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第15章 火の国ルシファーランド強制招待編
第403話 vs砂賊 その6(インフェルノ・ブレスの威力)
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ゲートでフレアハルトと砂の精霊が戦っていた地点へ繋げ……ようと思ったが、よくよく考えて思い直した。
今繋げようとしている場所は、数分前にフレアハルトが【インフェルノ・ブレス】を放った、謂わば爆心地にようなものだ。恐らく灼熱の温度に達していると思われる。
このままゲートをくぐったら、私とレッドドラゴンの二人、それと熱さにある程度強いと言っていたレドナルドさん以外は焼死しかねない。
そういうわけで、ゲートはフレアハルトが戦っていた場所よりも大分手前に繋げることにした。
全員でゲートをくぐったところ――
私含め、アリサ、レイアを除いた全ての者が絶句。
フレアハルトが戦っていた場所から二キロほど離れたところにゲートを繋げたはずだが、私の眼前いっぱいにもはや目測すらできないほどの黒く焼け焦げた巨大な大穴が開いて、黒い煙が立ち上っている。
その周辺一帯は風と衝撃波で飛ばされてしまったのか砂がほとんど無くなって岩肌がむき出し。近くには砂山は一切見当たらない。
焼け焦げた大穴は百メートルや二百メートルでは片付けられないくらい大きい。深さはここからでは分からないが、黒焦げになった範囲から考えるとそれなりに深そうだ。
それに二キロも離れているはずなのに、先ほどまで冷涼とした砂漠だったとは思えないほど暑い。
「【インフェルノ・ブレス】ってこんなに強力なの……?」
これって地球で歴史上使われたどんな爆弾より強力なのでは?
カイベルの話によれば、フレアハルトの戦闘能力は魔人と同等程度と考えられる。以前カイベルが太古の魔人が地球に完全顕現すれば一週間、長くても二週間で一国を焦土に変えられると言っていたが、これを見せられると納得せざるを得ない。 (第224話参照)
今は魔界も平和な世の中になってきているから魔王や魔人も大分弱体化してきていると聞いたが、これで弱くなっている? 冗談でしょ?
「アルトラ」
上空から声がした。
上を見るとドラゴンの姿になったフレアハルトが降りて来るところだった。
「ド、ドラゴンだ!!」
「ま、まさかこの黒焦げの大穴はあのドラゴンによるもの!?」
「「「ひいぃぃ!!」」」
ドラゴンが居るとは思っていなかったのか商人の隊商メンバーの表情が恐怖を帯びたものに変わり悲鳴を上げる。恐らくこの大穴もその恐怖心を更に増幅している一因だろう。
「みんな怖がってるから、人型形態になってもらえる?」
「ああ、それはすまぬな」
人型形態に変身するフレアハルト。
「「「ヒトになった!?」」」
ドラゴンがヒトになったのを見て、更に驚く隊商メンバー。
ただ、巨大なドラゴンから人型になったことで若干ではあるが恐怖感は薄れたように思える。
「き、貴様はこの小娘の隊商の不遜な態度の男!? ド、ドラゴンであったのか!!」
『不遜な態度はお前だろ』と口に出したかったが飲み込んだ。
「“小娘”? 助けられたこの期に及んでもアルトラのことを小娘呼ばわりとはな…………おい、貴様、今我の真の姿を見たであろう。口に気を付けろよ? あまりにも無礼が目に余るようであればここで焼き尽くしても良いのだぞ?」
これまでの商人の態度に余程腹に据えかねていたのか、強い言葉で脅すフレアハルト。
まあ、これは最初に事なかれ主義を通した私にも彼に重荷に思わせてしまった一端があり、フレアハルトには少しばかり申し訳なく思う。
「ひ、ひっぃぃぃ! も、申し訳ありません!!! 今後態度を改めます!!!」
