442 / 591
第16章 大使就任とアルトレリア健康計画編
第433話 何だかみんな疲れてる?
しおりを挟む
「そうだ! 健康診断の話に戻るんですけど、最近何だか疲れやすいんですよね……前はこんなこと無かったんですけど……」
「え!? リナさんもですか!? 我々もアルトレリアに来てから何だか疲れやすいなと話していたんですよ」
「ダム建設組のみなさんもですか……」
と、ヘルヘヴンのジョンさんとリナさんに同調する。
「俺っちは全くそんなの無いッスね」
「僕たちも無いですよね?」
「無いね~」
「我も無いな。アリサは?」
「いえ、わたくしも特に疲れることはありませんが……」
「もしかして精密検査が必要な病気なんでしょうか?」
「例えば、この土地に生命力を吸い取るような何らかの魔法物質があるとか?」
「そんなのあったら、ずっと昔から住んでる僕たちが真っ先に死んでますよ!」
と言うのはカンナー。
「確かに……それもそうですね……ナナトスくんもカンナーくんも、エルフィーレさんもどう見たって健康体にしか見えませんし……」
どうやらトロル族とレッドドラゴン族以外はみんな疲れやすいらしい。
「ニックエディーくんはどうですか?」
「僕も特に疲れてはいません」
やっぱりレッド、グリーンとか関係無くトロル族自体が丈夫なのかも。
「アスク先生にも聞いてみたところ『あなたもですか? 何だかトロル族とレッドドラゴン族以外の多くの方が疲れを訴えるんですよ。かく言う私もここに来てから何だか疲れやすくて……』と仰ってました」
「お医者さんであるアスク先生当人が疲れやすいって……先生ですら分からないってヤバイ病気なんじゃないんですか……?」
「トロル族とレッドドラゴン族以外って言うことは、地域的なものなんでしょうか? 彼らにとってみればここは地元ですし、環境の慣れとか」
みんなの話を聞いて思った。
これ多分“夏バテ”なんじゃないかな……と。
全員に聞いてみようか。
「皆さん、ここに来て暑いと思ったことありますか?」
と質問したところ、ジョンさんが大きく同意する。
「暑いですよね! ここ凄く暑いです! 雷の国では温度を調整しないと寒くなるので、常に適温に保たれてるんですよ!」
「リナさんのところは?」
「水の国もそうですよ。一年中ずっと同じような気温です。ここに来て寒くなったり暑くなったり、その気温差には驚いてしまいましたし! もう一年アルトレリアで生活してますけど、気温差には未だに慣れません」
ああ……夏バテ疑惑が更に強くなった……
魔界では太陽が存在しないため気温が大きく変化するところが無いという話。 (第233話参照)
だから、多分誰もこの症状を知らない、いや、今まで存在しなかったのだろう。
多くの地域が魔術師によってそこで生活するヒトたちにとって適温に保たれているから、冬の気候と夏の気候で気温差が二十度も三十度もあるこの地域の気候に、きっとまだ適応できてないのだ。
「私、その症状の対処法知ってるかもしれません」
「「「本当ですかアルトラ様!?」」」
「多分、熱中症って症状だと思います。私の故郷では夏に発生するから夏バテって言われてますね」
『夏』と聞いて怪訝そうに少し眉をひそめるヒトが数人。多分去年の夏以降にアルトレリアに来たメンバーだろう。
「『夏』というと何のことでしたっけ?」
と質問したのはジョンさん。
「今のこのアルトレリアの暑い季節のことです」
「『季節』というのは何でしたっけ?」
季節? 季節って何て説明すれば良いんだ? 地球では当然のことだったから説明が難しいな……
「え~と……特定の気候の時期……かな? 例えば、今現在のこの暑い気候の時期を私の故郷では『夏』と呼称していました」
「それで“夏”バテですか。それで対処法とは?」
「水分と適度な塩分、十分な栄養を摂れば良いだけです。あと規則正しい生活と十分な睡眠」
「それだけ……ですか?」
「そう、それだけ。ただ、酷くなると脱水症状っていう深刻な症状に進行するので注意してください。特に水と適度な塩分摂取は重要。それだけで大分改善すると思います。ああ、それと身体を冷やし過ぎない。暑いからってかき氷ばかり食べてたらダメですよ?」
「そんなことで改善できるんですね」
シーラさんがこの話に得心する言動を見せたが、考えてみれば水の精霊が亜人と同じ対処法で良くなるとは限らない。一応訂正しておいた方が良さそうだ。
「しかし、精霊種が同じ対処法で改善するかどうかは分かりません。亜人の肉体とは違って、精霊は受肉体なのでもしかしたら対処法が間違っていることもあり得ます」
「そ、そうなんですか……私も何だか疲れやすいので解消できればと思ったのですが……」
「ただ、水や栄養を摂るのは大抵どの生物でも必須だと思うので、あながち間違っているとも思いません。これに加えて精霊は魔力を糧とするとのことなので、魔力補給も一つの要点かもしれません」
“大抵”と付けたのは、魔界にはレッドドラゴン族など、水分を必要としない生物がいることが判明しているためだ。
「試してみます」
「夏バテの原因も分かりますか?」
「多分この土地の変動する気候が主因でしょうね。以前魔界では気温があまり変わらないって聞きましたけど、アルトレリアはちょっと特殊な状態になってしまって、それに当てはまらない土地になってしまったようですから」
主に私の所為でね……
もちろん創成魔法を使えば過ごし易い温度に調整するのは可能だろう。
しかし、暑いとは言え、まだまだ死者が出るような気温ではないからそれならこのまま自然にしておいた方が良いのではないかと考えた。
そしてもし他の国同様に気温調整をして適温を保とうとする者が現れた場合は止めることはしない。ヒトは快適を求めるものだから。そういうヒトが出てくるのは良いことだと思う。
でも私が突然いなくなった時のことも考え、今後は私からの手出しはなるべくせず、魔法で気温調整するにしてもしないにしても、この国のヒトたちに自主的にお願いしたいと思っている。
「何でトロル族やレッドドラゴン族は大丈夫なんですか?」
「彼らは元々熱いところで生活していたから暑さには強いんだと思います。同様に火の精霊とかもきっと夏バテにはかからないでしょう」
「まあ、我らはこの程度では暑いとは思わんがな」
「でもフレハルさんたちは、逆に冬の時期は私たちより余程寒そうにしてて不便そうでしたね」
エルフィーレがその時の感想を述べる。あの時期のフレアハルトたちは服を重ね着し過ぎて丸い体型になっていたから、きっと彼女の服飾店の大お得意様だったのだろう。 (第206話などを参照)
「そういえば、以前は真夏でも寒い寒い言ってたのに、最近は大丈夫なんスね」
「まあな。詳細は言えんが、寒さに少しだけ強くなったからな」
フレアハルトらレッドドラゴン族には寒さに強くしたことを一族以外の誰にも言わないように口止めしてある。
「だから暑さに強いトロル族やレッドドラゴン族には疲れやすいヒトがいないってわけですか」
「そうだと思います。もし似たような症状を訴えてるヒトがいたら対処法を教えておいてもらえますか? それで改善するかもしれませんし」
「「「わかりました」」」
「じゃあアスク先生にも教えておいた方が良いですね。気温差でそういう症状があると」
「偶然ここに来ましたけど、みなさんの話を聞けて正解でした。私自身も『夏バテ』とかいう症状が出ていたようなので。さて、様々な種族のお話を聞けて有意義な時間が過ごせました。私たちは仕事に戻るので失礼しますね」
シーラさん、ダム建設組の三人が去って行った。
「じゃあ私もそろそろ失礼するね」
話が収束したところで、その場を後にした。
この町で初めての検診で、もう少し混乱があるかと思ったけど、特に問題は無さそうだ。と言うか、改めて考えてももはや栄養失調にはなり得ないし、トロル族のみんなは丈夫過ぎて、今後病気的な心配は全くしなくて良いかもしれない。
「え!? リナさんもですか!? 我々もアルトレリアに来てから何だか疲れやすいなと話していたんですよ」
「ダム建設組のみなさんもですか……」
と、ヘルヘヴンのジョンさんとリナさんに同調する。
「俺っちは全くそんなの無いッスね」
「僕たちも無いですよね?」
「無いね~」
「我も無いな。アリサは?」
「いえ、わたくしも特に疲れることはありませんが……」
「もしかして精密検査が必要な病気なんでしょうか?」
「例えば、この土地に生命力を吸い取るような何らかの魔法物質があるとか?」
「そんなのあったら、ずっと昔から住んでる僕たちが真っ先に死んでますよ!」
と言うのはカンナー。
「確かに……それもそうですね……ナナトスくんもカンナーくんも、エルフィーレさんもどう見たって健康体にしか見えませんし……」
どうやらトロル族とレッドドラゴン族以外はみんな疲れやすいらしい。
「ニックエディーくんはどうですか?」
「僕も特に疲れてはいません」
やっぱりレッド、グリーンとか関係無くトロル族自体が丈夫なのかも。
「アスク先生にも聞いてみたところ『あなたもですか? 何だかトロル族とレッドドラゴン族以外の多くの方が疲れを訴えるんですよ。かく言う私もここに来てから何だか疲れやすくて……』と仰ってました」
「お医者さんであるアスク先生当人が疲れやすいって……先生ですら分からないってヤバイ病気なんじゃないんですか……?」
「トロル族とレッドドラゴン族以外って言うことは、地域的なものなんでしょうか? 彼らにとってみればここは地元ですし、環境の慣れとか」
みんなの話を聞いて思った。
これ多分“夏バテ”なんじゃないかな……と。
全員に聞いてみようか。
「皆さん、ここに来て暑いと思ったことありますか?」
と質問したところ、ジョンさんが大きく同意する。
「暑いですよね! ここ凄く暑いです! 雷の国では温度を調整しないと寒くなるので、常に適温に保たれてるんですよ!」
「リナさんのところは?」
「水の国もそうですよ。一年中ずっと同じような気温です。ここに来て寒くなったり暑くなったり、その気温差には驚いてしまいましたし! もう一年アルトレリアで生活してますけど、気温差には未だに慣れません」
ああ……夏バテ疑惑が更に強くなった……
魔界では太陽が存在しないため気温が大きく変化するところが無いという話。 (第233話参照)
だから、多分誰もこの症状を知らない、いや、今まで存在しなかったのだろう。
多くの地域が魔術師によってそこで生活するヒトたちにとって適温に保たれているから、冬の気候と夏の気候で気温差が二十度も三十度もあるこの地域の気候に、きっとまだ適応できてないのだ。
「私、その症状の対処法知ってるかもしれません」
「「「本当ですかアルトラ様!?」」」
「多分、熱中症って症状だと思います。私の故郷では夏に発生するから夏バテって言われてますね」
『夏』と聞いて怪訝そうに少し眉をひそめるヒトが数人。多分去年の夏以降にアルトレリアに来たメンバーだろう。
「『夏』というと何のことでしたっけ?」
と質問したのはジョンさん。
「今のこのアルトレリアの暑い季節のことです」
「『季節』というのは何でしたっけ?」
季節? 季節って何て説明すれば良いんだ? 地球では当然のことだったから説明が難しいな……
「え~と……特定の気候の時期……かな? 例えば、今現在のこの暑い気候の時期を私の故郷では『夏』と呼称していました」
「それで“夏”バテですか。それで対処法とは?」
「水分と適度な塩分、十分な栄養を摂れば良いだけです。あと規則正しい生活と十分な睡眠」
「それだけ……ですか?」
「そう、それだけ。ただ、酷くなると脱水症状っていう深刻な症状に進行するので注意してください。特に水と適度な塩分摂取は重要。それだけで大分改善すると思います。ああ、それと身体を冷やし過ぎない。暑いからってかき氷ばかり食べてたらダメですよ?」
「そんなことで改善できるんですね」
シーラさんがこの話に得心する言動を見せたが、考えてみれば水の精霊が亜人と同じ対処法で良くなるとは限らない。一応訂正しておいた方が良さそうだ。
「しかし、精霊種が同じ対処法で改善するかどうかは分かりません。亜人の肉体とは違って、精霊は受肉体なのでもしかしたら対処法が間違っていることもあり得ます」
「そ、そうなんですか……私も何だか疲れやすいので解消できればと思ったのですが……」
「ただ、水や栄養を摂るのは大抵どの生物でも必須だと思うので、あながち間違っているとも思いません。これに加えて精霊は魔力を糧とするとのことなので、魔力補給も一つの要点かもしれません」
“大抵”と付けたのは、魔界にはレッドドラゴン族など、水分を必要としない生物がいることが判明しているためだ。
「試してみます」
「夏バテの原因も分かりますか?」
「多分この土地の変動する気候が主因でしょうね。以前魔界では気温があまり変わらないって聞きましたけど、アルトレリアはちょっと特殊な状態になってしまって、それに当てはまらない土地になってしまったようですから」
主に私の所為でね……
もちろん創成魔法を使えば過ごし易い温度に調整するのは可能だろう。
しかし、暑いとは言え、まだまだ死者が出るような気温ではないからそれならこのまま自然にしておいた方が良いのではないかと考えた。
そしてもし他の国同様に気温調整をして適温を保とうとする者が現れた場合は止めることはしない。ヒトは快適を求めるものだから。そういうヒトが出てくるのは良いことだと思う。
でも私が突然いなくなった時のことも考え、今後は私からの手出しはなるべくせず、魔法で気温調整するにしてもしないにしても、この国のヒトたちに自主的にお願いしたいと思っている。
「何でトロル族やレッドドラゴン族は大丈夫なんですか?」
「彼らは元々熱いところで生活していたから暑さには強いんだと思います。同様に火の精霊とかもきっと夏バテにはかからないでしょう」
「まあ、我らはこの程度では暑いとは思わんがな」
「でもフレハルさんたちは、逆に冬の時期は私たちより余程寒そうにしてて不便そうでしたね」
エルフィーレがその時の感想を述べる。あの時期のフレアハルトたちは服を重ね着し過ぎて丸い体型になっていたから、きっと彼女の服飾店の大お得意様だったのだろう。 (第206話などを参照)
「そういえば、以前は真夏でも寒い寒い言ってたのに、最近は大丈夫なんスね」
「まあな。詳細は言えんが、寒さに少しだけ強くなったからな」
フレアハルトらレッドドラゴン族には寒さに強くしたことを一族以外の誰にも言わないように口止めしてある。
「だから暑さに強いトロル族やレッドドラゴン族には疲れやすいヒトがいないってわけですか」
「そうだと思います。もし似たような症状を訴えてるヒトがいたら対処法を教えておいてもらえますか? それで改善するかもしれませんし」
「「「わかりました」」」
「じゃあアスク先生にも教えておいた方が良いですね。気温差でそういう症状があると」
「偶然ここに来ましたけど、みなさんの話を聞けて正解でした。私自身も『夏バテ』とかいう症状が出ていたようなので。さて、様々な種族のお話を聞けて有意義な時間が過ごせました。私たちは仕事に戻るので失礼しますね」
シーラさん、ダム建設組の三人が去って行った。
「じゃあ私もそろそろ失礼するね」
話が収束したところで、その場を後にした。
この町で初めての検診で、もう少し混乱があるかと思ったけど、特に問題は無さそうだ。と言うか、改めて考えてももはや栄養失調にはなり得ないし、トロル族のみんなは丈夫過ぎて、今後病気的な心配は全くしなくて良いかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
美化係の聖女様
しずもり
ファンタジー
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。
ゴメン、五月蝿かった?
掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。
気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。
地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。
何コレ、どうすればいい?
一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。
召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。
もしかして召喚先を間違えた?
魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。
それでも魔王復活は待ってはくれない。
それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。
「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」
「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」
「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」
「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」
「「「・・・・・・・・。」」」
何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。
ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか?
そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!?
魔王はどこに?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不定期更新になります。
主人公は自分が聖女だとは気づいていません。
恋愛要素薄めです。
なんちゃって異世界の独自設定になります。
誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。
R指定は無しの予定です。
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・
Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・
転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。
そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。
<script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます
水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか?
私は、逃げます!
えっ?途中退場はなし?
無理です!私には務まりません!
悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。
一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】
普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます)
【まじめなあらすじ】
主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、
「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」
転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。
魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。
友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、
「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」
「「「違う、そうじゃない!!」」」
これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。
※他サイトにも投稿中
※旧タイトル
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる