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第8章 通貨制度構築編
第184話 トリックオアトリートの合言葉
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その日の午後には噂を聞きつけた、子供達で役所がいっぱいに!
「ちょ、アルトラ様、普段子供なんて訪れないのに、大勢押し寄せてますよ!」
回覧板回してその日だってのに、ここまで人数集まるとは……
役所の受付担当総出で対応することに。
「はいはい、みんな並んで並んで! 全員にあげるから!」
「トリックオアトリート!」
「はいどうぞ」
「ありがとう!」
「トリックオアトリート!」
「はい」
「ありがとう、アルトラ様!」
「トリックオアトリート!」
「はい」
「ありがとうございます!」
貰った子たちの笑顔が素敵だ。
子供はやはり笑顔でなければ。
最初はそう思って私も笑顔で対応していたのだが――
◇
子供達にお菓子を配っている途中で異様な人物に気付いた。
列の中に、背の高さが突出して高いのが居る……明らかに子供じゃないヤツが一人混じってる……
「フレハル……あなた子供じゃないでしょ」
「トリックオアトリート!」
「いや、あなた子供じゃないからあげないけど……」
「子供と一緒に来たら貰えると書いてあったではないか!」
「子供とその『おともだち』にもあげるとは書いたけど、一緒に来たらあげるとは書いてない」
「では問題無い、我はナナトスと『おともだち』だ」
あなた立派な大人でしょ?
地球の本のファンタジーの知識で考えるなら、成竜は大抵数百年、数千年超え、もっと凄いのになると一万年以上生きてるって話を読んだことがある。
予想でしかないけど、ドラゴンで成人の儀を済ませてあるって言うと多分私より大分年上なんじゃないかと思ってるんだけど……
「良いじゃないッスか! 俺っちたちマブダチッスから」
古い言葉出て来たな! 日本出身の私ですら生前でも数えるほどしか聞いたことのない『親友』の類義語。親が生きている間に聞いたことがあるが千九百七十年代頃の言葉らしい。
「よいではないか! ケチケチするな!」
あなたが貰うと『子供達にあげる』って主旨がブレるのよ!
とは言え……ナナトスを『子供』と考えると、どこまでが子供なのかっていう境界も曖昧ではある。下手したらナナトスよりも年上でも幼い顔かもしれないし、年下でも大人のような風貌の者もいるかもしれない。
「う~ん、来年はあげないからね! 仕方ない、マリリア! 今年に限り大人でも貰えるって緊急で回覧板回して。『今年に限り』ってところを強調して書いて」
「ホントに良いんですか? この『おたのしみ袋』、アルトレリアでは凄く珍しいパッケージですから大挙して押し寄せると思いますけど……」
「仕方がない! 私が頑張る!」
来年は何とか年齢を調べて、何歳以下にあげるって明確にしよう!
