447 / 591
第16章 大使就任とアルトレリア健康計画編
第438話 古代遺跡を作ろう!
しおりを挟む
便利な魔道具が追及されそうな時に逃げ口上に使う『古代遺跡』。
現在アルトレリアにある紋章術を使っていない魔道具は全部私が創成したもので、もちろんそんなものが発掘される遺跡はこの中立地帯には存在しない。
何かと言い訳に『古代遺跡』を使っていたが、そろそろ言い訳も苦しくなってきた。
だから本当に古代遺跡を作ってしまおうと思う。フリアマギアさんに思いっきり疑われてるし、古代遺跡を作って嘘を真実にしないと!
そういうわけで、以前レッドトロル村捜索の時に発見したドワーフが作ったらしき住居跡を古代遺跡へと改造しようと、現場に来ている。 (住居跡については第191話参照)
我が家には分身体を置いて来ているので、本体が居ないことに気付かれることもないだろう。
「さて、とりあえず地面の下をくり抜こう」
土魔法で下へ下へと掘り進める計画。
地下千メートルほどのところへ大空洞を作ろうと思う。
広さは五百メートル四方。天井まで五百メートルほどの地下空間。東京タワーが完全にすっぽり入ってなお余裕がある高さ。最低これくらい無いと超魔道具技術を持つ古代遺跡とは言えない気がする。
これが第一段階で、最終的にはこの十倍ほどまで拡張したい。
で、ここまではまだ構想。今はまだ地上にいる。
「まずは誰かにこの場所が見つからないように、認識阻害の魔法をかけておこう」
認識阻害の魔法は住居跡を見えなくし、荒野に見せかける魔法。
これは光魔法の【透明化】と空間魔法の一つで疑似太陽に使ったものと同じ『空間ごと塗り替える魔法』を組み合わせて応用する。 (第11話参照)
次に更に空間魔法を使って住居跡の周囲に目に見えない囲いを作る。この囲いに触れると逆側にワープする。これも以前畑を荒らすガルムに使った魔道具『一進五退装置』の応用。 (第165話参照)
一進五退装置の効果が『入ったところの手前にワープする』のに対し、今回のは『入ったところと逆側の端っこにワープする』という仕掛け。つまり右側から入れば真ん中を飛ばして左側へ一瞬で移動する。しかもワープしたとは思わせないように偽装もしておく。
更にこの囲いに創成魔法で私の魔力を混ぜる。これで私以外はここに入れなくなった。これも砂漠の宿で駱駝車を守るために使った空間魔法の壁に使ったものの応用。 (第392話参照)
これらの仕掛けは、“古代遺跡が存在した”かのように偽装が完了した時点で解除する予定。
「よし、これで私以外にはこの場所を認識できなくなったはずだ。あとは徐々に古代遺跡を作っていこう」
入り口の偽装を終えて、いざ穴掘り開始!
◇
「とりあえず地下深くまで一直線に掘りましょうか」
土魔法でドーンとやりたいところだけど、あまり派手にやると町から離れてるとは言え、音とか振動とかでバレてしまうかもしれないから、徐々に徐々に掘り進める。最近は多種多様な亜人が訪れるようになったから微細な振動でも、頻繁に起こせば気付く者がいるかもしれないし。
そこで手始めに創成魔法でスコップの魔道具を作った。
微細振動付きで、土に突っ込むと容易に掘り起こせる代物。これであまり力を使わなくても土を掘り出せる。
スコップを土に突き刺してみると、豆腐を切るようにスルスルと入っていく。
「流石微細振動付き!」
しばらく黙々と下へ向かって掘り進む。
◇
穴を掘って行くうちに、そろそろ疑似太陽の光が届かなくなってきたため、光魔法で光源を浮かべる。
そして穴掘りを再開。下へ下へと掘り進む。
大分掘った頃、そろそろ掘り出した土を退けられない高さまで深くなってきた。土をスコップして上へ投げてもほとんど落下して戻って来る。身体にも土が大量にかかるようになってきた。
「あ~……これはもうダメだ。外まで運び出さないと。昔の人はバケツとロープで運んでたみたいだけど、さてどうしようか?」