『焼き尽くす』その単語で、今まで傲慢不遜だった商人の手のひら返し。フレアハルトに対して平謝り。
「ところで、どこへ行っておったのだ?」
「あなたの【インフェルノ・ブレス】から逃れるために避難してたのよ! それで砂鉄の鎖に捕まった後どうなったの?」
「ああ……あの後は――」
◆
「くっ……おのれ……貴様! 図に乗るなよ! もう我も優しくしてはおれんぞ! うおおおぉぉぉぉぉ!!」
フレアハルトはレッドドラゴンの姿に戻り、砂の中の砂鉄を集めて鋼鉄化した鎖を無理矢理引き千切った! そのまま翼を大きく羽ばたかせ上空へと急上昇。
上空三百メートルほどのところで制止し――
「我の怒りを喰らうが良い!!」
――【インフェルノ・ブレス】――
インフェルノ・ブレスが発動された瞬間、その凄まじい高温により、砂漠にわずかにあった水分が蒸発。雲は消し飛び、周囲にある岩石は高熱による乾燥でボロボロと崩れ砂化していく。
「くっ! 砂鉄を! 砂鉄を使って厚い鉄製の盾を!」
砂の精霊は砂鉄を集めに集め、インフェルノ・ブレスに対抗するため鋼鉄の盾を作り出す――
――が、やはり砂鉄を集めた程度では一瞬にしてドロドロに溶け落ちてしまう。
「ダ、ダメだ……これは私の手に余る! この場は撤退する」
砂の精霊は戦うのを止め、足元の砂漠の砂に同化してこの場から瞬時に消え去る。
インフェルノ・ブレスはそのまま地表へと到達し爆発、光のドームを形成し、地面が歪むほどの衝撃波を撒き散らす。
一瞬だけ遅れて爆風が巻き起こされ、爆心地の周囲にあった砂が砂煙を上げるごく短い時間すら無く、根こそぎ爆風で吹き飛ばされた。
アルトラたちはこの吹き飛ばされた砂や岩石の欠片を十キロ離れた地点で喰らいかけたのだ。
爆風が止んだ後の爆心地周辺の砂漠には砂はほとんど存在せず、黒く焼け焦げた巨大な穴が開き、ほぼ全ての砂が剥がされた岩肌だけの地形に変貌。
こうしてフレアハルトvs砂の精霊は、砂の精霊の撤退により一旦幕を閉じた。
◇
「――というようなことがあった」
避難していた私たちには知り得なかったところを教えてくれた。
「しかし、我のブレスが地面に到達する前にこの場から砂の精霊の魔力が消えた。恐らく逃げられたのだろう。すまぬな」
「うん、さっき会ったから知ってる」
「会った? どこで?」
「あなたのブレスの被害を受けないように空間転移で移動したところに現れたよ」
「どこまで遠くへ避難しておったのだ?」
「ここから十キロくらい離れてたと思う」
「あの一瞬でそんなところまで移動したのかあの精霊は!?」
「砂の中なら一瞬で何キロも移動できるみたいだね」
多分トライアさんたち木の精霊の植物転移法のように、自分の得意な範囲ならではの精霊特有の移動方法だろう。
「それよりも怪我は大丈夫? ガラスのドリルで抉られてたと思うけど……」
「ああ、少し刺さったが内臓にまで到達する前にドラゴンになったから、大したダメージではない」
見ると両脇腹辺りに穴が四つ。直径は一から二センチ、深さは二、三センチってところ。血は現在も流れ出ている。
腹に穴開けられたから考える余裕も無く、急いでドラゴン化したみたいね。
「ちょっと痛そうだし、回復してあげる」
【癒しの水球】を四つ配置して回復を促す。自己再生能力の高いドラゴン族なら短時間で塞がるでしょう。
「ああ、そうそう今後インフェルノ・ブレス使う時は周り見てから使ってね。もし私が空間魔法使いじゃなかったら全員焼死してたところよ?」
「なに? そうなのか? 今までは何も不都合が無かったのだが……」
「それはアリサとレイアが見て見ぬフリをしていただけかな。あなたの攻撃では私ですら焼死しかねないから、本当に危機的状況に陥るまでは使わないようにしてくれると助かる」
そう、火耐性の高い私でもアレが直撃すればきっと焼死は免れない。
「それはすまなかったな、今後はもう少し冷静にならねばな」
最近のフレアハルトは聞き分けが良くて助かる。
「さて、じゃあ改めてデザートソリドへ急ぎましょうか」
今繋げようとしている場所は、数分前にフレアハルトが【インフェルノ・ブレス】を放った、謂わば爆心地にようなものだ。恐らく灼熱の温度に達していると思われる。
このままゲートをくぐったら、私とレッドドラゴンの二人、それと熱さにある程度強いと言っていたレドナルドさん以外は焼死しかねない。
そういうわけで、ゲートはフレアハルトが戦っていた場所よりも大分手前に繋げることにした。
全員でゲートをくぐったところ――
私含め、アリサ、レイアを除いた全ての者が絶句。
フレアハルトが戦っていた場所から二キロほど離れたところにゲートを繋げたはずだが、私の眼前いっぱいにもはや目測すらできないほどの黒く焼け焦げた巨大な大穴が開いて、黒い煙が立ち上っている。
その周辺一帯は風と衝撃波で飛ばされてしまったのか砂がほとんど無くなって岩肌がむき出し。近くには砂山は一切見当たらない。
焼け焦げた大穴は百メートルや二百メートルでは片付けられないくらい大きい。深さはここからでは分からないが、黒焦げになった範囲から考えるとそれなりに深そうだ。
それに二キロも離れているはずなのに、先ほどまで冷涼とした砂漠だったとは思えないほど暑い。
「【インフェルノ・ブレス】ってこんなに強力なの……?」
これって地球で歴史上使われたどんな爆弾より強力なのでは?
カイベルの話によれば、フレアハルトの戦闘能力は魔人と同等程度と考えられる。以前カイベルが太古の魔人が地球に完全顕現すれば一週間、長くても二週間で一国を焦土に変えられると言っていたが、これを見せられると納得せざるを得ない。 (第224話参照)
今は魔界も平和な世の中になってきているから魔王や魔人も大分弱体化してきていると聞いたが、これで弱くなっている? 冗談でしょ?
「アルトラ」
上空から声がした。
上を見るとドラゴンの姿になったフレアハルトが降りて来るところだった。
「ド、ドラゴンだ!!」
「ま、まさかこの黒焦げの大穴はあのドラゴンによるもの!?」
「「「ひいぃぃ!!」」」
ドラゴンが居るとは思っていなかったのか商人の隊商メンバーの表情が恐怖を帯びたものに変わり悲鳴を上げる。恐らくこの大穴もその恐怖心を更に増幅している一因だろう。
「みんな怖がってるから、人型形態になってもらえる?」
「ああ、それはすまぬな」
人型形態に変身するフレアハルト。
「「「ヒトになった!?」」」
ドラゴンがヒトになったのを見て、更に驚く隊商メンバー。
ただ、巨大なドラゴンから人型になったことで若干ではあるが恐怖感は薄れたように思える。
「き、貴様はこの小娘の隊商の不遜な態度の男!? ド、ドラゴンであったのか!!」
『不遜な態度はお前だろ』と口に出したかったが飲み込んだ。
「“小娘”? 助けられたこの期に及んでもアルトラのことを小娘呼ばわりとはな…………おい、貴様、今我の真の姿を見たであろう。口に気を付けろよ? あまりにも無礼が目に余るようであればここで焼き尽くしても良いのだぞ?」
これまでの商人の態度に余程腹に据えかねていたのか、強い言葉で脅すフレアハルト。
まあ、これは最初に事なかれ主義を通した私にも彼に重荷に思わせてしまった一端があり、フレアハルトには少しばかり申し訳なく思う。
「ひ、ひっぃぃぃ! も、申し訳ありません!!! 今後態度を改めます!!!」
『焼き尽くす』その単語で、今まで傲慢不遜だった商人の手のひら返し。フレアハルトに対して平謝り。
「ところで、どこへ行っておったのだ?」
「あなたの【インフェルノ・ブレス】から逃れるために避難してたのよ! それで砂鉄の鎖に捕まった後どうなったの?」
「ああ……あの後は――」
◆
「くっ……おのれ……貴様! 図に乗るなよ! もう我も優しくしてはおれんぞ! うおおおぉぉぉぉぉ!!」
フレアハルトはレッドドラゴンの姿に戻り、砂の中の砂鉄を集めて鋼鉄化した鎖を無理矢理引き千切った! そのまま翼を大きく羽ばたかせ上空へと急上昇。
上空三百メートルほどのところで制止し――
「我の怒りを喰らうが良い!!」
――【インフェルノ・ブレス】――
インフェルノ・ブレスが発動された瞬間、その凄まじい高温により、砂漠にわずかにあった水分が蒸発。雲は消し飛び、周囲にある岩石は高熱による乾燥でボロボロと崩れ砂化していく。
「くっ! 砂鉄を! 砂鉄を使って厚い鉄製の盾を!」
砂の精霊は砂鉄を集めに集め、インフェルノ・ブレスに対抗するため鋼鉄の盾を作り出す――
――が、やはり砂鉄を集めた程度では一瞬にしてドロドロに溶け落ちてしまう。
「ダ、ダメだ……これは私の手に余る! この場は撤退する」
砂の精霊は戦うのを止め、足元の砂漠の砂に同化してこの場から瞬時に消え去る。
インフェルノ・ブレスはそのまま地表へと到達し爆発、光のドームを形成し、地面が歪むほどの衝撃波を撒き散らす。
一瞬だけ遅れて爆風が巻き起こされ、爆心地の周囲にあった砂が砂煙を上げるごく短い時間すら無く、根こそぎ爆風で吹き飛ばされた。
アルトラたちはこの吹き飛ばされた砂や岩石の欠片を十キロ離れた地点で喰らいかけたのだ。
爆風が止んだ後の爆心地周辺の砂漠には砂はほとんど存在せず、黒く焼け焦げた巨大な穴が開き、ほぼ全ての砂が剥がされた岩肌だけの地形に変貌。
こうしてフレアハルトvs砂の精霊は、砂の精霊の撤退により一旦幕を閉じた。
◇
「――というようなことがあった」
避難していた私たちには知り得なかったところを教えてくれた。
「しかし、我のブレスが地面に到達する前にこの場から砂の精霊の魔力が消えた。恐らく逃げられたのだろう。すまぬな」
「うん、さっき会ったから知ってる」
「会った? どこで?」
「あなたのブレスの被害を受けないように空間転移で移動したところに現れたよ」
「どこまで遠くへ避難しておったのだ?」
「ここから十キロくらい離れてたと思う」
「あの一瞬でそんなところまで移動したのかあの精霊は!?」
「砂の中なら一瞬で何キロも移動できるみたいだね」
多分トライアさんたち木の精霊の植物転移法のように、自分の得意な範囲ならではの精霊特有の移動方法だろう。
「それよりも怪我は大丈夫? ガラスのドリルで抉られてたと思うけど……」
「ああ、少し刺さったが内臓にまで到達する前にドラゴンになったから、大したダメージではない」
見ると両脇腹辺りに穴が四つ。直径は一から二センチ、深さは二、三センチってところ。血は現在も流れ出ている。
腹に穴開けられたから考える余裕も無く、急いでドラゴン化したみたいね。
「ちょっと痛そうだし、回復してあげる」
【癒しの水球】を四つ配置して回復を促す。自己再生能力の高いドラゴン族なら短時間で塞がるでしょう。
「ああ、そうそう今後インフェルノ・ブレス使う時は周り見てから使ってね。もし私が空間魔法使いじゃなかったら全員焼死してたところよ?」
「なに? そうなのか? 今までは何も不都合が無かったのだが……」
「それはアリサとレイアが見て見ぬフリをしていただけかな。あなたの攻撃では私ですら焼死しかねないから、本当に危機的状況に陥るまでは使わないようにしてくれると助かる」
そう、火耐性の高い私でもアレが直撃すればきっと焼死は免れない。
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