◇
その日は『おたのしみ袋』の創成に大忙し。役所業務が終わる時間になった頃にはくったくただった……
「アルトラ様、お疲れ様です」
マリリアがコーヒーを淹れてくれた。以前「コーヒー切れてたじゃないか」って考える人がいると思うけど、あの後アクアリヴィアに買いに行って補充した。
「フレハルの余計な一言で町民全員へのプレゼントになっちゃったね……」
「でも、みんな大喜びでしたよ?」
「それを見れただけでもやった甲斐はあるか……」
「まだ、明日一日ありますけど」
「…………今は考えないことにする……」
「ところで、トリックオアトリートってどういう意味ですか?」
「『お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ』ってとこかしら」
「何だか……凄く理不尽な要求ですね……」
子供が言うから多少可愛いな程度に思ってたけど、よくよく考えてみれば確かに……
お菓子あげないとイタズラされちゃうんだしな……超ワガママな要求じゃん。くすぐりくらいの他愛もないイタズラなら良いけど、壁に落書きとかされるなら是が非でもお菓子あげないといけないくらい危ない。
そう考えると、何て理不尽なお祭り……
「どこで行われているお祭りなんですか?」
「私の故郷の私が生まれたところとは別の地域で行われていた行事なんだけど、近年は私の生まれ故郷でも関わりがあって、お菓子と密接な関係のある行事なのよ」
「だから突然お菓子を配ることを思いついたんですね」
「ま、まあそんな感じかな」
実はちょっと違う。
今朝カボチャの集団を見なければ、多分思いつくことはなかった。
ハロウィンなんて頭の片隅にも無かったけど、顔の付いたカボチャを見てしまったことで、そういう風習があることを思い出してしまった。
「あ、そうだ、あなたたち役所員の分も作っておいたから、そこから持って行って。他の職員にも配っておいて」
役所員二十人分の『おたのしみ袋』。
「私たちにもですか! ありがとうございます! いただきます!」
来年は回覧板にクーポン券でも付けよう……
それとは別にこの町でお菓子を作れるような環境になったら良いんだけど。
次の日。
「トリックオアトリート! トリックオアトリート!」
「トリックオアトリート!」
「とりっくおあとりーと!」
予想した通り、子供達でいっぱいに……というか昨日より多い。
再度貰いに来た子も大勢。確かに一人一回とは書かなかった……書き忘れた私が悪かったか……
それどころか、大人も大勢……
「アルトラ様、美味しかったですよ!」
「でしょー?」
何せ作ったのは地球のお菓子のまがい物とは言え、ロングセラーの品々ばかりだ。創成魔法で完璧にイメージし切れないから本家に比べて多少味が劣るとは言え美味しくないはずがない。
残念なのはこれが全く宣伝にとは無関係で、何かに貢献しているわけではないというところか。
「地球のお菓子は美味しいでしょ?」という私の自己満足でしかない。いや、この場合は私が作ったお菓子ってわけではないから、他己満足になるのかしら?
「なのでまた貰いに来ちゃいました、トリックオアトリート」
「………………」
まあ、いっか……今日の十五時の業務終了まで頑張ろう……
お昼休憩を縫って、ハンバームちゃんが貰いに来た。
「美味しいって評判ですよ。トリックオアトリート」
「それはどうも。こういうのもこの町で作れるようになったら、子供達のおやつが増えて良いんだけどね」
「美味しいと聞いたら料理人であるからには食べてみなければいけませんからね!」
「学習意欲があって良いことだわ」
「こういうの作る部門を立ち上げたりしたら面白いかもしれませんね」
「それ良いね! ハンバームちゃん所長やってよ!」
「私ですか!? 私はまだ食堂で手一杯ですので……それにスイーツ系ならゴトスさんの方が上手かもしれませんよ?」