あ、ゼロ距離ドアをもう一対作って運び出せば良いんだ。ゼロ距離ドアはここから出土したって体だからある意味作るのに躊躇しなくて良い。むしろそれなりに増やしておいた方が『ここで発掘された感』が出せるかも。
と言う訳で川作った時と同じタイプのゴロゴロ動かせるゼロ距離ドアを創成。これで深度が深くなっても持ち歩ける。
それと同時に掘った土を外へ運び出す役割の魔道人形を作った。要はカイベルの姉妹機のようなものだ。
こういった自動人形は超古代遺跡にあってもおかしくない。まあ私の勝手なイメージの中ではだけど。
でも、私は人間に近い見た目をしていると感情移入してしまうようだから、あまり人間に近い見た目にはせずフィギュアを巨大化させたような見た目で、ボディは白のカラーリングにした。デッサン人形のような、フィギュアの素体のようなそんな感じのやつ。そして現時点ではしゃべれない。頭の良さもそれなりに抑えた。
仮にカイベルと同等のAIが二機以上いると世に混乱をもたらすこともできそうだし……
と言うか……創成魔法の特性を知ってしまった現在となっては、二体目のカイベルを作り出すことは恐らく不可能。あれは魔界に来てすぐ“魔法についてよく分からない状態”で、言わば私の想像力にブーストがかかっていたから出来たに過ぎない。
この魔道人形は今は土の運び出し特化として作ったから、これ以外の能力は無し。必要になった時にその都度バージョンアップしよう。
これを二体作った。掘ったそばからどんどん運び出してもらう。
掘り出した土は、この住居跡の周囲に盛り土して山を作る。これから小さい山なら作れるくらいの土は出るだろうから、山で住居跡を囲んでしまえば、いかにも『見つからなかった遺跡感』が出る。
これらは後で土砂崩れが起きないように土魔法で固める予定。
◇
何メートル掘り進めたか分からないが、時計を見ると既に八時間経っていた。
「げっ、私どんだけ集中して掘り進めてたのよ! そろそろ帰るか。一応魔道人形には仮にでも名前付けておこうかな。じゃあ土運びだから……あなたはソイルワン、あなたはソイルツーね」
二体の自動人形に仮の名前を付けた。もし別の役割を与えるようになった場合は名前を変えたら良い。
見た目じゃ分からんから番号振っておこう。
胸に赤文字で『Ⅰ』、青文字で『Ⅱ』と創成魔法で刻んだ。
「じゃああなたたちは私が戻ってくるまで待機ね」
二体ともコクッと頷いた後、静かにスリープモードに入った。こうやって魔力消費を抑える。
堀った穴の入り口は創成魔法で板を作り出し蓋をする。もちろん創成魔法で作ったからには理由がある。周囲の地面と同じ素材になるようにカモフラージュする能力を付与した。
これでこの板は土に覆われた地面にしか見えない。
私以外入れないとは言え、万が一条件をすり抜けて入れる者がいるかもしれない。
この掘った穴はいずれは全部埋めて、ここにゼロ距離ドアを建てて地下都市 (予定地)と繋げる。『ゼロ距離ドア』はこの古代遺跡 (予定地)から発掘したことになってるんだから、その方が説得力が出るだろう。
「どれくらい堀ったか分からないから深度を測れるものが必要ね。久しぶりにヘパイトスさんにお願いしてみようかな」
話の流れ上で、私の能力についてそれなりのところまで知っている者は五人いる。直接説明したことがあるのが二人、突然バレてしまったのが一人、そして裏事情までほとんどバレてるのが一人。あとカイベル。
ヘパイトスさんと、その時に同席していたリナさんには自分の口から話してしまっており、創成魔法を一度奪われたレヴィにはある程度創成魔法のことがバレている。 (何でも作れるところまで多分知らないだろうが)
あの頃の私は迂闊に話し過ぎていたから、口の堅い三人だったのが幸いしている。もし彼らが吹聴するような人物であった場合、私は今の比じゃないくらいに世界中から狙われていたかもしれない。
なお、裏事情までほぼ全てのことがバレているのはクリュー。
だから事情を知っているヘパイトスさんのところへ頼みに行ってみようと思う。
家に帰る前に水の国首都にあるドワーフ商会を訪ねてみよう。
◇
ドアーフ商会へやってきた。
以前受付をやっていた娘のヤポーニャさんがアルトレリアからまだ帰らないため、受付カウンターには別の女性が座っていた。
「ヘパイトスさんはいらっしゃいますか?」
「あ、あのもう店じまいなんですが……」
時間的に遅かったか……明日出直そう。
と、帰ろうとした矢先――
「アルトラじゃないか! 久しぶりだな! 何でこんな夜に来たんだ?」
「ヘパイトスさん!」
タイミング良くヘパイトスさんが事務所から出て来た。
アクアリヴィアではもうすっかり“朝”、“昼”、“夜”という時間帯の概念が定着しているようだ。
「受付さん雇ったんですね」
「ああ、これは息子の嫁のヒルデガルトだ。ヤポーニャが帰って来ないからヒルデに受付に立ってもらってるんだよ」
ヒノモトくんのお母さんってことか。ヒルデガルト……何だかカッコイイ名前だな。
「おい、コイツが一年前にヒノモトを助けてくれたアルトラだ」
「あ、あなたがアルトラさんでしたか! その節はどうもありがとうございました! あの時に見つけてもらえなければ息子は命を落としていたかもしれません」
「いえ、見つけられてホントに幸いでした」
そういえば、あの時の事件は何人か死人が出てたもんな…… (第72話から第74話参照)
あの時見つけられなければ、新たに子供五人が犠牲になってたことになるし。
「トロル村の川が完成して以来だから、大体一年振りくらいか?」 (第175話参照)
「もうそんなになるんですね」
「まあ立ち話もなんだし、中に入れ。コーヒーで良いか?」
「あ、はい」
現在アルトレリアにある紋章術を使っていない魔道具は全部私が創成したもので、もちろんそんなものが発掘される遺跡はこの中立地帯には存在しない。
何かと言い訳に『古代遺跡』を使っていたが、そろそろ言い訳も苦しくなってきた。
だから本当に古代遺跡を作ってしまおうと思う。フリアマギアさんに思いっきり疑われてるし、古代遺跡を作って嘘を真実にしないと!
そういうわけで、以前レッドトロル村捜索の時に発見したドワーフが作ったらしき住居跡を古代遺跡へと改造しようと、現場に来ている。 (住居跡については第191話参照)
我が家には分身体を置いて来ているので、本体が居ないことに気付かれることもないだろう。
「さて、とりあえず地面の下をくり抜こう」
土魔法で下へ下へと掘り進める計画。
地下千メートルほどのところへ大空洞を作ろうと思う。
広さは五百メートル四方。天井まで五百メートルほどの地下空間。東京タワーが完全にすっぽり入ってなお余裕がある高さ。最低これくらい無いと超魔道具技術を持つ古代遺跡とは言えない気がする。
これが第一段階で、最終的にはこの十倍ほどまで拡張したい。
で、ここまではまだ構想。今はまだ地上にいる。
「まずは誰かにこの場所が見つからないように、認識阻害の魔法をかけておこう」
認識阻害の魔法は住居跡を見えなくし、荒野に見せかける魔法。
これは光魔法の【透明化】と空間魔法の一つで疑似太陽に使ったものと同じ『空間ごと塗り替える魔法』を組み合わせて応用する。 (第11話参照)
次に更に空間魔法を使って住居跡の周囲に目に見えない囲いを作る。この囲いに触れると逆側にワープする。これも以前畑を荒らすガルムに使った魔道具『一進五退装置』の応用。 (第165話参照)
一進五退装置の効果が『入ったところの手前にワープする』のに対し、今回のは『入ったところと逆側の端っこにワープする』という仕掛け。つまり右側から入れば真ん中を飛ばして左側へ一瞬で移動する。しかもワープしたとは思わせないように偽装もしておく。
更にこの囲いに創成魔法で私の魔力を混ぜる。これで私以外はここに入れなくなった。これも砂漠の宿で駱駝車を守るために使った空間魔法の壁に使ったものの応用。 (第392話参照)
これらの仕掛けは、“古代遺跡が存在した”かのように偽装が完了した時点で解除する予定。
「よし、これで私以外にはこの場所を認識できなくなったはずだ。あとは徐々に古代遺跡を作っていこう」
入り口の偽装を終えて、いざ穴掘り開始!
◇
「とりあえず地下深くまで一直線に掘りましょうか」
土魔法でドーンとやりたいところだけど、あまり派手にやると町から離れてるとは言え、音とか振動とかでバレてしまうかもしれないから、徐々に徐々に掘り進める。最近は多種多様な亜人が訪れるようになったから微細な振動でも、頻繁に起こせば気付く者がいるかもしれないし。
そこで手始めに創成魔法でスコップの魔道具を作った。
微細振動付きで、土に突っ込むと容易に掘り起こせる代物。これであまり力を使わなくても土を掘り出せる。
スコップを土に突き刺してみると、豆腐を切るようにスルスルと入っていく。
「流石微細振動付き!」
しばらく黙々と下へ向かって掘り進む。
◇
穴を掘って行くうちに、そろそろ疑似太陽の光が届かなくなってきたため、光魔法で光源を浮かべる。
そして穴掘りを再開。下へ下へと掘り進む。
大分掘った頃、そろそろ掘り出した土を退けられない高さまで深くなってきた。土をスコップして上へ投げてもほとんど落下して戻って来る。身体にも土が大量にかかるようになってきた。
「あ~……これはもうダメだ。外まで運び出さないと。昔の人はバケツとロープで運んでたみたいだけど、さてどうしようか?」
あ、ゼロ距離ドアをもう一対作って運び出せば良いんだ。ゼロ距離ドアはここから出土したって体だからある意味作るのに躊躇しなくて良い。むしろそれなりに増やしておいた方が『ここで発掘された感』が出せるかも。
と言う訳で川作った時と同じタイプのゴロゴロ動かせるゼロ距離ドアを創成。これで深度が深くなっても持ち歩ける。
それと同時に掘った土を外へ運び出す役割の魔道人形を作った。要はカイベルの姉妹機のようなものだ。
こういった自動人形は超古代遺跡にあってもおかしくない。まあ私の勝手なイメージの中ではだけど。
でも、私は人間に近い見た目をしていると感情移入してしまうようだから、あまり人間に近い見た目にはせずフィギュアを巨大化させたような見た目で、ボディは白のカラーリングにした。デッサン人形のような、フィギュアの素体のようなそんな感じのやつ。そして現時点ではしゃべれない。頭の良さもそれなりに抑えた。
仮にカイベルと同等のAIが二機以上いると世に混乱をもたらすこともできそうだし……
と言うか……創成魔法の特性を知ってしまった現在となっては、二体目のカイベルを作り出すことは恐らく不可能。あれは魔界に来てすぐ“魔法についてよく分からない状態”で、言わば私の想像力にブーストがかかっていたから出来たに過ぎない。
この魔道人形は今は土の運び出し特化として作ったから、これ以外の能力は無し。必要になった時にその都度バージョンアップしよう。
これを二体作った。掘ったそばからどんどん運び出してもらう。
掘り出した土は、この住居跡の周囲に盛り土して山を作る。これから小さい山なら作れるくらいの土は出るだろうから、山で住居跡を囲んでしまえば、いかにも『見つからなかった遺跡感』が出る。
これらは後で土砂崩れが起きないように土魔法で固める予定。
◇
何メートル掘り進めたか分からないが、時計を見ると既に八時間経っていた。
「げっ、私どんだけ集中して掘り進めてたのよ! そろそろ帰るか。一応魔道人形には仮にでも名前付けておこうかな。じゃあ土運びだから……あなたはソイルワン、あなたはソイルツーね」
二体の自動人形に仮の名前を付けた。もし別の役割を与えるようになった場合は名前を変えたら良い。
見た目じゃ分からんから番号振っておこう。
胸に赤文字で『Ⅰ』、青文字で『Ⅱ』と創成魔法で刻んだ。
「じゃああなたたちは私が戻ってくるまで待機ね」
二体ともコクッと頷いた後、静かにスリープモードに入った。こうやって魔力消費を抑える。
堀った穴の入り口は創成魔法で板を作り出し蓋をする。もちろん創成魔法で作ったからには理由がある。周囲の地面と同じ素材になるようにカモフラージュする能力を付与した。
これでこの板は土に覆われた地面にしか見えない。
私以外入れないとは言え、万が一条件をすり抜けて入れる者がいるかもしれない。
この掘った穴はいずれは全部埋めて、ここにゼロ距離ドアを建てて地下都市 (予定地)と繋げる。『ゼロ距離ドア』はこの古代遺跡 (予定地)から発掘したことになってるんだから、その方が説得力が出るだろう。
「どれくらい堀ったか分からないから深度を測れるものが必要ね。久しぶりにヘパイトスさんにお願いしてみようかな」
話の流れ上で、私の能力についてそれなりのところまで知っている者は五人いる。直接説明したことがあるのが二人、突然バレてしまったのが一人、そして裏事情までほとんどバレてるのが一人。あとカイベル。
ヘパイトスさんと、その時に同席していたリナさんには自分の口から話してしまっており、創成魔法を一度奪われたレヴィにはある程度創成魔法のことがバレている。 (何でも作れるところまで多分知らないだろうが)
あの頃の私は迂闊に話し過ぎていたから、口の堅い三人だったのが幸いしている。もし彼らが吹聴するような人物であった場合、私は今の比じゃないくらいに世界中から狙われていたかもしれない。
なお、裏事情までほぼ全てのことがバレているのはクリュー。
だから事情を知っているヘパイトスさんのところへ頼みに行ってみようと思う。
家に帰る前に水の国首都にあるドワーフ商会を訪ねてみよう。
◇
ドアーフ商会へやってきた。
以前受付をやっていた娘のヤポーニャさんがアルトレリアからまだ帰らないため、受付カウンターには別の女性が座っていた。
「ヘパイトスさんはいらっしゃいますか?」
「あ、あのもう店じまいなんですが……」
時間的に遅かったか……明日出直そう。
と、帰ろうとした矢先――
「アルトラじゃないか! 久しぶりだな! 何でこんな夜に来たんだ?」
「ヘパイトスさん!」
タイミング良くヘパイトスさんが事務所から出て来た。
アクアリヴィアではもうすっかり“朝”、“昼”、“夜”という時間帯の概念が定着しているようだ。
「受付さん雇ったんですね」
「ああ、これは息子の嫁のヒルデガルトだ。ヤポーニャが帰って来ないからヒルデに受付に立ってもらってるんだよ」
ヒノモトくんのお母さんってことか。ヒルデガルト……何だかカッコイイ名前だな。
「おい、コイツが一年前にヒノモトを助けてくれたアルトラだ」
「あ、あなたがアルトラさんでしたか! その節はどうもありがとうございました! あの時に見つけてもらえなければ息子は命を落としていたかもしれません」
「いえ、見つけられてホントに幸いでした」
そういえば、あの時の事件は何人か死人が出てたもんな…… (第72話から第74話参照)
あの時見つけられなければ、新たに子供五人が犠牲になってたことになるし。
「トロル村の川が完成して以来だから、大体一年振りくらいか?」 (第175話参照)
「もうそんなになるんですね」
「まあ立ち話もなんだし、中に入れ。コーヒーで良いか?」
「あ、はい」
1
あなたにおすすめの小説
美化係の聖女様
しずもり
ファンタジー
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。
ゴメン、五月蝿かった?
掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。
気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。
地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。
何コレ、どうすればいい?
一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。
召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。
もしかして召喚先を間違えた?
魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。
それでも魔王復活は待ってはくれない。
それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。
「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」
「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」
「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」
「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」
「「「・・・・・・・・。」」」
何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。
ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか?
そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!?
魔王はどこに?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不定期更新になります。
主人公は自分が聖女だとは気づいていません。
恋愛要素薄めです。
なんちゃって異世界の独自設定になります。
誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。
R指定は無しの予定です。
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・
Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・
転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。
そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。
<script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】
普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます)
【まじめなあらすじ】
主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、
「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」
転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。
魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。
友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、
「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」
「「「違う、そうじゃない!!」」」
これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。
※他サイトにも投稿中
※旧タイトル
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
ヒロイン? 玉の輿? 興味ありませんわ! お嬢様はお仕事がしたい様です。
彩世幻夜
ファンタジー
「働きもせずぐうたら三昧なんてつまんないわ!」
お嬢様はご不満の様です。
海に面した豊かな国。その港から船で一泊二日の距離にある少々大きな離島を領地に持つとある伯爵家。
名前こそ辺境伯だが、両親も現当主の祖父母夫妻も王都から戻って来ない。
使用人と領民しか居ない田舎の島ですくすく育った精霊姫に、『玉の輿』と羨まれる様な縁談が持ち込まれるが……。
王道中の王道の俺様王子様と地元民のイケメンと。そして隠された王子と。
乙女ゲームのヒロインとして生まれながら、その役を拒否するお嬢様が選ぶのは果たして誰だ?
※5/4完結しました。
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる