、それってどんなものにも付いてて欲しい機能ですね! どうやって使うんですか?」
「あなた専用に作ったから、紛失したと判断したら、見つかるように念じてくれれば手元に戻ってくるよ。試してみようか。私がこれを持って廊下の角を曲がるから、私が見えなくなったら戻ってくるように念じてみて」
アクアマリンの腕輪を右手に持って角を曲がった。
少ししたら手元から消えた。
リナさんのところへ戻る。
「どうだった?」
「凄いです……ホントに戻ってきました」
「強度も高めたはずだから、相当使い込まないと壊れないはずだけど、壊れたら言ってくれればもう一度作るから。保証期間は私が生きてる間。なお、あなた専用だから誰かに貸してもその恩恵は受けられない。誰かに盗られても悪用も出来ない」
「あ、ありがとうございます! 大事に使わせていただきます!」
昨日は深夜帰りだったこともあり、ウォルタ邸のメイドさんたちに碌なお礼も言えずじまいだったため、今日になって挨拶する。
「三日もの間、お世話していただき、ありがとうございました」
「こちらこそ、普段できない経験をさせていただきました。特にリディアちゃんの大きさには度肝を抜かれてしまいました」
「またこちらに来ることがございましたら、声をおかけください」
「こちら、私の村で採れた特産品です、みなさんでお召し上がりください」
こういう時のために、ちょこちょこと融通してもらってる『潤いの木の実』。十個を贈呈した。
「あと、これをみなさんそれぞれに」
散々何をお礼にしようか考えたが、五人のメイドさんに直径1cmほどのラピスラズリのペンダントを贈った。
「こ、これは?」
「幸運や魔除け、願望成就の効果があるらしいから、それを更に魔力で引き上げたもの。付けてるだけで小さい幸せが舞い込んでくる……かもしれない」
「魔道具ですか!? そんな高価なものいただけませんよ!」
「大丈夫、それ私が作ったものだから、気にせずに貰って」
「手作りですか!? 魔道具を!?」
メイドさんたちは私が創成魔法を使えることを知らないから、ことさら驚いている。
「しかし、いくら手作りだと言っても素材の時点で相当高価そうですが……」
いや、ラピスラズリは私の記憶ではそれほど高くなかったような……しかも1cmだと数百円から千数百円くらいだったと思う。
まあ、かけた魔法の付加価値考えれば、数千円から一万数千円くらいにはなるかもしれないけど。
でも、「元値はかかってないから」とか「宝石ごと作り出した」なんて言おうものなら、『偽物』と疑われかねないから――
「とにかく大丈夫だから」
と、言うしかない。
「本当に良いのですか?」
「大事に使ってくれると嬉しいよ。じゃあ私はここを発つ準備があるから」
と、そそくさと退散。
なぜプレゼントしておいてそそくさと退散しなければならないのか、とも思うが……メイドさんたちの反応を見たらそういう風に退散するより他無かった。
お礼を贈った後の反応を見てやっと気付いた。贈り物は高価な物を贈れば良いというものでもないらしい。ちょっとリアクションに困るものを贈り過ぎたかな……
流石に三日泊めてもらっただけで宝石の魔道具はやり過ぎか……
リナさんくらい一日中張り付いててくれたなら、このお礼もありな気はするけど……
準備を済ませ、ウォルタ邸を発つ時が来た。
「見送りありがとうございます。では、これにて失礼します」
「また来てくださいね!」
「リディアちゃん、またね!」
「では、私はアルトラ様を最後まで見送ってきますね」
ゲートを使ってドワーフ商会へ移動。
「おう、来たな、こっちは準備OKだ」
ドワーフ商会には、三日前に身元を引き受けたトーマスとリッチも来ていた。リナさんが集合場所を伝えておいてくれたらしい。
「二人とも今後ともよろしくね」
「妹がお世話になりました。よろしくお願いします!」
「ふんっ」
リッチとの雪解けはまだ先になりそうだな……
と言うか私を冤罪で拷問したんだから、もっと申し訳なさそうにしろよ!
「リッチ、そのペンダントは?」
「ふん、家族の写真が入ったペンダントだよ、ここを離れるからこれだけでもと思ってな」
両親と兄と妹か。
「トーマス、あなたも持って来てるの?」
「ええ、やはり写真くらい無いと寂しいですからね」
それを聞いたリナさんが口を挟む。
「もう最近は一人暮らしで兄妹顔合わせることも滅多にないじゃない」
「それでも写真くらいはあった方が良いだろ? 何せ今まで行ったこともないところに行くんだから。それに派兵された時にもちゃんと持っててるよ」
「あら、そうなの」
「えーと、その方々も一緒に来てくれるんですか?」
ヘパイトスさん他、娘のヤポーニャさんと他三名のドワーフたち。
「そうだが、何か問題があるか?」
「いえ、私の村のためにドワーフを五人も駆り出して大丈夫なんですか?」
「ああ、こいつらはワシの直属の部下のその更に部下だから問題無い」
若手ってことなのかな?
確かに大分若く見える。
「ああ、若手でももう何十年も働いて実力はあるから心配はするな」
あ、そうかドワーフは単純計算で人間の三倍の寿命だから、若そうに見えてももう八十歳とか超えてる可能性があるのか。
「女王様に国外渡航の許可は取られているんですか?」
「素早く作って帰ってくりゃ問題無いだろ」
良いのかな……?
まあ、直接レヴィアタンにドワーフに話を付けてくれるよう頼んだのだから、きっとドワーフが国外で仕事するのも想定済みなんだろう。
と言うか、三日間護衛で張り付いてくれてたリナさんから団長のルーファスさんへ報告行ってないとおかしいから、連れて行くことも多分問題無いんだろう。
では、ゲートを開きトロル村へ。
「おぉ! それが聞いてたゲートか!」
「さ、どうぞ」
ドワーフ五人が順に通る。
リディアが通ろうとした時にこちらに戻って来た。
「リナ~、どうしても来ないのカ?」
「ごめんね……」
「リディア、リナさんを困らせないであげて」
「そうカ……じゃあまた来るヨ……」
「リナさん、たった三日の間だったけどありがとう、またアクアリヴィアを訪れた時にはよろしくね」
「はい、兄を何卒よろしくお願い致します! それではまたお会いしましょう! 兄さん頑張って!」
後ろ髪を引かれつつ、トロル村へ戻ってゲートを閉じる。
さて、それほど関わることがないだろうと思ってリディアに知性上昇を『中』でかけたけど、集落に迎え入れるなら、村民と差があってもいけないから、上書きしておくか。
「永久的遺伝的知性上昇 (大)」
「アルトラ、何かしたカ? 突然頭がスッキリしタ」
あれ? しゃべり方はあまり変わってないな……子供だからかな? まあ良いか。
「なァ~、リナも行こうヨ~」
「ごめんね~、私はここで仕事があるからお別れなんだ……」
「どうしてもダメカ?」
二日間ずっと一緒だっただけに、リナさんとのお別れは寂しいようだ。多分リディアにとって最初に深く関わりをもった亜人だしね。
何とか一緒にトロル村に行こうと説得している。
「ごめんね、国のお仕事を投げ出すわけにはいかないから、どうしても行けないんだ」
「そうカ……わかっタ……」
「リナさん、三日間私の護衛をしてくれてありがとう。あなたには始終世話になりっ放しだった」
「いえ、そんな、三日間楽しかったです。普段の業務では味わえないことが沢山ありましたし、見たことない能力ばかり目にしましたし」
「こちらからも何かお返ししたいと思って、何が良いか思案してたんだけど、昨日水族館に行くことを決めた時に、思いついたからこれを贈ろうと思う」
直径2cmほどのアクアマリンの付いた腕輪を渡した。装飾もあまり目立たないようにシンプルに仕立てた。
「も、物凄く光り輝いてますけど! こ、こんな高価そうなもの貰って良いんですか? アルトラ様、ここのお金持ってないんじゃ……?」
「大丈夫、それ私が作ったものだから」
創成魔法は、目の前に現物があればそれを真似るだけで、それなりに品質の高いものを作れるが、更に品質を上げるため、昨日ウォルタ邸の部屋に戻った後、密かに我が家に帰って、オルシンジテンでアクアマリンを構成する物質を調べてから作り出した。イメージする要素が具体的であれば具体的なほど、品質が高くなるため、今回のものは品質的には私が作ったもの史上かなり高めのものが作れたと思う。
「沢山の魔法を込めてある、攻撃力強化、防御力強化、魔力強化、全属性耐性強化、免疫力強化、治癒力強化、運上昇、自然回復能力、あと紛失無効。チタン合金で作ったからサビないし、海の任務にも付けて行ける。回復能力は切り傷くらいなら瞬時に回復、指くらいなら切断されても2日あれば元通りよ。あ、でも人魚って再生能力高いって聞くから、この機能は蛇足だったかな?」
「そ、それって凄すぎないですか? もし売値付けたら数千万は下らないと思いますよ! 私みたいな一介の騎士が付けてて良いものなんでしょうか? それにそんな伝説級の装備貰えるほど、私はアルトラ様に貢献出来てないと思いますけど……」
「そんなことないよ、凄く助かったから! まあ贈り物だから。現時点で使えないと思うなら、後々偉くなった時にでも使ってくれれば良いよ」
「今、聞いてて気になったんですが、『紛失無効』って?」
「例えば、盗まれたりした時に、自動的に戻ってくる機能」
「そ、それってどんなものにも付いてて欲しい機能ですね! どうやって使うんですか?」
「あなた専用に作ったから、紛失したと判断したら、見つかるように念じてくれれば手元に戻ってくるよ。試してみようか。私がこれを持って廊下の角を曲がるから、私が見えなくなったら戻ってくるように念じてみて」
アクアマリンの腕輪を右手に持って角を曲がった。
少ししたら手元から消えた。
リナさんのところへ戻る。
「どうだった?」
「凄いです……ホントに戻ってきました」
「強度も高めたはずだから、相当使い込まないと壊れないはずだけど、壊れたら言ってくれればもう一度作るから。保証期間は私が生きてる間。なお、あなた専用だから誰かに貸してもその恩恵は受けられない。誰かに盗られても悪用も出来ない」
「あ、ありがとうございます! 大事に使わせていただきます!」
昨日は深夜帰りだったこともあり、ウォルタ邸のメイドさんたちに碌なお礼も言えずじまいだったため、今日になって挨拶する。
「三日もの間、お世話していただき、ありがとうございました」
「こちらこそ、普段できない経験をさせていただきました。特にリディアちゃんの大きさには度肝を抜かれてしまいました」
「またこちらに来ることがございましたら、声をおかけください」
「こちら、私の村で採れた特産品です、みなさんでお召し上がりください」
こういう時のために、ちょこちょこと融通してもらってる『潤いの木の実』。十個を贈呈した。
「あと、これをみなさんそれぞれに」
散々何をお礼にしようか考えたが、五人のメイドさんに直径1cmほどのラピスラズリのペンダントを贈った。
「こ、これは?」
「幸運や魔除け、願望成就の効果があるらしいから、それを更に魔力で引き上げたもの。付けてるだけで小さい幸せが舞い込んでくる……かもしれない」
「魔道具ですか!? そんな高価なものいただけませんよ!」
「大丈夫、それ私が作ったものだから、気にせずに貰って」
「手作りですか!? 魔道具を!?」
メイドさんたちは私が創成魔法を使えることを知らないから、ことさら驚いている。
「しかし、いくら手作りだと言っても素材の時点で相当高価そうですが……」
いや、ラピスラズリは私の記憶ではそれほど高くなかったような……しかも1cmだと数百円から千数百円くらいだったと思う。
まあ、かけた魔法の付加価値考えれば、数千円から一万数千円くらいにはなるかもしれないけど。
でも、「元値はかかってないから」とか「宝石ごと作り出した」なんて言おうものなら、『偽物』と疑われかねないから――
「とにかく大丈夫だから」
と、言うしかない。
「本当に良いのですか?」
「大事に使ってくれると嬉しいよ。じゃあ私はここを発つ準備があるから」
と、そそくさと退散。
なぜプレゼントしておいてそそくさと退散しなければならないのか、とも思うが……メイドさんたちの反応を見たらそういう風に退散するより他無かった。
お礼を贈った後の反応を見てやっと気付いた。贈り物は高価な物を贈れば良いというものでもないらしい。ちょっとリアクションに困るものを贈り過ぎたかな……
流石に三日泊めてもらっただけで宝石の魔道具はやり過ぎか……
リナさんくらい一日中張り付いててくれたなら、このお礼もありな気はするけど……
準備を済ませ、ウォルタ邸を発つ時が来た。
「見送りありがとうございます。では、これにて失礼します」
「また来てくださいね!」
「リディアちゃん、またね!」
「では、私はアルトラ様を最後まで見送ってきますね」
ゲートを使ってドワーフ商会へ移動。
「おう、来たな、こっちは準備OKだ」
ドワーフ商会には、三日前に身元を引き受けたトーマスとリッチも来ていた。リナさんが集合場所を伝えておいてくれたらしい。
「二人とも今後ともよろしくね」
「妹がお世話になりました。よろしくお願いします!」
「ふんっ」
リッチとの雪解けはまだ先になりそうだな……
と言うか私を冤罪で拷問したんだから、もっと申し訳なさそうにしろよ!
「リッチ、そのペンダントは?」
「ふん、家族の写真が入ったペンダントだよ、ここを離れるからこれだけでもと思ってな」
両親と兄と妹か。
「トーマス、あなたも持って来てるの?」
「ええ、やはり写真くらい無いと寂しいですからね」
それを聞いたリナさんが口を挟む。
「もう最近は一人暮らしで兄妹顔合わせることも滅多にないじゃない」
「それでも写真くらいはあった方が良いだろ? 何せ今まで行ったこともないところに行くんだから。それに派兵された時にもちゃんと持っててるよ」
「あら、そうなの」
「えーと、その方々も一緒に来てくれるんですか?」
ヘパイトスさん他、娘のヤポーニャさんと他三名のドワーフたち。
「そうだが、何か問題があるか?」
「いえ、私の村のためにドワーフを五人も駆り出して大丈夫なんですか?」
「ああ、こいつらはワシの直属の部下のその更に部下だから問題無い」
若手ってことなのかな?
確かに大分若く見える。
「ああ、若手でももう何十年も働いて実力はあるから心配はするな」
あ、そうかドワーフは単純計算で人間の三倍の寿命だから、若そうに見えてももう八十歳とか超えてる可能性があるのか。
「女王様に国外渡航の許可は取られているんですか?」
「素早く作って帰ってくりゃ問題無いだろ」
良いのかな……?
まあ、直接レヴィアタンにドワーフに話を付けてくれるよう頼んだのだから、きっとドワーフが国外で仕事するのも想定済みなんだろう。
と言うか、三日間護衛で張り付いてくれてたリナさんから団長のルーファスさんへ報告行ってないとおかしいから、連れて行くことも多分問題無いんだろう。
では、ゲートを開きトロル村へ。
「おぉ! それが聞いてたゲートか!」
「さ、どうぞ」
ドワーフ五人が順に通る。
リディアが通ろうとした時にこちらに戻って来た。
「リナ~、どうしても来ないのカ?」
「ごめんね……」
「リディア、リナさんを困らせないであげて」
「そうカ……じゃあまた来るヨ……」
「リナさん、たった三日の間だったけどありがとう、またアクアリヴィアを訪れた時にはよろしくね」
「はい、兄を何卒よろしくお願い致します! それではまたお会いしましょう! 兄さん頑張って!」
後ろ髪を引かれつつ、トロル村へ戻ってゲートを閉じる。
さて、それほど関わることがないだろうと思ってリディアに知性上昇を『中』でかけたけど、集落に迎え入れるなら、村民と差があってもいけないから、上書きしておくか。
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