「へぇ~、じゃあゴトスに打診してみようかな」
私が用意したのは地球のお菓子のパクリものばかりだし、この町オリジナルのお菓子を作ってほしい。
「アルトラ! また貰いに来たぞ! トリックオアトリート!」
「あなた何回来るの!? もう四回目だよね!?」
フレアハルトが容赦しない。
日本人は二回目ですら「顔覚えられてたら恥ずかしいな」って思って貰いに行かない人がほとんどなのに……
「美味いから仕方ない。それに我が貰えるのは今年限定なのだろう?」
「そうだけど……」
「では、今年だけでも許してくれ!」
この後も、当然のように複数回貰いに来る者が多数。
大人は今年だけだし、仕方ないかと思いながら対応。
そう何回も来られるとMPが持たないということで、途中から一人三回までという貼り紙をでかでかと貼り出して牽制。
それ以降少し減ったものの、役所業務が終了するその日十五時までは大盛況だった。私は昨日以上にくったくた。明日は一日寝るか……
更に後日。
「アルトラ様~、お菓子は~?」
「お菓子ちょーだい」
「ごめんね~、あの日のためだけに用意したからまた来年ね」
「「え~……もっと欲しい……」」
こんなことがあるなんて思わなかったから、今年は何も準備してなかったけど、来年はハロウィンをちゃんとやるように企画しよう。
「ちょ、アルトラ様、普段子供なんて訪れないのに、大勢押し寄せてますよ!」
回覧板回してその日だってのに、ここまで人数集まるとは……
役所の受付担当総出で対応することに。
「はいはい、みんな並んで並んで! 全員にあげるから!」
「トリックオアトリート!」
「はいどうぞ」
「ありがとう!」
「トリックオアトリート!」
「はい」
「ありがとう、アルトラ様!」
「トリックオアトリート!」
「はい」
「ありがとうございます!」
貰った子たちの笑顔が素敵だ。
子供はやはり笑顔でなければ。
最初はそう思って私も笑顔で対応していたのだが――
◇
子供達にお菓子を配っている途中で異様な人物に気付いた。
列の中に、背の高さが突出して高いのが居る……明らかに子供じゃないヤツが一人混じってる……
「フレハル……あなた子供じゃないでしょ」
「トリックオアトリート!」
「いや、あなた子供じゃないからあげないけど……」
「子供と一緒に来たら貰えると書いてあったではないか!」
「子供とその『おともだち』にもあげるとは書いたけど、一緒に来たらあげるとは書いてない」
「では問題無い、我はナナトスと『おともだち』だ」
あなた立派な大人でしょ?
地球の本のファンタジーの知識で考えるなら、成竜は大抵数百年、数千年超え、もっと凄いのになると一万年以上生きてるって話を読んだことがある。
予想でしかないけど、ドラゴンで成人の儀を済ませてあるって言うと多分私より大分年上なんじゃないかと思ってるんだけど……
「良いじゃないッスか! 俺っちたちマブダチッスから」
古い言葉出て来たな! 日本出身の私ですら生前でも数えるほどしか聞いたことのない『親友』の類義語。親が生きている間に聞いたことがあるが千九百七十年代頃の言葉らしい。
「よいではないか! ケチケチするな!」
あなたが貰うと『子供達にあげる』って主旨がブレるのよ!
とは言え……ナナトスを『子供』と考えると、どこまでが子供なのかっていう境界も曖昧ではある。下手したらナナトスよりも年上でも幼い顔かもしれないし、年下でも大人のような風貌の者もいるかもしれない。
「う~ん、来年はあげないからね! 仕方ない、マリリア! 今年に限り大人でも貰えるって緊急で回覧板回して。『今年に限り』ってところを強調して書いて」
「ホントに良いんですか? この『おたのしみ袋』、アルトレリアでは凄く珍しいパッケージですから大挙して押し寄せると思いますけど……」
「仕方がない! 私が頑張る!」
来年は何とか年齢を調べて、何歳以下にあげるって明確にしよう!
◇
その日は『おたのしみ袋』の創成に大忙し。役所業務が終わる時間になった頃にはくったくただった……
「アルトラ様、お疲れ様です」
マリリアがコーヒーを淹れてくれた。以前「コーヒー切れてたじゃないか」って考える人がいると思うけど、あの後アクアリヴィアに買いに行って補充した。
「フレハルの余計な一言で町民全員へのプレゼントになっちゃったね……」
「でも、みんな大喜びでしたよ?」
「それを見れただけでもやった甲斐はあるか……」
「まだ、明日一日ありますけど」
「…………今は考えないことにする……」
「ところで、トリックオアトリートってどういう意味ですか?」
「『お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ』ってとこかしら」
「何だか……凄く理不尽な要求ですね……」
子供が言うから多少可愛いな程度に思ってたけど、よくよく考えてみれば確かに……
お菓子あげないとイタズラされちゃうんだしな……超ワガママな要求じゃん。くすぐりくらいの他愛もないイタズラなら良いけど、壁に落書きとかされるなら是が非でもお菓子あげないといけないくらい危ない。
そう考えると、何て理不尽なお祭り……
「どこで行われているお祭りなんですか?」
「私の故郷の私が生まれたところとは別の地域で行われていた行事なんだけど、近年は私の生まれ故郷でも関わりがあって、お菓子と密接な関係のある行事なのよ」
「だから突然お菓子を配ることを思いついたんですね」
「ま、まあそんな感じかな」
実はちょっと違う。
今朝カボチャの集団を見なければ、多分思いつくことはなかった。
ハロウィンなんて頭の片隅にも無かったけど、顔の付いたカボチャを見てしまったことで、そういう風習があることを思い出してしまった。
「あ、そうだ、あなたたち役所員の分も作っておいたから、そこから持って行って。他の職員にも配っておいて」
役所員二十人分の『おたのしみ袋』。
「私たちにもですか! ありがとうございます! いただきます!」
来年は回覧板にクーポン券でも付けよう……
それとは別にこの町でお菓子を作れるような環境になったら良いんだけど。
次の日。
「トリックオアトリート! トリックオアトリート!」
「トリックオアトリート!」
「とりっくおあとりーと!」
予想した通り、子供達でいっぱいに……というか昨日より多い。
再度貰いに来た子も大勢。確かに一人一回とは書かなかった……書き忘れた私が悪かったか……
それどころか、大人も大勢……
「アルトラ様、美味しかったですよ!」
「でしょー?」
何せ作ったのは地球のお菓子のまがい物とは言え、ロングセラーの品々ばかりだ。創成魔法で完璧にイメージし切れないから本家に比べて多少味が劣るとは言え美味しくないはずがない。
残念なのはこれが全く宣伝にとは無関係で、何かに貢献しているわけではないというところか。
「地球のお菓子は美味しいでしょ?」という私の自己満足でしかない。いや、この場合は私が作ったお菓子ってわけではないから、他己満足になるのかしら?
「なのでまた貰いに来ちゃいました、トリックオアトリート」
「………………」
まあ、いっか……今日の十五時の業務終了まで頑張ろう……
お昼休憩を縫って、ハンバームちゃんが貰いに来た。
「美味しいって評判ですよ。トリックオアトリート」
「それはどうも。こういうのもこの町で作れるようになったら、子供達のおやつが増えて良いんだけどね」
「美味しいと聞いたら料理人であるからには食べてみなければいけませんからね!」
「学習意欲があって良いことだわ」
「こういうの作る部門を立ち上げたりしたら面白いかもしれませんね」
「それ良いね! ハンバームちゃん所長やってよ!」
「私ですか!? 私はまだ食堂で手一杯ですので……それにスイーツ系ならゴトスさんの方が上手かもしれませんよ?」
「へぇ~、じゃあゴトスに打診してみようかな」
私が用意したのは地球のお菓子のパクリものばかりだし、この町オリジナルのお菓子を作ってほしい。
「アルトラ! また貰いに来たぞ! トリックオアトリート!」
「あなた何回来るの!? もう四回目だよね!?」
フレアハルトが容赦しない。
日本人は二回目ですら「顔覚えられてたら恥ずかしいな」って思って貰いに行かない人がほとんどなのに……
「美味いから仕方ない。それに我が貰えるのは今年限定なのだろう?」
「そうだけど……」
「では、今年だけでも許してくれ!」
この後も、当然のように複数回貰いに来る者が多数。
大人は今年だけだし、仕方ないかと思いながら対応。
そう何回も来られるとMPが持たないということで、途中から一人三回までという貼り紙をでかでかと貼り出して牽制。
それ以降少し減ったものの、役所業務が終了するその日十五時までは大盛況だった。私は昨日以上にくったくた。明日は一日寝るか……
更に後日。
「アルトラ様~、お菓子は~?」
「お菓子ちょーだい」
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